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2009年12月

2009年12月26日 (土)

イラク戦争の検証を求めるNGO要請書の提出

12月25日、NGO8団体で、日本政府のイラク政策検証のための独立調査委員会設置を求める要請書を政府および全政党に提出しました。
これはイラク戦争が開始した2003年以降のイラク政策に関する検証を求めるもので、すでにイギリス、オランダでは政府が検証を行うことを決定しています。

私が事務局長をしている団体 ・ヒューマンライツ・ナウもこの要請に加わりました。

イラク戦争・占領の過程での、クラスター爆弾、劣化ウラン弾、白リン弾などの非人道的な兵器の使用や民間人攻撃など、国際人 権・人道法に違反する可能性の高い行為に関する調査を求め、かつ戦争被害を把握したうえで、人権回復を基礎に置いた今後の援助政策を求める観点から、参加してます。 
昨日は、JVC谷山代表、JIM-Net佐藤事務局長と私が、外務省を代表して対応した外務省西村ちなみ政務官 に共同要請書を提出・要請しました。

実は、私、イラク戦争には以前より一方ならぬ関心を持ってみてきましたし、劣化ウランの被害にあった子どもたちのサポートをする活動もお手伝いしているのですが、最近は特に「イラクが忘れられていること」に胸がつぶれるような思いがします。

ときどき国連関係の会議や、人権に関する国際会議に参加するのですが、イラクのことが一言も語られず、まるで戦争が起きて多くの命が奪われたことすら忘れられたかのようだからです。

国連人権理事会には、イラクから代表がきて、イラクの人権侵害をなくすために各国の行動を求めるスピーチをしていますが、みんなが聞き流しており、キャンペーンを張る国際NGOもいません。だいたい出身国の政府がイラク戦争や占領に参加して今の状況をつくりだしている共犯者で、そうした政府に働きかけても何もしそうもないので、成果のあがりそうもない活動はNGOもお金や時間を割いてキャンペーンができないということのようなのです。

WHOは2006年、イラク戦争後に戦闘などによって死亡した人は15万から最大22万人にのぼる、と発表し、人口の1/7にあたる約400万人が家を追われ、大量の難民、国内避難民が今もいる、というのに。。。

イラクで起きたこと、そして現在進行形の人々の苦しみを忘れないで、何ができるかをぜひ考えていかなければと思います。 

2009年12月25日
内閣総理大臣 鳩山由紀夫 殿
外務大臣   岡田克也 殿
防衛大臣   北澤俊美 殿

NGOによる日本政府のイラク政策検証のための
独立調査委員会設置の共同要請書

私たちは、イラクの人々の支援および人権に関わるNGOの立場から、日本政府に対し政府のこれまでのイラク戦争やイラクへの人道復興支援に関する政策を
検証し、評価するための独立調査委員会を設置することを求めます。

2003年、ブッシュ政権はイラクに軍事攻撃を行い、日本の小泉政権(当時)はこの戦争を支持しました。その後、開戦時最大の根拠であった「イラクが大
量破壊兵器を所有している」という情報が誤りであったことが判明し、戦争を始めたブッシュ元大統領もこれを認めました。にも関わらず戦闘は拡大されイラ
ク市民の犠牲はさらに増加しました。日本においては「人道支援」の名目で自衛隊が派遣されましたが、2009年10月防衛省の情報開示により、イラクに
派遣された航空自衛隊の活動の大半が米軍などの多国籍軍の兵員・物資の輸送であり、軍事作戦に協力したことが明らかとなりました。

イラク戦争は世界最悪レベルの人道危機をもたらしました。WHOの推計では、15万人以上の民間人の命が奪われたといわれます。そして現在もなお、
264万6千人の国内避難民と190万人の難民が避難生活を送り、その多くが極度の貧困にあえぐなど、状況はむしろ深刻化しています。イラク戦争・占領
の過程では、クラスター爆弾、劣化ウラン弾、白リン弾などの非人道的な兵器の使用や民間人攻撃など、国際人権・人道法に違反する軍事行動が展開された可
能性が高いにも関わらず、何らの調査・責任追及も行われていません。そして、人権を奪われ、人道危機に苦しむイラクの人々に必要な国際的な支援が実現し
ているとはいえない状況にあります。

私たちは新政権に対し、こうした状況を直視し、日本政府が支持・支援してきたイラク戦争と占領政策・復興支援のあり方について真摯な検証を求めます。既
に英国では、イラク戦争参戦の経緯や軍事攻撃の合法性などについて検証する独立調査委員会が設置され、市民に開かれたかたちで調査が進められていま
す。
これまでのイラクに対する外交・援助政策について透明性のある客観的な検証を行うことは、日本国民に説明責任を果たし、国際社会に信頼される日本の外
交・援助政策を確立するために不可欠と考えます。多大な犠牲を余儀なくされたイラク国民に対しても説明責任を果たし、今後のイラクの支援のあり方を見直
すことが必要です。よって私たちは、以下のことを政府に要請いたします。

1.2003年のイラク戦争に至る経緯及びイラク戦争から現在に至る日本のイラク政策に関して検証を行う独立調査委員会を設置すること。
2.独立調査委員会は以下の条件を満たすものであること。
1)独立調査委員会は政府から独立した第三者機関とし、情報の開示と参考人への聞き取りを求める権限を付与されるべきこと。
2)独立調査委員会の調査活動に伴う討議と進捗状況報告は原則として公開とすること。
3)独立調査委員会の委員には調査内容に利害関係を有する人間を排すること。
3.政府は独立調査委員会の調査結果に基づいてイラク政策に関する評価を行い、その結果を政府見解として発表すること。
4.独立調査委員会の調査結果を踏まえ、かつ現在に至るまでの戦争被害の実態を把握し、真にイラクに必要とされる援助政策を策定すること。

【共同要請団体】
・日本国際ボランティアセンター(JVC)
・日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-Net)
・ヒューマン・ライツ・ナウ
・ピース・ボート
・地雷廃絶日本キャンペーン
・YWCA
・日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)
・ウラン兵器禁止を求める国際連合ジャパン(ICBUWジャパン)

