日記・コラム・つぶやき

2009年11月 8日 (日)

I am for Closing Futenma and Back from Henoko

明日は沖縄で米軍基地撤去の県民集会が開催されるとのこと。参加できませんけれど、本当に、心から連帯のコールを送りたいと思います。

私は東京にある横田米軍基地の住民の方々の代理人として、騒音公害訴訟を提起した弁護団の一員(国への賠償請求事件は最高裁で勝訴・確定)ですので、95年の少女暴行事件の頃は、沖縄の反戦地主や基地被害にあっている方々と一緒に何度も訪米して米軍基地撤去を訴えました。

90年代は、何度もペンタゴンや国務省にいきました。SACO合意前には議員たちにあってヒアリングの機会を持ちました。しかし、その後のSACO合意は沖縄や基地被害に苦しむ人々の負担軽減につながる内容では到底ありませんでした。

沖縄県の太田知事(当時)が基地使用に関する代理署名に拒否をしたのに対し、国は沖縄だけに適用される特別措置法を強行。沖縄の願いを踏みにじり続けてきました。

その後、ブッシュ政権が誕生し、アフガン、イラク戦争と、米軍基地撤去どころか、沖縄から無実の人々が殺戮される「テロとの戦い」の戦場へ米兵が派遣されるという事態になってしまいました。

やっと、新しい政権が日本にでき、米国にもオバマ政権が誕生したいま、新政権には本当に大変だと思うけれども、がんばってほしいものです。これが正念場・そして鳩山政権の試金石だと思うのです。

 鳩山政権の発言をめぐって、ゲイツ国防大臣のあの「何様?」というような横暴な発言、賃料も支払わない賃借人が居座って、「こんな条件では絶対出ていかない」となぜ言えるのか。しかも、米国の主要メディアまでが一斉に日本の新政権を批判する、内政干渉も甚だしいことをなぜできるのか。

 アメリカは他の同盟国にはあんなふうに言わないはずです、たとえばイスラエルにあのような物の言い方をするでしょうか。核ミサイル撤去を求める欧州の国々にあのような物の言い方をするでしょうか。

 日本は同盟国といいながら見下されているわけです。いつも文句も言わず、あんな調子で怒鳴りあげられたらただただ縮みあがって、言いたいことも飲み込んで、付き従ってきたからです。

 米国との交渉が生易しいものでないことは、この過程を見てきた私もよくわかります。でも民主党は公約し、それを私たちは期待したのですから。

 大義は米軍基地撤去を求める声にこそあります。 普天間、あの騒音や墜落の恐怖は明らかな人権侵害で無条件で即刻やめるべきものです。

  嘉手納はただでさえ、米軍の騒音と日本政府がそのような騒音を生み出すかたちで基地を使用させ続けている行為そのものが人権侵害・不法行為と認定され、国は巨額の損害賠償を命じられています。さらに統合などするとすれば、国と米国の行為の違法性はいよいよ明らかになるでしょう。

 沖縄の基地負担の軽減につながらず、新たに環境を破壊し人権を侵害する移転案を米国が強行しようとするなら、オバマ大統領はノーベル平和賞の名に値しないのは明らかです。

 核なき世界を実現しようとするオバマ大統領は、唯一の被爆国である日本をパートナーとすることなく、今後の世界の安全保障戦略を描くことはできないはずです。

 もし、ここで基地問題での日本の対応が気に食わないから日米関係が悪化させる、としたら、世界のだれから見ても(もちろんアメリカが過剰に意識する中国からみても)悪いのはアメリカ側だと認識されるでしょう。

 対米関係で本当にNOと言えるのか、ここに新政権の真価があります。ここで挫折をしては、政権交代の意味がないと言っても過言ではありません。鳩山さんの新しい外交も結局対米圧力に屈するかたちで実現しないことになってしまうでしょう。

 アメリカに何を言われても、外務省に何を言われても、米メディアに何を言われても、がんばってほしい。何より、沖縄の人たち、最も苦しんでいる人たちのためにこそ政治はあるのだ、という新政権のポリシーを貫いてもらいたいと思います。

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2009年10月22日 (木)

家族の死、ということ。

9月末に私の父が68歳の若さで急逝したため、残された家族はいろいろとショックが大きく、さまざまな処理もありまして、しばらくこちらのブログをご無沙汰しておりました。

ご弔電、お花など多くの方からいただき、クライアントの皆様にはご迷惑も多々おかけし、感謝とお詫びを申し上げます。

父は体格が大きく存在感があり、エネルギッシュでまだやりたいことが多くあったはずなので、リハビリ入院中の突然の死は本当に理不尽で悲しいものでした。疲労感もとても大きいものがありました。

やっと最近になって仕事にキャッチアップし、精神的にも父の死を受けとめられるようになり、少しリフレッシュもしました。

キャメロン・ディアスの以下のインタビュー-死は避けられない-もなんだか参考になりました。

http://www.cinematoday.jp/page/N0020047

この間感じたことは、肉親が死ぬというのはどれだけ大変なことなのか、ということです。そして、毎日多くの方々がお亡くなりになるわけですから、同じような悲しみにじっと耐えていらっしゃる方々がたくさんいるのだ、ということです。

 それも、私の父の場合、通常の病気治療中の死であり、それでもこれだけショックなのですから、突然の過労死、交通事故、医療過誤や殺人など、ついさっきまで元気であった家族が突然奪われる、というのは、どんなにかやりきれないことでしょうか。

 これまで、私は、紛争で無実の人が殺されること、死刑の冤罪や獄中死、犯罪被害としての殺人、などに多く怒りを感じ、注目して活動してきましたが、そのような場合でなくても、肉親を失うこと、死というものはなんと大きな悲しみ、大きな喪失感を伴うものか、と改めて痛感しました。今後はこれまで以上に肉親や配偶者を失った方々の痛み、悲しみに共感できるのではないかと思いました。

 そして生がいかに貴重なものであり、命を与えられた者の責任として、生きられなかった人々の思いもかみしめながら、精一杯時を刻んでいかなくては、と改めて思うのです。

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2009年9月17日 (木)

「未知との遭遇」 新政権

海外出張中のため、新政権発足のニュースはネットでみています。

新しい内閣の顔ぶれには期待ができるところも多く、とくに同じ女性弁護士の大先輩である、千葉景子さん、福島みずほさんの入閣がとてもうれしく、頼もしい。

私は外交と人権、女性にかかわる政策の実現を特にチェックして、意見を表明していきたいと思っています。

千葉さんは、取調の全面可視化、人権条約の選択議定書の批准、独立した国内人権機関の設置という公約を実現するといわれたとのこと、これらは人権問題にかかわってきた人々-私も含め-の長年の願い-悲願ともいえる-であり、本当に実現の検討に入るのかと思うととても感慨深い。。。

報道によると、

鳩山新首相は政権運営にあたり、「国民参加」の重要性を強調する一方、政治主導の確立や国民主権を「未知との遭遇」とも表現。「色々な試行錯誤の中で、失敗することもあると思う。辛抱強く、新しい政権をお育て願えれば、幸いに思っている」と理解を求めた。

未知との遭遇とは言いえて妙。国民主権が未知との遭遇というのは実に嘆かわしいことなのだが、日本にもそんな状況を変える新しい風がいよいよ吹くのだろうか、などと観測するだけではなく、ポジティブな変化を後押ししたいと思います。

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2009年9月14日 (月)

ロンドン到着

いま出張でロンドンにいます。

とにかくびっくりするくらい、寒い。。。

ヨーロッパ、とくにイギリスの夏は本当に短いものですね。

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2009年9月11日 (金)

台湾の馬総統におあいして

国際会議に招待されて、現在台湾にいます。

台湾ははじめてですが、究極のトンボ帰りで、観光はまったくできないのが残念です。

会議の関係で、台湾の馬総統におあいする機会がありました。

あちらも新政権発足で大変忙しいだろうに、

http://mainichi.jp/select/world/news/20090911k0000m030103000c.html

一時間も時間をとってくれ、台湾を中心とするアジア地域の人権問題について話し合いました。

私は台湾の政治のことはまったく知りませんでしたが、リーダーがあれほど人権問題や刑事司法改革について詳しい知識を持ち、人権尊重をひとつの任務として熱意を持って取り組んでいることに感銘を受けました。人権尊重の姿勢が「弱腰」と批判されているそうですが、批判されてもやりぬくのだとおっしゃっていました。

