女性の生き方・女性の権利

2009年9月12日 (土)

日経ウーマンにコメントが掲載されました。

最新号の日経ウーマンの、出産・妊娠に関する特集がありますが、法律面で私がコメントをさせていただいています。

最近、産休・育休を理由に解雇される事例が問題になっていますが、私の感覚では今に始まったことではない、とにかく、「産休がないので、妊娠したらやめるしかない、ほかに前例がないんです」という女性が全国の職場でとても多いのです。

ウーマン誌上でも書きましたけれど、産休取得や、妊娠・出産として解雇したり、不利益に取り扱ったら、明らかに均等法違反ですし、育休切りも法律違反です。

一回仕事をやめたら、今のご時世、いつ仕事につけるかわかりません。また、正社員の人が出産を機に仕事をやめたら、正社員復帰はなかなか難しく、パートや派遣になってしまうのが今の厳しい状況です。それ自体問題なのですけれど、まずは、やめないことが大事だと思います。出産して、いろいろとつらくても、法律は女性の味方ですので、法律を賢く楯にして、絶対に仕事をやめないでがんばってほしいものです。

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2009年6月18日 (木)

日野市・結婚&離婚について講演

今週土曜日に、離婚・結婚の問題について東京都日野市で講演をさせていただきますので、ご関心ある市民の方はぜひご参加ください。

http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/183,46692,266,html

平成21年度第1回セミナー&相談会「夫婦関係・離婚・非婚をめぐる法律知識」

今回は「夫婦関係・離婚・非婚をめぐる法律知識」と題して、弁護士の伊藤和子氏をお招きし、離婚手続きや養育費などの法律的な知識や情報の提供を中心に講演していただきます。伊藤先生のわかりやすい解説で、昨年も皆様に大変ご好評をいただいたので、今年度も引き続きお願いいたしました。参加ご希望の方は子育て課担当までご連絡ください。(当日参加も可)また、個別のご相談をご希望の方はご予約をお願いいたします。(2名まで予約先着順)

日時 平成21年6月20日(土) 午前10:00から午後13:00 参加費無料

(講演会は午後12:00まで。12:00からは個別相談です)

場所 日野市役所504会議室

保育はあります。(1歳半以上未就学児)ご希望の方は6月12日(金)までに子育て課担当までご連絡ください。

申し込み・問合せ先

日野市子ども部子育て課 母子自立支援員
電話 042-585-1111(内線2520) FAX042-583-4198
メール・アドレス jidouf@city.hino.lg.jp

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2009年6月10日 (水)

ビノシュのひとこと

「ちょっと恵まれた女性たちのきれいごとじゃない?」とついつい批判的にみてしまう雑誌・AERA。

最近はブーケトスが人権侵害という記事が大きく掲載されていて、「もっと取り扱うべき人権侵害があるだろうに! 」と思う私。

なぜ、あんなに雅子妃にページを割くのかも常々疑問である。「世には雅子妃よりはるかに苦しんでいる女性があまたいるのに、なぜ光をあてないのか、ジャーナリズムとして」と思うのである。

記者にエリート女性が多いからか、その生活半径を抜け出ていない記事が多いように思うが、読者もそういう人が多く、成り立っているのだろうか。

と思いつつも、なんとなく買う時もあるのですが、今週は買ってしまったところ、

ジュリエット・ビノシュのインタビュー記事を発見。そこでの言葉がよかった。

日本の婚活について「その話は驚きだわ。他人と同じ方法論で愛の絆は成就できない、他人の人生を生きるつもりなら話は別だけど」とコメント。

「いい?人は他人と同じ人生は絶対に歩けないの。けれど日本人に限らず、多くの女性は誰かが用意してくれた道を歩むことこそが最良の選択だと思い込んでいる」

「人生は個々に違う。恋愛も違う。だから、人生に勝ちたいなら、早いうちに自分だけの道を歩き始めなさい」

という。

そのあとのまとめは???だったけれど、上記発言は、さすが見事な迫力ある言いっぷりで、愛と仕事に生きるこの女優の、スクリーン上に見える、どことなくなりふりかまわぬ情熱と人生を彷彿とさせるものを感じて、この言葉にあえたことをうれしく思ったのでした。

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2009年6月 9日 (火)

