本日朝日ニュースター
今日の朝日ニュースターニュースの深層に出演します。避難の権利など放射能汚染と人権の問題でお話させていただきます!
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今日の朝日ニュースターニュースの深層に出演します。避難の権利など放射能汚染と人権の問題でお話させていただきます!
ヒューマンライツ・ナウが8月に発表した放射線に関する意見書。
日本でも国際的にもだんだん注目していただいているこの意見書ですが、一つ一つの提言がまだまだ生かされていません。
意見書のひとつの中心的なテーマである避難の権利。1mSv/年以上の地域については避難の権利を認めるべき、と私達は主張しています。
原子力賠償紛争審査会は先週の台風まっただ中の会議で(傍聴予定でしたが参加出来なかった)、自主避難についても賠償に道を開くとしましたが、本当の初期の期間の賠償だけ、4月22日までということです!
ずっと運動されてこられた方の中には、「やっとここまで来ました」「重要な一歩」という方もいるけれど、やはり4月22日まででは「圧倒的に不十分」だと私は思います。
特に当事者の方にとっては本当に切実です。
1mSv/年を越える地域に住み、避難を望む人には避難の権利を認め、補償をする、それはチェルノブイリの際も法律で実現しているものです。
日本がチェルノブイリ事故当時の旧ソ連より人間を大切にしない国であって、私達はよいのでしょうか。
原賠審が見解を見直すことを求めていきたいと思います。
ヒューマンライツ・ナウの意見書はこちら
http://hrn.or.jp/activity/topic/post-111/
いくつかのメディアにとりあげていただきました。
http://hrn.or.jp/activity/topic/hrn-13/
http://hrn.or.jp/activity/media/831/
http://hrn.or.jp/activity/topic/sv201199/
ピンクリボン-乳がんの早期発見のキャンペーン。
なんとなく他人事のようにみていたのだけれど、今年の夏起きた出来事は、私に気持ちを変えた。
8月のある朝突然、胸に大きな腫瘍を発見する。リンパに近いところだった。その瞬間の恐怖。真っ青だった。常識的に考えて乳がんであり、この大きさは尋常でない。しかも部位からして危険である。。と思った。
そういえば、3月の震災の直後、不安になって乳がん検診に行ったけれど、触診で「大丈夫」と言われて、マンモグラフィーの結果を聞くのを忘れていたのだった。
とにかくそのことへの深い後悔が一瞬私を襲った。ああ、あのとききちんと検査の結果を聞いていたら、こんな手遅れに近いことにはならなかったのではないか、と。
気づいた朝は親戚の葬儀であり、とにかく葬儀に急行した。葬儀の間ずっとつらかった。その後すぐに近所の病院に行き、疑わしいということで、大学病院に緊急にアポを入れていただいた。
そして大学病院で検査したところ、良性ということがわかったのでした。
奇跡的な話でした。部位など、どう考えても、悪性としか思えなかったのに、良性というのは本当に命を救ってもらったような気持ち、千載一遇の確率で生かしてもらったと思ったのです。
検査までの間、どんなに検診を受けなかったことを後悔していたことか、そしてどんなに、命を再び与えてください、そうしたらもっと命を大切にして、大切に生きていきます、と祈ったことか。。その瞬間、失われるかもしれないと思った人生が、生きることが、こんなに輝かしい素晴らしいものだったのだ、と思ったのです。
何の力が働いてか、命を与えてくださったこと、生きさせていただけることに感謝をして、生きていかなくてはと思いました。
今年は思えばそんなことを思うのは二度目。3.11で多くの人たちが一瞬にして命を失うという衝撃。そしてその後の原発事故が危機的状態となった時も、これまでの生活がどれほど、毎日ぶつぶつ文句をいいながら生きているんですけれど、それでも平穏に生活できるということそれ自体がなんて素晴らしいものだったんだろうか、と思ったのです。それを失った多くの方々、そして今も平穏な暮らしを奪われている方々がいらっしゃいます。