日本の新しいリーダーにもかくあってほしいものだ、と思いました。

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2009年9月 7日 (月)

大人のサロン

先日、敷田みほさんのお勧めで、彼女が通っている表参道の美容院へご一緒しました。

敷田さんは、女性社長をしているんですけれど、裁判員制度に関する市民団体「市民の裁判員制度・つくろう会」(先日解散してリニューアルしたようですが)の事務局長もしているパリキャリ。しかし、いつも華麗なたたずまいで、髪型も上品にくるんくるんしていて、とても女性社長らしい。感銘を受けた私が美容院を紹介してもらったわけです。

それで、行ってみると、「こんなに居心地のいいところあるかしら」と思うような落ち着ける美容室で、観葉植物がたくさん置かれていて、リゾート気分。

モーリシャスのグラビアなどを見ながらパーマをかけている最中に寝てしまい、起きた後はアロマ・マッサージの施術後を思わせる心地よさでした。

最近は国連大学や青山学院大学にしか用のない表参道ですが、やはりこんな落ち着ける、素晴らしい大人のサロンが、と改めて思いました。

パーマも実によかったけれど、とにかくすぐに落ちてしまうので、「今回はどれだけもつかなー、もってほしいなー」というところです。

 そのあとはこちらも女性社長の大先輩の城所さんらと合流し(彼女はかぐや姫っぽい)、ご飯。

 城所さんと敷田さんの共通点は、女性で会社を経営しながら、今の司法を改革する、などの市民としての活動を積極的に展開していることです。

 女性で会社を起こして成功させているだけでもすごいのに、NPO活動、しかも女性が敬遠しがちな司法、刑事裁判という分野で一目置かれる活動をしているのはすごい。

しかも涼しい顔してやってる。

 経済的基盤を確立し、さらに社会を構成する市民として社会に問題提起を続けていく、それだけのパワフルな人は、そうはいってもなかなかいないものです。 

 私も少し遅ればせながら、法律事務所を経営し、司法改革について問題提起をいろいろさせていただきつつ、ライフワークとしてNPOを立ち上げ、事務局長をしているので、結構ライフスタイルが似ている。

 こうやって時々(美容院にいくタイミングで)みんなで会って、互いの奮闘をたたえ、互いのパワーを吸収しあって、さらにパワーを高めていこうと考えてます。

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2009年9月 2日 (水)

政権交代劇のあと。

日曜の夜から月曜の朝にかけて興奮やすがすがしさを味わった方々も多いことでしょう。

なんといっても、日本で長らく実現しなかった政権交代が実現したのは素晴らしいことだと私は思います。

民意により、政権が交代する可能性があってこその民主主義、それが日本ではずーっとなかったわけですから、かなり新陳代謝の悪い不健全な社会だったのではないかと思います。私たちも「やれば変化をつくれる」という経験をするのは市民のパワーを再確認するという意味でも非常によい体験です。

ただ、私としては、政権交代が実現する選挙制度であるべきとは思いますが、それが小選挙区制か、というと疑問です。小選挙区では自民か民主かという二つのチョイスしか、事実上ないわけですから、まさに二者択一・黒か白かを迫られるわけで、市民の多様な価値観・意見がきちんと代表されていないと思うのです。私は中選挙区とか比例代表で、小政党、たとえば環境政党など細かく存在して、みんながチョイスでき、その代表がきちんと議論して合意に至るのが理想的な民主主義形態だと思います。

さて、以前のこのブログでも以前書いたのですけれど、政権交代をしたあとに民主党の公約がちゃんと実現されるのか、はたして公約はすべてよいのか、きちんと監視・チェックしないといけないのでは、と思っています。

私がとりわけ注目しているのは人権政策と安全保障政策、雇用対策などなど。

人権政策についてはとにかくマニフェストに掲げた公約や、これまで法案として自ら提案してきたことは、躊躇せずに実現してほしい。そのために、いろんなチャンネルで働きかけたいと思います。報道によると、

官僚早くも「民主党詣で」…資料の山、名刺配り

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090901-OYT1T00591.htm?from=main2

ということですが、公約を実現してほしいと思う、市民社会もどんどんロビーをしないといけないとと思うのです(NGOのなかには民主党政権、期待できない、とシニカルな人もちらほらいるんですが、それじゃ、変わるものも変わらない)

一方、安全保障政策は、あまりにも隔たりがありすぎ、誰が主導権を握るのかで天と地ほどの差がありそうで、要注意です。

もうひとつまったく別の観点から。

小泉チルドレンと小沢チルドレンをみていると、女性の議員が使い捨てのコマにされているような気がして仕方がありません。猪口邦子さんみたいなキャリアを積んだ人が学者をやめて議員になられて一期で使い捨てなのを見ると、ますますその感を強くして、その意味でも小選挙区中心はどうなのだろうか、と思ってしまうのです。

日本における女性の政治参加の進展は、そういう弱肉強食の死屍累々を乗り越えないと実現しないものなのでしょうか、、、と複雑な思いになりました。

では、今日はこのへんで。

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2009年8月29日 (土)

代官山ライブ

今日は仕事の後、代官山へ。

ヒューマンライツ・ナウを応援してくれているミュージシャンの大日方治子さんのライブにいってきました。

http://haruko-ohinata.weblogs.jp/

大日方さんのブログの写真やCDの写真がかつこよく、音楽もなんか、とても胸キュンで引きつけられたので、ライブにいきたい、と思っていたところなので、時間がやりくりできてラッキー! でした。

 あってみると、大日方さん、かわいーーー。I will shine という歌で私たちのNGOのことを応援している、ということをみんなに伝えてくれてました。

 それになんといっても、特にメローな曲、バラードが切なく素敵でしたし、かつ気持ちいい歌いっぷりなので、いつまでも聞いていたい感じでした。

 ところでそんなライブの最中、ふと、思い出したのです。

 遠い遠い昔に私も実はミュージシャンになりたいと憧れていたこと、切ない感じの、きらきらした音楽を生み出したいなあ、と思っていたことを。長いこと忘れてましたね。あれは、高校一年のときでしたっけ。たんすにしまいこんでいたような記憶がよみがえってとしても不思議。

 そんな素敵な大日方さんとはこれからも楽しくコラボしていきたいです。

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2009年8月23日 (日)

夏の終わりに

この週末は仕事で京都に行ってきました。

京都はこのところ、いつのまにか、町屋風の素敵なカフェ、バーなどがたくさんできて、本当におしゃれ。どのお店にも立ち寄りたいくらい。

しかし、いつものことながら、時間がないのです。いつも京都は会議・仕事などの駆け足、海外のお客様を連れてきて、観光にご案内するくらいであっというまに終わってしまいます。

春や秋に、2日くらいの旅行はときどきくるのですが、いつか京都で暮らしてみたい、それがだめでも、一度京都で夏休みをとって、1週間くらい観光するのが夢です(みんなに「すればいいじゃないですか」と言われるけれど、なぜかなかなかできないものなのです)。

そんなわけで、今週末を過ぎると、いよいよ夏も終わりというところでしょうか。

先週末タイから帰国したばかりなのに、夏はあっという間に過ぎていきます。昨日あった多摩川の花火大会(大好きなイベント)もいけなかったので、浴衣、花火を楽しまないまま夏が終わるのでは。。

そういうときに「えー、まだ終わらないで! 夏。。」と思うのですが、だんだん町の音楽や、色やショーウィンドーが変わってくると「きっと秋も楽しいかも」と思い、夏をあきらめる瞬間があります。今日はそんな気分になった日かもしれません。

 今週の楽しみは、同年代で活躍する仲良しの女性社長たちとの食事会、女性弁護士のお姉さまたちとの食事会。

 週末は投票をしてから名張事件弁護団の合宿、そして来週は、国政選挙の結果、日本に何が起こるか楽しみな秋のはじまりです。

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2009年8月 8日 (土)