写: 民主党   小沢一郎幹事長
   社民党   福島瑞穂党首
   国民新党  亀井静香代表
   日本共産党 志位和夫委員長
新党日本  田中康夫代表
   みんなの党 渡辺喜美代表
新党大地  鈴木宗男代表
   マスコミ各社

【連絡先】 〒110-8605 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル6階
日本国際ボランティアセンター(JVC) 代表理事 谷山博史
(電話:03-3834-2388 Fax:03-3835-0519)

2009年12月23日 (水)

そしてブログにも

 先ほど、「なぜ無実の人が自白するのか」という私の書籍が学界回顧に取り上げられてうれしかった、ということを書いて、何気なく、この書籍についてgoogle検索もしてみました。すると、なんと、いろんな方のブログにも取り上げていただいていたので、驚きまして、同時に、非常に感激しました。

私は、これから裁判員になる市民の方々に、自白による冤罪を防いでほしい、という願いと、現に自白による冤罪事件に苦しんでいる人たちを救うことに役に立つ書籍にしたい、と思ってこの本を訳し、本に仕上げる仕事をしたのです。

もし、市民の方々の間でも話題になって、冤罪を防ぐ役割を少しでも果たせるきっかけになってくれたら、とても嬉しいことです。

自白による冤罪事件・布川事件と足利事件は、冤罪であることが明らかになり、今年になって再審の扉が開かれました。でも私の依頼者・奥西さんをはじめ、まだたくさんの人が苦しんでいます。来年も、この書籍が警告したことが、少しでもこうした人たちの救済の一助となるように、と切望します。

学界回顧に。

今日は、とても励みになる出来事が。

「法律時報」という法律の世界ではとても権威ある法律雑誌・毎年この時期に「学界回顧」という特集があります。そこになんと、私が昨年12月末に訳者として出版しました、「なぜ無実の人が自白するのか」を紹介していただいていたのです。本はこちら。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E7%84%A1%E5%AE%9F%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%81%8C%E8%87%AA%E7%99%BD%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%95DNA%E9%91%91%E5%AE%9A%E3%81%AF%E5%91%8A%E7%99%BA%E3%81%99%E3%82%8B-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%B3%E3%83%BB-%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%82%A3%E3%83%B3/dp/4535516642

 取り上げていただいたことを知らなかったもので、パラパラと手にしてめくっていて「そういえば私も本を出したんだから、取り上げてくれてもいいのになー。まあ、学者じゃないから無理だろうけど」と思っていたところ、なんと刑事訴訟法の書籍の最初のほうに、私の本の紹介が。。

 しかもスペースを割いて、とっても肯定的に取り上げていただいていたのです。法律時報には、川崎英明先生に10月号で書評も書いていただいていまして、嬉しかったのですが、今日はこのように評価をしていただいたことが本当に嬉しかったです。

 まあ、これは、そもそも訳書であり、スティーブン・ドリズィン先生などによるもともとの研究自体が画期的で素晴らしかったわけですし、また、この書籍で取り上げられた、名張毒ブドウ酒事件が、私が担当する事件ではありますが、多くの刑事訴訟法学者の先生方に研究され、注目され、わがことのように気にかけていただき、惜しみないご支援をいただいている事件である、ということが何よりも大きいわけですが、そうした応援的なお気持ちもありがたく、そして、やはり正当に業績を評価していただけることは嬉しいのです。

本書については「自由と正義」に村井敏邦先生、「季刊刑事弁護」に水谷則男先生にも書評を書いていただきましたので、本当にありがたく思っています。

 いつも緻密に研究を積み重ねていらっしゃる刑事法研究者の方々の足元にも及ばないわけですが、こうやって、少しずつでも研鑽を積んで、着実に、地道に良い仕事を積み重ねて、司法制度や人権の改善に対して、私なりに貢献していきたい、と改めて思ったのでした。

I will shine

まだまだ年が越せそうもなく、すごい雰囲気で仕事をしている昨今。

年末になるとなぜか動き出す事件というのもあるもので、昨今日々激動の事件の処理も、まだまだ終わりませんが、来年出版の二冊の本の出版の締め切りが年末、そしてありがたいことに今日も二本お正月を挟んだ原稿依頼をいただき、どっちを向いても仕事ばかり、という感じ。とはいえ、素敵な心洗われるお話もあって救われます。

先日12/17のクリスマス・ライブイベントにもご出演いただいたシンガーソングライターの大日方治子さんが、

http://www.myspace.com/harukomusic
http://haruko-ohinata.weblogs.jp/

このたび、私たちのNGOヒューマンライツ・ナウの為に「I Will Shine」という曲を作ってくれました♪ライブでも披露していただきましたが、とっても素敵な曲です。

近々、HRNのWebページにも掲載予定です。

そして、本日12月22日(火)17:10~
かわさきFM 生放送にご出演されて

http://www.kawasakifm.co.jp/

「I Will Shine」を放送中にかける際に、ヒューマンライツ・ナウについてもすごく宣伝してくれたとのこと。その気持ちがとても嬉しい。
事務所で初めて聞いたボランティア・スタッフたちから「かわいーーー」と大評判でした。

とてもキュートな大日方さんとともに、うちの団体も、ともに成長していきたいなあと思うのです。

2009年12月22日 (火)

派遣法改正、なるか。

先日、最高裁でパナソニックプラズマディスプレイ(旧松下プラズマディスプレイ)の上告審判決が出ましたが、高裁の労働者保護の判断を覆す、まったくひどい判決でした。

http://www.asahi.com/national/update/1218/TKY200912180294.html

請負会社からパナソニック子会社に派遣され、違法な「偽装請負」の状態のもとで働かされていた吉岡力(つとむ)さん(35)が、同社との間に雇用関係があるかどうかを争った訴訟の上告審判決で、最高裁第二小法廷(中川了滋裁判長)は18日、雇用関係はないとの判断を示し、この点について吉岡さんの敗訴とした。