日経ウーマンで法律相談してます。

今週発売の日経ウーマンで、働く女性の法律相談所、ということで身近な法律相談をさせていただいてます。今回は日常トラブル編ということでご相談しています。

なぜかふたたび事務所名が間違っていまして、私の法律事務所は

「オリーブの樹法律事務所」(電話は03-5807-3101)

ですので、私へのご相談がありましたらこちらにお願いします。

でも、同誌を呼んでいますと、最近の20代のワーキング・ウーマンが大変な中頑張っている様子がなんとなく垣間見えるようで、仕事に婚活、ボディケア、投資まで・・・

そこまで全方位がんばって無理しなくてもいいのになあ、と思う反面、生きにくい世をなんとかサバイバルしてね!と思わず応援したくなります。

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2009年4月 2日 (木)

派遣法改正の提案

昨日、ご紹介した、東京弁護士会としての派遣法改正の提案については、東京弁護士会のウェブサイトに掲載されています。

全文はこちらです。

http://www.toben.or.jp/news/opinion/2009/20090209_01.html

意見の骨子は以下のとおりです。

労働者派遣法の改正を求める意見書

2009(平成21)年2月9日

本会は、労働者派遣法の改正を求める意見書をとりまとめました。
意見書全文は、PDFファイルをご覧ください。

意見書全文(PDF:21KB)

【意見の趣旨】

  1. 派遣対象業務を専門的な業務に限定し、ポジティブリスト化すべきである。
  2. 登録型派遣は禁止すべきである。
  3. 日雇い派遣は全面的に禁止すべきである。常用型派遣についても派遣元と派遣先との労働者派遣契約における日々派遣を禁止すべきである。
  4. 派遣料金のマージン率の上限規制を設けるべきである。
  5. 派遣先の同種の労働者との均等待遇原則を明記すべきである。
  6. 直接雇用申込義務に基づく雇用条件は、期間の定めのない正規雇用契約を原則とすべきである。
  7. 派遣先に違法があった場合には、派遣先での直接雇用関係を成立させるべきである。
  8. グループ内派遣は原則として禁止すべきである。
  9. 派遣先の事前面接は一律に禁止すべきである。
  10. 派遣先が中途解約した場合の派遣先の責任を強化すべきである。

特に、私たち両性の平等に関する委員会では、女性の視点からも派遣に問題が多いということを指摘しています。

女性の派遣のなかの75%を占めるのが登録型派遣。そして、30代後半になると、仕事の紹介がどんどんなくなるのが最近の状況なのです。シングルでがんばって働いている女性が多いというのに、生首を飛ばすことなく、人から仕事を奪う仕組みができてしまっているのです。男女雇用均等法が1985年に誕生し、すでに20年以上が経過、女性の職場での進出や機会均等は進んでいてよいはずなのに、賃金格差は固定されていて、正社員以外の場合、平均賃金は男性の半分以下。

女性がいきいきと活躍できる社会どころか、女性の雇用はどんどんひどいことになって、差別が解消されないのです。妊娠、出産を理由に派遣を切る派遣先が多いことから、雇用を守るために中絶する人が続出しているという非人間的な事態になっています。

これだけ世論が大きく派遣法の改正を求めている時期にぜひ国会が国民の意思を反映した改正を実現してほしい、と思います。

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2009年2月12日 (木)

女性と貧困ネットワークにいってきました。

以前からとても気になっていたこのネットワーク。

いつもいろいろと有益な情報をいただいている、シングルマザーズ・フォーラムの赤石さんに紹介してもらって、茶話会に参加してきました

私の同僚・田部弁護士に「いくんだ」と話したら私も是非いきたいということで、二人で出掛けたのでした。

それは、ちょっと未知との遭遇!  在日ケニア人女性の半生について共感したり、はじめてホームレスの女性とお話ししたり。大変な経験をされたからか、どこかつきぬけていて、とても心の豊かな方たちなので、なんというか、大変すがすがして気持ちがしましたね。

