忙中楽もあり
ウィーンから帰国後、極めて多忙のため、唯一の幸いは時差ボケになることもないこと。
ウィークデーとしては出張で3日潰れただけにも関わらず、さまざまな問題への対応に迫られています。そんななかでも、いろいろと進行していくこともある。
昨日(17日)は、朝からアムネスティ・インターナショナル日本の事務局長・寺中誠さんと対談。刑事裁判の改革や死刑制度についての対談で、2月くらいには本として出版されるとのこと。楽しみです。
日中は事件の対応など。最近は生きづらい、生きにくい困難な時代のようだとつくづく痛感する。クライアントの方々、元クライアントの方々からも様々な悩みや問題が刻々と寄せられる。
夕方から、ヒューマンライツ・ナウの女性プロジェクトのなかで、カンボジアでの新規プロジェクトをキックアウト。日本の三か所をスカイプでつないで会議。やる気にあふれたインターンさんたちがたくさん仕事を引き受けてくれるので嬉しい。
本日(18日)は朝から離婚調停。調停委員の進行がおかしいので、怒髪天のように怒ってしまう。怒るとおなかがすくので、調停が終わり次第、ステーキでも食べようとひそかに決意。すると、弁護士会館でNHKの某解説委員さんにおあいし、一緒に食事。ステーキを食べつつ、最近の法務省、最高裁の状況や裁判員制度などについて意見交換。
事務所に戻って仕事。インターンやスタッフの仕事の進行をチェック。
夕方から、ヒューマンライツ・ウォッチの土井香苗さんと一緒に、国会で、民主党首藤衆議院議員と面会。とてもグローバルな人権感覚とバランス感覚を持った、アクティブな議員さんで大変うれしかった。世界の現場を歩いていて博識、よくわかっていらっしゃる。今後の新政権の外交政策における人権の位置づけについてご相談。
その後、環境問題がらみの裁判の弁護団会議で渋谷へ。ほとんど手弁当の事件だけれど、ダイオキシン問題など、最先端の先生方とご一緒できてとても勉強になる。
午後9時には新宿に。アメリカから来日されたソロス財団関係の方とお寿司のディナー・ミーティング。ソロス財団は人権に力を入れていて、国連人権理事会や国連総会における日本政府の投票行動が大切だ、ということを力説されていた。もとハーバードで研究していたという素敵ななおじさま。
おおまかにいうと、欧米の人権NGOのネットワークに入って一緒にがんばっていきましょう、というお誘い、概ね意気投合したわけだけれど、でも完全に「自由主義陣営」欧米のNGOの後ろにくっついていくのも抵抗があり、こうした方々といろんな課題で連携しつつも、痩せても枯れてもインディペンデント、独自路線でがんばっていこう、とも思ったのだった。
明日は一日裁判で鹿児島出張。
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