○●○● 最高裁の第二小法廷は(布川事件以外)、最近判断がひどく、目に余ります。でも、同じ日のニュースでは、こうしたひどい最高裁判決の方向性を是正する制度改革案が発表されました。この審議会もいままで「どうか?」と思うような提案ばかりしてきたわけですが、今回については画期的と言って褒めてもよいでしょう。

 さて、民主党は不安定雇用に苦しむ人々の期待に応えて、この原案を踏襲した派遣法改正を実現できるか、注目していきましょう。○●○●

 登録型派遣、原則禁止へ=厚労省審議会が制度改革案

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200912/2009121800057

厚生労働省の労働政策審議会(厚労相の諮問機関)は18日の会合で、派遣制度改正案の原案を提示した。現行の労働者派遣法を派遣労働者保護法に改称、仕事がある時だけ雇用するため労働者の生活が不安定になりやすい「登録型派遣」の原則禁止を打ち出した。厚労省は審議会の結論を踏まえ、大幅に規制を強化する法案を来年1月からの通常国会に提出する方針だ。
 原案は大学教授ら公益委員の案として提示。登録型派遣はソフトウエア開発、通訳など専門業務や育児・介護休業の代替要員、高齢者を除いて禁止する。昨年秋から「派遣切り」が相次いだ製造業への派遣に関しては登録型を禁止する一方、長期雇用契約を結ぶ「常用型」は認める。
 また、「偽装請負」や禁止業務での就労など、違法派遣が行われた場合に派遣会社から派遣先企業に雇用契約を移転させる「直接雇用みなし制度」を導入。派遣先が受け入れを拒否した場合に行政勧告する制度も設ける。
 改正法の施行は公布から6カ月以内。ただ、登録型の禁止措置は混乱が生じないよう3年以内とする。(2009/12/18-12:02)

2009年12月20日 (日)

めずらしい音楽にいやされる

12月18日のヒューマンライツ・ナウのチャリティ・ライブ、よかったですよお(自画自賛)。

寺原さん、徳久さん、そして大日方さん、普段聞けない民族音楽やメローな音楽などが聞けてなんだか、私自身、はからずも、とてもいやされてしまったのです。

なんでしょうね、素晴らしいんです。奥が深くて。はまってしまいそう。

日本の文化、芸術は最近劣化している、と思う私ですが、音楽は新しいクリエイターがどんどん進歩している、そして深くなっている、というのが偽らざる感想で、こんな音楽にお目にかかれるとは幸せです。

このライブの様子、音楽家のフクヤマさんがヒューマンライツ・ナウのウェブに生中継を出してくれて、流してました。

http://hrn.or.jp/activity/event/1217human-rights-cafechristmas-special-live/

今はもう違う??な映像が出てしまうので、おもしろいところですが、フクヤマさんがFacebookで紹介してくれたので、いろんな人たちがウェブ生中継をみてくれたらしい。

これからも、ちょっと新しく、メディア露出がそれほど多くない、時代の最先端の掘り出し物の音楽を提供するようなチャリティ・ライブ、そして世界のことに思いをはせる気持ちになるライブを、サポーターの音楽家の方々とつくっていきたいなあ、と思いました。

寺原さん、徳久さん、そして大日方さん、フクヤマさん、ありがとう!!

2009年12月17日 (木)

事件& 事件

最近、毎日のように新しい法律問題のご相談、事件の依頼が押し寄せて、年末というのにとどまるところを知らない感じです。

もしかしたらこのブログを読んでいただいている方のなかにも私をご紹介していただいているのかも、と感謝しつつ、あまりにたくさんご依頼をいただき、進行中の案件も多々あり、また、50%の割合で時間を割いているNGO業務も併行させているものですので、ちょっと青息吐息。。。

先日は、一年先輩のお姉さま弁護士、斎藤弁護士に愚痴ったところ「飲もう!」と言われ、飲みにいきました。

リストラとか厳しいお話も少なくなく、来年はもう少し、皆さんにあまりトラブルのない年になるといいな、と切に思います。

今日は東京で証人尋問、横浜に移動して中華街でランチ、横浜で裁判、事務所でご相談と仕事、という動き。横浜中華街では一緒に仕事をやっている女性弁護士Iさんが、デザートの巨大な杏仁ソフトクリームをたいらげたのに驚き。私は早々にGive upしたのですが、やっぱり若いって素晴らしい。

夕方に日本地雷廃絶キャンペーンの目加田説子さんからお電話。「来年一緒に○●キャンペーンをやりましょうよ」というお話。「あら面白そう」とすぐに盛り上がって自分的には決定してしまいました。

電話を切った瞬間「また仕事が増えたんですか?」とNGOのスタッフさんたちからちょっとだけ冷やかな突っ込みが。来年は、新規キャンペーン、プロジェクトがたくさん始動しそうで楽しみなのですが、それを担っていただくために、また新しくインターンさんを採用しなくちゃね、、、と家ジャズを聴きながら考えているところです。明日は朝一に横浜(緑区)です。

2009年12月15日 (火)

嬉しい! 布川事件の再審開始確定

最高裁に係属していた、布川事件第二次再審請求で、再審(裁判のやり直し)の開始決定が確定しました。みてください。お二人の嬉しそうな顔 !

