無実の死刑囚・奥西勝さんに面会
今日は名古屋にいって、私が弁護をしている冤罪名張事件の無実の死刑囚・奥西勝さんに面会をしてきました。
おあいするのは久し振りですが、差し入れた新聞などを読んでいるので、去年私が奥西さんの事件の不当性を訴えるためにやくみつるさんと対談したことなど、よく知っていらっしゃいました。
事件のお話のほか、日常行っていらっしゃる袋はりのこととか、運動のことなどをとても熱心にお話していただきました。
84歳の奥西さんですが、冤罪をはらし、自分の無罪を勝ち取って、外に出られる日を確信して生きていらっしゃいます。そしてその日まで自分の健康管理にとてもきをつかって、命を大切に、丁寧に、生きていらっしゃる姿に深い感銘を受けました。
健康にきをつけてくださいね、というと、「弁護団の先生方がみなさんこんなにがんばってくださっているのに、自分が病気をするわけにいきません」と力を込めておっしゃっていました。
奥西さんが想像もできないような困難ななかで生きている姿勢に、私は改めて心を打たれました。
拘置所を出たら、なぜか涙がでてきました。がんばらなくては、と決意を新たにしました。
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