杉山さんに励まされる
今日は名張事件の支援者の方々の勉強会で、講演をしました。
現在最高裁に係属している名張事件は、検察側の答弁書に対して、弁護側が反論をしたのですが、それでは終わりそうもなく、予断を許さない重要な状況にあり、そのことなどをお話しました。どうみても、検察の言っていることがいかにおかしいか、書面を読めば、もう明らかだと思うので、早く最高裁に英断を下してほしいところです(取材にきたメディアの人もこれ以上引き延ばすのはひどい、信じられないと言ってくれました)。
ところで、再審開始決定が最高裁で確定した冤罪の布川事件の当事者・杉山さんが、足利事件の菅家さんと一緒に参加してくれて、とても面白いトークを炸裂させてくれたのですが、
杉山さんはいつも、「自分の決定の前に、伊藤先生(私のこと)にあってすごい運とパワーをもらった、その直後にいい決定をもらったので、伊藤先生にあうのは縁起がいい」と言っていて、最高裁の決定の前にも「先生とあえた、縁起がいい」などと言っていました。
お世辞かしら、と思っていましたが、いつもおっしゃるので、だんだん「ほんとかな」と思うようになりました。
その杉山さんが今日は講演後に私のところにきてくれて、「今度は自分の運とパワーを伊藤先生にわけて名張事件を勝たせる番だ」と言ってくれました。その気持ちが嬉しくて、うん、なんだか励まされました。
みなさま、ご支援をよろしくお願いします。
« 今日はこれから | トップページ | 道あゆみさんが参議院選挙に »
「死刑・冤罪名張事件」カテゴリの記事
- 名張毒ぶどう酒事件 89歳になる死刑囚の救済の道を閉ざす高裁決定は正義に反する。(2015.01.11)
- 第八次再審請求申立(2013.11.05)
- 今年こそ、87歳になる奥西死刑囚を救い出す年に。(2013.01.09)
- 奥西死刑囚と面会・とても強いひと(2012.06.25)
- 「ひどい、裁判所は悪魔だ。」(名張事件決定に寄せて)(2012.06.10)