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091216k0000m040110000c.html

この事件は私のやっている名張事件と並んで、いつまでも無実が認められず、長年たたかいつづけてきた事件で、一緒に再審開始を目指してきましたので、桜井さん、杉山さんとも親しくさせていただいていて、とてもうれしいです。

今日は全然知らなかったところ、マスメディアの方からコメントを求められて初めて嬉しいニュースを知りました。

コメントは新聞にのるかわかりませんが、私としては、こんなことをコメントしました。

名張事件と布川事件はともに冤罪を争う重大事件として、最高裁での再審開始の判断を求めて活動してきたので、一足先に布川事件で再審開始決定が出たのは喜ばしく、この流れを進めて名張事件でも再審開始を早期に勝ち取りたい。

 布川事件では、白鳥・財田川事件を踏襲し、新証拠の評価だけでなく、旧証拠の脆弱性を十分に評価したうえで、新旧証拠の総合評価が行われており、下級審でのそうした判断が是認されたことは、再審の流れとして肯定的に評価したい。

 布川事件では、名張事件と同様、被告人の捜査段階の自白があり、司法はこの自白の信用性を認めない判断をした。無実の人が重大事件について自白したケースで、信用性を慎重に検討してこれを否定したことは評価できる。名張事件の再審取消決定は、極端な自白偏重に基づくものであるが、最高裁には、名張事件についても、自白偏重を見直す判断をすることを求めたい。

クリスマス・チャリティ・ライブ

今年もいよいよ残すところわずかとなりました。(特活)ヒューマンライツ・ナウでは、以下のチャリティ・ライブを開催します。日ごろの講演会などには近寄りがたいという方にも、気軽に参加していただけると嬉しいな、と思っています。そういう機会のほうがお話もしやすいですし。

是非ご参加いただけると嬉しいです。

かっこよいフライヤーはこちらから。http://hrn.or.jp/activity/hrc.pdf

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     Human Rights  Cafe  

~ Christmas  Special  Live ~

         2009/12/17

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今年も残すところあとわずか。

ヒューマンライツ・ナウでは、今年を締めくくるイベントとしてチャリティーライブを開催します。

HRNの活動を応援してくだるアーティストの方々が集結!

皆様へ素敵な音楽のプレゼントを贈ります。

そして、豪華(?)景品が当たるチャリティーラッフルズも。

年末前の楽しい時間を、一緒に過ごしませんか?

皆様のご参加をお待ちしております。

日時 2009/12/17(木)1900210018:30開場)

会場 ライブバー7ef (渋谷駅徒歩2分)

   http://www.7ef.org/m/map.html

   渋谷区道玄坂1-3-6香山ビル7F

料金 ¥2500 *1ドリンクオーダー別途

予約 会場の都合上、なるべく事前予約をお願いいたします。

   E-mail: info@ngo-hrn.org / FAX: 03-3834-2406

主催(特活)ヒューマンライツ・ナウ

このイベントの収益金は、すべてHRNが行う人権擁護活動のために使用されます。

出演アーティスト

大日方治子

http://www.myspace.com/harukomusic

http://haruko-ohinata.weblogs.jp/

米国バークリー音楽院で様々な音楽を吸収しながら 声を磨く。

帰国後 Jazz, Soul, Gospel, R&B,.....と幅広くライブセッションを重ね

SPEECH (Arrested Development)Celine Dion 来日ライブにもコーラス参加。

ChemistrySowelu 等アーティストのボイストレーニング歴を持つ。

数年前からシンガーソングライターとして歩み始め、

200612月に1st album GENESIS」リリース。

リアルな日常を唄う詩の世界観は同世代の女性の支持を得ている。

寺原太郎

http://www.pure.ne.jp/~fueya/taroprofile.html

北インド古典音楽・バーンスリー奏者。

91年、インドの人間国宝、ハリ・プラサード・チョウラシア師の

来日公演に衝撃を受け、弟子である中川博志氏に入門。

翌年から渡印し、ハリ・プラサード師より直接レッスンを受ける。

97年より楽器の枠を超え、シタール奏者アミット・ロイ氏に師事。

日本全国で精力的にインド古典音楽の演奏活動を行う一方、

インド舞踊やガムラン、邦楽、ジャズ等とのコラボレーションも行う。

徳久ウィリアム幸太郎

http://www.bloc.jp/tokuhisa_william/

http://william.air-nifty.com/about.html

ブラジル出身。母が日系ブラジル人。

声の拡張と新たな可能性を目指すボイスパフォーマー。

元「倍音S」「ノイズ合唱団」主宰。「SuaraSana」メンバー。

3AACサウンドパフォーマンス道場オーディエンス賞受賞(愛知芸術文化センター)

ホーメイ(一度に二つの音を出す、特殊な歌唱法)、モンゴルのオルティンドー、独自の「ノイズ声」など、を操る。現在、ノイズ合唱団をはじめ、多様な声の表現を武器に、様々なジャンルを横断中

皆様のご参加を心よりお待ちしております!

2009年12月13日 (日)

普天間基地問題に思う。

日曜の朝は、健康的にスポーツでもしなければ、と思いつつ、見てしまう番組のひとつ、サンデー・プロジェクト。

でも、今日は、普天間に関する議論をしていて、ひさびさに、画期的なよい出来栄えだったのではないでしょうか(大谷さんの司法問題の特集はいつも好きですけれど)

http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/

つくづく思うのですけれど、政権が交代したというのに、普天間問題で沖縄の人々の思いよりも同盟関係を優先させないといけないという論調がメディアの中で多すぎる。アメリカがちょっと気を悪くしただけで大げさにかきたてたり、びくびくしたり、本当に情けない。メディアが政権交代に対応できていなくて、旧態依然とした人々が言論を牛耳り、アメリカに従属的な論調がいまだに支配的なので、あきれてしまいます。

「普天間問題でアメリカの意向に反していると、アメリカはもはや日本を相手にせず、中国だけを相手にすることになってしまう。日米関係は危機的です」と危機をあおる論者がいます。しかし考えてみれば、もちろん中国には米軍基地がないんですね。

アメリカは中国に米軍基地がないから中国とつきあいたくない、なんてことは言わないでしょ。

国民を犠牲に強いる基地提供というやり方で、日本がアメリカに振り向いてもらおうというのであれば、その時点で中国に負けている。なけなしのお金を貢いで、つれない異性に振り向いてもらおうとしているみたいなものではないでしょうか。

