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2009年1月 9日 (金)

三時間の攻撃停止? オバマの沈黙は?

イスラエルは三時間、攻撃停止をする、と言っていますが、以下の国連ニュースに書かれているとおり、それではほとんど状況を打開できません。国際的に厳しくなっている世論をかわすために人道的なポーズをとっているだけで、人々の虐殺は止まりません。きちんとした停戦が一刻も早く必要です。国連の機能回復を求めます。

これだけの戦争犯罪があるのに、停戦決議に拒否権を行使するとすれば、アメリカは平和、人権、民族の同権などを目的とする国連の目的に反する行為をしている、つまり常任理事国にふさわしくない行動だ、という責任を問うていく必要があると思います。

ところで、大統領就任を控えたオバマ氏、ほとんど沈黙を守っています。元プログに書いたことがありますが、オバマ氏は、ユダヤ・ロビーにお金をもらい、首根っこを押さえられしまったのか、イスラエルの安全を何があっても守る、というイスラエル忠誠の演説をしたことがあります。その態度が今後も変わらないとしたら、ブッシュ政権の中東政策とほとんど変わらない、という事態になりかねません。厳しい視線を新政権にもむけないといけないですね。

以下、今日の国連ニュースより。

ISRAEL’S DAILY 3-HOUR TRUCES IN GAZA GOOD FIRST STEP, BUT NOT NEARLY ENOUGH, UN WARNS New York, Jan  7 2009  4:00PM

イスラエルのガザにおける三時間の攻撃停止は、良い第一歩だが、全く十分ではないと、国連は警告する。

12日でイスラエルはハマスに対するガザ攻撃を毎日3時間の休止し始めたことは、良い第一歩であるが、680人が殺害され、3000人以上が負傷しているという「ますますひどくなっている」状況に暮らす150万人の一般市民を支援するためには、完全に不十分であると、国連高官は警告した。

また、イスラエルに対するハマスのロケット攻撃を止めさせることを目的としてイスラエルが27日から始めたガザの空爆という危機打開の概要は、安全保障理事会やエジプトとフランスによる休戦案、またバン・キムン国連事務総長の外交的努力が行われていると伝えた。

国連人道問題事務総長ジョン・ホームズは、チェックポイントを通ることが未だに必要であったと述べた上で、「この休戦は潜在的には肯定的な一歩だが、十分な警告がなく、またこの休戦の意味がはっきりしていないので、これを十分に活用するのは難しい、特に今日は。」と、ニューヨークの報道会議で語った。

「もし、休戦時間が固定され、ガザ全土で守られるのであれば、私たちは休戦時間を更に活用できるようになるだろうと望んでいる。しかし、3時間というのは、私たちが食料を必要なすべての人々に届けるには、完全に不十分であり、私たちが十分な人道援助をするためには、この3時間の休戦というのは、完全なる停戦の代替になりえないのである。」と、語った。

「私たちが抱える今一番の問題は、食料を得ること以外に、私たちやガザの人々のガザ内の移動である。救急車が時間内に負傷者のところに向かうことができず、また人々が病院に行くことができないために、死者がでているという国際赤十字の報告は、誇張ではない。」

国連中東和平交渉特別調整官ロバート・シェリーも、一時的な休戦は良い一歩だが、全く不十分であると述べた。UNRWAジョン・ギンはガザからのビデオリンクで、一般市民の一時休戦に対する反応を説明した。

「私は、何時間にも及ぶ精神的な圧力から解放されたというこの驚くべき心境を伝えたい。」人々は、水や食料、その他必要なものを得るために出かけていると、彼は話している。「人々は未だに国連を信じ続けている。なぜ3時間だけなのか、3時間できるのなら、どうして24時間できないか。」と加えた。

「この3時間は貴重なものだが、次の安全な3時間が来るまで私たちはまた21時間待たなければならない。その間に何人の人が殺され、また負傷するかは、神のみぞ知りえることだろう。」

ギン氏は、昨日イスラエルによって爆撃され、43人が死亡し、100人が負傷したUNRWAが運営する学校に訪れ、すべての学校関係者は、校内にハマスの兵士など一人もいなかったと主張していると語った。イスラエルはこの攻撃を学校のある地域からの攻撃に対する反撃だとし、いくつかのメディアはこれに協力した住民を引き合いに出した。

ギン氏は、3発のイスラエルの爆弾がこの学校の境界線付近に落とされたし、ギン氏とホーム氏は共に、これらの矛盾した報告は、この事件に関する独立した調査の必要性を強調していると語った。

「他にも悲惨な事件が報告されている」とし、例えば、ガザ市の南にあるZaitounにある家では、イスラエルによる空爆で30人が死んだ可能性があり、多くの人が未だに瓦礫の下敷きになっている、とホーム氏は語った。

ホーム氏は「明らかになった一般市民の犠牲者数は増え続けており、さらに悲惨になってきている。」とし、より多くの燃料、食料、医療物資の必要性を強調した。また、イスラエルは、境界線の何箇所かを供給物資を積んだトラックに対して解放しているが、さらに多くの支援が届けられる必要があると、ホーム氏は加えた。

政治的な点では、シェリー氏は危機打開策の概要はでてきているが、「中身を具体化し、重要な関係者を取り込むには、さらなる作業をすぐに行われなければならない。」と話した。バン氏は来週にも、国際的な合意の条件を確定しに、中東を訪問する予定である。

シェリー氏は、恒常的かつ即時の停戦、境界線の解放を含む、ガザの一般市民のための緊急援助、境界線が正常に機能させるための明確な制度、密輸問題など、明確な解決向け必要不可欠な要素を挙げながら、「以前の状態に戻すことは、選択肢になりえない。」とした。イスラエルは、ハマスによるエジプトからのロケット等の兵器の密輸を止めることが、今回の攻撃の目標の一つであると表明した。

シェリー氏は、国際監視団の可能性など、停戦に向けて必要な問題の外交的支援と、現場での援助を、第三者機関が提供する必要があると加えた。

「また、ガザに対する大規模な人道的な再建支援と経済復興支援が必要で、国連がこの重大な挑戦の中心的な役割を果たす用意がある。」と、宣言した。「ガザ問題に対する、万能薬はもうない。」

シェリー氏は、2007年からファタハに代わってハマスが支配するようになったガザは、ヨルダン川西岸と統一され、パレスチナ自治区議長でありファタハの指導者であるアッバス氏によって統治されるべきであると強調した。「交渉と政治的な解決だけがイスラエルと平和的に共存したい人々を力づけ、過激主義や暴力の主張を止めることができる。」と語った。

ハマスは、イスラエルの存在する権利を否定する一方で、アッバス議長とファタハはイスラエルとパレスチナの二国共存策を支持している。

ジュネーブで国連人理事会による「占領下パレスチナ領土内での、最近のガザ攻撃を含む、重大な人権侵害」に関する特別会議が、エジプト、パキスタン、キューバの要請で、金曜日にも開かれる予定であり、今日も国連安全保障理事会で、この危機に関する数名の外務大臣を含む高官による会議が続いた。

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