GWはいかがお過ごしですか?
4月22日にヤフーに配信した文書ですが、ご紹介します。ちょっとイベント情報が古くなってしまいましたが、是非何か感じていただけると嬉しいです。
■4月24日はファッション・レボリューション・デー。
この原稿を書いている今日4月22日ははアースデー。地球のことを考えよう、ということで、1970年に米国で始まった取組み。東京でも今日と明日、代々木公園で大きなアースデーイベントが開催されます。
そして、その翌日、4月24日はなんでしょう。ファッションレボリューションデーです。
新しく始まった、ファッション産業の仕組みを変えられないか? という国際キャンペーン・デーです。
私たちの着ている服はどこで、だれが、どんなふうにしてつくられているのだろう?子どもが泣いていたり、環境を汚染したりしていないだろうか。そんなことをひとりひとりが考え直し、エシカルなライフスタイルにつなげることでファッションを通じてファッション産業の構造を変え、地球の課題も解決していこう、そんな思いで、世界中で取り組みがされています。
■ 4月24日にバングラデシュで起きたこと。
実は、二年前にファッションレボリューションデーについて詳しく紹介させていただきました。
ファッションレボリューションデーに考える。あなたの着る服が少女たちの搾取労働で成り立っていたら・・?
2013年4月24日、バングラデシュのダッカ郊外にあった縫製工場の入っていたビル・ラナプラザ・ビルが倒壊して、その工場で働いていた1000人以上の労働者たちがなくなったのです。多くは若い女性たちでした。
明らかになったのは、彼女たちが働いていたとても危険で非人道的な労働環境。しかし、そこで作られていた製品はなんだったでしょう。 私たちがよく目にする、ベネトンのきれいなブランド製品、ZaraのブランドInditexなど、世界の名だたる有名ブランドの服だったのです。
私たちが何気なく着ている、もしくは気にいって勝っている服は、実は日本やイタリア、イギリスなどではなく、私たちの想像を超えて、遠いアジアの国に発注され、そこでは、圧倒的に多い若い女性たち、さらに少女たち、少年たちを含む現地の労働者の人たちが驚くほどの低賃金で、過酷な環境で、つくられている可能性があるのです。どうしででしょう。その方が安いから。そのほうが私たちも安い服を買うことができ、ブランドも利益を得ることができるからです。しかしそのしわよせで、だれかが不幸な思いをしているとしたらどうでしょうか。
さらにさかのぼると、服をつくる「コットン」の存在があります。農薬を使いすぎて地域に環境汚染や健康被害をもたらしていたり、児童労働によって支えられていたり、コットン農場の現実はとても深刻です。
グローバル経済がもたらした世界中に広がるサプライチェーンのどこかで苦しんでいる人たちがいる、しかし、末端で消費をし、利益を得ているのは、ほかならぬ私たちです。
そのことを私たちが知り、「何かを始めよう」「なんとかその構造を変えられないか?」と考えるところから一歩が始まります。
■ 欧米の動き
ラナプラザの悲劇を受けて、欧米では、H&M、ZARA、GAP、ベネトンなど、超有名なブランドの責任を問う消費者やメディアの声が大きくなりました。ラナプラザビルの工場に生産を委託していたブランドはまず、亡くなった方の遺族やけがをした被害者の方に公正な賠償を支払うこと。各ブランドのショップ店頭で抗議をする市民たちの運動が盛り上がり、「自分たちには関係ない」と責任を回避していたブランドも、公正とはいえませんが、賠償金の拠出を行うようになりました。
そして、各ブランドは、生産委託をすることにより、利益を得ている立場にあり、生産工場での人権侵害に対して責任がある、という意識が欧米では浸透しました。2011年に国連人権理事会では、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」が採択され、企業は生産調達・サプライチェーンにさかのぼって人権に配慮する責任がある、ビジネスを通して発生した人権へのマイナスの影響に対応すべきだ、ということが明確に宣言されたのもきっかけとなりました。
これを受けて、
1 生産工場を公開する(サプライヤーリストの開示)、
2 児童労働をしない、公正な賃金を支払う、長時間残業をさせない、労組の自由を認める、などの基本的人権尊重を約束した工場にしか発注しない(コード・オブ・コンダクトの締結)、
3 定期的に監査を行う。
4 監査結果を公表し、消費者、社会への説明責任を果たす
5 最低賃金でなく、生存を確保できるような「生活賃金」を保障する
6 安全で搾取的でないコットンを使う
といった取り組みが進んでいます。最初は消費者や市民団体の突き上げで、半ばいやいややっていたかに見えた企業が多かった印象がありますが、今では、自社の方針として率先して「地球によいこと」「人権保障」「持続可能性」などを掲げ、公正なビジネスで生産者も含めてハッピーにしている、地球にやさしいソリューションを実現する、というよき価値(バリュー)を大切なブランド価値として積極的に売り出し、他社との差別化をはかり、成功している企業があります。
それでも市民団体や消費者からは、「宣伝文句だけでなく、本当にやっているのか?」と厳しいチェックが入る、それが現状です。
■ 日本でも変化が起きようとしている?