なんともなさけない屈辱的な話であり、こういう議論が電波を通じてまき散らされたら、若者も日本という国に誇りなんてもてるはずもなく、とても有害だと思います。身を削って貢がなくても、相手にせずにはいられない魅力やパワーを身につけたり、内なる価値を磨くべきなのであって、そういうまっとうな議論をすべきなのに。それが日本という国の勝負どころじゃないかしら、と私は思います。

しかし、今日のサンデープロジェクトの論調はそういう卑屈な支配的論調とはちょっと違っていて、よかった。

首相がなんとかアメリカと対等にしたい、沖縄の思いにこたえたい、と言っていて、それは難しいことかもしれないが、長い目で見てとっても重要なことなのだから、もっと応援する世論や論調があってよいはずだと思います。メディア・リテラシーをチェックしましょう。

2009年12月12日 (土)

ノーベル平和賞失格

オバマのアフガン増派にはとてもがっかりしましたが、ノーベル平和賞受賞スピーチはさらに酷く、失望しました。一年ほど前に人々を熱狂させたあの人とはとても思えません。

これなら、ブッシュ氏でもノーベル平和賞を受賞できることになるでしょう。過去にも疑問な人が受賞してきましたが、受賞スピーチで公然と戦争を肯定することを許すとは、賞の権威は完全に失墜したといってもよいのではないでしょうか。

 国際法上、武力行使は、自衛権と安保理決議のもとでしか許されず、安保理決議を経ずに自由や人道の目的で武力行使するのは国際法違反です。弁護士であるオバマさんがそれを知らないわけはない。自由や人道の美名のもとに行われた戦争がイラクやベトナムで何をもたらしたのか、全然わかっていないようですね。

http://mainichi.jp/select/world/news/20091212ddm007030003000c.html

 ◇「ブッシュ前大統領の発言のように聞こえた」

 オバマ米大統領が10日に行ったノーベル平和賞受賞演説が波紋を広げている。平和のための戦争を容認する演説に、アフガニスタン・イラク戦争を開始した政敵・米共和党の関係者から支持が寄せられる一方、大統領の「平和路線」に期待した欧州から失望の声が出るなど「ねじれ」が見られる。また演説は部分的にブッシュ前米大統領の「戦争観」を連想させる場面もあるなど異例のものだった。【オスロ笠原敏彦、ニューデリー栗田慎一、北米総局】

 米軍の最高司令官として「戦争と平和」を語った演説は、和平や非暴力、人権など高い理想をテーマにすることが多い過去の受賞演説に比べ「現実重視」の異例の内容だった。

 大統領は今月1日に米軍3万人増派を決定したばかりのアフガンでの戦争の「正当性」を主張する文脈の中で「誤解してはいけない。世界に悪は存在する」と強調。また「国家指導者として、自国防衛に必要なら単独で行動する権利を温存する」とも発言した。

 「悪」や「単独で」という単語は、ブッシュ前大統領が北朝鮮とイラン、イラクを「悪の枢軸」と非難したことや、前政権の単独行動主義を連想させかねず、聴衆にも違和感を残したようだ。

 授賞式を取材したノルウェーの経済紙ダーゲンス・ナーリングスリーブのシェーティル・ビースワン記者は「演説は時々ブッシュ発言のように聞こえた。戦争や暴力を否定する過去の受賞演説とはかなり異なる演説だった」と指摘する。演説は平和志向の政治家と、米軍の最高司令官という相反する立場の中で、司令官としての「責任」をより強く打ち出したように見える。

 米国内では、共和党副大統領候補だったサラ・ペイリン前アラスカ州知事が米紙に「彼が話したことは気に入った」と語った。また、共和党のギングリッチ元下院議長はラジオ番組で「彼は受賞を、世界に悪があるという大事なことを思い起こさせる機会として使った。歴史的な演説だ」と絶賛した。

 一方、ドイツの有力誌シュピーゲル(電子版)は「誤った時期の誤った賞」と批判。保守系紙ウェルトも「素朴な平和主義へのノーだ」と分析した。

2009年12月 9日 (水)

今年は国連前で・人権デーのアクション

明日は世界人権デーです。さて、今年は、渋谷の国連大学前でスピーチをみなさんでするそう。

私もビルマ人やほかの難民の方たちとともに顔を出させていただきます。

いつも原宿・渋谷のあたりの方々にとっても温かく迎えていただけるこの企画、いろんな思いはありますけれど、そのことで、ほんわかしたうれしい気持ちになります。人権を求めるひとたちに応援してくれる人たちがたくさんいて。

どなたでも参加できますので、ぜひちょっとでも参加してみてください。

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『世界人権デー』アクション参加のお願い  12月10日(木)15時~
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世界中のすべての人々に“人権”と“自由”を!
--Human Rights and Freedom for All --
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

想像してみてください。
世界の人々の、かけがえのない人権の『いま』

1948年の12月10日、パリで、「すべての人は、生れながら
にして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」
で始まる「世界人権宣言」が採択されました。
この日を記念して、12月10日は世界人権デー( Human Rights Day) です。

しかし、今、世界では、かけがえのない人権と自由が
すべての人に保障されているでしょうか?

私たちはこの世界人権デーにあたり、
深刻な人権侵害が続くビルマ(ミャンマー)など
日本で暮らすアジア地域の友人たち、国内のNGOの方々とともに、
アジア地域、そして世界中の人権の回復を求めるアピールを行いたいと思います。

人権と自由の回復を求めていているのは世界の人々も同じです。
世界人権デーにあたって、同じ民主主義、人権、自由を求める世界の
人々と連帯し、共に声をあげたいと思います。

ぜひみなさま、ご参加ください!