まるで時がとまったような。。

タイ・ビルマ国境のメイソットにきています。

メイソットの市内からまたさらに離れたところに

滞在しています。

ここはまるで時間がとまったよう。時間がゆっくりと

過ぎていきます、、、

雨がふって、やんで、風がふいて、木々がざわめき、虫たちが鳴いて、、

それだけ。とても心地よいのです。

地球にはこんな生き方もあるのだ、、、としばし感動。

こんなにのんびりとするのはとても久し振りで、コマーシャル・リゾート

に行ってもこんな開放感は味わえないと思います(リゾートは、今日はどこへいこうか

何をしようか、何を食べようなと忙しく心が休まりません)

といっても世界から無縁ではありません。ここで私は、

ビルマ難民や移民の若者たち(彼らの多くは将来ビルマに戻って民主化運動に参加する

ようです)法律と人権を教える学校で、法律と人権のトレーニングをしているのです。

彼らの人権は、ビルマでは徹底的に踏みにじられていて、それをなんとか変えるために、

いろんな試みがこのメイソットでは行われています。

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2009年8月 2日 (日)

インテレクチュアル

今日は、午後遅くから、登録してあった「アジア国際法学会東京大会」に参加してきました。

アメリカ留学中はAmerican Society of International Lawによく参加していたのですが、そういう機会が日本ではなかなかない。ついつい考え方が近視眼的、実際的、内向きになりそうなので、よい機会でした。

特に、NYU留学時代に教えていただいた、国際法のマルティ・コスケニアミ教授が参加されるということで、これはいかなきゃと思ったのです。

コスケニアミ教授は(すみません、かなりマニアックな話ですが)、国際法のクリティカル・シンキングという流れの旗手として国際的に有名で、伝統的な国際法的思考に対し、斬新な問題提起を常になされている方で、講義ではとてもエンターテイナー。この分野では、世界的にファンが多いのです。今日も素晴らしくするどい発言を、他のパネリストを怒らせないように紳士的に、かつ挑発的にされていて、圧倒的な存在感でした。

パーティーで久しぶりにお話をさせていただいたのですが、あっという間に「I am a big fun of you!」という人々に囲まれてしまい、大変な人気ぶり。

教授を見ていると、インテレクチュアルというのはこういう人なのだ、と改めて思います。

私が講義を受けた2004年はイラク戦争の直後、当時もブッシュ政権下で国際法は大変深刻な危機を迎えていました。そして、それ以降の5年間で、対テロ戦争の泥沼化、金融・経済危機など、世界はさらに混とんとしています。国際社会にとっては目を背けたくなるような困難な問題ばかりです。

しかし、彼の姿勢は常に変わらず、現実社会の諸問題によって動揺したり、その議論の鋭さが衰えたり、擦り減ったりすることがない。

かつ新しい進展を冷徹に分析し、自分の理論をより研ぎ澄ませ、発展させている。そして現代の問題を適格にとらえて発言をする。シニカルでありながら、将来への確固としたビジョンを失わない。

迷える時代にこそ、難問が山積であるからこそ、「あの人はこの状況をどう思うのか」と話を聞いてみたい存在、そういう人こそが本当のインテレクチュアルなのだ、と改めて思ったのでした。いわば不動に見えて進化を続ける北極星のような。深く感心してしまいました。

日本には実にそういう人が少ないように思います。良識的と言われる知識人の方々も目先のことに動揺したり、怒ったり、感情的になったりしているのですが、私も、師を仰ぎ見、眼先のことにふりまわされたり、擦り減りがちな自分を反省し、もっと研鑽をつまなければ、と思ったのでした。

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2009年7月28日 (火)

暑中お見舞い

暑中お見舞い申し上げます。

今年は83日よりタイ・ビルマ国境にプロジェクトでいく関係でばたばたしておりますこと、同業の多くの方には先週の出版記念パーティーのご案内をさせていただいたことから、暑中見舞いの葉書はお送りしないことにしました。

この場を借りて季節のご挨拶させていただきます。

今年の夏は出張の機会を利用して、少しでも読書の夏としたいと思っています。

日ごろのご無沙汰をお詫びし、皆様のご健勝を祈念いたします。

今年も暑い夏となりそうですが、ご自愛いただきますよう。

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2009年7月22日 (水)

メールが届かない病

最近、深刻な問題は、送っていただいたメールが届かない、受信できないということです。

以前よりniftyのアドレスはしばしばメールが届かなかったのですが、最近はいよいよひどく、肝心なメールは届かず、スパム設定しているのに不要なメールと大量のメーリングリストのメール。大事なメールに限って届かないようにも思えてきます。

メーリングリストは極力お断りしていますが、断りきれないものもあり、そこで、hotmailとgmailにもアカウントを持ち、全部で6つもアドレスを持って危険を分散させているのですが、満を持して導入したgmailも「届かない病」にあることが発覚。

がっくりとしています。いったいどうしたものなのか。

私からメール返信が来ないという方、届いていないのかもしれず、お急ぎの場合はお手数ですが、電話などもいただくようお願いいたします。

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2009年7月20日 (月)

土井敏邦さんに圧倒される

昨日ははるばる大阪に、ヒューマンライツ・ナウ関西主催のパレスチナ・イベントのために出張して日帰りで帰ってきました。

しかし、日帰りしたのは私だけではない、まず、ゲストのジャーナリスト・土井敏邦さん、そして日本国際ボランティアセンターでこれからパレスチナ担当になる方もこのイベントのために日帰りだったんですね。

パレスチナというと本当に人がたくさん集まっていただき、12月にできたばかりのヒューマンライツ・ナウ関西も発展しているみたいで何よりでした。

なんといってもジャーナリスト、土井敏邦さんのお話と映像が素晴らしく、語りはちょっとだけなんですけれど、魂から叫んでいるようで、圧倒されます、参加者の生き方を問うような語りかけに。

それにオーラがあります。ご本人にきくと、それは「自分が話しているんじゃない、語ることのできない被害にあった人たちの代わりに自分の口を借りて話しているんだ」という気持ちで話をされているとのこと。圧倒されました。

実は、森住卓さんや、豊田直巳さん、シバレイさんなどと親しくさせていただいている私も、土井さんは初対面。

土井さんは終始大変やさしかったし、パレスチナ・ビルマと、うちの団体の活動とかぶる話が多く、盛り上がったのですが、私たちのメンバーの撮影したビデオのプレゼンについては、「これで人前に出してはダメ」と、がーん、辛口コメントをいただきました。

 「パレスチナの壁をえんえん映してもだめ、人が描けていないでしょう」「手ぶれしているようではだめ」などとご指摘をいただいたのです。

「法律とか提言が仕事なのかもしれないけれど、やっぱりもう少しプレゼン能力、とくにいいビデオ撮影の技術を勉強しないと、人権NGOはだめよ」とのこと、そうなんです。

あちゃ、ときおりしも、裁判員制度を控えた一般の日本の弁護士たちが言われていることなのでした。

 そんな普通の弁護士さんたちとは違います、とばかりに、講演であちこち呼んでいただき、プレゼンにかけては根拠のない自信を持ち続けてきたわれわれ面々(弁護士と研究者)は、

 まず、土井さんの講演に圧倒されていたのですが、その後のご指摘に自信を打ち砕かれてショックを受け(とくに関西方面のメンバーは同じプレゼンで各地で好評を博しているとの手ごたえだったので)、今後土井さんに指導をいただくことになったのでした。

 そうですね、人の心をつかまないと社会はかわりません。人権侵害もよくなりません。

 これからは、土井さんを師として、ついていこう。。よろしくお願いいたします。

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2009年7月16日 (木)

監視しましょう、選挙のゆくえと公約

 民主党が「政権交代」を合言葉に、上げ潮になっています。でも、ちょっとみんな甘すぎのように思います。

 私も日頃お世話になっている議員さんが多いのですが、本当にしっかりやってくれるのか、を監視しないといけません。

たとえば、今日の朝日新聞に民主党がマニフェストに、民法改正を入れることを先送りする、との記事が小さく載っていました。この民法改正は、長年にわたって女性の権利の観点から女性たちが運動してきたもの。

