日経ウーマンにコメントが掲載されました。
最新号の日経ウーマンの、出産・妊娠に関する特集がありますが、法律面で私がコメントをさせていただいています。
最近、産休・育休を理由に解雇される事例が問題になっていますが、私の感覚では今に始まったことではない、とにかく、「産休がないので、妊娠したらやめるしかない、ほかに前例がないんです」という女性が全国の職場でとても多いのです。
ウーマン誌上でも書きましたけれど、産休取得や、妊娠・出産として解雇したり、不利益に取り扱ったら、明らかに均等法違反ですし、育休切りも法律違反です。
一回仕事をやめたら、今のご時世、いつ仕事につけるかわかりません。また、正社員の人が出産を機に仕事をやめたら、正社員復帰はなかなか難しく、パートや派遣になってしまうのが今の厳しい状況です。それ自体問題なのですけれど、まずは、やめないことが大事だと思います。出産して、いろいろとつらくても、法律は女性の味方ですので、法律を賢く楯にして、絶対に仕事をやめないでがんばってほしいものです。
« 台湾の馬総統におあいして | トップページ | 今週末のご案内 »
「女性の生き方・女性の権利」カテゴリの記事
- セクハラ被害・リベンジに効果的な作戦とは?映画「スキャンダル」を見てきました。(2020.02.29)
- 2月12日バレンタインチャリティーパーティーのご案内(2019.01.19)
- 強制結婚からの自由を求めたサウジの少女。なぜ国際政治が動き、カナダ政府に受け入れられたのか。(2019.01.16)
- 交際相手・結婚相手には、はっきり言いましょう。最初が肝心。(2018.12.31)
- 大事なこと・女性はリハビリテーションセンターではない。(2018.12.30)