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2012年4月 1日 (日)

恩師のスピーチ

大学時代の恩師といえば、法社会学の渡辺洋三先生でしょうか。岩波新書の「法とは何か」を書いていらっしゃいます。
でも、大学時代は真面目に勉強しなかったため、恩師といえば、弁護士になってから留学したニューヨーク大学ロースクール時代の恩師が思い出されます。
とてもスケールの大きなすごい人たちが多く、がつーんとやられましたので、大きな影響を受けたのです。

まず、日本人留学生にとても親切なフランク・アップハム先生 Professor Frank Upham
今でもお世話になっています。

次に人権関係の先生たち、本当にとても尊敬してやまない先生方で、こうした先生たちから教えていただく機会を得て、なんと幸運だったか、と思います。

 おとひりは、留学したての頃に、国際人権法を基礎から教えてくれたのは、Oliver De Shutter教授(ベルギー)で、現在国連の「食糧に対する権利」に関する特別報告者をされていて、とっても革新的で素晴らしい活動をされています。

 そして、やはり、国際人権法を教えていただいた世界的に著名なPhillip Alston教授(オーストラリア出身)です。
国連社会権規約委員会の議長をされていて、その後、国連超法規的殺害に関する特別報告者をされていた方で、国際的な人権の世界のスターと言われる論客です。
 フィリピンの超法規的殺害に関しては、ご一緒に活動させていただいた経験もありますし、その後、アフガニスタンにおける米軍によるアフガニスタン市民に対する無差別爆撃による殺戮を国連で告発した、勇気ある方です。
  先日も、ニューヨーク出張の際に、アドバイスを求めたのですが、相変わらず颯爽としていて頭脳明晰で、また先生の姿勢に改めて大変感銘を受けてしまいました。
  任期が終わっても国連の人権機関が正しい活動をするようにいつも気にかけて配慮されていましたし、私たちのNGOの活動についても非常に気にかけて下さっていました。
  ちょうどリビアに関する国連の分厚い報告書を今から読むところだ、と言われていましたが、 「こうした文書を全て読みこなすのは私にとっても大変ですが、しかしすべて自分でやらなければならないこと。しかしあなたは母国語でないのでもっと大変でしょう」とおっしゃっていて、世界の頭脳も毎日努力しているのだ、ということがわかり、エネルギーを注入されました。

 そして、刑事裁判・死刑について徹底的に教えていただいたのがBryan Stevenson教授です。とにかくこの先生はすごい。
 本当に困難な、貧しいコミュニティ、黒人に対する刑事弁護、死刑事件弁護、冤罪事件弁護という分野で働き続ける献身性、勇気、絶望的ともいえる状況で、何度も敗北に直面し、困難を前にしてもやり続けるその信念など、本当に尊敬以外の言葉が見当たらないです。
 最近先生が出演されたテレビでのスピーチが大好評であり、スタンディング・オベーションが鳴りやまなかったそうです(この映像)。

http://www.ted.com/talks/bryan_stevenson_we_need_to_talk_about_an_injustice.html

 とても素晴らしいので、是非見てください。私も実は、ちょっとしんどい時はこの先生のスピーチを聞いて活を入れています。

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