 政権交代が実現したらまっさきに実現してほしいという期待があったのに、なぜ見送りなのか、「だまされた」「ひどい」と言って怒る人々が私の周囲にもちらほら。

 これまでいろんな政党に要請に訪れ、民主党にいきますと「民主党が政権をとったらすぐに実現しますよ」と言われることが本当に多かったのですが、もしかしたらいろんなことを先送りされるのでは、と不安になってきました。

 そういえば、最近私が要請している問題のなかでは、派遣法の改正についても民主党はどうも煮え切らない様に思います。取調べの全面可視化には前向きですけれど。また、以前、「裁判員制度ではだめで、民主党になったら陪審制にする」と言っていた有力議員さんもいたのですが、どうなんでしょう、、、

 これは一例にすぎません。いろんな分野で、切実な人々の願いがあります、それにきっちり応えて、約束をし、それを貫き通せるのか、はたして本当に変化をもたらしてくれるのか、選挙のゆくえと各党の公約、それを守り通すかを厳しく見守りたいものです。

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2009年7月 2日 (木)

小説はゆっくりと

最近、私の好きな作家さんの新作ラッシュです。

桐野夏生さんの「IN」、村上春樹さんの「1Q84」が出たと思ったら、なんと山田詠美さんが「学問」という小説を出されて・・・

昨日書店に行って驚きました。

私はとにかく詠美さんが大好きなので、読みたいのですが、まだ1Q84が終わりません。

あまり急いで読むのはもったいなく、こうした作家の方々の新刊は本当に何年に一度のことなので、ゆっくり味わって読みたい気がします。

詠美さんの本に取り掛かるのは少しお預けにして、楽しみに取っておきましょう。

最近新自由主義のの影響か、ビジネス本、成功本、マニュアル本が書店を席巻し、

分断された個々人が実は同じ画一的マニュアル本を読んで、画一的思考を取り入れようとやっきになっているようで、極めてクレイジーな現象のように思うのですが、

日本、そして東京にいると知らず知らずのうちにこちらまで毒されそうな気がします。

そんなとき、何か人生にとって大事なことを忘れているでしょう、ということを、文学を読みながら内省していくのが大切なんだよね、と私は思います。読書の醍醐味を期待しています。

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2009年6月25日 (木)

今日は菅家さんとはじめておあいしました。

24日、参議院で「足利事件を繰り返すな」という院内集会を日弁連の主催で開催して、

足利事件の菅家さんに私から取り調べ状況をインタビューさせていただく機会がありました。120名もご参加があり、大変な盛況でした。

実は、これまで応援させていただいたり、コメントしてきたけれども、私が菅家さんにおあいするのは今回はじめて。この事件は「DNA鑑定で冤罪被害者を救おう」と主張してきた私にとって本当に感慨深いのですけれど、はじめておあいして、本当にいい方だということも伝わってきて、改めて感激しました。

菅家さんは13時間の取り調べで「やっていない」と言ってもそれを否定されてきた、そして自白をしてしまうのですが、人は数時間でも追い詰められれば自白をしてしまうのだ、ということを、今日改めてお話をうかがって、自白の怖さを改めて痛感しました。

夜は仲良くさせていただいている女性の新聞記者さんと会食。

自然と話題は「自白」「冤罪」「犯罪報道」に。

明日は名古屋で名張事件の会議です。

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2009年6月24日 (水)

1Q84を読みながら

村上春樹さんの1Q84を読んでいる。

なんというか、立ち止って考えさせられるフレーズが多い。

村上さんはいったいどこにいるのだろうか。

東京で知らず知らずのうちに流されていく私たちからは

かなり離れたところから、語りかけているように思う。

加速度的に流されていく私たちに必死の警告を送って

くれているようにも思える。

ところで、1984年、私は高校三年生であった。

世界の様相はいまとはまったく違った姿に見えたことをおもう。

いつから変わったのか、何と遠くまできてしまったことか。

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2009年6月16日 (火)

ポジティブにいきていく。

 近頃よく思うのです。

 少し私よりも上の世代の方の多い集まり、人権とか平和に関する集まりに参加すると、もちろん共感したり、教えていただくことが多い反面、ジェネレーション・ギャップを感じることも少なくありません。

 その一番の原因を考えてみると、「今の日本はがけっぷちの危ない所にある」とか「日本はどんどん悪くなっている」などと危機的な状況を強調されたり、危機感をあおったりされることに、ひいてしまう、ということがあると思います。

 ご心配はもっともです。またこれも一つのスタイルで、こういう言い方をしてみんなに檄を飛ばしているのかもしれません。

 しかし、あまり悲観的な見方ばかりされると、そんなバトンを手渡される側は、あまりうれしくないのではないでしょうか。

 日本の欠点、日々悪くなっていく現実は見つめながらも、もっとポジティブな変化、楽しい変化を求めたい、と思うのです。

 たとえば、私はアメリカに留学する前は、日本の悪いところばかりが目につき、「こんな国に生まれて本当に不幸だ」と思うことが少なくありませんでした。それは、先輩世代の影響を受けたのかもしれませんね。

 しかし、アメリカに留学して、世界各国から来られる移民の方々のお話、世界各国で困難な中で人権活動をしている、留学時代の仲間たちにあうにつけ、自分が知らないうちにどれだけ恵まれていたのかに気がつきました。

そして私が日本で困難に感じているのと、程度の差はあれ同じようなことを、どの国の人たちも悩み、それを解決しようとしていることにも気づきました。日本特有の避けられない運命、伝統、文化と思っていたことがそうでないことに気づきます。

 「日本はどん底、がけっぷち」と人々が憂慮し、私も感じていた状況も、本当に紛争や飢餓で命を奪われる人ひどが後を絶たない地域のすさまじい実情に比べれば、抽象的な悩みの域を出ない問題も少なくないようにすら思えたのでした。

 そして、日本の現状をただ憂いて、世界とのかかわりでは局地的に政府が議論する自衛隊派遣にだけ反対する(それ自体大変重要なことですが)というだけではなく、同じ地球に住む者として、私たちが世界のために何ができるかを考えるべきでは、と強く思ったのです。

 世界に出てみることで、日本が持っているポテンシャルもわかり、それを適切に活用すれば、日本からの発信で世界から貧困や紛争、人権侵害をなくすような積極的なイニシアティブも可能だし、それが現実に変化をもたらしうるのかも知れない、と気づくようにもなりました。

 「日本は海外に自衛隊を派遣すべきでない」という反対論があり、私はそれに全面的に賛成しています。同時に、それは単に日本に閉じこもっているということではないと思います。9条のある国として、もっと積極的な平和外交を展開してもよいし、そうすべきだと思います。日本にはそのポテンシャルもあると思うのです。

 私はそういう観点から、「日本は国際社会でもっと発言すべき」「平和や人権のために国際社会で貢献をすべき」と日ごろ主張しています。日本が国際社会においてもっと積極的なアクターとなれば、かつアメリカにばかり追従しないで独自のスタンスで行動すれば、大きな変化を国際社会にもたらすことができると私は思うのです。

 私はもちろん第二次大戦で起きた真実を教育することに「自虐史観」と呼び、誤った歴史認識をしようとする動きに反対していますし、早急に過去の清算をきちんと行うべきだと強く思います。しかし、一方で、過度に日本という国に対して自信を持たない、欠点ばかりを指摘する、というのもどうかと思うのです。

 私は「日本は今とんでもない状況にある」というだけでは、そして政府が行おうとするすべての対外行為が邪悪なものであるかのような宣伝をしているだけでは、若い人はこの国に悲観的になり、誇りを持てないし、未来への展望も持てないのではないかと思います。

 日本は、特に潜在的に、憲法9条を持ち、かつ第二次大戦後戦争をせずに平和を維持してきた国としての実績を持つ国として、世界の平和に大きく貢献できるポテンシャルを持っています。これは本当に得がたいことです。

