新政権への総合的政策提言発表
日本の新政権が来週には誕生しますね。
私が所属しておりますNGOのヒューマンライツ・ナウでは、
新政権発足にあたって、
以下のリリースを出しましたので、アップさせていただきます。
また活動近況もあわせてアップさせていただきます。
詳細は、
http://hrn.or.jp/ もご確認ください。
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このたびヒューマンライツ・ナウでは、
新しく民主党を中心とする政権が発足するのを前に、
人権を中心とする外交への転換および国内の人権課題の改善に関する総合的な
提言をとりまとめ、公表いたしました。
http://hrn.or.jp/activity/advocacy.jpgobt2009.pdf
(これをクリックしてください)
提言では、今後の国際貢献・外交の中心として、人権促進を位置づけ、
アジア地域での人権機構の設立へのイニシアティブや、援助政策に
おける人権・ジェンダーの主流化などを進めることを求めています。
また、国内人権政策については、政府から独立した人権擁護機関の設置、
冤罪を生まない刑事司法の改革、人権条約の選択議定書の批准により
個人が人権条約機関に救済申し立てをできるようにすること、従軍慰安婦
など戦後補償の解決などを求め、今後も政策提言や人権政策の前進にHRN
として貢献していく姿勢を述べています。
これまでも、折にふれてHRNとしての政策提言をしてまいりましたが、
今回これまでの提言をとりまとめ、HRNとしての総合的な提案として公表した
ものです。今後その実現にむけて鋭意取り組む予定です。
HRNでは、国際的な人権課題に多く取り組んできましたが、日本における
人権政策の大きな転換の実現に貢献するため、今後、提言書に重要課題として
あげた日本の人権課題についても、活動を強化する予定です。
なお、ヒューマンライツ・ナウでは、9月14日の人権理事会の12会期開催にあたり、
1 カンボジアの人権特別報告者の再任
2 パレスチナ、ガザ攻撃に関する真相究明
3 ビルマにおける人権状況の改善
を求めて現地でロビー活動を展開する予定でおります。
カンボジアに関連して以下の要請書を日本政府におくり申し入れを行いました。
http://hrn.or.jp/activity/topic/surya-prasad-subedi/
ビルマに関しては、以下の声明を発表しています。
http://hrn.or.jp/activity/product/statement/post-38/
パレスチナに関しては、国連の独立調査団の報告発表を受けて意見表明をする
予定でいます。ガザの国連施設に対する国連調査団の報告書を入手し
和訳して公表いたしましたので、ご活用いただければ幸いです。
http://hrn.or.jp/activity/area/cat69/200812272009119/
ヒューマンライツ・ナウでは、ガザ地区に対する攻撃が国際人権・人道法に対する
重大な違反がある可能性が極めて高いと考え、今後も国連調査の動向を
フォローアップしていく予定です。
今後の政権交代で様々な政策課題の実現に、HRNとしても提言やアドボカシーを続けていく予定ですので、
今後とも、なにとぞよろしくお願いいたします。
ヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤和子
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