また、私がこんなことで一喜一憂しているときにも、働き盛りなのに、思いがけず、深刻な病に苦しむことになってしまった方々がどれだけいることでしょうか。そのことを思うと、言葉もありません。
毎日を丁寧に、自分自身の健康を大切にしながら、一瞬一瞬をなおざりにせずに生きていかなくては、と思っています。もうはっきりいって若くなく、寿命ということも見えてきた、だからこそ毎日を生きる命はいとおしい。
これからも病気を未病のうちから早期発見、未病から直す、ということに努めていきたいと思います。そして、一秒でも楽しいことをして、笑ってすごすこと、家族と楽しい思い出をたくさんつくること、そして、なんでも自分でやってしまわずに、後進の人たちを育てていくことも大切だと思っています。
病気でないとなった途端、仕事に追いまくられていますが、あの時の、がんではなく生きられるということがわかった瞬間の感謝の気持ちや命の大切さは、絶対に忘れないようにしたいと思います。
だから、読んでいただいているみなさんにも、早期発見、そして健康を大切にされることを心から願っています。
こんにちは。来週末に以下の国際人権講座を開催することになりました! 少人数でみなさんとカジュアルにお話ししながら進めていく講座ですので、是非お時間あればお申し込みください。私も参加しますので、おあいできるのを楽しみにしています♪
http://hrn.or.jp/activity/topic/-92324/
『人権』って何だろう?
みなさんは『人権』という言葉からどんなことを想像しますか?
このセミナーは知っているようで実は知らない『人権』という
概念について理解を深めることで、あなた自身が変わること、
あなたを取り巻く社会が変わること、そして、いつか世界中の誰もが
Happyに過ごせる世界になることを願って企画いたしました。
書籍『人権で世界を変える30の方法』をテキストに
国際人権の専門家たちが皆さんをナビゲートします。
あなたの一歩が世界を変えるかもしれません。
ご参加を心よりお待ち申し上げております。
【日時】
1日目)9月23日(金・祝)
11:00~18:00(途中1時間休憩)
2日目)9月24日(土)
10:00~17:00(途中1時間休憩)
【会場】JICA地球ひろば
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車(3番出口)徒歩1分
※駐車場はありませんのでお車でのご来場はご遠慮ください。
【参加費用】
一般/10,000円 学生/8,000円(テキスト代込)
※いずれか1日のみの参加をご希望の方は事務局へお問い合わせ下さい。
【定員】30名
※定員に達し次第締め切ります。お早めにお申し込みください。
【お申込み方法】
■ウェブサイトからのお申し込み(クレジットカードでの支払いが可能です)
一般はこちら http://imagene.jp/npo/hrn/seminar2011.html
学生はこちら http://imagene.jp/npo/hrn/seminar2011_student.html
■メール、Faxでのお申し込み
下記の必要事項を記載の上、件名を「国際人権セミナー申し込み」
として、お申し込みください。
〔記載事項〕御氏名、御所属・ご職業or学校名、電話番号、E-mailアドレス
(FAXでお申し込みの方はFAX番号)
【講座概要予定】
■1日目 9月23日(金・祝)
講師:阿部 浩己(神奈川大学法科大学院教授)
テーマ:『人権侵害はなぜおきるの?人権とは何かを考える』
- 人類は、人権という考えを生み出してきた
- 人権侵害を引き起こす正体はなにか
ワークショップ「人権からイメージするもの」
「世界の事例から考える」
■2日目 9月24日(土)
午前講師:土井 香苗(ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィスディレクター)
テーマ:『人権侵害をなくすために世界はどう動いているか』
- 国連は、国際NGOは、世界の紛争に向けて、どう動く?