 私は平和のために行動する人たちはすべて素晴らしく、尊敬すべきだと思います。

 ただ、日本の平和運動にぜひお願いしたいのですが、

 「日本はますます悪くなっていく」「○○すべきでない」「~~を断固阻止する」というだけでなく、日本が平和憲法を活用したらこんな素晴らしいこともできる、こんなに世界を変えられる、という夢をもっと語ってほしいと思うのです。

 この世界にも日本にも欠点だけ、危機だけがあるのではない。

 地球は美しく、日本にもよいところ、希望はたくさんある、だからこそ、よくしていく方法をクリエイティブに考えたい。

 ポジティブにこれからの日本と世界を変える、そんな発想を持っていきたいなと思うのです。

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2009年6月12日 (金)

ロースクールで講演

昨日、大宮ロースクールで講演をさせていただきました。

私の弁護士活動・人権活動を全般的に、学生に話してくれないか、

という、尊敬する久保利英明先生からの申し出を受けまして、

刑事事件から女性の権利から国境を越えた人権活動まで、

ちょっと独演会のようなことをさせていただきました。

 嬉しかったのは学生から次々と質問が出たこと、半分の時間を質問タイムに取ったのに、その時間でこたえきれないほど、手が次々とあがり、その後の二次会でも質問攻め。二次会を出たところでも「最後に質問を」と言われて、

法律家を志す学生たちの情熱や夢、志、おかしなことに接して憤り質問を発する感性と知性などを肌で感じました。

最近ロースクールの学生は司法試験が大変なので年々おとなしくなっているというのですけれど、このロースクールは違うなあ、と嬉しく思いました。

彼らみたいな学生こそ、早く司法試験に受かって、いい法律家になってね、と思います。

さて、今月は講演が多い月で、来週は早稲田のロースクールで講演、あしたもあさっても講演(このブログで紹介しました)です。

 

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2009年6月 6日 (土)

薔薇と紫陽花

6月に入って、うちの小さな庭では、赤い薔薇のスカーレットと、白い紫陽花の「隅田の花火」がきれいです。薔薇がジャングル状態でちょっぴりご近所迷惑みたいですが。。

6月は誕生月なので、雨が多いけれど、好きです。

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2009年6月 1日 (月)

ほっとひといき

三月、四月、五月となんだかとても忙しく、まるで毎日が合宿のようで

桜も横目で眺め、GWもなく、季節感を忘れて仕事をしていたけれど、

ここにきてクレージーな仕事の波が少しひといきついた感じである。

そこで、久しぶりに季節を感じたり、

友人との飲み会なども設定できそうだし、

映画やコンサートにもいけるかも、洋服でも新調しようかな、

と期待がふくらむ。

今月は海外出張がなく、ずっと日本だけれど、仕事の予定

とあわせて、今月はとにかく講演が多く、あちこち呼んでいただいて

ありがとうございます。

講演を乗り切るにはパワーが必要だけれど、パワーのある異業種の友人たち

と集ったり、外から刺激を受けたりして、パワーチャージをしたいもの。

 6月に入ってアメリカのロースクールは夏休みに入ったため、

NGOヒューマンライツ・ナウのほうには、アメリカなどからインターンが集まり、

また、弁護士の卵である修習生の個別指導も今日から始まった。

いろいろな新しい出会いは嬉しいものだ。

ちょっと楽しい夏になることを期待したい。。。

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2009年5月24日 (日)

イラクを語る高遠さんたち

金曜日は、先日お知らせした高遠菜穂子さんたちのイラク報告会に行ってきました。

高遠さんは2004年に拘束された「人質事件」以来初めてイラク入りしたってことで、

当時、高遠さんの代理人をしていて、パッシングの嵐のなかを怒ったりおろおろしつつ、不眠で乗り切っていた私としては、ぜひとも参加したく、駆けつけたのでした。

日本人は、平和運動をしている人でも、とかくある傾向は、政府がイラク、アフガンetcと自衛隊を派遣するところの目先の話にだけ心を奪われて、派遣されちゃったり撤退しちゃったりするとすっかり忘れてしまう、飽きっぽいというか、自衛隊との関係で物事を考える、一国平和主義的な傾向があるのですけれども、

ひとつの国で平和をつくることにこだわり続け、支援を続けているのはすごいなあ、と改めて思うのでした。高遠さんが援助を続けているアンパール州では、イラク人の手で、丸腰で、米軍と交渉して撤退してもらい、平和を作りつつあるということ。

この日は、他に、森住卓さん、シバレイさん、佐藤真紀さんという面々でした。

自衛隊も撤退し、米軍も撤退する方向のイラクに対して、これから、これまでの反省に立って、どんな平和貢献・復興支援をしていくのか、が日本に問われているわけで、その方向からの提案に私も加わっていきたいと思うのでした。

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2009年5月20日 (水)

いいなあ、日本の元気

この間、海外からのゲストがきていたので、彼女の観光も兼ねて、浅草や京都へ行く役得を得ました。

浅草では三社祭がやってました。お祭りは、こんな元気のない時代でも、みんなが一生懸命お神輿をかついで練り歩くことで、担いでいる人のエネルギーが発散され、それが飛び散った周りの見物人までものすごいパワーをくれ、とても明るくなるもの。

みんないなせなはっぴや、着物をきたりして大きなうちわをおあいでみたりして、なんとも風情があるもの。

こんな時代だからこそ、昔からの知恵である、「お祭り」というものの良さを再発見させられ、しばし感動。

そのあとは週末に京都へ。朝の短時間だったけれど、清水の舞台へ。ここでもいつもとってもパワーをもらうのです。毎年必ず一度は仕事の合間に立ちたいと思っているところ。

特に今回は24年ぶりの御開帳で素晴らしい観音様を拝んできました。

しかし、印象深かったのは、清水の近くにある、恋の神様・地主神社。豚インフルエンザの影響はまだこのときは及んでいなかったのか、ものすごい数の修学旅行生が清水周辺に詰めかけて、その明るいこと、明るいこと!!

 話を横で聞いていても、女の子たちの頭の中は、男子たちのこと、恋愛のことでいっぱい、というのがわかる。そして、恋の成就、恋愛運の向上、幸運な結婚などを願ってこの地主神社にくるのです。お守りなどもばんばん売れていく。。。

 海外ゲストと一緒に「みんなまだ愛を信じているのね!」と感動してその様子を見守っていました(何も私たちが愛を信じるのをやめてしまったわけではないんですが)。

 恋に夢見るおびただしい人数の学生たちのパワーに圧倒され、こんな時代の雰囲気を吹き飛ばすような明るさを感じて、いいなあ、と思ったのでした。

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2009年4月24日 (金)

香港から東京へ

日曜日に仕事で香港へ、そして22日に日本に帰国しました。

香港はNGO「アジア人権委員会」の主催する、アジアの法律家の会議で、

日本からは今回私ひとりが招待されたので、がんばってきました。

日本、韓国、モンゴル、中国、タイ、カンボジアなどの国々は

こういう会議で普通とてもおとなしく、

インド、スリランカ、パキスタンの人々が会議をリードしがちであり、

(キャラクターの問題とともに、たぶんコモンウェルズの伝統も

あるし、英語もそこそこ話せるということがあるのでしょう)

