後退?第三次男女共同参画基本計画
内閣府が現在策定中の第三次男女共同参画基本計画。福島前大臣の時代になかなか先進的な計画ができあがっているな、と思って政府の取り組みを見直しかけていたところ、、、
10月25日の基本問題・計画専門調査会の配布資料として、基本計画案が配布され、それがウェブアップされましたが、重要な課題が空欄になってペンディングにされていて、驚きました。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/siryo/ki62-1.pdf
ひとつは政治に対する女性の参画に関するポジティブアクション(9ページ)
もうひとつは民法の女性差別規定を改正すること(16ページ)
以前のペーパーで明確にうたわれていた、民法改正とポジティブアクションが空欄になっているのです。
このふたつの項目は、2009年の国連女性差別撤廃委員会による日本審査で出された改善勧告に入っているうえ、特に重要なので、2年以内にフォローアップ報告をするように特に求められた勧告。
それが、今後5年間の男女共同参画の基本計画iにいったんは入っていたのに、消えてしまったとしたら???
まったく残念なことに、政府は、きちんと目を光らせて監視していないといったいどこにいくのか本当にわからない。そーっとこんなことが進んでいるなんて。
後退をさせないように、市民社会として、こういうことを曖昧にさせないようにしましょう。
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