日本では、2015年にヒューマンライツ・ナウとSACOMが展開したユニクロ・キャンペーンで、ユニクロの中国、カンボジアなどの委託先工場でも、深刻な労働環境の問題があることが明らかにされました。
ユニクロの親会社であるファーストリテイリングは、改善のアクションを打ち出しましたが、それでもその内容は、欧米のグローバル・ブランドの対策に比べて不十分なものであったため、その後も様々な問題が発生し、2016年秋にはカンボジアにおける労働者(労働組合員)の大量解雇の問題で、主要発注元であるユニクロが結社の自由を尊重したイニシアティブをとっていないとして、欧州のキャンペーン団体Clean Cloth Campaign(CCC)を巻き込んだキャンペーンが開始されました。
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世界各地で店頭アクションが予定されていたこともあってか、アクションの開始からまもなく、労働者の復職が実現し、紛争が全面解決するにいたりました。
2017年2月には、ユニクロが主要生産工場のリストを開示する、という、サプライチェーン透明化の第一歩を踏み出しました。これは日本では他のブランドに先駆けた動きであり、工場を公開することで、社会的な監視の目を光らせることもできるし、そこで問題が起きた時にブランドが他人のふりをすることができなくなります。
他のブランドもこれにならってくれることを期待してやみません。
とはいえ、これは公正な労働環境を実現するための第一歩。私たちは引き続き改善を求めています。
ユニクロ:主要取引先工場リスト の公開を歓迎し、一層のコンプライアンス推進を期待する。
■ 日本でも消費者・社会の動きを元気にしたい。
こうしたなか、日本の消費者の動向が世界的にも注目されています。
品質にも流行にもとても敏感な、日本のファッショニスタたちが、「この服はどこで、だれがつくっている」「自分たちにできることはなんだろう」と考え、品質と併せて人権配慮やコンプライアンスにも敏感になってくれれば、ファッション産業の構造も、地球規模の課題も解決するのに大きな影響を与えることができます。
そんななか、日本でも新しい素敵な動きが始まっています。2015年くらいから、ファッションレボリューションデーのイベントが開催されるようになり、今年も企画があります。飽きっぽいと言われがちな日本でもこうした取り組みが定着しつつあることはとても心強いことです。しかも、ファッションの中心地原宿を起点に、セレブを巻き込んで、という本格的な取り組みになりつつあります。
ご案内をいただいたのがこちらです。
【世界初!原宿の"街"をひっくり返せ!】4/22(土)映画上映&トークショー #whomademyclothes?
https://www.facebook.com/events/263199424140355/
「これからのファッション」をテーマにした映画&トークショー
低価格・合理性を追求するあまり、2013年4月24日にバングラデシュの衣料品工場ラナ・プラザで崩壊事故が起き1,100人以上の労働者が亡くなりました。 このようなことが二度と起きないようにロンドン発の国際的なムーブメント、ファッションレボリューションウィークでは自分の洋服の生産背景を考えるきっかけを提供しており、2016年は述べ90カ国参加人数7万人以上が参加しました。 洋服を裏返しタグの写真を撮影し、その服のブランド名と「#whomademyclothes」(私の服は誰が作っているの?)というハッシュタグを添えSNSで投稿を行うというシンプルな運動です。 ※SNS投稿 参加著名人(日本国内)4月10日現在 伊勢谷友介/鎌田安里紗/今井華/田中里奈/鈴木あや/斎藤夏海/赤澤える/伊郷レナ/ 安井レイ/サンドバーグ直美/四角大輔/高岩遼(SANABAGUN)/遠藤栄理香/曽原義智/青山あみ/末吉里花/小野りりあん/松島エミ/alexaluczack/伊藤ニーナ/呂敏/吉木ちさと etc...
是非、セレブとともに、みなさんも参加されてはいかがでしょう?
この「ファッションレボリューション」のキックオフイベントと、映画「トゥルーコスト」の上映会が、多彩なゲストを招いて、本日開催されるそうです。
▼ファッションレボリューション
会場:田中千代ファッションカレッジ(渋谷・原宿駅から徒歩8分)
日程:2017年4月22日(土)13:30~17:30
主催:一般社団法人エシカルタウン原宿
私たちヒューマンライツ・ナウも、本日と明日、代々木公園でアースデーに出店、ファッションレボリューションデーにちなんで、「悲しみでつくられる服は着たくない」等のメッセージボードで皆さんと一緒に写真を撮影していただく、フォトアクションキャンペーンを展開します。
是非、お立ち寄りいただき、フォトアクションに参加してください。
また、吉祥寺の街でも、5月4日に開催される吉祥寺コレクションに連動し、吉コレ参加デザイナーの鶴田能史さん、吉田美子さんとともに考えるファッションレボリューションデーイベントが開催されます。
まずは、「知る」ことから見えてくることがあります。是非参加してみてください。
暑い毎日、いかがお過ごしですか??
ヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤です。
選挙もあって日本中はいよいよヒートアップしてますね、そんななか、エシカルイベントのご案内です(マイペース人間、、^ - ^)
7/5(火)に、私が出版いたしました書籍「『ファストファッションはなぜ安い?』
の出版記念イベントを
「エシカルな世界を目指して」と題して開催致します。
http://hrn.or.jp/news/7238/
書籍はこちらからご案内しており、私たちに身近なファストファッションの影で、
末端で働く人々の苦しみに光をあてて、人にやさしい解決や選択肢を提案させていただいています。
http://hrn.or.jp/media/6936/
エシカルジュエリーブランドHASUNA代表の白木夏子さん、一般社団法人エシカル協会代表理事で、フリーアナウンサーとしてご活躍の末吉里花さんのお二人の素敵なゲストを迎えて開催いたします。
とても素敵な女性お二人に来ていただけることになり、人生は素晴らしい贈り物だと改めて思いました。
そしてコーディネートを、1つしかないバッグの製作に取り組み続けている、吉田美子さんが急遽引き受けてくれました!
私自身こうした皆様とお会いできるイベント、とてもわくわくしています。💓💖
是非ご参加いただけると幸いです。
また、書籍についてもぜひ読んでください!!
『ファストファッションはなぜ安い?』
http://hrn.or.jp/media/6936/
皆様のご参加お待ちしております。よろしくお願いいたします。
ヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤和子
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「ファストファッションはなぜ安い?」出版記念イベント—エシカルな世界を目指して
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国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ、伊藤和子事務局長の新刊書籍が刊行されました。
タイトルは「ファストファッションはなぜ安い?」
この本では、世界中でファッション産業、特にファストファッションにかかわる人たちが不幸になっている現状の一端に光をあてました。
ヒューマンライツ・ナウの中国ユニクロ下請け工場での過酷労働調査、ラナプラザというビルが倒壊したバングラデシュ、そしてカンボジア・・・。ヒューマンライツ・ナウの調査団は、世界のあちこちで、服をつくるプロセスに携わる人たちが苦しむ姿を目撃しました。
私たちが安くてスタイリッシュなファストファッションを楽しんでいるかげで、多くの人が過酷な労働、驚くほどの低賃金で働かされ、未来も奪われています。
そんな世界の現実をどうやって変えていったらいいか、共に考えたい…
そこで、ヒューマンライツ・ナウは、7月5日、エシカルジュエリーブランドHASUNA代表の白木夏子さん、一般社団法人エシカル協会代表理事を務め、フェアトレードやエシカル関係の活動を展開されており、フリーアナウンサーとしてご活躍の末吉里花さんをパネリストとしてお呼びし、本書の出版記念イベントを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
<イベント概要>
日時 :2016年7月5日(火) 19:00〜21:00 18:30開場
場所 :文京シビックセンター 26F スカイホール
東京都文京区春日1‐16‐21
アクセス:東京メトロ後楽園駅・丸の内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
JR総武線水道橋駅(東口)徒歩9分
アクセスマップはこちら http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
参加費 : 一般 1,500円 学生1,000円
ゲスト : 白木夏子氏(エシカルジュエリー 株式会社HASUNA代表)
末吉里花氏(一般社団法人エシカル協会代表理事/フリーアナウンサー)
<プログラム>
○書籍「ファストファッションはなぜ安い?」のご紹介・報告 伊藤和子氏
○パネルディスカッション 「ファストファッションはなぜ安い?」 白木夏子氏、末吉里花氏、伊藤和子氏
<スピーカープロフィール>
●白木夏子(しらき なつこ)氏 (株式会社HASUNA代表)
英ロンドン大学卒業後、国際機関、金融業界を経て2009年4月に株式会社HASUNAを設立。
2011年 日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011キャリアクリエイト部門受賞。
世界経済フォーラムGlobal Shapersに選出。AERA「日本を立て直す100人」に選出。
2012年 APEC(ロシア)日本代表団としてWomen and Economy会議に参加。
2013年 世界経済フォーラム(ダボス会議)に参加。
2014年 Women of the Future Summitに参加。
2014年 Forbes誌「未来を創る日本の女性10人」に選出。
主な著書:
「女(じぶん)を磨く 言葉の宝石」(かんき出版:2014/12)
「自分のために生きる勇気」(ダイヤモンド社:2014/3)
「世界と、いっしょに輝く」(ナナロク社:2013/2)
受賞歴:
2012年2月 Japan Venture Awards 2012 中小機構理事長賞受賞