しかもそれが「女どうし」という関係性であって、依頼人や相談者と弁護士の関係じゃない、というのが心地よかったです。

これは、それぞれがスピークアウトをして、ネットワークをつくることを主な目的とする会のようでした。

  「弁護士・弁護士会は何をしたらいいんでしょう」とすぐ結論に進みたい私ですが、ひとつとても明らかになったことは、NGOも法律家も、これまで女性の貧困の実態と問題をあまりに知らなさすぎたこと。その間に事態は思わぬところまで発展しているわけで、そこで、まず、皆さんの状況をよくよくお聞きして、提言を考えていく、ゆっくり進んでいく、というスタンスのように見えました。

 ここで課された宿題は、もっと実態を知りなさい、ということだったように思います。朝五時に駅を追い出されて、行く場所はマックしかないホームレス女性の実情など、もっと知らなくては。

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2009年1月30日 (金)

「婚活」で考えたいDV

「婚活」ブームの今日この頃、アンアンでも婚活の特集を出してます。

ところで、ブランディング、マーケティング、ターゲティング、などといったビジネスの手法がそのまま婚活にスライドしているような感じなんですが、

「離婚」を扱うことの多い弁護士の私からは、「リスク」を考えることの必要性がもっと強調されるべきなんじゃないか、と思います。

「リスク」にはいろいろありますが、DV、借金体質、アルコール・ギャンブル依存などといったリスクは事前に見抜いて、防がないと大変です。

 特にDVは、やっかいなリスクです。DVによって結婚生活における女性の尊厳は徹底的に奪われます。そしてほかの「だめんず」の場合と違って、なかなか他人にも言いにくいので、被害が深刻化・潜在化しやすいのです。しかも、一見とてもおとなしそうな、優秀なサラリーマンといったタイプの男性が実に多いので、結婚前にはなかなか見えにくいかもしれません。なので、よくよく注意して見抜く、ということを結婚前にぜひやってほしいと思います。

 で、ひとたびDV夫となってしまった男性の更生可能性はかなり低いといわれています。日本においては、加害者男性のプログラムは全然うまくいっていないし、今日も専門家の方のお話をうかがったところ、アメリカでも六か月の加害者男性のためのプログラムがあるようですが、六か月欠かさずそうしたプログラムで研修を受けた男性でも、90%が、もとの結婚生活に戻るとまたDVを繰り返すそうです。

絶望的な話ですね。

 早期の段階なら、なおすことも比較的容易なのかもしれませんが、ひとたび、DV夫であることが日常化してしまうと、なおすのは至難の業ということです。

 最初は小さかったDVの芽でも、結婚生活とともに助長されるのが普通です。そして、妻が仕事をやめてしまうなど経済的に弱い立場に立つと、不平等な力関係を背景に、DVは特に助長されます。

それだけではありません。妻が仮にきちんとした仕事を持っていても、DVや言葉の暴力、「ばかにする態度」のひとつひとつに毅然とした態度を取らないで我慢したり、妻が「そうさせてしまった自分も悪い」などと思ってしまうと、そうした心理状態もたくみに相手に読み取られ、助長されていくものなのです。

 ですから、女性の皆さんにぜひお伝えしたいのは、まず、結婚前に予兆を賢く読み取って、DVリスクのある男性とは結婚しないこと、仮にそれでも結婚したい場合は、DVの芽を双葉のうちから摘み取って、それを増長させないことです。

「あなたが結婚できないのはなぜ」「あなたのタイプは」というテストが婚活特集にはよくありますが、ぜひDVを見抜くテスト&チェックリストも開発して掲載してほしいものです。

私も仕事の経験上、カップルの会話のパターンなどからDVの前兆がわかりますけれど、

ここはぜひ臨床心理の方にがんばってもらい、彼氏のDV予兆が一目で診断できるチェックリストをつくって、婚活本に掲載してほしいですね。

また、「DVを誘発・助長してしまう女性の態度」(これは、ひとつではなく、さまざまなパターンがあります。)というのもあり、そうした内なるリスクの芽を摘み取ることも大切だと思います(でも誤解しないでほしいのは、ここでいう「女性の態度」は女性の落ち度では決してありません。DVはどんな理由であれ許されない人権侵害ですので、悪いのは100%加害者なのです。)

 ところで、私は結婚自体に暴力や依存、不平等な力関係がともなうのだ、という考え方には立ちません。私も事実婚をしていますが、結婚や家族は、うまくいけばとても素晴らしいものであると思います。もちろんシングルの生き方を選ぶのも素敵だと思いますが、自分のことを最も気にかけ、大切にしてくれる人が身近にいる、というのは、私はとてもいいものだと思います。

