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2018年10月

2018年10月21日 (日)

ニューヨークに行きます!

秋も深まる今日この頃。

今年も国連総会にあわせてニューヨークに行きます。

以下の二つのイベントを開催、お話させていただきます。

また、満席になってしまったFIT会のイベントにも登壇いたします。
お近くの方、いらしてください。

■パネル・ディスカッション「2020年東京オリンピックとグローバル・サプライチェーンにおける人権問題」

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催まであと2年足らずとなりました。近年、オリンピックやワールド・カップのような国際レベルのメガ・スポーツのイベントにおいて、主催国や主催団体の人権侵害・差別・環境問題に対する社会的責任が問われることが主流となってきました。

今回のパネル・ディスカッションでは、オリンピック開催準備における人権状況にフォーカスを当てます。会場建設に使われる木材を含む材料に、違法森林伐採や児童労働はないだろうか。建設現場の労働環境や労働条件に人権侵害はないだろうか。グローバル・サプライ・チェーンで実際に起きている人権侵害、過去のオリンピックでの人権侵害ケース、主催国の日本が取り組むべき課題や果たすべき責任などにも触れながら、以下のパネリストをお迎えしてディスカッションを展開します。

パネリスト:
-David Segall (Research Scholar and Policy Associate, NYU Stern Center for Business and Human Rights
-Kenneth Rivlin (Partner at Allen & Overy)
-Kazuko Ito (ヒューマンライツ・ナウ事務局長/弁護士)

イベント詳細:
【日程】2018年10月24日(水)
【時間】2pm-3:30pm
【会場】New York City Bar Association
【住所】42 W. 44th Street, New York, NY 10036
【言語】英語
【参加費】無料
【定員】先着30名ほど
【共催】Vance Center for International Justice & ヒューマンライツ・ナウ
【その他】コーヒー&ティー付き
【ご予約】kbenzaquen@nycbar.org (英語でお願いします)

そして。。。初めてのパーティー!!

ヒューマンライツ・ナウNY事務所ローンチ・パーティー

この度ヒューマンライツ・ナウでは、NY事務所の米国法人化に向けてローンチ・パーティーを開催します。

2006年の発足以来、ヒューマンライツ・ナウは東京を拠点にNY,ジュネーブ、ミャンマーなどにもオフィスを構えて活動をしてきました。2012年に取得した国連特別協議資格を最大に活用して人権侵害の被害者の声を国際社会へ発信し、根本的な原因をなくしてゆくためにも、NY事務所のキャパシティ強化と活動の拡大化を図るのが目的です。国境を越えて弱い立場の人々を守りたい、というミッションを掲げる国連機関、市民社会団体、教育機関、弁護士事務所、個人の方々との交流を深める機会になれば幸いです。

ヒューマンライツ・ナウ事務局長、NYメンバーで皆さまのご参加をお待ちしております!

イベント詳細:
【日程】2018年10月25日(木)
【時間】受付開始 6pm, パーティー開始 6:30pm
【会場】WeWork-Penn Station
【住所】315 W. 36th Street, New York, NY 10018
【言語】挨拶&司会のみ英語。お好きな言語で交流してください。
【参加費】無料(寄付歓迎)
【定員】先着40名ほど
【主催】ヒューマンライツ・ナウNY
【その他】ワイン&スナック付き
【ご予約】hrnnyinfo@gmail.com

ニューヨークの皆さんに本当にお世話になっています。現地で、みなさまとお会いできますように!!!

2018年10月 7日 (日)

