そしてブログにも
先ほど、「なぜ無実の人が自白するのか」という私の書籍が学界回顧に取り上げられてうれしかった、ということを書いて、何気なく、この書籍についてgoogle検索もしてみました。すると、なんと、いろんな方のブログにも取り上げていただいていたので、驚きまして、同時に、非常に感激しました。
私は、これから裁判員になる市民の方々に、自白による冤罪を防いでほしい、という願いと、現に自白による冤罪事件に苦しんでいる人たちを救うことに役に立つ書籍にしたい、と思ってこの本を訳し、本に仕上げる仕事をしたのです。
もし、市民の方々の間でも話題になって、冤罪を防ぐ役割を少しでも果たせるきっかけになってくれたら、とても嬉しいことです。
自白による冤罪事件・布川事件と足利事件は、冤罪であることが明らかになり、今年になって再審の扉が開かれました。でも私の依頼者・奥西さんをはじめ、まだたくさんの人が苦しんでいます。来年も、この書籍が警告したことが、少しでもこうした人たちの救済の一助となるように、と切望します。
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