でも、そのためには、賢い運転技術が必要では、と思います。

私たち弁護士は、いつも離婚の段階になって破たんした夫婦の後始末をしてますけれど、「本当はこうしたらよかったのに。」と思うことがしばしば。

離婚によって精神的にも経済的にも損失を被りがちな女性には、将来の紛争やダメージを未然に防ぐ知恵をできるだけ早く身につけて、賢く結婚生活を選択し、クリエイトしてほしいとつくづく思います。

DVのリスクのある男は、賢い女性たちによってすぐに発見され、結婚してもらえない、という風潮をみんなでつくりだせば、男たちも変わらざるを得ないでしょう。

世の婚活特集もぜひその視点を加味してほしいものです。

結婚を選択する以上、幸せになっていただきたい。

なーんてことを、今日は日中DV案件を扱ったあと、DVのセミナーを弁護士会で主催し、昨日は日本&スウェーデンのDVに関するシンポにちょっとだけ参加して、どこへ行ってもDVに伴う切実な話を次々と聞きながら、つくづく考えてしまったのです。

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2009年1月15日 (木)

日経ウーマン最新号で、法律相談のページを担当しました。

日経ウーマンの最新号で、働く女性の法律相談のページが特集されています。

私と、親しくしている中川明子弁護士が、相談担当弁護士になっています。

派遣切りが社会問題化していますが、女性の派遣の方たちも、そして正社員も、労働基準法・労働契約法上明らかに不当な扱いを受けているケースが続々と相談されました。

女性の働く環境もとても深刻です。

この法律相談がみなさまの一助になるとよいと思います。また、本当にひどい案件の方はぜひ事務所にもご相談ください。

一点、記事に私の事務所として、オリーブ法律事務所という記載がありましたが、

正しくは「オリーブの樹法律事務所」(電話03-5807-3101)ですので、ぜひお間違いないようお願いします。

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2008年11月23日 (日)

金曜日・「女性と派遣」シンポで触れた、熱い想い

先日、このブログでご紹介しました、

東京弁護士会の両性の平等に関する委員会主催の

「派遣労働を女性の視点から考える」シンポ、本当に会場がぎっしりの満員になり、参加者の方々の熱意が伝わってきました。

どうもご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

皆さんを会場に向かわせたのは、女性労働者をはじめ多くの派遣社員の方々の問題をなんとかしたい、という思いと、11月はじめに提出された派遣法改正案(政府案)がまったく切実な現状に応えるものになっていないことに対する怒りではないかと思います。

パネリスト( 連合の鴨さん、朝日新聞の竹信さん、研究者の川口さん)の三人のお話も本当に本質をえぐる素晴らしいものでしたが、派遣労働者の方々三人に生の派遣の実態をお聞きして、本当に改めてひどい、と怒りを感じました。その話を聞きながら、会場で涙を流されたり、涙をこらえている方々がいました。派遣であちこちを転々とし、明日も知れず、ダメ人間扱いされ、うつ病になってしまっても誰も補償してくれない、という話。

派遣先も派遣元も妊娠をいやがるので、仕方なく追い詰められて中絶する女性の派遣スタッフさんが多いということ。あまりにも人間が軽視されていて、今世紀のこととは思えない実情。

ところが、今回の派遣法改正案は、

日雇い派遣について  禁止するというが、30日程度。しかも18業務の例外が認められている。

登録型派遣について 何にも手をつけていない。

派遣対象業務について 製造業派遣がこれだけ問題になっているのに、派遣対象業務の規制強化はしない。

という大変期待はずれな内容で、しかも直接雇用については使用者側の義務を緩和する条文までこっそり入れ込まれていて、

怒りを感じました。

派遣法の抜本改正を求めて、弁護士会でも活動をしていきたい。

また、非正規の方々の権利実現のための活動を考えていきたい。

と思っています。

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2008年11月13日 (木)

