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2014年6月

2014年6月28日 (土)

土曜日の夜

土曜日の夜が好きだ。
今日はバングラデシュの出張から早朝に戻って、家で休み、突然の取材を受けて、明日朝に講演する琵琶湖周辺に移動するため、8時すぎに新幹線に乗った。
新幹線のなかで講演の準備をしている。
そんな状況でも、新幹線の車内は静かで、周囲の景色を見ながら静かにひと時を、ひとりの時間を過ごす。
ジャズはないけれど心の中に響いている。

土曜の夜は日曜の夜とは全然違う、どことなく甘美なところがある。明日は何の制限もない、自由な一日が、費の光がまぶしい休日が待っているような気がする。その予感が好きなのだ。

バングラデシュから帰国

羽田にバングラデシュから早朝帰国しました。
バングラデシュは生きていくのが本当に大変な環境で、過酷な環境に生きる人々の姿に胸が痛みました。
環境汚染がひどいので日常的な食べ物も発がんリスクが高い、みんなが長生きできないと地元のNGOの人から教えてもらいましたが、地元の人たちはどうすることもできないようです。
縫製工場の状況も深刻でしたが、ハザリバーグ地区という革製品加工地区の環境汚染は世界最悪と言われ、想像を絶するものがあり、頭がおかしくなりそうな悪臭の立ち込めるなかで、数千人という人々が密集して生活をしていました。
縫製工場の従業員は朝8時から夜10時まで働いているのにスラムのとても住環境の悪いところにしか住めない状況で愕然としました。
政府は避けられる環境汚染、健康被害や火災・地震による労働者の犠牲などに十分な対策をとってこなかったし、バングラデシュを食い物にしている多国籍企業も低価格を押し付けて、人々の人権に配慮しようという姿勢が見られないことが事態に拍車をかけている模様です。
コンプライアンスチェックは取り組みが始まっていますが、特にバングラデシュの人のことを考えるというより企業の自己保身に過ぎないのが現状ではないかと思います。

などと考えさせられることばかりでしたが、日本に戻って少し落ちつきました。
明日は朝から滋賀県で講演なので、今夜は滋賀県に移動します~

2014年6月24日 (火)

塩村議員へのセクハラ&バングラデシュ出張中なう。

■  塩村都議へのセクハラf発言

塩村都議へのセクハラ発言には本当に怒り心頭、残念でなりません。
実は金曜日夜からバングラデシュにきているのですけれど、どうしても黙っていられず、超立て込んでいたのですけれど、出張前に羽田空港でYahooブログを更新しました。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20140620-00036583/

なんかこれはウルトラCで、チェックイン後の時間を使って20分くらいで書いてしまったので、もう少し丁寧に書きたいこと、悔しい思いなど、たくさんありましたが、そこまで書き尽くせませんでしたが、最低限のことを発信した次第です。
通常、Yahooとこちらとほぼ同時に配信するのですが、以上のようなわけで遅れてしまい、少しoutof dateなので、今回は、上記ブログを参照するにとどめたいと思いますが是非読んでくださいませ。

ヤジした議員はついに名乗り出たようですが、徹底調査は今も必要です!!
これで終わってしまうことがないようにと思います。そうでないと、悲しすぎますよ。

■ セカンドレイプ報道

それと、この事件についての国内の反応のなかに被害者を責める内容があるので愕然。
私と並んでYahooブログ書いている男性ブロガー、全員じゃないですけれど、中にはひどいセカンドレイプ記事を書く人間がいてびっくりです。
被害者を責めるなどとんでもない。
上から目線で被害者を非難する論評をするなら、自分が女に生まれて公の場でさんざん男から侮辱されてから発言してほしいと思います。ええ、私も女ですから幾度そういう経験をしたかわかりませんよ。

■ ところで、バングラ出張中です。

ところで、私は、現在バングラデシュにおりまして、アポ取りや変更等連絡に追われています。
そんなところに、メディアの方から、この件などで問い合わせの電話が突然入ったりするのですが、バングラにいるので、申し訳ありませんが、取材に対応できません。

実は、お断りする3分の電話だけでも国際電話代がかかってしまい、また、バングラではとてもテンパっていますので、ついつい怖い声で対応してしまう。。。のを避けるためにも、携帯への取材のお電話はやめてくださいますよう、お願いいたします。
ほかに怒っている方はたくさんいますので、是非ほかのみなさんのご意見をうかがっていただけると幸いです。
バングラ出張についてはまたご報告いたします!!
女性の権利の活動家にアテンドしてもらってますが、日本の実情があまりにも恥ずかしく、バングラでこの件を話題にする気にもなれません。悲しい事態です。