2012年10月 日経ビジネス「日本を救う次世代ベンチャー100」に選出
2013年9月 日本経営士会ビジネスイノベーションアワード受賞
●末吉里花(すえよし りか)氏 (一般社団法人エシカル協会代表理事/フリーアナウンサー)
一般社団法人エシカル協会代表理事/フリーアナウンサー
TBS系『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターほか、司会や、レポーター、モデレーターもこなす。フェアトレードやエシカルを中心に活動を展開し、日本全国の企業や高校、大学などで講演、各地のイベントでトークショーを行う。著書に『祈る子どもたち』(太田出版)。消費者庁「倫理的消費」調査研究会委員、東京都消費生活対策審議会委員、ラジオFMヨコハマ『SHONAN by the Sea』 レギュラーパーソナリティ。
http://ethicaljapan.org
●伊藤和子(いとう かずこ)氏 (弁護士/ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。
<申込方法>
※当日参加も受け付けておりますが、できる限り事前のお申込みにご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。
●参加申込フォーム からのお申込み
こちらの参加申込フォーム(URL: https://goo.gl/qvojU0)からお名前、ご連絡先をご登録下さい。
参加費は当日会場でのお支払いとなります。
※上記フォームでご登録できない場合は、お手数ですが、HRN事務局(info@hrn.or.jp)へ、件名を「7/5 出版記念イベント」として、お名前、ご連絡先をご送信下さい。
●Peatix
こちら(URL:http://ptix.co/1WLwUmO)から申込み、チケット購入をお願い致します。
<主催・お問い合わせ>
国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ
〒110-0005 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル7F
Tel 03-3835-2110 Fax 03-3734-1025 Mail info@hrn.or.jp
担当 宍倉
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認定NPO法人 特定非営利活動法人
ヒューマンライツ・ナウ
110-0005 東京都台東区上野5-3-4クリエイティブOne秋葉原ビル7F
電話 03-3835-2110 Fax 03-3834-1025 http://hrn.or.jp
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ついに出しました!
ユニクロ潜入調査も含めたファストファッションに切り込む新刊書籍です。
「ファストファッションはなぜ安い?」 単行本 – 2016/4/23 伊藤 和子 (著) 出版社: コモンズ 1620円
アマゾンで買えます。
↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861871263/hatena-blog-22/
結構力を入れて書いて、一冊でかなりの情報がありますし、ミステリー仕立てとは言わないものの、調査の様子なども含めて分かっていただけると思うので、ぜひ読んでほしいですね。
そして、GWの最中ですが、土曜日にトークショーをやります。
ぜひこちらもいらしてくださいね。
http://heiwanotananokai.hatenablog.com/
この出版記念イベントも企画しています。
なんと素敵なタレントさん、モデルさんが出演を検討してくださっているので、
とても感激して楽しみにしているところです。
もし書籍を購入してよかったら周囲の人に勧めたり、アマゾンに書評を書いていただけると嬉しいです!
以下本文から。
消費の選択権は私たちにあります。私たちが行動すれば、確実に企業の意識を変え、社会に変化をもたらすことが可能です。国際ブランドが社会的責任を果たし、公正な社会を求める私たちの要望に応える責任を果たさないかぎり、信頼されないし、誰も買わない。そんな文化を創り出していく力を私たちはもっています。日ごろファッションに敏感な人たち、トレンドセッターの意識が高まり、行動様式が大きく変われば、日本のメディアも変わる、そしてブランドも意識を変える、日本全体のカルチャーが変わっていくでしょう。
みなさんのちょっとした行動の積み重ねが、ナイキの児童労働の根絶のような大きな改善につながるかもしれない、そうしたひとつひとつの行動が低価格競争そのものの構造を変える力を持つはずです。すべての人の人権が大切にされる、よりよい明日を創り出す選択権は、私たちひとりひとりにあります。
写真付きの記事はこちらをご覧ください。http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20150424-00045093/
4月24日はファッション・レボリューション・デー。
新しく始まった、ファッション産業の仕組みを変えられないか? という国際キャンペーン・デーです。
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皆さんが何気なく選んでいる服、お気に入りの服が、どんなふうにつくられているのかについて、少し敏感になって想像力を働かせてくれることが、犠牲のうえに成り立っているファッション産業の構造を変えることが出来ます。
■ 4月24日は何があった日?