キズナアイから考えること。

NHKの「キズナアイ」解説が問題になっていますね。
色んな人がヤフーでも書かれています。

ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中

https://news.yahoo.co.jp/byline/sendayuki/20181003-00099158/ 

確かに「萌え絵」と言われるもののなかに、女性から見て不愉快なものもあります。
女性をめぐる表現というのは、みんなが違和感を表明したり、クリエイターの中でも女性が増えたりして、いろんなディスカッションを経て鍛えられて行くものであり、議論は大歓迎。
この問題を提起した太田啓子さんや千田ゆき先生に、非難が殺到したり、それを理由にフェミニズム一般を批判するような動きってとても残念だと思います。
でも、
気になって(というかちょっと時間が出来て)見てみると、
「キズナアイ」
胸が大きいとか、おへそが出ているとか、受け答えの仕方を理由に、
性的だと言われて、こういうところに出てはいけないと言われるのはかわいそうではないか、と私は思うのですね。
知的好奇心のある若い女性ってもしかしたらこういうタイプの人、結構いるのではないでしょうか?
よく考えると
私も20代の頃はこんな感じだったかもしれません。
胸は大きかったし、修習生から弁護士になったばかりのころは、キャピキャピしており、受け答えはキズナアイのようだったと思います。
当時のはやりもあり、服装も周囲をびっくりさせていたようです。
そのため、年上の女性の人たちからは軽く見られたり、周囲から「こんなやつが弁護士になっていいのか」と陰で言われたりして辛かったからですね。
確かに、私は地味なスーツを着たりしていなかったのですが、それは私の個性だと思っていたし、実力本位の自由業についたにも関わらず、自分の好きな服を聞いて好きな振る舞いをしていることプラスそれが女性だからということを理由に差別されたり軽くみられるのはひどいと思っていました。それはひとつの女性差別かと。
女性が女性であること、女性が好きな服装をすることが性的だとか問題だと言われて公の場から排除されたり差別されること、見下されることに対して、怒りを感じていました。
また、20代の頃に、女優の 裕木奈江さんに似ていると言われていたことがあったのですが、彼女は、主婦層から「ぶりっ子」と思われてバッシングされてすごく嫌われ、
芸能界からいなくなってしまい、とても怖かったことを覚えています。
そんな経験からも、
仮想のキャラを叩くと、似たような実在の女性も公的な場から排除されてしまいそうで、心配です。また、批判をされないために、人目を気にして地味な格好をする、目立たない格好をする女性が増えるのも心配ですね(弁護士業界はどんどんそうなっているようにも思いますけれど。残念です。著明な五十嵐二葉弁護士がお若いころは女優のような服装で裁判所に行き、裁判官に注意されても平気でいたそうです。福島みずほ先生も議員になる前からピンクなどのカラフルな服を着ていて、ルールにとらわれず、業界からは浮いている感じでしたが、私は好きでした)。
また、見た目がセクシーだとみなされると性被害に遭っても仕方がない、という議論にもつながりかねず、危険ですよね。
エマ・ワトソン
が胸を見せたのは、反フェミニストなのか、という論争も起きましたが、女性があるがままにあることを批判されるべきではないと私は思います。
 ところで、
今度改めて書きたいと思いますが、私は、ハリウッド映画の
「キューティーブロンド」
が好きなんですね。「キューティーブロンド」、おバカ映画ではありません。お勧めします。
 リース・ウィザ―スプーン演じる主人公エルは、ハーバード・ロースクールに進学しますが、その見た目や立ち振る舞い、ブロンドやファッションから、教授やボーイフレンドからも見下され、ハーバード同期の女子学生からも軽蔑される。
 彼女は、彼女の見た目を気に入っていたボーイフレンドが、実は彼女を見下していたんだ、ということを知り、猛烈にファイトを掻き立てられるんですね。
 そして、彼女はものすごくがんばって頭角を現すのですが、それにも関わらずセクハラを受けるというものすごい理不尽を体験する、でもそれを乗り越えて彼女は首席で卒業するという痛快な話です。
 ここで彼女が体験することは典型的で普遍的な女性差別ですが、女性はこうした偏見や差別とたたかわないといけない。
 だから、女性を表面だけで判断するのではなく、その想いを理解しあって、励ましあっていかないといけないな、といつも思います。
そして、痛感するのは、キズナアイのようなキャラ、それが象徴する若い女性は
どんなに頑張って愛されキャラになり、人気があっても、
もてはやされている陰で結局はある意味で馬鹿にされている、これが女性差別の本当に悲しいことなのです。
(キューティーブロンドを是非見てほしい)。
がんばって学校に行き社会に出て色んなことに挑戦するのに、
見下され、差別にあい、痴漢にあい、AV強要にあい、セクハラにあい、レイプされる
私の事務所に相談に来る女性たちもそうです。
あんなにキラキラしているのに、キラキラしているが故にひどい目にあい、
ひどい目にあった途端「あなたには隙があった」と同性からも言われてしまうのです。
だから、私の場合は弁護士の資格をとり、一人前に実力をつけようと必死になりました。
馬鹿にされないためには、自分を守る鎧が必要なのが、この差別的社会です。
でも私はかなり資格によって守られてきたと思いますが一般はもっと厳しく、どれだけの女性がどれほど悔しい思いをしていることだろう、と思います。
みんなで手を取り合って、この差別社会をなんとか変えていきたいですね。

