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2013年8月 9日 (金)

ミャンマー日記 Incredible Myanmar

滞在中のミャンマーにすっかり心を奪われ、感動の連続の私。まさにIncredibleな体験にあふれています。
そこで、書いてみました。

8月4日日曜日: ヤンゴン国際空港を降り立ち、無事ミャンマー入国。
これまでの人権活動から(私は今年の3月も、国連でミャンマーの人権状況について厳しい発言をしたばかり)「入国できなかったら?」と心配していましたので、まず入国できただけで目的の半分以上達成したような気分。

8月5日月曜日: 午前中はJICA。
午後はNLD本部で名誉議長の、ウチティン氏と懇談。
伝説上の人物で既に87歳だそうです。その後NLDの若者たちと懇談
その後、スーチーさんの家を訪問。スーチーさんが自宅軟禁からとかれた時の群集の爆発する喜び、スーチーさんの喜びを思い出す。
そして、素敵なお昼ごはん。
ヤンゴンが思いのほか豊かで、人々が楽しそうなので、驚く。
その後、8日に予定されている88(1988年8月8日学生運動)の準備が進んでいるMCC(Myanmar Convention Center)に準備状況を見に行き、AAPPのボーチー氏と再会。
お互いいつもタイビルマ国境にいるので、ミャンマー国内で再開で来て感激。ボーチー氏は元政治犯。
そして7年間の投獄後、政治犯を助けるAssosiation of Assistance for Political Prisonersを結成。
とても地道に活動してきた。
 そして、今年ミャンマー大統領がつくつた政治犯のレビュー委員会のメンバーに入り、先月、大統領は「年末までにすべての政治犯を釈放する」と宣言。政府からも一目置かれている存在だ。
 いつもながら的確に情勢を教えてくれる。

その後トレーダーズホテル等名所をバスで通りかかる。
私たちにとっては行くこともないままドキュメンテーションをしてきた、抵抗と人権侵害の現場を間近に見れて、感激。

8月6日火曜日: この日は主に国連関係。UNDP、UNFPA、UNHCRと回り、シェダゴン・パゴダに。
ここも伝説の場所。とても感動した。
その後、ホテルにて、ビルマ法律家協会とMTG。
そして、在日ビルマ人のモモさんが十数年ぶりにビルマに里帰りしたというので、ヤンゴンで再開。モモさんと一緒にお食事。
8月7日: 水曜日は、アメリカ大使館、そして、一貫して軍政に働き続けてきた反骨のジャーナリズム・イラワジ誌の編集者との面談。イラワジも昨年暮れに戻ってきたばかりだけれど、もう30人も人を採用して、既に国内で4号の雑誌を発刊。編集者・論説委員は、獄中でボーチー氏と一緒だったという。とてもインテリジェンスに富んでいて、密度の濃い、そして静かに感動せざるを得ない会合だった。特にこれまでのミャンマーの歴史と過酷な弾圧を思うと。
今や、人権専門誌を刊行する人も出てきたという。問題は多いけれど、まぶしいほどにすべてが動き出している。
彼らは苦難に耐え続けて、闇の中で犠牲を払い、忍耐を続け、今変革のただなかにいる。しかしとても冷静にプロフェッショナルとして、祖国に貢献しようとしている。その気概に打たれた。
この日はその後、ヤンゴン弁護士会の女性弁護士たちとランチ。新しい人たちが育っているなあ、と実感。
そして日本大使館。日本大使館の方が大変ミャンマーに造詣が深いらしく独自の分析をされているので、興味深くうかがった。この日は中華街へ繰り出す。
8月8日木曜日: この日は、朝から1988年8月8日の学生たちの民主化運動からの25周年の会合。
ゲストとして呼んでいただき、なぜかアメリカ、イギリス大使と近くの来賓席に案内していただく。
88のリーダーで長く獄中にいたミンコーナイン氏がとても情熱的にスピーチ。スーチーさんが続く。
昨年には、こんな集会が開催されるなんて到底望めなかったのに、こんな集会が堂々と開催できるというだけで感慨深い。
全国から昔からの民主化リーダーたち、88世代、そして若い世代が大挙して参加し、ものすごい盛り上がり。みんなの沸き起こるような喜びと感慨にこちらもとても感動。
歴史が動いている瞬間に立ち会っている。
その後、女性の権利のネットワーク団体、そしてミャンマーの法律家グループのSecretariatと面会。
軍政下で市民社会・NGO・弁護士たちは委縮して押し黙って、ほとんど活動していないと思ってきたけれど、それは違う。みんなすごいネットワークをつくって、活発に活動している。急速な変化のなかで、一層の改革を前に前にと推し進めようと情熱的に活動している。その気概にすっかり意気投合をして、深夜近くまで語り合う。

明日は、ヤンゴン弁護士協会、裁判所、人権活動家、そして、ピースローアカデミーの卒業生たちと会う予定。
それにしても、今回はミャンマー人の元インターンさんがフル回転でアポを入れてくれ、また日本人のインターン生でユニセフ・ヤンゴン事務所で今働いているインターン・スタッフに現地での貴重な人脈を紹介してもらい、素晴らしい出会いばかり。心から感謝したい。
そして、私たちが来ると言うので、はるばる全国各地から、遠くの少数民族地域からも、ピースローアカデミーの元教え子の若者たちが集まってくれるのにも本当に感動。

現地で見るものすべてがこれまで聞いてきた先入観を覆すものばかり、そして出会う人みんなが素晴らしく、前向きな人たちばかり。
この国はいま、変革のただなかにある、息も詰まるような瞬間を一瞬一瞬経験している、ということを身をもって体験しています。
もうしばらく、ここにとどまり、私たちとしての今後の活動、国内NGOとの連携の方向性をある程度明確なカタチにして帰国したいと思っています。

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