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●日時: 2009年12月10日 (木)15時~17時
    (内容:参加団体によるスピーチなど。)

●場所:国連大学前
 所在地:東京都渋谷区神宮前5-53-70
 地図: http://www.unu.edu/hq/Japanese/access/index.html


●呼びかけ団体
在日ビルマ人共同行動実行委員会(JAC)
ビルマ市民フォーラム http://www1.jca.apc.org/pfb/
(特活)ヒューマンライツ・ナウ http://hrn.or.jp/
(社)アムネスティ・インターナショナル日本 http://www.amnesty.or.jp/



●問合せ先:在日ビルマ人共同実行委員会(JAC)
  ★問合先 090-4964-9718(日本語可)
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特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ
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2009年12月 4日 (金)

もうすぐ世界人権デー

あたふたと師走です。さて、世界人権デーが近づいてきました。

12月10日、世界人権宣言が出された日なんですね。ヒューマンライツ・ナウではこの日にちなんで、以下のイベントを開催します。

ゲスト・スピーカーが第一人者の方々なので、私も楽しみにしています♪ 是非お運びください。

◆世界人権デー 記念シンポジウム◆

「世界が注目する日本の人権改革 -政権と市民社会の課題を語る」

日 時: 2009年12月11日(金) 18:30~20:30

場 所: 青山学院大学総研ビル(正門右隣のビル)11階 第19会議室    

  ・JR山手線、東急線、京王井の頭線「渋谷駅」 宮益坂方面の出口より徒歩約10分      ・地下鉄「表参道駅」B1出口より徒歩約5分  

< http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html >

資料代: 500円

内 容: ●リレートーク  

・申 惠丰(青山学院大学法学部教授)    

 ~女性差別撤廃条約・選択議定書批准・戦後補償など~  

・寺中 誠(アムネスティ・インターナショナル日本事務局長/東京経済大学現代法学部客員教授)  

 ~個人通報制度・国内人権機関設置・死刑制度などの課題~  

・東澤 靖(弁護士/明治学院大学法科大学院教授/ヒューマンライツ・ナウ理事)

  ~世界に問われた日本の人権 ― 条約機関からの勧告の実施~

・ほか、国会議員出演交渉中

●パネルディスカッション コーディネーター

 ・阿部浩己 (神奈川大学法科大学院教授/ヒューマンライツ・ナウ理事長)

日本の新政権誕生にあたり、その動向は国内の市民社会はもちろんのこと、 国際社会においても注目を集めています。 人権の分野では、個人通報制度の実現、政府から独立した人権擁護機関の 設置などの課題で、日本の人権状況を改善し、国際的に開かれたものにする ことが期待されています。

わたしたちヒューマンライツ・ナウは、新しい政権への国内外の人権政策の 推進について要望書を出し、提言活動を行っております。このシンポジウム では、日本の人権政策を改革していくために必要な課題を市民社会からの メッセージとして語り、政府と市民社会との開かれた対話を促進したいと 考えています。

【スピーカー紹介】

・申 惠丰 

青山学院大学法学部教授、専門は国際法・国際人権法。 1988年青山学院大学法学部卒業。1993年 国際高等研究所(スイス・ジュネーブ)修士課程修了。 1995年東京大学法学政治学研究科博士課程修了、法学博士。人権条約の国際的・国内的実施をめぐる諸問題を中心に研究。主な著作に、『人権条約上の国家の義務』(日本評論社、1999年)、『人権条約の現代的展開』(信山社、2009年)。

・寺中 誠

社団法人アムネスティ・インターナショナル日本事務局長、東京経済大学現代法学部客員教授。早稲田大学大学院法学研究科博士課程修了。専攻は犯罪学理論・刑事政策論。2001年より現職。著書(共著)に、『外国人包囲網』(現代人文社、2004年)、『平和・人権・NGO』(新評論、2004年)、『日本の死刑廃止と被拘禁者の人権保障』(日本評論社、1991年)など。

・東澤 靖 

弁護士、明治学院大学法科大学院教授、ヒューマンライツ・ナウ理事。日弁連国際人権問題委員会委員長。コロンビア大学ロースクール修士課程(LL.M.)修了。

【パネルコーディネーター紹介】

・阿部浩己

ヒューマンライツ・ナウ理事長、神奈川大学法科大学院教授。 早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程修了、バージニア大学法科大学院修士課程修了 (LL.M.)。カナダ・ヨーク大学難民学センター客員研究員などを歴任。専攻は国際法・国際人権法。主な著作に『国際人権の地平』(現代人文社、 2003年)、『抗う思想/平和を創る力』(不磨書房、2008年)、『テキストブック国際人権法(第3版)』(共著、日本評論社、2009年)など。

世界人権デーにあたり、ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております。

2009年12月 2日 (水)

オバマさん、あなたもですか。

あーあ、オバマ米大統領、とうとうアフガン増派を決めちゃいました。

「国益にかなうから」という理由でこれだけの増派をしていいのか。「アルカイダはやっつけないといけないんだ」とはまるでブッシュのカウボーイ戦争みたい。そもそも、主権国家に勝手に増派をして、勝手に戦争できるのはなぜか。関係国も説得して増派させるとはどういうことなのか。

世界はいまだに理不尽で、オバマ大統領もそれを修正するどころか推し進めているというわけです。これは、オバマ大統領に変化を託した世界の人々の期待への裏切りですね。

アフガン増派、対テロ勝利の成算は?

http://sankei.jp.msn.com/world/america/091202/amr0912022023012-n1.htm

2009.12.2 20:21

 【ワシントン=山本秀也】オバマ米大統領は1日、米軍の3万人増派を盛り込んだ新たなフガニスタン戦略を表明した。最大10万人規模となる米軍部隊を主力として、2011年7月の撤退開始までに「対テロ戦争の主要舞台」としたアフガンの治安回復を進めることが戦略の主眼だ。これに対し、米政界からは「撤退開始の期限設定を懸念する」(マケイン上院議員)との指摘や、巨額の戦費負担への疑問など、新戦略の先行きを危ぶむ声が早くも上がり始めた。

 オバマ大統領は演説で、「3万人の増派はわれわれの国益にかなう」として、今回の決断に強い自信を示した。長引く戦いと増え続ける米軍の犠牲を嫌う米国内の声には、「アフガンを第2のベトナムとみて早期撤退を求める向きもあるが、歴史の読み違えだ」と反論し、アフガンでの支援参加国が43カ国に上るなど国際社会による取り組みであることを強調した。