2年前の4月24日、バングラデシュのダッカ郊外の縫製工場が立ち並ぶ地区の一角にあったラナ・プラザというビルが倒壊して、その工場で働いていたたくさんの労働者が犠牲になりました。
その数は1000人以上。。多くは若い女性たちでした。
前の日からビルには大きな亀裂があることがわかり、みんな怖がって出社したくない、と訴えていました。
それでも、工場のオーナーの命令で、みんなは働きに行ったのです。そして間もなく、ビルは倒壊し、多くの人が下敷きになり、生き埋めになり。。。
この痛ましい事故は世界に報道され、バングラデシュの工場労働は「非人道的」と批判を浴びました。
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しかし、その工場で労働者たちがつくっていたのは、例えば以下のような世界的なブランドの服であることが、わかったのです。
Bonmarche, Camaieu, The Children's Place, El Corte Ingles, Kik, Mango, Premier Clothing, Primark, Walmart, C&A, Gueldenpfenning, Mascot, Asda, Inditex, Loblaw, LPP S.A., AdlerModemarkte, Benetton, Cato Fashions, Manifattura Corona, Matalan,NKD, Texman, Yes Zee, Carrefour, Store21, Auchan, JCPenney, Iconix, KANZ/Kids Fashion Group, LC Waikiki, Robe di Kappa, Ascena Retail
ベネトンや、ウォルマート、プライマーク、マンゴーなどの日本でも知られている有名ブランド。
InditexはZaraを含むアパレルグループですね。
そんなブランドの名前があがったことは、バングラデシュの惨劇と私たちを結びつけました。
■ 児童労働、事故のトラウマ、家族を失い、下半身まひで生きていかざるを得ない若い女性たち。
ラナプラザ事故から一年余、私は、バングラデシュを訪れ、事故の被害にあった元労働者の女性たちのお話しを聞く機会がありました。
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みなさん、10代から20代半ば。ビルの下敷きになり、助け出された彼女たちは、今も足に傷跡が残り、神経が切断されて下半身まひなどの状況で治療を受け続けていました。事故の恐怖はいまも忘れられないといいます。
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下の写真の真ん中にいる、黒いベールをかぶった少女は、事故当時14歳、児童労働でした。
お母さんも一緒にこの工場で働いていたけれど、母は事故で亡くなってしまったそうです。
彼女の足の傷はとても重く、一生障害を背負っていく彼女は必死に痛みに耐えていました。
このラナプラザ事故の少し前に、タズリーンという縫製工場で火事が発生して多くの労働者が焼け死にました。工場は深夜も操業を続け、外から鍵をかけられてほとんど閉じ込められていたため、多くの労働者は火事が発生しても逃げる事もできずに焼け死んだのです。
監禁されて深夜も労働・・・そこでつくられていたのも、有名ブランドの服ばかりでした。
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そんな過酷な労働環境は、事故後も変わっていない、それが昨年バングラデシュに行った時に痛感したことでした。
事故後、最低賃金はあがったけれど、物価も上がったので、工場で働く人たちの生活は苦しいまま。
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土日も関係なく、朝から夜10時、11時まで働いていても、住めるところはスラム街。トタンで簡単に囲われただけの、多くの人が密集したスラム。不衛生で狭く、暑くて息苦しいスラムに住む女性たちにお話しを伺ったときには、言葉を失いました。
■ 低価格競争が招く悲劇
ラナプラザのような悲劇はどうして起きるのか。どうして労働者たちはいまも苦しい生活なのか。
国際ブランドが、人件費の安く、労働法規制も十分でないアジアの途上国に生産拠点を移し、人件費コストを抑制して巨大な利益を得ていること、途上国の工場に「低価格」で「短い納期」の生産を厳しく求めていることが大きな原因なのです。
ブランドは、熾烈な低価格競争の犠牲を生産現場に強いており、安全で権利を保障した労働環境を実現するに足るだけの価格での買取りを保障していないという訴えを、私はバングラデシュ滞在中に何度も耳にしました。
「もっと価格をあげてほしい」「こんな価格では作れない」というと、ブランドは、「それなら中国やミャンマー、アフリカの工場に発注に切り替えますよ」と言い、実際にそうしてしまうというのです。仕事を失いたくない工場は、文句を言わず、発注を受けるしかないというのです。
もちろん、バングラデシュの国内企業が労働法規をまったく守らず、労働者を搾取するということは横行していますし、政府も十分な対策は全然打っていない、しかし、大きな要因として、発注元である国際ブランドの関与なくして、これだけ大規模な構造の労働搾取は成立しません。
こうしてつくられた製品は、米国、ヨーロッパ、日本などで低価格のファストファッションとして提供され、私たちは低価格競争の恩恵を受けて、安くてスタイリッシュな製品を買うことが出来るわけです。
■ カンボジア・中国では何が?