実際そうだったわけですけれど、議論を聞いていると

つくづく、日本の経験、弁護士・弁護士会の活動のあり方、

呵責なき権力への批判、公益訴訟の伝統などが、

ほかの国々と比べても優れている部分の多いことを

発見してしまい、いろいろとみんなに紹介しました。

 興味深いのは、中国の人たちは反日感情が強いのかなあ、

と思われることがしばしばなのですが、中国で民主化や人権の

問題に取り組んでいる若手の弁護士や人権活動家たちは、

日本に学びたいと素直に思っている人たちがとても多いこと。

 中国では弁護士会が政府にコントロールされていて、市民の権利

擁護のために戦闘的に活動すると、弁護士資格がはく奪されてしまい、

みんな恐怖のなかで活動を強いられているわけですが、彼らから

みると、日本の弁護士自治というものはいつかは手に入れたい

憧れのようなのでした。

また、スリランカもパキスタンも、ビルマも、フィリピンも、

みな軍事化が進んでそれが人権を阻害しているようで、

すさまじい数の同胞が自国の軍や他国の軍、そして反政府軍など

によって殺されている話を聞きますと、また、カナダみたいな国で

も、米軍とあのイスラエル軍がいつでもカナダの軍事施設を無条

件で使用できるという協定を結んでいるんだ、という話などを聞く

と、やっぱり日本はいろいろいっても憲法9条があって軍事化の

歯止めになっていてよかったと痛感したりします。

タイからきたとても若い素敵な女性が言っていましたが、

タイの南部では政府に反対する人々が武装闘争をしている

けれど、発端は環境問題や人権問題など、法律を通じて

解決ができることが多い、そのやり方がわからない

しうまくいかないので、実力行使になり、たくさん人が死ぬ。

だから、Justice for Peace という団体をつくって、軍事力

ではないオールタナティブな解決の方法を目指す活動を

している、というのです。そこでは水俣病の歴史を

学んで、どう強者によって権利を奪われたひとたちが

平和的な手段で権利を回復していったかを勉強している、

と話していて、私は感動しました。彼女自身、

弁護士だった父親を治安当局に殺害され、報復ではない

法的なJusticeを求めて、今度は自分が父の遺志を継いで

人権活動家になったのだそうです。

こういう話を聞いていると、日頃は当たり前と思いがちな

空気のようなものの社会の恩恵を改めて感じ、次世代の

残していきたいし、とても困難ななかでがんばっている

アジアのほかの国の人々にも伝えていきたいなあ、

と思うのです。

さて帰国すると、日本はまたとても忙しく、成田空港から

電話が鳴り始め、裁判関係はもちろん、NGOのプロジェクト

だとか、出版する本の校正の締め切りであるとか、

某A事件に関して次々にくる取材依頼であるとか、

感慨にひたる間もなく、本当に日本は忙しい国だと

つくづく思います。

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2009年4月 4日 (土)

少数意見を言い続ける勇気

最近、早尾貴紀さんの「ユダヤとイスラエルのあいだ」を読んでいる。

もう多くの人はとっくに注目されていたので、誠に遅ればせであるが。

デリダ、サイード、アーレント、ガンジーなどがイスラエル国家建国とその後の状況にどのような意見を表明してきたか、イスラエルと日本の国家と私たちの意識の在り方などが掘り下げられていて、

とにかくすごい。

ところでこの本のなかで紹介されていることだが、ハンナ・アーレントは、イスラエル建国に際して、異を唱え、二民族共存の一国家論を提唱しているのが大変興味深い。

1947年に国連による分割決議が採択され、イスラエルがまさに建国されようとしている1948年に、アーレントは「ユダヤ人の郷土を救うために-まだ時間はある」を発表し、具体的な政策提言を行っている。

この意見は多数意見とはならず、歴史的に敗れ去り、イスラエルが建国された。

しかし、アーレントの指摘は無駄ではまったくなかった。今日を生きる私たちが中東問題を考えるうえで立ち返るべき重要な示唆を与えている。

そのときどき、歴史的に敗れる可能性が高い見解であっても、あえてそれを表明すること、それは勇気がいることである。しかし、孤立を恐れずに、負けに直面しても、発言し続けることは時に重要である。少数意見であっても歴史に耐えうる論を展開しようとすることは、知識人の責務でもあろう。

最近日本のどんな場にいても、負けを覚悟で少数意見を毅然と主張し、議論をする人々が少なくなっているように思う。テレビのコメンテーターの議論をみていても、弁護士会のなかでもときどきそう思うのだ。

多数派に寄り添うのがそんなに甘い蜜なのか、負けたり排除されたり、メインストリームをはずれるのが格好悪い、得策でないと考えているのか。。

しかし、少数意見を信念を持って言い続ける人がいない限り、社会は発展しない。

パレスチナ問題から少し離れるが、幾多の批判にさらされつつも孤立をおそれず信じたことについて微動だにせずに信じることについて発言を続けたアーレントの姿勢と勇気には、立場を越えて感服させられる。

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2009年4月 1日 (水)

派遣法改正で国会にいこう

 今、これだけ派遣切りが深刻なのに、ちっとも派遣法改正の議論が進まない国会。

そこで、東京弁護士会の意見書を片手に、弁護士会の「両性の平等に関する委員会」で、国会に要請・陳情に行ってきました。

一番熱心だったのは、福島党首が出てこられた社民党、議員が対応いただいた共産党、

国民新党も時間さえずらせば議員がおあいします、と言われ、とてもこの問題に熱心なようでした。

自民党も公明党も秘書、事務局さんが対応してくれたのですが、

一番嘆かわしいのはなんと民主党。忙しいからあえないので、意見書を送ってください、

という対応なのでした。

 民主党、社民党は、3月末までに派遣法改正案を提出する、と言っていたのに期限が切れてしまった、本当にこの国会できちんと法改正案を野党側が提出できるのか、とても心配。さらにいうと、本当に派遣法改正がこの国会で実現するのかもとても不透明。

 政権をとるために忙しく、必死なのは否定されるべきことじゃないけれど、今国民が一番苦しんでいる問題をほっちのけにして、世論に受けそうなことを見つけて対応する、というのではよくないでしょう。聞けば、連合の支持母体である労働組合には、派遣法改正に消極的な組合も少なくないとか、、、驚くべき話であります。

 人々が切られていくという大問題、政党は努力を惜しむべきではないでしょう、

 特に政権を取ろうという政党が「忙しくてあえない」という態度だと、「この党本当に信用していいのかしら」と不安に思うことは間違いありません。。

 

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2009年3月 1日 (日)

やくみつるさんが来る!

3月14日の夜に、やくみつるさんにおあいできることになった。

なんと、私が弁護人をしている冤罪・名張事件のイベントにやくさんがきてくださることになったのです。

やくみつるさんといえば、相撲とか、昆虫とか大変詳しいようだけれど、実は冤罪事件にとっても詳しいらしく、よくその関係の本を読みこんでいることで知られている方。

ある意味マニアックなのだと思われ、私も刑事裁判マニアであるため、お話をきくのがとても楽しみである。

このイベントでは、やくさんと私がお話をさせていただく、という嗜好らしく、サポーターさんたちが決めた企画。当日まで打ち合わせはしないのだが(これまで一度もおあいしたことはないし)、どんな鋭い球が来るのか、ちょっとスリリングである。

復習のため、やくさんが以前絶賛した、江川しょうこさんの「六人目の犠牲者」を今一度読んで備えることとしたい。 詳細は、

3月14日(土)

無実の奥西さんを死刑台から救おう! ホワイトデー集会

18:30~  JR 代々木駅北口 全理連ビル9階

とのこと。

ところで、このイベント、どうもあまり宣伝されていないらしい。

「新聞のイベント欄は?」「ネットは?」などと準備状況を確認したところ、

昔気質のサポーターのお兄さんたちががんばってチラシをつくって、あちこちでひとりひとり手渡しして広めているようで、そのやり方をみていると「時代おくれの男になりたい」という雰囲気なのです。

最近のネット世代にない、純粋なたたずまいで準備を進めているのをみると、

思わず「こういうの、いいな」と思ってしまうのだが、それでもやくさんがくるのに、人が集まらなくては、とてももったいない。

というわけで、アポなしで参加できますので、「なぜホワイトデーにこのようなイベントに?」という疑問は忘れて、ぜひ参加してくださいませ。

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2009年2月14日 (土)

MySpaceで世界にお友達♪

Myspaceにヒューマンライツ・ナウのページがあります。

ボランティアさんがつくってくれたもので、時々に出したステートメントで、英語に翻訳したものをアップしているのですが、世界からのメッセージ、コメント、バナーをみてるととても楽しいし、美しいので、是非お立ち寄りください。

http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=1002104520

ひとつ思うのは、Myspaceでフレンド登録してくれているのがほとんど日本以外の人であること。英語ベースであるからかもしれませんけれど。

もうひとつは、海外からくるメッセージ、人権に関心をもって行動したりしている人たちがとてもおしゃれで楽しいセンスを持っていること。

そして、海を越えて友達をつくったりネットワークをつくったりするのに、とても積極的なこと。

いまは経済的にも大変な日本ですけれど、ゆくゆく、日本の人権カルチャーもそんなふうに変わっていってほしいなあ、と思います。

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2009年2月 8日 (日)

