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2012年3月26日 (月)

女性たちにもっと身近な法律家でありたい。

日曜日、港区で女性のための離婚講座が開催されて、講演してまいりました。

すると、本当にたくさんの女性の方々が集まられていて、質問コーナーでは本当にたくさんの質問が出され、会合が終わっても列を作って質問をされる方々がいました。

私は少し目を見張りました。こういう講演会、たくさん開催されているようでいて、実はあまり機会がないんだな、ということです。

そして、結婚生活について悩みながら、なかなか法律家に相談できずにいる方がたくさんいる、ということも改めてわかりました。

それに断片的にきいていても、素敵な女性たちがどうしてこんなに家庭で理不尽な扱いを受けているのか! と怒ってしまうような話が多いので、これはなんとかしなくては、と思うのです。

これまで、弁護士会で、そうした相談窓口の開設のために尽力したりしてきましたが、やっぱりそれでもうまくいかない、弁護士会の広報・周知もあまり十分ではないのかもしれません。

そして私自身、もっと「個人」としてそういう機会を提供できてこなかったことも反省しました。行政からお声がかかると、そういう講演会の講師をつとめたりしていますし、弁護士会の相談にも登録しています。また、取材を受ければ自分の意見を述べたりしていますが、よく考えると受け身だったのかもしれません。

 積極的なのはブログとFacebookくらいかもしれません(笑)けれど、どちらかというとHRNの活動とか、私的なことが多く、女性たちが切実に望む情報の提供をそれほど重点にはしてこなかったかもしれません。

 もっと積極的に、困っている女性たちのリーガルアクセスを助けたり、身近な講演会を開催したり、自分も足を踏み出すべきでは、との思いを新たにしました。

 4月から秋葉原に事務所を移すので、もっと都心で働く女性たちに気楽に立ち寄ってもらったり、身近に相談してもらえるような活動が展開できるのでは、とわくわくしているところです。

 もっと、困っている女性たちにとって身近な、頼れる弁護士でありたい、と思った次第なのでした。

  

   ここからはちょっと余談ながら、、、

  離婚カップルをみていて残念に思うのは、「ああ、ここでこうしていたら離婚は避けられたのに」と思うことがあるのです。

  その意味で、弁護士と同時にマリッジカウンセラーも日本にはもっと必要だと思います。弁護士に頼むとどちらかというと離婚のほうに進みがちですが、DVなどの深刻な事案ではない場合、円満な解決ができる可能性があるならそのための調整も必要では、と思います。

  そのためにマリッジカウンセラーの役割は重要です。日本では残念ながら少ないですよね。

 そして円満解決するのであれば、女性の権利や尊厳をきちんと尊重するように男性には姿勢を改めてもらわなくてはいけません。女性たちが離婚する理由の多くは、自分の尊厳を回復するため、我慢に我慢を重ねたけれどこれ以上一生屈辱的でありたくない、そのことを男性はわかっていない。そうした、女性の権利の視点にたったマリッジカウンセラーに増えてほしいと思っています。

  それと、企業のセクハラ研修と同様、家庭内でどういう態度をとるべきか男性たちは研修を受けるのがよいのではないか、と常々思います。  

  そういう研修を受けると若い男性ほど改善の余地もあり、日本の結婚文化を変えることもできるのでは、と思います。

  本当は愛していても、それが伝わらないで女性を怒らせていることも少なくありません。  例えば男性は、どんな言葉がデリカシーを欠く言葉なのか、まったくわかっていません。何の気なしに男性が発した一言を妻が一生忘れずに恨み続けている、そういうことはとても多いということを男性たちには気づいてほしいと思います。

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