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2010年1月30日 (土)

いよいよ大詰め名張事件、反論書を提出しました。

獄中から無実を叫び続けて何十年にもなる冤罪事件、名張事件、私も弁護団の一員になっていますが、最高裁で大詰めとなっています。弁護団の出した新証拠について、最高裁が検察側に答弁書の提出を求め、昨年検察官が答弁書を提出。これに対する反論書を完成させ、昨日提出となりました。

記者レクでもお話したのですが、検察側が出した、「専門家」の意見書は論理的に破綻していることを、以前から証言に立っていただいているお二人の専門家に意見書を出していただいて、明らかにしました。この検察側の「専門家」、一度も証言にも立ったことがないわけで、実験結果などの裏付けもない「意見」が(誤りが明らかなのに)最高裁で重視されることが絶対にあってはならないと思っています。

(メディアの方々) 最高裁の提出に思いがけずたくさんの記者の方々が集まっていただきました。おいそがしい中、ありがとうございました。また、遅い時間の設定にも関わらず記者レクにもご参加いただき熱心に聴いていただきありがとうございました(昨日は急用で記者レクに遅れて参加して失礼いたしました)。今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100130-00000006-mai-soci

http://www.asahi.com/national/update/0129/TKY201001290194.html

1961年に三重県名張市でブドウ酒に農薬が入れられ、女性5人が死亡した名張毒ブドウ酒事件で、再審を求めている奥西勝死刑囚(84)の弁護団は29日、最高裁に意見書を提出した。弁護団によると、事実上の最終意見書で、最高裁は双方の主張を踏まえて再審請求に対する結論を出す見通しだ。

 最高検は昨年10月、「弁護側の主張への反論があれば、提出するように」との最高裁の求めに応じ、書面を出していた。弁護団の野嶋真人弁護士は提出後、「検察側の書面は毒物の問題に力を入れていたので、こちらも反論した。最高裁は速やかに再審開始決定をして欲しい」と話した。

 奥西死刑囚は取り調べでいったん自白したが、公判では一貫して否認。死刑が確定した後も、再審を求め続けており、現在審理されているのは第7次再審請求。名古屋高裁が05年に再審開始を認めたが、同高裁の別の部が翌年に開始決定を取り消したため、弁護側が最高裁に特別抗告している。

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