私たちヒューマンライツ・ナウは、このバングラデシュの調査の後、中国、カンボジアでも搾取労働の調査を進めました。
すると、日本のブランド、ユニクロ(ファーストリテイリング)も含む世界的なブランド企業の下請け工場での過酷労働の実態が明らかになったのです。
既にこちらのページでもご紹介した通りですが、
・ユニクロ: 潜入調査で明らかになった中国・下請け工場の過酷な労働環境
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20150113-00042192/
調査報告書はこちら
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・ユニクロ:再び問われるグローバル企業の責任: 今度はカンボジア労働者が過酷労働を告発
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20150401-00044415/
ステートメントはこちら
カンボジアの労働組合からのさらに詳しい、下請け工場の労働法違反の報告書は
こちら
記者会見全文http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241131#jyouhou
それぞれの工場での実態や労働者からの告発は、氷山の一角に過ぎないでしょう。
その陰でどれだけ同じような苦しみを抱えている労働者が多いかは想像もできません。
そして、私たちが指摘した問題について、まだ改善は十分にはかられていません。
中国の問題についてはファーストリテイリングと交渉中ですが、進展も情報公開もまだ十分とはいえません。
私たちは、ファーストリテイリングに対して、
・徹底した調査と検証、改善、そのプロセスと内容を詳細に公表することで、説明責任を果たすこと
・モニタリング体制の改善
・低い発注価格の見直し
・すべてのサプライヤー(下請け工場)の公表
・労働者への研修と労働組合結成の支援
などを求めています。
カンボジアの報告については、今のところ、ユニクロのファーストリテイリング、ZaraのInditexからレスポンスがきています。
H&Mなど他のブランドからはレスポンスを待っている状況です。
■「安い服の高い代償」アジアの女性たち・少女たちの権利を守り、オールタナティブを示すために。
Voice Newsの番組
"From Sex Worker to Seamstress: The High Cost of Cheap Clothes"
「売春か縫製労働者か」
https://www.youtube.com/watch?v=EnXhB1XtL2o
は、最近のカンボジアの女性を取り巻く状況を切り取っています。是非一度見てください。最低賃金は月額128ドルに引き上げられましたが、その他の状況はあまり変わっていません。
工場労働者は朝から晩まで働いても低賃金で生きていけない、売春をしたほうが稼げる、生き延びられるとしたら、女性たちの自立にとって縫製工場で働くことは健全なオールタナティブとは言えないでしょう。
カンボジアなどで少女たちを意に反する人身売買や売春から守りたい、そんなことに関心を持ってくださっている方は多いと思いますが、子どもたちの性搾取の問題と、工場での労働搾取の問題は無関係ではない、女性・少女たちを取り巻く現実のパーツのそれぞれ一部なのです。
バングラデシュでも、縫製産業は、農村の少女たちが、伝統的な社会で、幼児婚、強制結婚、DVなどの無権利状況の結婚の犠牲に会ったり、人身売買の犠牲にあったりすることのオールタナティブとして期待されています。
みんなが求めているのは、ブランドがバングラデシュを去ることではない、
人間らしい、搾取されない働き方を保障するようイニシアティブをとること
なのです。
もし縫製産業で労働基準が守られるようになれば、女性・少女たちのエンパワーメントにとって大きな前進につながるでしょう。
■ では私たちは何が出来る?~意識の高い消費者に
実は私もニューヨーク留学当時から、Zara、H&Mの大ファンでした。貧乏留学生には、チープファッションはとても嬉しい味方ですね。
でも、今は、チープファッションを積極的に推奨することはありません。
搾取構造がそのまま続いていることを知ったら、なぜこんなに安いのか~それは現場で働く人に支払われるお金が雀の涙程度だからだ、
とわかりながら黙って買い続けることでは、搾取構造~その末端は若い女性・少女たち~に加担していることになってしまいます。
最近、国際ブランドは事態の改善に努めつつあります。それは、消費者による抗議活動、不買運動、株価の下落などを恐れ、世論やメディアもとても厳しい目をブランドに向けるようになってきたからです。
ラナプラザの被害者への補償金の支払いを渋る企業名は公表され、厳しい批判にさらされています。
もしブランド・イメージが傷つけられ、商品を買ってもらえなくなれば、ブランドは大きな打撃をうけます。
いまや、率先して事態の改善に努めている姿勢を明確にしたり、ファッション・レボリューション・デーにもブランド自体が関わったりすることもあるのです。
それに比べるとまだ日本ではブランド企業の取り組みも国際的な水準にはほど遠く、こうした問題に意識した報道も少ないのが現状です。
新聞・TVに加えて、ファッション誌がこうしたことについて特集を組んでくれたり、継続的にフォローしてくれると随分違うはず。
その影響もあるのか、消費者のなかでもこうした問題への注目度がとても高い、とは言えません。
渋谷の風景渋谷の風景
是非、多くの方に関心をもってほしいと思います。
不買運動をして産業に与える、ということを推奨しているわけではありません。逆に、消費者として、各ブランドの取り組みや報道・指摘される労働問題に意識を持ち、改善していくのかどうか、よく見ていく、例えば、ブランドに手紙を書いてもらう、SNSやブログでつぶやいてみる、などの小さな行動も、つもりつもればとても有効だと思います。
例えば、H&Mは、すべての製品をオーガニックコットンでつくるなど、自社のポリシーを明確にしています。
https://www.hm.com/jp/customer-service/faq/our-responsibility
また、H&Mは、すべての下請け工場を公開しています。
http://sustainability.hm.com/en/sustainability/downloads-resources/resources/supplier-list.html
どうしてオーガニックコットンなのか?
