パートナーとずっと仲良くいる秘訣
仕事で離婚事件等をよくするのですが、いつも残念に思うのは気持ちのすれ違い。
ああ、きっと相手にも言い分があったんだろうなあ。。一度は愛し合っていたはすなのに。。
どうして嫉妬がこんなかたちになるの?
など、破綻の時期の惨状、モラハラやDVを見ているととても残念に思います。
法的にばしばし解決するのが私の仕事ですが、もしもタイムカプセルに乗れるなら、アドバイスをして修復してあげられたのに、と思うこともしばしば。
私事ですが、私の場合、20年以上円満に結婚生活してるのですが、もちろんパートナーに恵まれたのですが、私としても過去の経験に学んで努力していることもあります。
それはいたってシンプルですが、書いてみますね。
・ 自分を大事にする心構えとパートナー選び
若いうちは、自分が苦労して犠牲になっても男に尽くしたいという変な気持ちを抱いたりすることがあります。
そして、素晴らしい尊敬できる相手であれば、自分に冷たいことを言って、自分を大切にしてくれない相手でもついていきたい、などと思ったりします。
しかし、結婚生活は人生の重要な一部ですので、自分が大切にされ、自分が幸せになれないとだめです。
自分を丸ごと愛してくれる相手、優しく大切にしてくれる相手を選びましょう。
そして、常に自尊心をもち、自分を大切にしてくれないと思った相手には、きちんとそのことを伝え、改められないようであれば、別れたほうがいいです。
これは一番大切なことです。
いわゆる「不幸癖」のある人はまずパートナー選びに失敗しています。わざわざ自分が不幸になるような恋愛にはまってしまっているのです。
束縛、見下し、DV、モラハラ、兆候が見えたら、さっさと別れる。
常に自尊心をもち、自分を大切にしてくれないと思った相手には、きちんとそのことを伝え、改められないようであれば、別れたほうがいい、とにかく早めに別れたほうがいいです。
実は生育環境から、女性を見下したり、自然自然に女性蔑視ということは残念ながらあります。
それを修正・是正しなければなりません。ここは妥協なくいかないと一生見下されたりします。
きちんとそういうことは不愉快だと伝えて、是正してあげる、直すチャンスは与えたほうがいいですが、
改善が見られない場合は早くわかれましょう。
とくに、束縛、DV、モラハラが始まったらすぐに別れましょう。
早めに別れられないため、ドツボにはまってストーカー被害、という方たちもたくさんいます。
いつの間にか追い詰められて逃げられないような状況に置かれたり、正常な判断能力や自尊心を失って「この人しか私にはいないんだ」と思いこまされないうちに、早めに別れましょう。
結婚する前にとにかく見極めてください。結婚した後も子どもができるまではとにかく見極めてください。
「この人は思いやりがないけれど、子どもができれば変わってくれるかも」という期待は私の経験上裏目に出ています。
そのような男と我慢して付き合うことは時間の無駄です。
妊娠する前に、別れましょう。
妊娠してしまった後はいろいろと難しくなります(でも大丈夫、離婚事件としてがっつりお引き受けしますよ)。
そして、別れないで大丈夫、一緒にやっていける、となった大好きな相手に対してはこちら。
相手を大切にする
選んだパートナーとずっと仲良くいる秘訣は、目を見て優しく話しかける、ボディタッチ、ほめる。相手の行動や成果でなくちょっとしたことや優しさ、存在自体をほめる。
恋愛は愛には愛、優しさには優しいのギブアンドテークですので、お互い惜しみなく愛情を注ぐことが大切です。そして相手にも惜しみなく愛情を注いでほしいとお願いする。
嫌なことは率直に
嫌な事をされたり違和感があれば、そのことや感情・悲しみをきちんと伝えて二度と繰り返さないでと真摯に頼むことです。
嫌な感情を押し隠して我慢していると、相手もわからないわけですから、いつまでも嫌な事をされてしまう、そしてエスカレートします。
相手の考え方で嫌なところがあっても分かり合えないと諦めて放置すると、平行線どころか、だんだん違う方向に路線がそれてしまい、最終的には共通の会話が成立しない、共通の言語を持ちえないという世界になります。
実際私もこれを経験して、驚いたというか、思わず笑ってしまった経験がありますね。そのころにはほんとに関係は冷めてしまっています。
そしてあなたにとって嫌な事、傷つく事、 「言わなくてもわかるはず」と思っていても、実は男性は鈍感です。相手はわかっていない、そしてちょっと傷つけることを言ってもあなたが起こったり悲しんだりしなければ、これくらい言っても構わないんだなと逆に思ってしまうようです。
だから伝えることは大切です。その場合、口論になるような「論争」というかたちでなく、いかに自分の心が傷ついているのか、気持ちを率直に伝えるということが大切です。
愛するあなたの気持ちを傷つけてしまった、そのことを切々と丁寧に訴えられたら、相手も反省します。
もう二度としないでほしい、ということを丁寧に伝えてください。
継続すること
以上のことは、交際はじめはラブラブなので、簡単にできるし相手も応じてくれる。要はそれを意識して持続することです。
特に、違和感感じてるのに黙ってると「どうせあの人はわかってくれない」というわだかまりがマグマのように増殖し、いつか相手に対する軽蔑や憎悪の感情、自分たちはうまくいっていないという負の感情が生まれてしまいます。不信感。そうです。
理解しあえなければ、相手も何が嫌なのかわからないので、無自覚なまま、あなたにとって嫌な事を言い続けたりし続けたりする、そしてあなたが傷ついていることをわからないまま傷つけてしまう。
そして、お互い悪感情をこじらせて、お互いにエスカレートします。本当にそれは残念なこと
相手の良さをほめあっていればSweetでいられのに、いつしかお互いを傷つけあう言葉の応酬になってしまう。素直になれないのです。
でも、一度ボタンが掛け違ってしまった場合、信頼を取り戻すのはなかなか大変なこと。
だから、最初が肝心です。そしてそれを継続することが大事です。
嫌だと思ったら率直に、丁寧に、言葉を尽くして伝えましょう。
それはいつも心からの愛情と一緒に伝えましょう。
そしてこうしてほしい、ということも伝えましょう。大切にしてほしい、優しくしてほしい、ということも率直に伝えれば、相手も応えてくれます。
いつも直球で、率直に、愛には愛を、とてもシンプルなことなのです。
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