2014年6月 5日 (木)

日曜日・パレスチナ難民女性キファーさんとともに。私もコメントさせていただきます。


日曜日、こちらの企画に参加いたします。
尊敬する広河隆一さんの招聘企画です。
キファーさんや、広河さんたちから学ぶ一日としたいと思います。
日曜日ですけれど、皆様も是非、ご参加ください。
いつも思いますが、こういう機会は、世界の現実を改めて知り、
格闘する人々から学び、新たな視座を得て、自分の足場を確認し、
今この地球で与えられた生を生かそうという新たな気持ちをくれます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
映画と講演会
「難民として生きる」キファー・アフィフィさん 講演会

会場:明治大学リバティータワー 7階 1073教室 (駿河台キャンパス)
日時:2014年6月8日(日) 14:00~16:30(開場は13:30)
※入場無料、資料代1000円 (要申込み)

プログラム
1. 映画「NAKBA」アーカイブス版よりキファーの章 上映
2.「難民の支援活動と報道」講演 広河隆一(フォトジャーナリスト/DAYS JAPAN編集長)
3. キファー・アフィフィの語る「難民として生きること」 講演 (通訳 山本薫)
4. コメンテーター 黒木英充(東京外国語大学 アジアアフリカ言語文化研究所・教授)
5 .ゲスト 伊藤和子(弁護士、ヒューマンライツ・ナウ事務局長)

主催:「キファーさんとともに難民問題を考える会」
共催: Days Japan (月刊誌) 広河隆一事務所 社会思想史研究会 NIHU「イスラーム地域研究東京大学拠点」科研費基盤研究(A)「アラブ革命と中東政治の構造変容に関する基礎的研究」
後援: NPO法人パレスチナの子どもの里親運動 
協力:NPO法人ヒューマンライツ・ナウ

■お問い合わせとお申込み先■
広河隆一事務所  担当:中村
TEL:03-5376-7898 FAX:03-3322-0353  email:hiropress@daysjapan.net

詳しくは下記のサイトをご覧ください。
http://www.hiropress.net/information/event/event201405_01.html


パレスチナ女性キファー・アフィフィは難民キャンプで未来を閉ざされた生殺しのような生活を送るなか、パレスチナ勢力が内部対立をしていることに絶望し、故郷の地に戻る闘いを始め、逮捕されました。6年間の獄中生活で、様々な拷問を受けた後、彼女は釈放されます。
その後彼女は難民の子どもたちの支援運動に参加しました。
パレスチナ問題は遠い外国の複雑な問題であるという認識を、一人の女性の生き方を通して、変えていくことができたらと思っています。(広河隆一)

2014年6月 1日 (日)

自分の意思で結婚し、妊娠した女性を実父らが集団で殺害・パキスタンで「名誉」の殺人が続く理由


結婚・妊娠した実の娘を一家で襲撃して殺害

5月27日、パキスタン東部ラホールで、妊娠3カ月の女性が実の父親や兄弟、いとこら20人以上の集団に襲われ、れんがや石等を大量に投げつけられて殺害された。
彼女は25歳のファルザナ(Farzana)さん。
家族の意思に反して、自ら結婚相手を選び、その男性と結婚して、妊娠3カ月だった。
彼女は、自分が選んだ男性と結婚したことを理由に、殺された。自分の意思を貫いたことを理由に、私的に処罰され、私刑に処せられたのだ。
彼女はこの日、裁判所に向かっていた。ファルザナさんの家族は、夫がファルザナさんを誘拐して結婚を強要したと訴えていたため、ファルザナさんはこの裁判に証人として出廷する予定だったのだ。
父親たちは、ファルザナさんが法廷に向かうのを待ち構えて殺害した。
襲撃があったのはラホールの裁判所の近く、警官や裁判所関係者も近くにいたにもかかわらず、誰もファルザナさんを助けず、殺害されてしまったのだ。
http://www.afpbb.com/articles/-/3016286utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Fri_r1