DV夫たち

仕事柄、DV(ドメスティック・バイオレンス)事件をよく扱いますが、なんと世の中にはDV夫が増えていることか、と驚いてしまいます。これも社会の病理でしょうか。

私は常に女性側のご相談にのっていますが、みなさん長い間耐えて耐えて、やっと逃げ出して離婚の交渉、という方々。

私のクライアントの女性の皆さんは、本当に聡明で素敵な女性ばかりなのに、彼女たちが受けている暴力は実に理不尽なもので、こちらまで腹立たしくなります。

みんな、優しい妻で、身勝手な夫にそれでも思いやりをもち、結婚生活を維持しようと耐えてきたのに、それでも夫が手のつけられない状態になってしまい、離婚となります。ずいぶん、忍耐づよい、優しい妻ばかりなので、たぶん夫はその優しさに溺れて甘えているのでしょう、それが妻の人権や人格を攻撃しているとも、妻が限界ぎりぎりで耐えているとも知らずに。

ところが、ついに出ていく、となったとき、夫は本当にあわてて、妻にどうしても戻ってきてほしくなる。しかし、女性は一回決心したら、たいていは戻らないものです。妻が言うことを聞いてくれないことがわかると、夫は混乱しますが、やがて、「かわいさあまって憎さ百倍」になってしまいます。すごく屈折した愛の裏返しだなあ、とか、これは未練だ、と感じることがありますが、もはや遅い。

いつまでも妻が耐えていると「どんな暴力・暴言やっても妻は自分のために献身的に尽くしてくれる」という根拠のない自信と思いあがりを持つものなのでしょうか。

どうして捨てられる前に心を改めることができなかったのでしょうか。

捨てられた夫は、とてもみじめな状況になります。多くは妻に精神的に過度に依存し、暴力をふるってきたのが、依存の対象もストレスの吐け口もすべて失うわけです。だから最後の生きがいのように異常に離婚訴訟にこだわる人もいますが、すべて決着したらみなさん、、、。自業自徳ですし、相手方のことながら、少し行く末が気になります。

暴力をふるう手前で踏みとどまり、仮に過ちを犯してしまっても深く反省して謝罪し、心を入れ替えたなら、あんなふうにすべてをなくすこともないのに。

男性の皆様、後悔さきに立たず、ということをよくわかっておいたほうがよいですね。暴力に至るまえの、黄色信号くらいのところで、早めにカウンセリングにいくことをお勧めします。

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2008年10月30日 (木)

女性と派遣を考える・シンポジウムのご案内

女性と派遣に関するシンポジウムのご案内です。

ワーキング・プワーが社会問題となり、派遣法の改正が論議されている。

しかし、派遣の圧倒的多数を占めるのは、今も昔も女性。

昨今の改正論議では女性の派遣労働の実態が忘れられているように思う。

雇用機会均等法にも関わらず、女性の平均賃金は男性のくらべて著しく低く、母子家庭の平均年収は210万円台。これは女性がみな派遣などの非正規にしか就職できず、しかも無権利の低賃金状態に置かれているから。

女性と貧困、女性と派遣にもっと光をあてないといけない。

というわけで、東京弁護士会の両性の平等に関する委員会で以下のシンポを開催し、問題提起をすることになりました。

「そうだな」と思う方も、「???」と思いつつもお時間と関心のある方、ご参加いただけると嬉しいです。

パネリストはどなたも第一人者で、私も楽しみです。

http://www.toben.or.jp/news/event081121.html

シンポジウム 労働派遣を女性の視点から考える
貧困と差別をなくすために

「ワーキング・プア」などの実態が社会的に問題となり、派遣労働のあり方が問われています。しかし、派遣労働の中核を占める女性たちの状況はどうなっているでしょうか。
1985年、男女雇用機会均等法が成立、その後改正が重ねられ、一見、男女の平等な雇用・就業への取組が進展してきているように思われています。しかし、同じ年に労働者派遣を解禁する労働者派遣法が成立し、その後の相次ぐ改正や規制緩和により、女性たちの間で派遣労働者などの非正規労働者が急増しています。非正規労働者の急増は、女性の貧困化を広げ、雇用の機会均等に逆行する事態をつくり出しています。

今、派遣労働などの非正規雇用の増大と貧困の実態についての認識が広がる中、これを女性・ジェンダーの視点でとらえ直し、現場からの報告等を聞きながら、非正規雇用・派遣の問題点と規制のあり方を考える機会にしたいと思いますので、是非ご出席下さい。

