難民問題の公開講座で発言をさせていただきます。
あっというまに、6月も半ばに入りましたね。
6月30日に、難民問題に関する国連大学での公開講座で発言をさせていただくことになりました。素晴らしい講師にどんなコメントができるか、ひとつの挑戦です。
ご関心のある方はぜひご参加いただければ幸いです。申込みは国連大学のウェブサイトからお願いいたします。
国連大学公開講座―地球規模課題シリーズ 第8回
Protracted Refugee Situations
長期化する難民状況
日時: 2009年6月30日(火)15:00 - 17:30
場所: 国際連合大学本部5階 エリザベス・ローズ国際会議場
スピーカー: エドワード・ニューマン バーミンガム大学上級講師
滝澤三郎 東洋英和女学院大学国際社会学部教授 国際連合大学
客員教授 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)前駐日代表
コメンテーター: 伊藤和子 弁護士 ヒューマンライツ・ナウ事務局長
言語: 日英・同時通訳
プログラム
15:00 - 15:05 本日のテーマおよび講師紹介
高橋一生 国際連合大学客員教授
15:05 - 15:45 講演: 「長期化する難民状況」
エドワード・ニューマン バーミンガム大学上級講師
15:45 – 16:15 講演: 「(再)構築される日本の難民政策 ― インドシナ難民の日本
定住に関する研究を中心に」
滝澤三郎 東洋英和女学院大学教授
16:15 - 16:30 コメント
伊藤和子 弁護士 ヒューマンライツ・ナウ事務局長
16:30 - 17:00 自由討論
17:00 - 17:30 懇親会 (コーヒー・紅茶)
以下、国連大学のウェブサイトより。
長期化する難民状況
世界各地で発生する難民のうち3分の2を超える人々は長期化する難民生活から抜け出せずにいます。治安の不安定な難民キャンプや都市部で生活する難民の数は世界で数百万に上り、その大半は長年の亡命生活を現在も続けています。こうした状況は、国際的な難民保護体制や国際社会にとってますます大きな課題となっています。
本講座では、長期化する難民状況に関するプロジェクトの結果を、『Protracted Refugee Situations: Political, Human Rights and Security Implications』(国連大学出版部刊)の共編者であるエドワード・ニューマン氏にご紹介いただき、長引く避難状況が政治・社会・安全保障に与える影響についてご講演いただきます。滝澤三郎氏には、UNHCR駐日事務所が実施した「インドシナ難民に関する研究」の結果をご紹介いただきます。同研究は、過去30年の間に日本に定住した約1万1000人のインドシナ難民(ベトナム人、カンボジア人、ラオス人)の日本での統合プロセスに焦点を当て、難民の定住が日本社会に与える影響も考察しています。その上で、滝澤氏には、難民申請者の急増の中で注目すべき進展の見られる日本の難民政策、特に来年度から試験的導入が決定されている「第三国定住制度」の評価と今後の課題についてお話いただきます。
講演の後には、弁護士でヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子氏からコメントをいただく予定となっています。
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