ビルマ(ミャンマー)・スリランカ・コンゴの事例から
ワークショップ「あなたならどう解決する?国際紛争」
午後講師:伊藤 和子(弁護士、HRN事務局長)
テーマ:『人権で世界を変える方法』
- 日本は世界の人権侵害を止められる?日本の国際NGOの役割
ワークショップ 「わたしが実践できること」
ゲスト講師:キハラハント 愛(英エセックス大学 国際人権法 博士課程在籍)
※ワークショップ、ディスカッションを含む参加型の講義形式となります。
※講師、テーマが変更になる可能性があります。
※講師が参加者の方の個別具体的なご相談に対応することはできません。
あらかじめご了承ください。
特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ編・訳による書籍
『女性に対する暴力に関する立法ハンドブック』(国連経済社会局
女性の地位向上部著、信山社、2000円(税別))を出版しました。
2008年、国連事務総長は、女性に対する暴力廃絶のためのキャンペーン「団結しよう、女性に対する暴力を終わらせるために(Uniteto End VAW)」を開始しました。
キャンペーンの主な目標のひとつとして、「2015 年までに、すべての国連加盟国が、国際人権基準に沿って、女性に対する暴力を処罰するための国内法を整備する」が挙げられました。
この目標の達成にむけて、『国連女性の地位向上部(現UN WOMEN)』が作成したのが、『女性に対する暴力に関する立法ハンドブック』です。
このハンドブックでは、国際的・地域的な法と政策に関する枠組みをはじめ、女性に対する暴力に関する立法のモデル枠組みが、各国の先駆的な例を用いながら、14項目にわたって紹介されています。
モデル枠組みで扱われている内容は、これまで、女性に対する暴力の被害者の支援に携わってきた女性たちの声が反映されたものとなっており、いかに女性たちの運動が、国際機関の見解に影響をあたえ、各国の国内法の改正を導く力となっていったのか、その軌跡を感じ取ることができます。
この『女性に対する暴力に関する立法ハンドブック』をぜひ多くの方に手にしていただき、国内外での人権の前進の力強い一歩となればと思います。特に日本ではDV法改正や、性暴力禁止法の動きに弾みがつけば、と思っています。
アマゾンでも購入できますので、是非! ご購入ください。
http://hrn.or.jp/activity/topic/post-113/
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『女性に対する暴力に関する立法ハンドブック』
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著:国連 経済社会局 女性の地位向上部
編訳:特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ
雪田樹理(弁護士)
清末愛砂(島根大学男女共同参画室専任講師)
福嶋由里子(財団法人世界人権問題研究センター専任研究員)
出版社:信山社
発行日:2011年9月5日
定価:2000円(+消費税100円)
☆ウェブサイトから購入できます☆
http://imagene.jp/npo/hrn/goods.html
【目 次】
「女性に対する暴力に関するハンドブック」について・・・林 陽子
1 はじめに
2 国際的、および地域的な法と政策に関する枠組
1 国際的な方と政策に関する文書、および先例
2 地域的な方と政策に関する文書、および先例
3 モデルとなる法と戦略
3 女性に対する暴力に関する立法のモデル枠組
1 人権に基づく包括的アプローチ
2 履 行
3 監視と評価
4 定 義
5 防 止
6 被害者への保護、支援、援助
7 移民女性の権利
8 捜 査
9 法的手続きおよび証拠
10 保護命令
11 判 決
12 民事訴訟
13 家族法
14 難民法
4 女性に対する暴力に関する法案を起草する際に取られるべきチェックリスト
段階1:法の目的を明記する
段階2:関係者への意見聴取を行う
段階3:法案を起草する際、証拠の基づく取組を行う
日本の立法に求められていること・・・雪田 樹理
あとがき・・・伊藤 和子
お盆の頃に、放射線被害の意見書のご紹介以来、ブログを更新できず、すっかりご無沙汰してしまいました。
あのあと、タイ・ビルマ国境に行き、帰国して、怒涛のように仕事をして、沖縄で講演をし、また東京で働き、日弁連の「震災と女性」シンポジウムを主催して、その後、再び岩手に行っていました。
ひとつひとつ忘れがたいので、時間を見つけてブログを更新したかったのですけれど、ほんとーに時間がなく過ぎていきます。
今週は国際会議でジュネーブに出張予定でしたが、さすがにハードで、かつ航空券も取りにくく、断念。少しおちついた週末でも迎えたいと思います。
で、来週は、組閣を終えた野田内閣への各種アドボカシーをスタートするつもりです。
あちこち行っている間に夏は過ぎ、残暑が残っているのですが、実は今年の夏はちょっと忘れがたいことがあり、そのことはまた、後ほどお伝えしたいと思います。
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