尾木ママのこと
昨夜も尾木ママがTVに出ていましたね。
尾木ママは理想みたいなことばかり言って、本当に良い教育者だったのか? と胡乱な目を向ける方ももしかしたらいるかもしれません。
実は私が中学の時は尾木先生が同じ学校で教えていて、尾木先生のクラスだけみんな魔法にかかったように全員が幸せそうで、みんな学校が好き、尾木先生が大好き、という驚異的なカリスマ教師でした。
学校自体は非行と体罰が荒れ狂ってたんですからまさにマジック! という感じでした。
他の先生は、尾木先生のマネをしているか、アンチ尾木的なスタンス、またはマイペース派でした。
私のクラスではみんな教師に反抗してばかりいたので先生がついに辞めちゃいましたし(私も反抗期で、、、先生ごめんなさい)。
というわけで、尾木先生のクラスでない人々はみんなうらやましがってました。
尾木先生がほかの学校に異動になった時は、みんな死ぬほど泣いてましたね。
その後尾木先生はいったんネクラ評論家時代を送られていましたけれど、今のキャラのほうがあっていると思います。
今の尾木ママの言動をいちいちチェックしてませんけど、口から出まかせに適当に話してるわけじゃなく、コメントは経験に裏打ちされてると思います。
ちなみに当時私は東京都東村山市に住んでいたのです。
埼玉県境の辺境の地、大変マイナーな場所なので、残念に思うことしばしばでしたが(子どものころからパリかなんかに住みたかったと思っていたので)、その東村山が私が幼少のころに、志村けんさんのおかげで大ブレークし、8時だよ全員集合という最もみんなが見ている番組で大スターの志村さんが東村山のことを言及し音頭までつくられ東村山は一躍ブレークし、驚きました。みんなちょっと誇らしく思っていたようです。
時々志村けんが市内に現れる情報が駆け巡り、みんな走って噂の場所にいってみたりしましたが、一度もあえたことはありません。
また、当時立候補したばかりの菅直人さんが、無茶苦茶かっこよかったのですが、上下真っ白なスーツに赤いバラの花をさして、学校周辺で演説をし、時々そこらの子どもを抱きかかえたりしていて驚きました。
当時の菅さんは、郷ひろみみたいなかっこいい人と地元では位置付けられており、「なんで東村山なんかに来ちゃったんだ! というとまどいで、「突然であって抱きかかえられたりしたらどうしよー」と心配してましたが、杞憂でした。
近所のおばさんたちは、「あんなカッコして若くていい男が政治なんてできるわけがない、あんな人を信用しちゃいけないし、近づかないように」と子どもに厳しく言い聞かせていたので、話題にするのは悪いことだ、という意識はありましたが、それでもよく話題になっていました。
子どものころ身近なスターといえばこの志村けん、菅直人なんですが、尾木先生も有名人になるとは感慨深いですね。
しかし、尾木先生、もうリタイアしてもよい年代なのに、今も全国を駆けめぐっているのは、日本の教育をよくしたい、子どもに幸せになってほしいという思い・情熱に他ならないのだろうと思います。お体に気を付けて活躍していただきたいと思います。
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