 アフガンに展開する米軍主体の国際治安支援部隊(ISAF)は、現在約10万4000人の兵力を擁する。陸軍旅団を主体とする3万人の増派が実現した時点で、米軍の総兵力はオバマ政権発足時の約3倍になる。さらに、北大西洋条約機構(NATO)加盟国などに対し、米政府は1万人程度の部隊増派を要請しており、4日から始まるNATO外相会議で、クリントン国務長官が増派に応じるよう関係国を説得する。

ジャパン・タイムズに掲載

11月25日は女性に対する暴力撤廃デーでした。その日の特集ということで、私のインタビュー記事をジャパンタイムズさんに掲載していただきました。

http://hrn.or.jp/activity/JapanTimes091125.bmp

日本語訳を抜粋でご紹介するとこんなお話です。

国連条約、女性の権利の課題を浮き彫りに 

ジャパン•タイムズ 

20091125

19791218日国連総会は、女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(女性差別撤廃条約)を採択し、今年はその30周年記念に当たる。さらに、1999年に1125日を女性に対する暴力撤廃の国際デーに定めてから10年になる。

これを記念して、ジャパン•タイムズは、弁護士であり日本を拠点にする国際人権NGOの事務局長である伊藤和子氏に、女性の権利に関する進展と課題について取材した。

ヒューマンライツ•ナウ(HRN)は、生命にかかわる人権問題に焦点を当てており、女性に対する暴力はHRNの重点分野の一つである。HRNは特にアジアを中心に、調査、アドボカシー、ロビー活動を地元のNGOと協力しながら行っている。

アジアには、暴力を伴う深刻な女性の権利の問題が存在する。例えば、HRNが今年調査を行ったインドでは、夫の要求するダウリー(花嫁持参金)を十分に払えないために、女性が焼き殺されている。死に至らない場合でも、夫に商業的な売春を強要され、拒否しても夫の暴力に苦しめられている女性がいる。統計にあるだけで、毎年7-8千人の女性が殺害、自殺あるいは謎の死を遂げている。

HRNはこうした事例にある暴力を最も深刻な女性に対する差別の形態であると考える。暴力には、女性の社会進出を妨げる「萎縮効果」があり、女性の社会進出に関する多くの問題の陰に潜んでいる。

しかしながら、30年前に女性差別撤廃条約が採択された際に、こうした問題は見過ごされていた。この条約が、欧米の女性のイニシアチブの中で、政治、雇用、教育面等での平等といった課題により焦点を当てていたからだ。私は、過去30年におけるこの条約の最も目覚ましい業績は、女性に対する差別に取り組む上で、解決されるべき根本的な問題として暴力に光が当たるようになったことであると思う。90年代にこうした認識が広がる中で、1994年に女性に対する暴力に関する国連特別報告者が任命された。1995年、北京で開かれた世界女性会議は、いわゆる発展途上国からの参加者と共に、暴力の問題を主に扱い、それに関する明確な目標を設定した。

地元あるいは国内 NGOだけでなく国外の NGO が課題を投げかけ、問題を指摘することは、政府を動かす上で、意味のあることである。アジア諸国は欧米からの提案に対して、欧米とは違うという理由で、あまり聞く耳を持たないことが多い。日本を拠点にするNGOは、欧米のNGOと比べてより大きな影響を与えることもあり得るのだ。

こうした意味で、私は日本国内の女性の権利の問題の進展が、アジアでの優れた事例になることが重要であると考える。今年6月、女性差別撤廃委員会(CEDAW)は日本の報告書を審査した。委員会に個人通報を検討する権限を与える女性差別撤廃条約の選択議定書の批准を含む、多くの問題に改善の余地があると委員会は指摘した。選択議定書の批准は、新政権のイニシアチブにも含まれており、現実的に期待できるものになりつつある。私は、アジアでは今のところ少数の国しか批准していないこの選択議定書を日本政府が早期に批准すること、さらにその批准によって、その他のアジア諸国の選択議定書の批准の促進につながることを期待している。

超党派の議員勉強会

 環境や開発だけでなく、世界の平和や人権に日本の外交力を発揮してもらう道筋をつくりたい、と思い、国際的な人権問題について、超党派で国会議員に勉強会を開催していきませんか、というご相談を国会議員の方々としています。

 今日もヒューマンライツ・ウォッチの土井香苗さんと阪口直人議員にご相談に。

  というか、なんと、アポ日を間違えて、急いでかけつけ、その間、土井さんにかなりフォローしてもらいました。最近あまりに立て込んでいるせいか、明日の証人尋問のためにあたふたしているせいか、すっかり日程を勘違いしていたようです。がくっ。

 そんななかでも、大変親切で熱心な阪口議員、議員のほうから積極的なご提案をいただいて、心強くなりました!

阪口議員がその顛末と感想などを早くもブログにアップしていただいています。

http://www.sakaguchi-naoto.com/

阪口議員からは地元、和歌山のおいしい柿をいただいて帰ってきましたが、国会議員にお土産に果物をもらったのは初めて。

明日はダイオキシンの事件の証人尋問です。

2009年12月 1日 (火)

マイケル・ムーアがオバマに手紙

マイケル・ムーア監督からメールがきた。私は別に監督の知り合いでもなんでもないのだけれど、ふとしたきっかけがあり、時々メールがくる。彼は、オバマに公開書簡を書いたということでそれを送ってきてくれた。

読んでみると、アフガニスタンから撤退せずに兵力を増強しようというオバマの路線に「新しい戦争好き大統領になる気か?」と翻意を求めている。「とてもあなたがそんなことをしようとしているなんて信じられない! 」とムーアは必死で呼びかける。

ああ、これでもノーベル平和賞受賞者なのだろうか、と思ってしまうオバマ大統領の昨今のありさま。本当にブッシュとの違いがどれくらいなのかわからなくなる。

幻滅一歩手前である。オバマは、ムーアの呼びかけにこたえるのだろうか。

An Open Letter to President Obama from Michael Moore

Monday, November 30th, 2009

Dear President Obama,

Do you really want to be the new "war president"? If you go to West Point tomorrow night (Tuesday, 8pm) and announce that you are increasing, rather than withdrawing, the troops in Afghanistan, you are the new war president. Pure and simple. And with that you will do the worst possible thing you could do -- destroy the hopes and dreams so many millions have placed in you. With just one speech tomorrow night you will turn a multitude of young people who were the backbone of your campaign into disillusioned cynics. You will teach them what they've always heard is true -- that all politicians are alike. I simply can't believe you're about to do what they say you are going to do. Please say it isn't so.

