原発ゼロ方針の見送りは許せません。
昨日、原発ゼロの政策の閣議決定を野田内閣は見送った。
これまでパブコメを実施し、国民に意見を問い、国民も必死でパブコメを書き、ここまで国民を巻き込んで、政策を公表した意味はどこにあったのか。
有権者に対する許されない背信行為だ。
「決められない政治の打破」などと言ってきたけれど、結局、国民の声に基づく政策は何も決められないのだ。
今回のことで、原発立地首長、アメリカ、経済界が強力なロビーを一夜にして展開したことは明らかだ。
経団連は全面的に歓迎していると一斉に報じられている。
結局この国では、国民との約束や、毎週金曜日に示された市民の想い、いてもたってもいられない母親たちの想い、炎天下で立ち続けて政策の転換を求める人々、ずっと丁寧に、世論を積み重ねて、民意を示し、民意の多数を占めたとしても、経済界が恫喝をすれば政権は一夜にして経済界に屈するということなのか。
そうであれば、何のための民主主義なのか、どちらを向いているのか
みんなで、これは本気で、怒らなければならない。
経済界が、国民の声や将来的な人々の安全、未来世代に安全な国をのこすという公共性・倫理観が著しく欠如し、「わが亡き後に洪水は来たれ」という短期的な利益追求、私利私欲のために行動していることも、本当に醜悪で許しがたい。このような経済界しかないことは国民にとって不幸である。
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