オーガニックコットンとは?
本当に自社ポリシーが徹底しているの? (私たちの調査ではH&Mの下請け工場の深刻な問題についての労働者の告発がありました)などとチェックを入れてみたり、
では、ほかの企業はどうだろう、と比べてみて、商品選択の参考にするのもひとつです。
「ファッションレボリューションデー」を検索して考えてみたり、関連するイベントに参加してみたりすることもできます。
また、オールタナティブとしての、フェアトレードをサポートすることも素晴らしい、そして重要な選択だと思います。
ファッションは私たちの生き方やライフスタイル、自分なりのこだわりを示すものです。
もし、そのファッションが誰かの犠牲の上に、アジアの女性たちの過酷な労働搾取のうえに成り立っているとしたら、そのまま黙って買って着こなすのは本当におしゃれなのか?
あなたのこだわりのなかに、是非、「どうやってつくられているのか? 」ということを加えて、ちょっとしたアクションにつなげてほしいと思います。
そんなひとつひとつの選択がファッション産業のゆがんだ構造を変えるきっかけになると思うのです。
意識の高い消費者が増えることは、めぐりめぐって、世界を変えることに確実につながります。
以前の私の記事で、「服はZARA、さらにH&Mに期待」という記事があります。
http://worldhumanrights.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/zarahm-c47a.html
そう、確かに、米国留学生活当時にZara、H&Mのファッションに出会い、ヘビーユーザーだった時期があります。
ただ、その後2013年ころからワードローブを一新し、あまり購入しなくなりました。
しかし、2013年のラナプラザ事故、そして昨年その現場を訪れて、女工さんたちの置かれた状況に心を痛め、
ナオミ・クラインの「ブランドなんかいらない」(No Logo)を読んだりする経緯が私個人としてはあり、
団体ヒューマンライツ・ナウとしても「ビジネスと人権」の取り組みを開始し、
海外に製造拠点を置いているファストファッションの裏側でのことを考え、とても慎重になりました。
このたびカンボジアの工場の問題で記者会見をいたしましたが、ユニクロと並んでH&Mのサプライヤーも大変過酷な労働搾取をしている深刻な疑いがあることがわかりました。
こちらのステートメントと資料をご覧ください。
http://hrn.or.jp/activity/event/41/
同時にヒューマン・ライツ・ウォッチが最近発表した同種報告書にも同様にH&Mの事案が取り上げられています。
http://www.hrw.org/sv/node/133360
もとよりブランドには改善を求めていく姿勢であり、不買運動を展開するものではありません。
しかし、こうした事態を知りつつ、これらブランドをただただ肯定的に推奨する文書をそのままにしておくのもよくない、と思うに至りました。
そこで、単にブログを削除してしまうのは簡単ですが、過去の自分の甘い認識も事実として隠さずお伝えすべきだと思いましたので、冒頭にコメントをつけたまま、残しました。
「こちらの記事は2008年に投稿したものです。2014年以降、私はファストファッションに関する調査を行い、その裏側を知り、改善を求める活動をしていますので、ファストファッションを推奨することはもうしていません。しかし、単に削除するのでなく、2008年当時の私の認識はこうであったということを事実としてとどめておくことには意味があると考えていますので、冒頭にこのようなコメントをつけたまま残すことにいたしました(2015年4月4日) 」
皆さんには是非、ブランドのタグなどをみながら、慎重に考えて消費行動をとってほしいと思っています。
何を装うか、ファッションはその人の哲学を表すと言うこともあります。
この厳しい世の中、できるだけうまくやりくりして安い価格のものを買う知恵や工夫は大切。
でも一方で、安くておしゃれなものに惹かれるとき、それが私たちと同じように夢を抱いて一生懸命に生きている女性たち、アジアの近くの国の女性たちの過酷な奴隷労働によって成り立っているのとしたら?
アジア地域の少女たちが、ようやくきちんとした仕事を見つけたけれど、それが過酷な工場労働だったのでとてもついていけず、不本意に少女売春に戻ってしまうとしたら?
そんなこと気にせず、買うだけでいいのでしょうか?