日時 2008年11月21日(金)
18時00分~20時00分 (開場 17時50分)
場所 弁護士会館2階 講堂クレオA
地図
進行予定 第一部  基調報告
 東京弁護士会 両性の平等に関する委員会委員

第二部  現場からの実態報告
第三部  パネルディスカッション
 パネリスト
  竹信 三恵子氏 (朝日新聞編集委員)
  川口 美貴氏 (関西大学大学院法務研究科教授)
  鴨 桃代氏 (全国コミュニティ・ユニオン連合会会長)
予約 事前申込不要
参加費 入場無料
主催 東京弁護士会
問合せ TEL 03-3581-2205 東京弁護士会 人権課

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2008年10月23日 (木)

女性のための法律相談

女性に優しく頼りになる、法律相談窓口がなかなかない、、、東京はそうだし、もっとひどい地域もたくさんあるようです。

私は東京弁護士会の「両性の平等に関する委員会」~女性の権利とか平等に関する委員会~の委員長をしているのですが、その関係でいろいろな人、女性を支援しているグループなどにあうと、そんなクレームをよく聞きます。

まず、法律相談に行った先で相談に応じる弁護士には、女性の立場に共感してくれない弁護士が多い、というクレーム。次に、頼りにならない、自分の利益を守ってくれるための戦略がない、という不満。とくに離婚をしよう、という女性たちやDVの被害者の方々は「弁護士さんがわかってくれない」と傷ついているケースが少なくありません。

ときどき、電話や面談の相談を受けていて「そんなひどい弁護士が!」「そんなに法律を知らない弁護士が!」と驚くこともしばしばで、申し訳ない気がします。

そこで、一年前くらいから温め始めたアイディアが。

弁護士会に新しく、女性の権利のための法律相談を開設しよう、と考えています。東京弁護士会には子どもの相談窓口、犯罪被害者の相談窓口、外国人の相談窓口などがあるのに、女性専用相談窓口がない、これは遅れているわけで、本当は当然あるべきもので、遅れていたわけです。

 そこで、女性の利益と権利を力強く守ってくれる弁護士たちを集めて、できるだけ早く開設するべく、働きかけを本格的にはじめました。離婚に限らず、労働問題も、差別も、セクハラも。女性にとって弁護士も裁判もまだまだ遠い。そんな遠さを解消したいと思います。

来年には、開設しました! というご報告がしたいと思います。

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2008年10月 3日 (金)

離婚に足を踏み出すなら

最近の女性誌は世代ごとに細分化されているが、私はちょうど「Very」と「Story」の間の世代。
両紙ともよく買って読むのだが、
大好きな江國香織さんが数年前、Veryに小説「思いわずらうことなく愉しく生きよ」
(単行本になりましたね)を書かれていたときは、まずこの小説ページから読んでいました。
そこに出てくる主人公ののびやかに育てられた美しい三姉妹のうち、結婚している長女は
DV被害- 夫からの暴力-にあっている、でも静かにそれに耐えていて、耐え続けて、最後に家を出る、
その経過を丁寧に綴ってあった。三姉妹のなかでもこの長女のことがいつも気になってしまう。

こうした女性たちにとって離婚・そして私たち弁護士や法的手続、というのはまだまだ
心理的に遠いようです。私と同じくらいの世代の女性のうち、どれだけの人たちが同じように静かに耐えているのか、とても気になるところです。
自分を追い込んで心を閉ざしてしまう前に少しでも早く誰かにヘルプを出して
ほしい、と思います。

 離婚の手続についてみなさんに理解をしていただくため、
私の所属する、東京弁護士会・両性の平等に関する委員会では、
ウェブ上で離婚の手続に関する説明をしています。以下をご参照ください。
http://www.toben.or.jp/abouttoben/comittees/rikon.html
( ちなみに、同HPにある「よくある質問」よりも、この上のURLのもの-
市民向けパンフ「応援します!離婚について考えているあなたへ」-の
情報が充実しているので、お勧めです)。
 
 女性が夫から暴力をふるわれたり、暴言をはかれたりしなければならない
理由など、どこにもありません。それは本当に不当なことです。

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