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2009年12月12日 (土)

ノーベル平和賞失格

オバマのアフガン増派にはとてもがっかりしましたが、ノーベル平和賞受賞スピーチはさらに酷く、失望しました。一年ほど前に人々を熱狂させたあの人とはとても思えません。

これなら、ブッシュ氏でもノーベル平和賞を受賞できることになるでしょう。過去にも疑問な人が受賞してきましたが、受賞スピーチで公然と戦争を肯定することを許すとは、賞の権威は完全に失墜したといってもよいのではないでしょうか。

 国際法上、武力行使は、自衛権と安保理決議のもとでしか許されず、安保理決議を経ずに自由や人道の目的で武力行使するのは国際法違反です。弁護士であるオバマさんがそれを知らないわけはない。自由や人道の美名のもとに行われた戦争がイラクやベトナムで何をもたらしたのか、全然わかっていないようですね。

http://mainichi.jp/select/world/news/20091212ddm007030003000c.html

 ◇「ブッシュ前大統領の発言のように聞こえた」

 オバマ米大統領が10日に行ったノーベル平和賞受賞演説が波紋を広げている。平和のための戦争を容認する演説に、アフガニスタン・イラク戦争を開始した政敵・米共和党の関係者から支持が寄せられる一方、大統領の「平和路線」に期待した欧州から失望の声が出るなど「ねじれ」が見られる。また演説は部分的にブッシュ前米大統領の「戦争観」を連想させる場面もあるなど異例のものだった。【オスロ笠原敏彦、ニューデリー栗田慎一、北米総局】

 米軍の最高司令官として「戦争と平和」を語った演説は、和平や非暴力、人権など高い理想をテーマにすることが多い過去の受賞演説に比べ「現実重視」の異例の内容だった。

 大統領は今月1日に米軍3万人増派を決定したばかりのアフガンでの戦争の「正当性」を主張する文脈の中で「誤解してはいけない。世界に悪は存在する」と強調。また「国家指導者として、自国防衛に必要なら単独で行動する権利を温存する」とも発言した。

 「悪」や「単独で」という単語は、ブッシュ前大統領が北朝鮮とイラン、イラクを「悪の枢軸」と非難したことや、前政権の単独行動主義を連想させかねず、聴衆にも違和感を残したようだ。

 授賞式を取材したノルウェーの経済紙ダーゲンス・ナーリングスリーブのシェーティル・ビースワン記者は「演説は時々ブッシュ発言のように聞こえた。戦争や暴力を否定する過去の受賞演説とはかなり異なる演説だった」と指摘する。演説は平和志向の政治家と、米軍の最高司令官という相反する立場の中で、司令官としての「責任」をより強く打ち出したように見える。

 米国内では、共和党副大統領候補だったサラ・ペイリン前アラスカ州知事が米紙に「彼が話したことは気に入った」と語った。また、共和党のギングリッチ元下院議長はラジオ番組で「彼は受賞を、世界に悪があるという大事なことを思い起こさせる機会として使った。歴史的な演説だ」と絶賛した。

 一方、ドイツの有力誌シュピーゲル(電子版)は「誤った時期の誤った賞」と批判。保守系紙ウェルトも「素朴な平和主義へのノーだ」と分析した。

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