果たしてそれが本当のおしゃれなのか、是非一緒に考えていきたいですね。
この季節、アウターは茶系になりがちで、たくさんの茶色系のアウトフィットをもっています。
帽子、コート、マフラー、ファー、手袋、靴。
しかし、最近のマイブームは冬でもワンピースですので、茶系ではあわない日もあります。特に最近来ているブルー系、バイオレッド系のワンピースはやっぱり黒ですね。
ということで今週がんばって、
黒のコート
黒のブーツ
黒のレッグウォーマー
を新しく購入し、大変満悦しています。
でも、黒のレッグウォーマーを喜んで持参していたら、来日していた国連の人権担当官とのミーティングの際にみつかってしまい、「一体これは何? 」と聞かれ、理解が得られず説明に窮するはめに。
レッグ・ウォーマー文化は日本だけなのか? または男性にはわかりにくい女性の事情なのか。
今週末は、実は、理事を務めている学会があったのですが、行かない選択をして、鋭気を養っています。
ところで、今年の秋から、秋も冬もワンピース路線にしてみました。
これまでは5月から9月くらいまで夏物ワンピ―ス、10月から4月くらいまでは黒い上下の人(主にZara スーツ)だったのですけれど、ふと購入したジャージーワンピースが気に入り、これで冬も行こう! と思っているところです。
皆様からは、
エミリオ・プッチですか?
ダイアン・フォン・ファステンバーグですか?
と聞いていただくのですけれど、実は! そんなではなく、通販などでかなりお安く購入しています。
で、しわになりにくく、洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えて、旅行にもかさばらず、収納も簡単、
大変便利でよいです♪
それに、毎朝、黒い上下に何を盛るか? と悩むこともなく、朝の時短にもつながっています。
しばらくはこのラインで行きたいと思います。
冬はフリースとともに。
他愛もないなしだけれど、帽子が好き。
で、秋になるとちょうど帽子をかぶるのによい季節
なので、帽子をかぶりはじめる。
帽子の店にいって自分にあう帽子を時間をかけて探すのも好き。
私が好きなのはベレーでもハンチングでもない、キャスケットで、
かたちのいい帽子。それをななめにかぶるとぴったりくる帽子。
あまりないけれどたまにある。
一番好きだったのは、ニューヨーク五番街のH&Mでみつけた帽子で、
ニューヨークではずっとかぶっていたが、日本に戻るどさくさでなくしてしまった。
それからいつも、同じようなかたちの帽子がないかな、と探す。
今年はちょっとそれにかたちの似た帽子がみつかったので
そのことについて、機嫌がよい。
そのため、今年の服装は少しニューヨーク当時っぽくしている。
新しい服を買わずにどこかからひっぱりだしてくるので、経済的でもある。
最近の洋服といえば私はほとんどZARA一筋。
http://zara.livedoor.biz/archives/50895452.html
ニューヨークにいたころに、価格がリーズナブルでかつおしゃれなZARAの服のファンになり、たくさん購入。「帰国したら日本では買えないなあ」と残念に思っていたら、嬉しいことに、新宿にも、渋谷にもZARAがあるのを発見。価格も本当にうれしい設定なので、どんどん購入しています。
今夜、衣替えをしたのですが、毎朝出勤前に洋服の組み合わせに迷って時間がかかってしまうを避けるため、最新の洋服で、よさそうな組み合わせをつくってポラロイドにとりました(モデルの川原亜矢子さんが本で進めていたやり方です)。すると、今回は、活用している服の6割くらいがZARAなんですね。これにはさすがに驚きました。
ベネトンも好きですが、共通するのは良心価格でおしゃれということ。
「職業柄、もっと高い服買ったら?」とときどき言われるのですが、余計なことにお金をかけない主義なので、ZARAで何の問題もない以上、あえて高い服を買う必要なし、という感じです。そうそう、最近の「Story」で中村江里子さんが、パリでZARAを愛用している、という記事も発見(ただ、普段着として、と書いてありましたが)。
それに、高い服を一着買って、それが購入金額に見合うのか確信がもてず、かつそれ以上欲しいものを変えない状況ってストレスたまりますけれど、好きな服を3着も5着もまとめて買っても、そんな高い一着の半分くらいの価格で会計ができると、なんとも痛快な気持ちですよね。
そんな私が、もうひとつ注目しているのが、ついに日本に上陸したH&M。これもニューヨーク時代に気に入っており、五番街のショップによく行ったものでした。これも良心価格でありながらおしゃれで、大好きなショップです。
http://www.hm.com/jp/#/startpagejapan/
ついに銀座に店舗ができたようで、嬉しい限りですが、あまりに人気で、平日でも一時間並ぶとか、雑誌に書いてあり、信じがたい話ですが、そういう状況なので、まだ偵察に行っていません。少し落ち着いたら、冬物を探しに行ってみようと思いますが。
ところで、法廷がある日でなければ、ニューヨークや東南アジア等に出張に行った際に買った服(いずれも日本では考えられないくらい安いが個性的)をそのまま着てしまうのも大好きで、時にはちょっとだけ異彩を放っていたいと思っています。
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