男女共同参画会議の提案に注目
4月15日、男女共同参画会議が答申を出しました。
ちょっと嬉しい驚きですが、これまでのリップサービスと違い、かなり踏み込んだ内容になっていて、さすが福島大臣ががんばられたのでは、と思います。「クォーター制」の提案などのポジティブ・アクションや、賃金格差是正などの実質的不平等改正のための提案がされていて、随分進んだな、という印象です。
詳細は
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/siryo/ka34-1-1.pdf
に紹介されています。報道もいろいろ。
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041501000884.html
勝間和代さんのブログでは、男女共同参画会議で、クォーター制と同一価値労働同一賃金が明記された、と評価されています。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/
私も先月、学術会議で報告をさせていただいた際に、福島大臣や有識者の方々の前で、「ポジティブ・アクションは女性差別撤廃条約で定められた国の責務です。努力目標ではありません」と言い続けた甲斐がありました。答申がどう具体化されるか、厚生労働省は骨抜きにするのが得意な役所ですので、モニタリングを続けていきたいと思います。
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