素敵な女性の先輩・坪井節子先生と対談♪

昨日2月6日に、弁護士の坪井節子さんと対談させていただきました。

坪井先生といえば、子どもの人権一筋の情熱的な弁護士さんで、

子どもの人権の状況について訴えるお芝居を弁護士会ではじめ、

そのお芝居のなかで出てきた、子どものためのシェルターを現実の

ものにした「カリヨン子どもセンター」を立ち上げて大成長させたこと

で知られるすごい人、そして素敵な女性です。

 このたび、NGOヒューマンライツ・ナウの新人歓迎イベントとして、

二人でトークショーをさせていただいたのです。

 実は、坪井先生とは以前、一緒に海外の子どもの人権の活動を

させていただいていました。映画「闇の子どもたち」で知られる

ようになった、子どもの商業的性的搾取の問題に一緒に取り

組ませていたのです。当時は日本中だれもそんなことに関心を

持っていなくて、まさに闇のなかを切り開いていったという

状況でした。

 この活動は私にとって弁護士としての原点ともいえるもので、

この話をすると一晩かけても語りつくせないのですが、当時の

状況とこれからの課題を1時間でトークしました。

 とにかく、坪井先生のパワーと情熱に改めて、敬服!

  私もNPO法人を立ち上げて「無」から「有」を創りだし、かつ、弁護士らしくない活動をしている、とか言われたりするのですが、

 坪井先生はその先達者、そして凛々と、わき目もふらず、前進していらっしゃる。

 とても薫陶と刺激を受けて元気になった日でした。

 また、時間のあるときに中身(説明するととても長くなりそうですが)

を書ければと思います。

 

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2009年2月 1日 (日)

原稿を書くのも日進月歩しよう

おかげさまで、いろいろな原稿の依頼をいただくのですが、

悩みの種は、私が日頃主張したり考えていることに関する原稿依頼ですと、同じ内容になってしまいがち、ということです。

でもコピペでは申し訳なく、少しずつ変えたりしていますが、それでもちょっと視点を変えた原稿依頼をいただくと、自分も勉強になるので、歓迎です。

たとえば、来週締め切りの原稿は、オバマ政権とアメリカの人権政策、国連政策、という原稿で、以前プログにも掲載したヒューマンライツ・ナウの見解をみて依頼をいただいたのですが、オバマさんは大統領になって早くもこちらが注文をつけたことのうち、ふたつみっつを「やる!」と宣言しています。そこで、その大統領命令をチェックしたり、CNNをみたりしてアップデートが必要になる。

 また、これも来週締め切りの原稿で、陪審制と裁判員制度の違いについて詳しく教えてください、というのがあり、これを機会に「アメリカ人弁護士がみた裁判員制度」という本を勉強してみようかと思っています。

 同じことの繰り返しをアウトプットしているとこちらも擦り切れますし、読んでいただく方にも申し訳ない。できるだけ、新しいことを学んでインプットをして、それを消化して、みなさんにお伝えしていきたいと思います。

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2009年1月26日 (月)

冬を楽しく。。

寒い毎日ですね。私は寒いのがとても苦手。

冷えると体と心の健康によくないので、なるべくあったかく過ごそうと知恵を絞り、

それがひとつの楽しみでもあります。

レッグウォーマーなど足を覆うもの。厚手の靴下。帽子(実は帽子好き)。その他もろもろ

冬はなんだか全身茶・黒系で飽きてきますので、どっかにカラフル配色をしようと努めているところです。

そして食べるもの、飲むもの、お風呂などのあっため効果。

お風呂に入れるもので一番好きなのはイランイラン。

お茶は大事です。最近はアイリッシュ・ミルク・ティーをよく飲んでいますね。リキュールに紅茶。

あと、できるだけ風邪をひかないように、ビタミン補給ですけれど、キャベツその他の野菜をがんがん入れたポトフが相変わらず活躍しています。最近のマイブームは、コリアンダーを山と入れたコリアンダー鍋。なんだか香りからして、とっても体にご利益があるような気がするのです。

そして、顔にはクリームを惜しみなく塗る。

 ところで、最近エンヤのCDを買って聞いているんですけれど、彼女は、彼女の住む国の冬がとりわけ厳しいことについて、

 冬は、閉ざされている世界で、落ち着いて自分と向き合って、自分と対話する、とてもいい機会であり、それを人生のご褒美のように感じている、大好きな季節

 というようなことを言っていました。

 冬に対してそんな感情を抱いたことがなかった私は、彼女の発想をとても新鮮に思い、彼女の音楽を聴きながら、私もそのように、冬と人生をいつくしむ時間を持ちたいな、と思っています。

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2009年1月11日 (日)

土曜日の朝の六時

土曜の朝、などというと、パリの朝市、ニューヨーク・5番街のティファニーで朝食を、はたまたユニオン・スクエアのカフェでの遅い朝食、という素敵な話ができるといいのだが、

それと並び立つ大都市・東京の今はちょっと違うようだ。

昨日の土曜日、私は関西の大学で講演のため、朝の5時45分に家を出た。

本当は5時半の電車に乗って事務所にいったん寄ってから出張に行きたかったのに寝過してしまった。時間に遅れちゃ絶対だめ、間に合うように新幹線に乗るまで、とにかく走り続けた。

 世界も日本もみんなが大変な状況に置かれて苦しんでいる今、仕事があるだけで幸せというもの、それも人を助けることを職責とする仕事なのである以上、今年も、職務を全うするために、全国走り続けていかなくちゃ、と怒涛の新年に走りながら思う。

 しかし、驚いたのは、新宿に向かう6時の私鉄、座る席は満員で、多くの人が立っていること。そして新宿から品川に向かう電車も本当に座席は満員、多くの人が立っている。一昔前なら、そういう時間は金曜日に飲んで遊んで朝帰りの若者の、陽気でちょっとだらしない騒々しさで満ちていた土曜日朝の電車だが、そんな風情ではない、みんな仕事にいくようだ(ただ、品川でどっと降りて、京浜急行に乗り換えた人々は競艇かな?)。

 ちなみに、朝6時台の新幹線も、満席。仕方なくグリーンに乗ったが、グリーンもほぼ満席。これは、3連休を観光で楽しむ人が多いんだろうと信じたい気持であった。

 週休二日であるはずの、日本の土曜日の6時。生活が大変そうな人々がやむにやまれず電車に乗っている。みんな表情が硬い。日雇い労働の人も多いに違いない。

 日本は確実に、絶対におかしくなっている。

 こんなにも勤勉に週末の朝から仕事場に向かう人々が報われないのは、なんでであろうか。これらの人々の生活実態は、江戸時代の江戸の町人よりもひどい状態なのかもしれないのではないか。新自由主義・そして投機的経済がいきつくと、封建時代よりも人間は過酷な仕打ちにあうのかもしれない。投機をして巨額の富を築いている人間のおこしたマネーゲームの失敗に、そんなことは無縁で、マネーゲームから何の利益も得ることなく、地道に働いて生活していた人々が影響されて、そうした人々の生活が直撃されなければならないのは本当に不条理である。

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2008年12月28日 (日)

六本木ライブラリーでトーク、そして中東情勢

年明け早々に、六本木ヒルズの「六本木ライブラリー」でお話をさせていただくことになりました。

タイトルは「人権は国境を越えて」。ヒルズにライブラリーがあるなんて、半年前まで知らなかったので、そんなライブラリーでお話するのは少しどきどきです。

http://academyhills.cocolog-nifty.com/event/

この関係でお勧めの本、を紹介することになっていますが、当然タイトルに関係する本がいいわけですけれど、私はプロフェッショナルな本をのぞくと、すごく大好きな人権の本、というのがない。好きなのは詩集、小説、哲学書、社会思想、ノンフィクション。。私には、「私を変えた」「感動させられた」人権の本ってほとんどない。実際に人の訴えを聞いて、とくにその場で人とあって、心を動かされたことがほとんどだということに改めて気がつきました。

