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2011年6月11日 (土)

メトロポリタン・ルチアは圧巻でした!

私の泣きどころ、数少ないお金のかかってしまう趣味といえば、オペラ鑑賞。

ニューヨーク留学中はそれこそメトロポリタン・オペラに通い、20ドルの立見席の常連でした(二幕目から100ドルのS席が空いているとそこに移れるんですよね♪)

でも留学から帰国後、NGOを始めたこともあり、NYとうって変って、日本のとてつもなく高い引っ越し公演オペラはあまり見に行けなくなったのですが(亡くなる直前のパバロッティ氏が最後)、今年6月のメトロポリタン引っ越し公演は、「ルチア」に的を絞って奮発しました。他の二つは見たことがあるけれど「ランモルメールのルチア」はライブでみたことなかったので、あの「狂乱の場」をぜひ見たいと思ったのです。

で、木曜日に行ってきたのですが、すごい! 脱帽です。まず「ランメルモールのルチア」、そもそもよくできているね、この話は。優れてオペラ的です。

そして、今回来日したメトの中では、やっぱり一番歌手がすごい。

ルチア以外は、ドンカルロとラボエームなんですが、原発事故の影響でスター級の歌い手が日本にいくのに難色を示して降板。

ところがルチアの場合、タイトルロールを歌うソプラノ・ディアナ・ダムラウはそのまま、そしてエドガルド役には予定されていた人が降板したため、なんと、世界的なスター・ロランド・ヴィラソンが! ディアナ・ダムラウは心配なので、生まれたばかりの息子、乳母さん、お母さんまで連れて来日したとか。

そして脇をかためる人たちもよい。私は牧師ライモンド役のイルダール・アブドラザコフもとってもよいなと思ったし、エンリーコ役のジェリコ・ルチッチも敵役として申し分ないものを感じました(なんといっても敵役って大事。例えば、私は「トスカ」は、スカルピアで勝負が決まると思っていて、特にスカルピアの「行け、トスカ」がぞくぞく来ないと失敗と思っているので)

次第に盛り上がるオペラ、そして、とにかく、ルチアの狂乱の場がすごい。うまい。

なんといっても、ディアナ・ダムラウがすごい美貌で、美しい狂気を演じる演技力もすごく、なんといってもあの難解な場面を歌いきるのですごかった!  狂乱の場が終わったとき、拍手が鳴りやまないこと。その後のロランド・ヴィラソンのソロも負けじとものすごい。圧倒的な実力とパワーがシャッフルしていて、こんなにすごいオペラには、本場のメトでもなかなかお目にかかれないと思った。カーテンコールもすごい盛り上がりでした。

(すごいの連発ですみませぬ)

2000年くらいのドミンゴ&オルガ・ボロディナのサムソン&デリラもよかったけれど、今回は、私的にはこれまで見た中で最高かもしれない、と思いました。というかしばらく度胆を抜かれて、帰宅途中も放心状態、家に帰ったらそのままパタンキューで眠ってしまうくらいでした。

とにかくどうしためぐり合わせかこんな素晴らしいキャストのルチアを見れて、幸せ。オペラは一日限りの生き物だからすごいのだれど、でも、この公演のDVDが是非ほしい、と切に思ったのでした。

メトの人たちの「日本を元気にしたい」という思いも嬉しかったですね。収益の一部は義捐金になり、確かロランド・ヴィラソンか(?)誰かがギャラを全額義捐金にしてくれるそうでした。

まだ予約してなくて、これからメトに行こうという方、絶対にルチアがお勧めです。絶賛させていただきます。

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