大船渡で被災者法律相談継続中
冬に入り、被災地の状況がどうなっているか、益々心配な今日この頃。
東京も金曜日から雪と雨で寒くて閉口していましたが、雪深い被災地の仮設住宅ではどんなに大変な生活をされているだろう、と思います。
私たちヒューマンライツ・ナウは岩手県「遠野まごころネット」の構成メンバーとして岩手県で活動しています。
すべての被災地の仮設住宅を回ることはできませんが、現在は試行錯誤を経て、大船渡で法律相談を展開しています。
ここには近隣の住田町からも゜相談したい」というお話があり、住田町からも相談の方が来られ、新年早々の先週末は15件も相談があったとのこと。被災地での相談のニーズはとても多いのです。
東京周辺や岩手から、弁護士さんに手弁当で法律相談に行っていただいているのですが、
地元の弁護士さんは話を聞いてくれない、などという話もときどき聞こえてきて、複雑な気持ちもするのですが、「ここでは丁寧に話をきいてもらい、とてもありがたい」などと言っていただき、親しみやすい相談活動を展開することができています。
被災地で声をあげにくい、声が聞けない、と言われていた、女性の方々の相談が多いのも、嬉しいです。
今後の事業継続については、弁護士に交通費を支給するための財団からの資金提供の延長にかかっているのですが、是非資金を確保して、被災者の皆様の親身なご相談に乗れるよう、頑張っていきたいな、と思っています。
(相談に行かれた吉田弁護士より)
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