しかし、今時点で好きな人権の本は、

ノーム・チョムスキー

    チョムスキー、民意と人権を語る  集英社新書

エドワード・サイード  「オスロからイラクへ」 みすず書房

 反骨の本ですね。

 世界政治は日本と違って「人権」という言葉が大好きですが、人権という名で語られる美辞麗句の影で動く真実を見極めることが益々重要な時代になっているので(両著とも、クリントン政権下の偽善的人権外交をきちんと批判していて、彼らの問題提起はこれからの世界にとっても重要なことだと思います。)もう一度読み返してみようと思います。

 ところで、今年の最後に敢行された、イスラエルのパレスティナへの攻撃は世界の不正義をまざまざと見せつけるもので、強い憤りを感じます。

 オバマ新政権の試金石のひとつは、イラク、アフガニスタン政策とともに、

空爆で150人以上の罪のない人々を殺したイスラエル政府を批判せずに、「ハマスにこそ責任があり責められるべきだ」というステートメントを出した現ホワイトハウスの外交政策をきちんと転換できるか、にあると私は思います。

■2008年1月14日(水)
【六本木ライブラリー/ライブラリートーク】

Icon_member人権は国境を越えて

伊藤和子(ヒューマンライツ・ナウ事務局長/弁護士)

※アカデミーヒルズの「六本木ライブラリー」とは?

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2008年12月 4日 (木)

冬の京都に行ってきます。

紅葉がきれいな季節、ベスト・シーズンの冬の京都に行ってきます。

今日は、京都弁護士会で講演

京都弁護士会館午後5時から7時「取調べ・一部録画の危険性- セントラル・パーク・ジョガー事件を参考にして」

明日は、ヒューマンライツ・ナウ関西の発足講演会

【日 時】 12月5日(金) 18:30-20:30
【場 所】 大阪市立いきいきエイジングセンター 研修室1
大阪市北区菅原町10番25号 Tel.06-6311-3255 最寄り駅は南森町
【参加費】 500円
【主 催】 特定非営利活動法人 ヒューマンライツ・ナウ
 ● 記念講演「国際人権とNGOの役割」村上正直(大阪大学 法学部国際公共政策学科 教授)
 ● 国連規約人権委員会(ジュネーブ)報告 下迫田浩司(弁護士)
 ● ヒューマンライツ・ナウ「女性に対す暴力」プロジェクトinインドの報告
   (雪田樹理、清末愛砂、森本志磨子、福嶋由里子、佐々木貴弘、伊藤和子)。

土曜と日曜は、私も理事をつとめさせていただいています、ジェンダー法学会の学術大会です。私は土曜日のDV法に関連するシンポのコーディネーターをします。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/genderlaw/

 しかし、せっかく冬の京都にいくので(実は来週も!)どこかで、京都を楽しむ時間がほしいなあ。。。と思っています。

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2008年11月14日 (金)

Mixiを始めました。

何度も招待してもらったのに、近寄らなかったmixi。ついに始めました。

なんだか、お付き合いとか大変そうだなー、と思っていたんですけれど、

私のNGO・ヒューマンライツ・ナウのコミュがきわめて少ナミックな展開にとどまっているらしく、インターンの大学生諸氏やボランティアの方々が「これでいいんですか?」という声があがり、では、やはり自分も参加しなければ、という話になって始めたのです。

  学生スタッフさんの手助けにより、なんとか登録を済ませ、このプログもmixiでも見られるようになりました。便利!!

  私の知り合いのジャーナリストや映画監督、NGOスタッフなどの方々もmixiに登場している様子がみれて楽しい。もしかしたら、昔の同級生とかともあえるかもしれませんね。

  登録してみて、気づいたことのは、ヒューマンライツ・ナウはコア・メンバーである弁護士たちがmixiに登録して、それぞれかっこよいメッセージをプロフィールで発しているのに、ヒューマンライツ・ナウのコミュには入っていないし、mixiでそもそも何もしてない風情だということ(30代以上の弁護士には、コミュニケーションのあり方としてつらいものがある感じは確かにしますが。)

  しかし、うちの会員さんは530人以上いらっしゃるので、mixiを楽しんでいる方も結構するのでは、と思います。

 みなさま、この場を借りてヒューマンライツ・ナウのコミュに気軽に参加していただくよう、よろしくお願いします。ちなみに私のニックネームはKazukoです。

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2008年10月10日 (金)

講演のお知らせ

すっかり秋らしくなってきました秋はイベントの多い季節ですね。

私も来週、三つの以下のイベントでお話させていただく機会があります。

テーマは全部違うんですね。新しくいろいろな方とおあいできたりするのを楽しみにしています。

10月14日(火) 午後2:00-4:00

品川区社会教育同和講座

品川区立中小企業センター 

タイトル「世界の人権、日本の人権」 

弁護士、ヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤和子 http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/syogaigak/2-3-5dowa.html

10月16日 (木) 講演「裁判員制度-その問題点と展望」聖学院大学政治経済学部

講演者 岩下肇 弁護士、荒川区監査委員、元最高検察庁検事

講演者 伊藤和子  弁護士、国際人権 ヒューマンライツ・ナウ事務局長

【日時】 10月16日、15:10分より

【場所】聖学院大学チャペル宮原駅・日進駅より学生バスがあります。ご利用ください。【入場無料・予約不要】

10月18日 (土) 9条フェスタ 2008 きゅりあん(品川区立総合区民会館)

 ビルマ・タイ国境・人権調査を終えて~ビルマの現状に日本社会がなすべきこと 

講師:伊藤和子(ヒューマン・ライツ・ナウ)

主催 アムネスティ・インターナショナル日本 

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2008年9月18日 (木)

ココログ・ブログをはじめました。

 

 はじめまして、都内で弁護士をしている、伊藤和子です。

 このたび、ココログでプログを始めることにしました。

  普段の生活は、女性弁護士として働きながら、NGOスタッフとして活動、

  という二つの顔をもって日々をあわただしく過ごしています。

 日々事件を通して感じること、司法界で思うこと、目指したいこと、

 世界の現場で知った事実などをお伝えしていきたいと思います。

   以下、私のプロフィールなどをご紹介します。

  ◇私のプロフィール◇

  弁護士(東京弁護士会所属)  東京都出身。

  事務所 オリーブの樹法律事務所 パートナー弁護士

  特定非営利活動法人「ヒューマンライツ・ナウ」事務局長 

   (国境を越えて世界、特にアジアの人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO。

   2006年に若手弁護士のイニシアティブで誕生したばかり。

    ウェブサイトは  http://www.ngo.hrn.org)

    弁護士会での活動など

   東京弁護士会 両性の平等に関する委員会 委員長

   (女性の権利、女性差別、男女共同参画などについて活動する委員会です)

     日弁連  取調べの可視化実現本部委員、両性の平等に関する委員会委員、

  国際人権問題委員会幹事など

    ◇弁護士としてのおもな取扱い分野◇  

   女性の権利に関する事件(DV、性暴力、セクハラ、労働など)、

   離婚、家事・相続・遺言事件、刑事・少年事件、えん罪事件

   交通事故・犯罪被害にかかわる事件、 

   破産・クレジット・サラ金被害、公害、渉外・国際関係事件など。

  ◇ おもな著書 ◇

  「誤判を生まない裁判員制度への課題」(現代人文社)

    「国際人権法ワールド・レポート」(日本評論社・法学セミナー連載)

  「イラク人質事件と自己責任論」(佐藤真紀氏と共編・大月書店)

    えん罪事件に取り組んでいる経験から、アメリカ留学の経験から、

  刑事裁判のあり方、裁判員制度のあり方などについて問題提起をしています。

    最近の戦争で使用されている劣化ウラン弾を禁止するキャンペーンに参加し、

    被害者の子どもたちの医療支援にも関わっています。

    不定期更新になりそうですが、今後ともよろしくお願いします。

   

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