変わりつつある? アジアの人権状況
アジア諸国の首脳会合が続く昨今のアジアのニュースに注目。
フィリピンで人権活動家の殺害を続け、その犠牲が700人にも及ぶと言われてきたフィリピン・アロヨ前大統領が汚職で逮捕された。
その一方、ビルマではアウンサンスーチー氏の政党・NLDが政党登録をし、スーチー氏も国政に意欲を示しているという。
2006年から人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」で、フィリピン・アロヨ政権下の人権活動家に対する超法規的殺害の問題やビルマの人権・民主化問題に関わってきた私としては感慨深いニュース。
いずれも、本質的な変化かどうかは未知数。でも、夜明けが見えにくかったアジア各国の人権状況も、少しずつではあるけれど、動きつつあるように思う。
私は悲観論者ではない。
表に出てこない人権侵害について光をあてることが仕事だけれど、変化の動きのあるなかで足りないところばかりを挙げて、「全部ダメ」という立場ではない。
変化に期待してこれからもウォッチし、政策提言をしていきたい。
« 気になるレストラン | トップページ | 仙台で、災害とジェンダーについてお話しします。 »
「世界の人権」カテゴリの記事
- カンボジアが急速に独裁化しつつあることをご存知ですか。それでも支援を続ける日本に悲鳴のような訴え(2018.02.10)
- サーローさんの演説を聞いて(2017.12.11)
- 11月18日 世界子どもの日チャリティウォーク&ランでお会いしましょう。(2017.11.04)
- 民族大虐殺の瀬戸際に立つ南スーダン。国連安保理の武器禁輸措置決議に日本が消極姿勢なのはなぜなのか。(2016.12.06)
- 憲法記念日に見てほしい。伊勢崎賢治さん・木村草太さん、申ヘボンさんが安保法制・憲法を問い直す。(2016.05.03)