It is not your job to do what the generals tell you to do. We are a civilian-run government. WE tell the Joint Chiefs what to do, not the other way around. That's the way General Washington insisted it must be. That's what President Truman told General MacArthur when MacArthur wanted to invade China. "You're fired!," said Truman, and that was that. And you should have fired Gen. McChrystal when he went to the press to preempt you, telling the press what YOU had to do. Let me be blunt: We love our kids in the armed services, but we f*#&in' hate these generals, from Westmoreland in Vietnam to, yes, even Colin Powell for lying to the UN with his made-up drawings of WMD (he has since sought redemption).

So now you feel backed into a corner. 30 years ago this past Thursday (Thanksgiving) the Soviet generals had a cool idea -- "Let's invade Afghanistan!" Well, that turned out to be the final nail in the USSR coffin.

There's a reason they don't call Afghanistan the "Garden State" (though they probably should, seeing how the corrupt President Karzai, whom we back, has his brother in the heroin trade <http://www.nytimes.com/2009/10/28/world/asia/28intel.html>  raising poppies). Afghanistan's nickname is the "Graveyard of Empires." If you don't believe it, give the British a call. I'd have you call Genghis Khan but I lost his number. I do have Gorbachev's number though. It's + 41 22 789 1662 <http://www.greencrossinternational.net/contact-us> . I'm sure he could give you an earful about the historic blunder <http://www.michaelmoore.com/words/latest-news/gorbachev-obama-prepare-ground-withdrawal-afghanistan>  you're about to commit.

With our economic collapse still in full swing and our precious young men and women being sacrificed on the altar of arrogance and greed, the breakdown of this great civilization we call America will head, full throttle, into oblivion if you become the "war president." Empires never think the end is near, until the end is here. Empires think that more evil will force the heathens to toe the line -- and yet it never works. The heathens usually tear them to shreds.

Choose carefully, President Obama. You of all people know that it doesn't have to be this way. You still have a few hours to listen to your heart, and your own clear thinking. You know that nothing good can come from sending more troops halfway around the world to a place neither you nor they understand, to achieve an objective that neither you nor they understand, in a country that does not want us there. You can feel it in your bones.

I know you know that there are LESS than a hundred al-Qaeda left in Afghanistan! A hundred thousand troops trying to crush a hundred guys living in caves? Are you serious? Have you drunk Bush's Kool-Aid? I refuse to believe it.

Your potential decision to expand the war (while saying that you're doing it so you can "end the war") will do more to set your legacy in stone than any of the great things you've said and done in your first year. One more throwing a bone from you to the Republicans and the coalition of the hopeful and the hopeless may be gone -- and this nation will be back in the hands of the haters quicker than you can shout "tea bag!"

Choose carefully, Mr. President. Your corporate backers are going to abandon you as soon as it is clear you are a one-term president and that the nation will be safely back in the hands of the usual idiots who do their bidding. That could be Wednesday morning.

We the people still love you. We the people still have a sliver of hope. But we the people can't take it anymore. We can't take your caving in, over and over, when we elected you by a big, wide margin of millions to get in there and get the job done. What part of "landslide victory" don't you understand?

Don't be deceived into thinking that sending a few more troops into Afghanistan will make a difference, or earn you the respect of the haters. They will not stop until this country is torn asunder and every last dollar is extracted from the poor and soon-to-be poor. You could send a million troops over there and the crazy Right still wouldn't be happy. You would still be the victim of their incessant venom on hate radio and television because no matter what you do, you can't change the one thing about yourself that sends them over the edge.

The haters were not the ones who elected you, and they can't be won over by abandoning the rest of us.

President Obama, it's time to come home. Ask your neighbors in Chicago and the parents of the young men and women doing the fighting and dying if they want more billions and more troops sent to Afghanistan. Do you think they will say, "No, we don't need health care, we don't need jobs, we don't need homes. You go on ahead, Mr. President, and send our wealth and our sons and daughters overseas, 'cause we don't need them, either."

What would Martin Luther King, Jr. do? What would your grandmother do? Not send more poor people to kill other poor people who pose no threat to them, that's what they'd do. Not spend billions and trillions to wage war while American children are sleeping on the streets and standing in bread lines.

All of us that voted and prayed for you and cried the night of your victory have endured an Orwellian hell of eight years of crimes committed in our name: torture, rendition, suspension of the bill of rights, invading nations who had not attacked us, blowing up neighborhoods that Saddam "might" be in (but never was), slaughtering wedding parties in Afghanistan. We watched as hundreds of thousands of Iraqi civilians were slaughtered and tens of thousands of our brave young men and women were killed, maimed, or endured mental anguish -- the full terror of which we scarcely know.

When we elected you we didn't expect miracles. We didn't even expect much change. But we expected some. We thought you would stop the madness. Stop the killing. Stop the insane idea that men with guns can reorganize a nation that doesn't even function as a nation and never, ever has.

Stop, stop, stop! For the sake of the lives of young Americans and Afghan civilians, stop. For the sake of your presidency, hope, and the future of our nation, stop. For God's sake, stop.

Tonight we still have hope.

Tomorrow, we shall see. The ball is in your court. You DON'T have to do this. You can be a profile in courage. You can be your mother's son.

We're counting on you.

Yours,

Michael Moore

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