仮設格差~「生存」すら脅かされる気仙沼の被災者の方々
先週末、気仙沼に行き、その後石巻、仙台と戻ってきて、被災地格差、支援の格差についてつくづく思い知り、心底切なくなった。
気仙沼は今も「生存」が脅かされている孤立した仮設があり、冬の寒さとともに深刻になっている。
「赤岩牧村テニスコート仮設」というところは56世帯中36世帯が独居老人、バス停も近くになく市内からは遠く、足のないお年寄りへの移動支援も全くないという。
行政からは食糧や医師・看護師等の訪問の支援もなく、水道は凍結、集会所に顔を出す住人は80人中10人くらいということで、心のケアも孤独死対策もほとんどない。
地元の個人の方の無償の善意で生存線をかろうじて保っている模様だが、、、
さらに驚いたのは、土砂災害の危険地帯に仮設が立っていて、危険におびえながら暮らしている仮設が三か所もあるということ。「せっかく津波から助かったのに今度は山津波か」とやりきれない人達。
この土砂災害の危険のある仮設では、畳かひかれず、べニアにタイル張りなので、布団で寝て朝起きるとふとんがひしょびしょに濡れている、という話、結露やカビ、そして扉が凍って外出から帰ってきても扉があかないという話、欠陥建設で隙間があいていて中から外が見えるという話、たくさん聞いたけれど、行政はほとんど動いてくれないという。
震災からまもなく1年というのに、本当にショックを受けた。
光の当たらないところで、声を挙げられないひとたちが犠牲になっている。
気仙沼市はとても立派な復興計画をたてたそうだが、被災者が置き去りにされたままで、復興を語る事はとても空虚だと思う。
生存自体が厳しいひとたち、もっと支援と注目を!
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