名誉の殺人~ 恋愛しただけで殺される。

こうした殺人事件は、'''「名誉」の殺人'''と言われる。
一族の恥となるようなことをした女性を、女性の父親など家族が、一族の名誉回復のために集団で殺害する、という風習である。
こうした行為は世界各地で繰り広げられ、「名誉」のためということで、正当化され、横行している。
若い女性たちは家族の意思に背けばいつ殺されるかわからず、家族に従うほかないのだ。
典型的な「名誉殺人」は、女性が結婚前に男性と交際するような「ふしだら」なことをしたために、一族の「名誉」が汚されたとして親族が彼女を殺害するという風習だ。
さらにエスカレートし、結婚前の女性が外で男性と話をしたり、視線を交わしたりするだけで、「名誉」を汚されたとして殺害されてしまう。
さらに、娘が家族が決めた結婚相手と結婚するのを拒んだり、今回のように、家族の意に反して自分で決めた男性と結婚した場合も「名誉」の名のもとに家族が娘を殺害することが続いている。
それも、'''斧で殺されたり、息ながら火で焼かれる'''、という残虐なケースが多い。
どうして自分の娘にそのような残虐なことをするのか、どうしても理解できない。
昔からの慣習、そして集団としての「一族」を背負った決定が繰り返されているのだ。


事件は氷山の一角 不処罰が横行する名誉殺人


この事件は、パキスタン第二の都市ラホール、パキスタンでも都会的で因習から自由と考えられている地域の裁判所の面前で起きた残虐な惨殺であったため、国際的注目を集めた。確かに、ラホールの裁判所前という場所ですら、このようなことが公然と起きたのは衝撃的である。
しかし、これは氷山の一角に過ぎない。報道されない名誉殺人はどれほどあるだろうか。
 パキスタン人権委員会は、昨年1年間で「名誉殺人」の犠牲になった女性は869人もいると報告している。
 しかし、通常親族は殺害の事実を秘匿し、誰も通報しないので、本当の実数がこれよりどれほど多いか、わからない。
   http://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=14650&LangID=E

どうしてこうしたことが許され、横行してしまうのか。
それは誰もこうした行為を厳しく取り締まらず、殺害者は裁かれないまま、かえって一族の英雄となるからだ。
国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)によれば、2004年のパキスタン改正刑法では、「名誉」の名のもとに行われる犯罪も処罰することを明確にしたにもかかわらず、Qisas、Diyatと呼ばれる二つの政令が今も適用され、そのために、「名誉」を理由に刑事責任が軽減されたり免責されたり、不起訴となることが少なくないという
(2013年・女性差別撤回委員会総括所見、21パラグラフ]http://daccessddsny.un.org/doc/UNDOC/GEN/G13/422/89/PDF/G1342289.pdf?OpenElement)
 若い女性を殺しても、殺人犯が誰も処罰されず、逆に「名誉を守った」とたたえられ、ヒーロー扱いされるのであれば、女性が残虐な暴力の犠牲にあい殺されることは止められない。
パキスタンでは、女性に対する暴力は世界でも最も深刻である。
そして、「恋愛する」「結婚相手を選ぶ」ということすら自分の意思ですることが出来ず、処刑の対象となるなら、いかなる自由な人生も女性たちが歩むことはできない。


国際的な関心を

本件では、国際的な非難が集中し、ピレイ国連人権高等弁務官も声明を公表し、国際的な非難が高まっている。国内でも女性の人権団体が声をあげている。
 こうした国際世論に押されて、州知事も厳正な対処を決定し、父親や親族らが逮捕された。 http://www.afpbb.com/articles/-/3016396
 まず、この事件で厳正な正義が実現すること、女性に対する残虐な殺害について適正な処罰が実現することが必要である。そのために、引き続き、国際的な関心を寄せていくことが必要だ。
しかし、国際的に注目されているこの事件だけがショー・トライアルとなることがないように、とも思う。
この事件を契機に、パキスタンのみならず、世界各地で続く「名誉」殺人が厳正に処罰され、何ら名誉なことではない、ということを各国政府や裁判所、司法当局が明確に宣言し、被害を根絶する対策に向かって動き出すことを願ってやまない。

名誉殺人について知りたい方は是非、こちらも参照されたい。
スアド 「生きながら火に焼かれて」 http://booklog.kinokuniya.co.jp/ishimura/archives/2010/02/post_53.html
ヒューマンライツ・ナウ 「恋愛をしただけで、殺される」(人権で世界を変える30の方法)
http://hrn.or.jp/activity/project/cat11/30/

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