土井敏邦さんに圧倒される
昨日ははるばる大阪に、ヒューマンライツ・ナウ関西主催のパレスチナ・イベントのために出張して日帰りで帰ってきました。
しかし、日帰りしたのは私だけではない、まず、ゲストのジャーナリスト・土井敏邦さん、そして日本国際ボランティアセンターでこれからパレスチナ担当になる方もこのイベントのために日帰りだったんですね。
パレスチナというと本当に人がたくさん集まっていただき、12月にできたばかりのヒューマンライツ・ナウ関西も発展しているみたいで何よりでした。
なんといってもジャーナリスト、土井敏邦さんのお話と映像が素晴らしく、語りはちょっとだけなんですけれど、魂から叫んでいるようで、圧倒されます、参加者の生き方を問うような語りかけに。
それにオーラがあります。ご本人にきくと、それは「自分が話しているんじゃない、語ることのできない被害にあった人たちの代わりに自分の口を借りて話しているんだ」という気持ちで話をされているとのこと。圧倒されました。
実は、森住卓さんや、豊田直巳さん、シバレイさんなどと親しくさせていただいている私も、土井さんは初対面。
土井さんは終始大変やさしかったし、パレスチナ・ビルマと、うちの団体の活動とかぶる話が多く、盛り上がったのですが、私たちのメンバーの撮影したビデオのプレゼンについては、「これで人前に出してはダメ」と、がーん、辛口コメントをいただきました。
「パレスチナの壁をえんえん映してもだめ、人が描けていないでしょう」「手ぶれしているようではだめ」などとご指摘をいただいたのです。
「法律とか提言が仕事なのかもしれないけれど、やっぱりもう少しプレゼン能力、とくにいいビデオ撮影の技術を勉強しないと、人権NGOはだめよ」とのこと、そうなんです。
あちゃ、ときおりしも、裁判員制度を控えた一般の日本の弁護士たちが言われていることなのでした。
そんな普通の弁護士さんたちとは違います、とばかりに、講演であちこち呼んでいただき、プレゼンにかけては根拠のない自信を持ち続けてきたわれわれ面々(弁護士と研究者)は、
まず、土井さんの講演に圧倒されていたのですが、その後のご指摘に自信を打ち砕かれてショックを受け(とくに関西方面のメンバーは同じプレゼンで各地で好評を博しているとの手ごたえだったので)、今後土井さんに指導をいただくことになったのでした。
そうですね、人の心をつかまないと社会はかわりません。人権侵害もよくなりません。
これからは、土井さんを師として、ついていこう。。よろしくお願いいたします。
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