2018年10月 2日 (火)

事務所移転までの日々と「神楽坂」へのめぐり合わせ

10月1日から事務所を神楽坂の奥・山吹町に移転しました。

想えば、今年のスタートは、海外から戻ってきて1月4日から神楽坂に出かけて物件を巡ったものです。

移転の話が出たのは昨年12月、詳しくはお話しできませんが、大切な拠点を出ていかざるを得なくなり、寝耳に水の話で、なんてひどいことだろう、と思いました。

秋葉原ビルは私たちが7階、6階に日本国際ボランティアセンター等が入っているビルで、NGOに理解のあるオーナーさんたち。8階はフリーのカフェスペースで、インターンやボランティアがくつろぐこともできてとても素敵な環境でした。

同じような環境を手に入れることは無理。秋葉原周辺も探しましたが、オリンピックを前に家賃は高踏。駅から離れない限り、良い物件は見つからない。。そこで都内でも家賃が安い場所がないだろうか、と考えました。

移転にはとても大きなお金がかかります。2012年に大きなお金をかけて移転したばかりなのにまた移転でお金を失うことは現実問題としてとても痛いものでした。

それほどお金をかけて移転するのなら、現状維持ではなく、新しいところ、本当に行きたい場所にいきたいと思いました。

秋葉原のオフィスは、スタッフの事情など様々な事情から選択肢がそもそも限られていて、そのなかで選択したもの。でも今度は自由に決められる。

そんななかで、物件探しを始めた私は、神楽坂と江戸川橋の周辺の家賃が割安だということを認識しました。

神楽坂は実は私の生まれた街。矢来町が生家と聞いています。

ただ生まれた病院は鬼子母神病院だそうです。そこにいたのは1歳か2歳くらいまでだそうですが。

そして早稲田大学出身の私は学生時代、神楽坂でバイトをしていました。当時の神楽坂はそんな素敵なところではありませんでしたが、懐かしい場所です。

しばらくして、神楽坂がおしゃれな街になっているのを知り、アグネスホテルに泊まったり、フレンチを食べたり、ちょっと遊びに来るようになりました。弟が神楽坂好きで、よく母と弟と夫などと食事にきたりもしていました。

そして最近では、仁藤夢乃さんたちのコラボが「私たちは買われた」展を神楽坂の展示スペースで展開されたのを見に来ました。実はそれが神楽坂をよく知るようになったきっかけ。

実は展示内容があまりにショックで、展示スペースでも座り込んでしまう状態。暑い夏の日でしたが、到底そのまま電車に乗って家に帰ることができず、ふらふらと飯田橋方向に歩き続け、ある炉端焼き屋さんに入り、とてもそこが気に入って。。

夫を呼んで二人で食べました。それから神楽坂の通りを散策して楽しみ、その後、同じ店で母の誕生日をやったり、とこの数年で突然神楽坂好きになっていったのです。

もちろん、本当は神楽坂の大通りに事務所を出したい、でもそのあたりはとても人気で家賃が高いのです。

私は、弁護士業務でも経費を下げて、自由度のある暮らしをしようと決めてやってきました。そして、ヒューマンライツ・ナウは何より、多くのボランティア等が集えて、広いスペースが必要、それが高くては困りますので、単価が安いところでないと困ります。

