一人の弁護士としての発言
このダイアリーでは、私の日々をそのまま未整理につづっているので、混乱する方もいるかもしれませんので、ちょっと説明をしたいなー、と思うことが。
私が現在主に責任をもって活動しているのは、特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ。
こちらは、事務局長ですが、最終決定は理事会でなされていて、私はこのNGOの方針に基づいて行動をしています。
それと、日弁連両性の平等に関する委員会の委員長。こちらは責任者ですが、意見表明は日弁連全体のコンセンサスがない限り、私の独断や委員会の判断ではできないものです。
私は弁護士をしながらNGOヒューマンライツ・ナウの事務局長をしているわけで、NGO一本にしたいなあ、と思いつつも、弁護士業も好きで継続しているのですが、その一環と言うことで、日弁連のそうした委員会の活動にも参加しているわけです。
ということで、日頃の事件をしている活動、日弁連の委員会の活動、NGOヒューマンライツ・ナウの活動というのを同時並行的にやっているのですけれど、身柄はひとつなので、日常的には時間をわけてそれぞれ活動しているわけなんですね。
昨日29日も、朝10時から午後6時40分までは日弁連委員会、その後7時からヒューマンライツ・ナウの会議だったりしたわけです。
ところで、日頃の事件に関する活動とともに、弁護士会やNGOと関係なく、個人的に一弁護士として意見表明したりしているテーマがあるわけです。
それがえん罪だったり、女性の権利だったりします。
そしてハーグ子の奪取に関する条約についてときどき意見表明しているのは、全くの個人の見解で、日弁連の見解でもないし、ヒューマンライツ・ナウの見解でもありません。
実は私が弁護士業を続けて、ヒューマンライツ・ナウからはほとんど報酬をもらわずに、自分の分は弁護士業で稼いでいる理由の一つは、特に組織の一員でなく、「ひとりの弁護士・ひとりの人間としての表現の自由・意見表明の自由」を確保したいからなのです。
何物にもとらわれず、自由に好きな意見を言いたい。
なので、その都度、メディアなどでは肩書をつけたり、弁護士という肩書だけつけたりして、自分の発言の立ち位置を明らかにしているのです。
そして、もちろん、このブログで展開しているのは、イベント宣伝やステートメント宣伝などを除き、ばりばり、個人の意見と感想です。
ということで、例えばヒューマンライツ・ナウのオフィスに「ハーグ条約について」などということで問い合わせをいただいてもお応えできないと思いますので、そのあたり、よろしくお願いします。
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