世界も日本も、福島にもっと支援を。
福島から帰ってきました。
いったんテーブルにつくと、せきを切ったようにお話してくださるみなさん。
東京にいてはわからない、衝撃的なお話ばかりでした。
健康診断や内部被ばく検査がほとんどの住民に行きわたっていないこと。
給食を検査する機械も行き渡らず、ただ「安全」と言われていること。
県はアンケート調査みたいなものをしただけで、県の内部被曝検査は順番待ちで、福島・郡山ではまだ実施されていない。
市民放射能測定所
http://www.crms-jpn.com/
のような民間の測定所がどんどんできていて素晴らしいことなのだけれど、
需要からみれば全然足りなくて、みんなが予約もできないでいるという。
一番放射能が危険だったころに外に出て、黒い雨を浴びた子どもや女性がいるというのに、検査をしてくれないのだという。
チェルノブイリでは、給食をつくる調理場に必ず測定器を設置して、放射能をはかっていたというのに、福島では福島産のお米も使われている、地産地消を推奨し、サンプル検査で安全と言い張っている。
チェルノブイリができたことをどうして日本はできないの、ここはどこ? と思う。
毎日食べるものが汚染されていないか、体が汚染されていないか、というとてもベイシックなことを知る権利を、否定されているなんて、どういうことだろう!
ところで、あれだけ多額の海外からの寄付金も、こういうところにこそ使われるべきなのに、どうなっているのだろうか。お金が集まりすぎて、使い道に困っているNGOもあるという。
聞けば、給食等に必要な測定器は、安いものなら150万円で購入できるという。10億円とか寄付した人もいるのだから、そういう適切なところに使われていたら、皆さんも苦しまなくて済むはず。
これから多額の寄付を考えてくださる方には、是非現地で苦しむお母さんの話を聞いて、そういう本質的な支援をしてほしいと思う。
詳しくはこれから報告書に書いていこう。