多くのNGOはそうした要請を満たすために山手線の外側に事務所を構えています。でもボランティアさんや会員弁護士がアクセスしにくいところにはしたくない。

そこでちょうど手が届きそうなのが神楽坂の奥という選択肢でした。

一度きりの人生で、事務所を移動するのもこれで最後にしたい、これまでみんなの意見で決めてきたけれど、結局責任を取るのは私、お金を多く出すのも私、だったら、自分の好きな街に移転したい、そう思いました。

そう思えた町は吉祥寺か西荻窪か神楽坂。東京の西の方に住む私には何と言っても西の方が通いやすいのですが、いずれもとても好きな街。とはいえ吉祥寺や西荻窪では他県から通うスタッフにも大迷惑ですので、奥神楽坂に気持ちが高まります。

それでもいい物件がなかなかなく、他の場所も正直考えました。毎日のように物件案内をインターネットで探す日々。内覧も本当にたくさん行き、不動産屋さんとも何人も顔みしりになりました。

なかなか良い物件がなく焦り、もう神楽坂はだめかな、とあきらめかけた今年の夏、ひとつの物件の情報を得て、すぐに内覧に行き、そして決まりました。

坪一万円以下の物件で、新耐震、エントランスもきれい(風水の関係で大切です)、そして二つのドアがあって法律事務所とNGOでわけられる、という物件でした。そして、早大通り沿いのとても美しい街並み、明るい雰囲気。とても気に入りました。

山吹町、というのは昔の言い伝えもある場所ですが、山吹町とミモザというのは相性もとても良いと思いました。

これだと思ってこちらに決めて、ややこしい保証の話などもすんなりクリアすることができました。

私は今回は、自分が好きな、素敵だと思う街に移りたいと思ってきました。その夢がかなってとても嬉しいです。

当初よりはコストもかなり抑えられました。ヒューマンライツ・ナウについては移転カンパを募ったところ、温かいカンパも寄せられました。

南向きの窓、バルコニー。夕暮れ時に美しい北向きの窓。

様々な美しさを持った建物です。建物のかたちがよいので、事務所スペースも前より広い感じがしますし(実際は少し面積を減らしたにもかかわらず!)、ヒューマンライツ・ナウのスペースは倍近く広くなり、インターンやボランティアさんたちが静かに仕事ができる環境が手に入りました。

江戸川橋までの間にもとてもおいしいお店の数々、神楽坂に本当に素敵なお店、ほっとできる場所が多いことは、言うまでもありません。

今の季節はとてもきんもくせいの香りがかぐわしく、とても幸せな気持ちになります。

そして、窓からゆさゆさと揺れる木々を見ていると、大好きなバリ島を思い出したりします。私は木がゆさゆさ揺れているのがとても好きなので、とても嬉しいのです。

このような物件に移ることができた幸運を周囲の方々に何らかのかたちで恩返しさせていただきたいなあ、と思わずにはいられません。

めぐりあいに心から感謝。がんばります。

事務所移転のご挨拶~ 10月1日より新事務所で業務をスタートしました

【10月1日より新事務所で業務をスタートしました】

拝啓 すっかり秋らしくなってまいりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。いつもご厚情をいただき誠にありがとうございます。
 さて、このたび、ミモザの森法律事務所および、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウがオフィス移転をすることになり、2018年10月1日より下記住所にて業務を開始いたしました。新しい事務所のある奥神楽坂は、美しい場所で、神楽坂は私の生まれた町でもあり、移転をとても嬉しく思っています。近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。
 移転に伴い、ヒューマンライツ・ナウのスペースも広くなりますので、新事務所移転を機に、地域とのつながりも大切にしながら、一層のびやかに、国内外の人権問題に取り組み、誰もが生きやすい社会の実現をご一緒に目指していきたいと考えています。今後とも是非、ご指導、ご鞭撻をいただきますよう何卒よろしくお願いたします。    
                      敬白
ミモザの森法律事務所/ 
国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ
事務局長 弁護士  伊藤和子
移転先
〒162-0801 東京都新宿区山吹町335 鈴木ビル4階
TEL 03-5579-8471 FAX 03-5579-8534(法律事務所)
TEL 03-6228-1528 FAX 03-6228-1586(NGO)
東西線神楽坂駅 徒歩8分、有楽町駅江戸川橋駅 徒歩5分
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