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2011年5月14日 (土)

ハーグ条約骨子案

 そういえば、木曜日の朝、Jwaveにちょっと出演させていただき、ハーグ条約に対する私の懸念についてお話しをさせていただきました。

 DJはなんと別所哲也さんで、妹さんがアメリカ人と結婚されてアメリカにいる、というので、円満だそうですが、なんだか他人ごとではない感じで私の話を聞いていただきました。

 ・・・などと、喜んでいる場合ではなく!!! 以下のような報道がされています。

親に返還を命じるための裁判手続きを新設し、子どもの返還を求めた親が、その子どもに暴力をふるうおそれがある場合や、子どもを連れ帰った親が、元いた国に戻れば、逮捕・刑事訴追されるおそれがある場合は、返還を拒否できる」ということですが、いったい具体的にはどのような条文になるのか、きわめて心配です

是非ご注目ください。私も、引き続きこの問題に取り組んでいきます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110514/t10015886861000.html

政府は、国際結婚が破綻した場合などに、相手の承認を得ないで子どもを国外に連れ出すことを認めない「ハーグ条約」に加盟する方針を固め、政府内に、この条約の担当部局を新設することなどを盛り込んだ、加盟に必要な国内法の骨子案をまとめました。

「ハーグ条約」は、国際結婚が破綻した場合などに、相手の承認を得ないで子どもを国外に連れ出すことを認めず、出国していた場合には元にいた国に戻す手続きを定めたもので、日本はアメリカやフランスなどから加盟を求められていました。こうしたなか、政府は今月下旬にフランスで主要国首脳会議が開かれるのを前に、条約に加盟する方針を固め、加盟に必要な国内法の骨子案をまとめました。それによりますと、政府内に「中央当局」という名称の担当部局を新たに設置し、条約関連の事務を担わせるとしたうえで、この「中央当局」が、子どもの返還を求める他国からの申請を受けて、子どもの所在の調査と特定を行うなどとしています。また、親に返還を命じるための裁判手続きを新設し、子どもの返還を求めた親が、その子どもに暴力をふるうおそれがある場合や、子どもを連れ帰った親が、元いた国に戻れば、逮捕・刑事訴追されるおそれがある場合は、返還を拒否できるとしています。政府は、この骨子案を、来週、閣議了解し、法案の作成と条約の加盟に向けた準備を進めることにしています。

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