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2008年12月

2008年12月30日 (火)

パレスチナへの空爆に関して、明日。

パレスチナへの空爆による民間人死者は増えつつあります。
HRNは主催団体ではありませんが、以下の行動のご案内をいただきましたので、
みなさまにご案内いたします。

みなさま、よいお年をお迎えください。

※※※※※※※※※※※※ 転送歓迎 ※※※※※※※※※※※※

            民間人への攻撃は許さない!
     12/30緊急NGO共同・イスラエル大使館前行動
    -パレスチナ・ガザ地区への空爆に抗議する申し入れ-

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

12月27日からイスラエルがガザ地区への大規模な空爆を行い、
2日間で死者は287人、負傷者は700人に達しています。
今後もイスラエルは、大規模な軍事攻撃を予定していると報道されています。

150万人のガザ地区の人々は、これまでもイスラエルの封鎖によって、
医療や食料、燃料の不足に苦しめられていました。今度はその人々の上に
爆弾が落とされています。この人道的危機を前に、これまでパレスチナ問題
に様々な形で関わってきたNGOが共同で、この軍事行動への抗議の意志を
示す申し入れの行動を行います。皆さんもぜひこのアピールに加わってください。

■イスラエル大使館前で、死者のための追悼と軍事行動の即時中止を求めます。
■ガザ地区封鎖による人道危機に抗議し、
 物資の搬入と人道支援団体・ジャーナリストの自由な出入りを求めます。

日時:2008年12月30日(火) 午後4時~5時
場所:イスラエル大使館前(イスラエル大使館:千代田区二番町3)
     (最寄り駅:地下鉄・麹町駅  出口)
内容:軍事攻撃による市民の犠牲者のためのキャンドル・ライトなどによるサ
イレント抗議/呼びかけ団体からのアピール/要請文の読み上げと提出

*ロウソクやペンライトをお持ちください(ロウソクのロウが下に落ちないよう、紙コップやア
ルミホイルなどで各自工夫してください)

【呼びかけ団体】
(社)アムネスティ・インターナショナル日本/(特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク
/(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)/パレスチナ子どものキャンペーン/
ピースボート

イスラエル大使館 アクセス方法
http://tokyo.mfa.gov.il/mfm/web/main/document.asp?SubjectID=1040&Miss...
最寄駅
東京メトロ 有楽町線「麹 町」駅下車 出口5
5番出口を出て左手すぐセブンイレブン横の信号に立ち、旧)日テレビルの方向を
向き、旧)日テレビルとインドカレー屋『アジャンタ』の間の道を東に50m程直
進して右手が大使館です。徒歩1分

東京メトロ 半蔵門線「半蔵門」駅下車 5番出口 徒歩10分
東京メトロ 丸ノ内線「四ツ谷」駅下車 徒歩11分
JR総武線 「市ケ谷」駅下車 徒歩10分

【問い合わせ】
社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
101-0054 東京都千代田区神田錦町2-2 共同(新錦町)ビル4F
TEL. 03-3518-6777 FAX. 03-3518-6778
他 各団体

2008年12月28日 (日)

六本木ライブラリーでトーク、そして中東情勢

年明け早々に、六本木ヒルズの「六本木ライブラリー」でお話をさせていただくことになりました。

タイトルは「人権は国境を越えて」。ヒルズにライブラリーがあるなんて、半年前まで知らなかったので、そんなライブラリーでお話するのは少しどきどきです。

http://academyhills.cocolog-nifty.com/event/

この関係でお勧めの本、を紹介することになっていますが、当然タイトルに関係する本がいいわけですけれど、私はプロフェッショナルな本をのぞくと、すごく大好きな人権の本、というのがない。好きなのは詩集、小説、哲学書、社会思想、ノンフィクション。。私には、「私を変えた」「感動させられた」人権の本ってほとんどない。実際に人の訴えを聞いて、とくにその場で人とあって、心を動かされたことがほとんどだということに改めて気がつきました。

しかし、今時点で好きな人権の本は、

ノーム・チョムスキー

    チョムスキー、民意と人権を語る  集英社新書

エドワード・サイード  「オスロからイラクへ」 みすず書房

 反骨の本ですね。

 世界政治は日本と違って「人権」という言葉が大好きですが、人権という名で語られる美辞麗句の影で動く真実を見極めることが益々重要な時代になっているので(両著とも、クリントン政権下の偽善的人権外交をきちんと批判していて、彼らの問題提起はこれからの世界にとっても重要なことだと思います。)もう一度読み返してみようと思います。

 ところで、今年の最後に敢行された、イスラエルのパレスティナへの攻撃は世界の不正義をまざまざと見せつけるもので、強い憤りを感じます。

 オバマ新政権の試金石のひとつは、イラク、アフガニスタン政策とともに、

空爆で150人以上の罪のない人々を殺したイスラエル政府を批判せずに、「ハマスにこそ責任があり責められるべきだ」というステートメントを出した現ホワイトハウスの外交政策をきちんと転換できるか、にあると私は思います。

■2008年1月14日(水)
【六本木ライブラリー/ライブラリートーク】

Icon_member人権は国境を越えて

伊藤和子(ヒューマンライツ・ナウ事務局長/弁護士)

※アカデミーヒルズの「六本木ライブラリー」とは?

2008年12月27日 (土)

今年最後のヒューマンライツ・ナウ通信

今年もお世話になりました!

NGOヒューマンライツ・ナウの、今年最後の会員むけメールマガジンを転送します。年末チャリティ募金も以下のように募ってますので、よろしくお願いいたします。

今年のパワーがさすがに電池切れしそうな今日この頃、お正月にしっかりパワーチャージをしなくては。。。と思っています。

今年の冒頭に、私は「今年はオバマ大統領が誕生する予感」とプログ(旧プログ)に書いて、それが実現したわけですが、来年は本当に世界にとって変化の年になるでしょうか? 楽しみです。

★:''*☆:''*★:''* ヒューマンライツ・ナウ 通信★:''*☆:''*★:''*
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                 2008.12.27発行 人権NGO
ヒューマンラ イツ・ナウ(HRN)
 http://www.ngo-hrn.org/
<<事務局よりメッセージ>>
皆様には、あわただしい年末をお過ごしのことと思います。そんななか、第六号の会報を皆様のお手元にお送りしましたが、届きましたでしょうか? イン
ド、中国など新しい活動分野についてもご紹介する内容となっていますので、ぜひご参照ください。なんとも人間が大切にされない事態がクローズアップされ
る年の瀬となりましたが,新年は、もっと人間が大切にされる社会に近づけるよう期待し、そのために当団体としても貢献していきたいと思います。以下にご
紹介するとおり、当団体の取り組んできた課題でいくつかの嬉しいニュースがあり、皆様のお力を借りて一層活動を前進させていきたいと思います。会費・寄
付についてもぜひこの年末・年明けにお願いできると幸いです。新しい年もぜひHRNをよろしくお願いいたします。

<<目次>>
【1】 ビルマ・ピースロー・アカデミーの再開校が決まりました!
【2】当団体が提言してきた難民の第三国定住について、パイロット・プロジェクトが開始します!
【3】シンポ「カンボジア法廷の挑戦」たくさんのご参加をありがとうございました。
【4】ビルマ・プロジェクト、新メンバー、講師などを募集いたします。
【5】 会費・ご寄付をぜひよろしくお願いいたします。


【1】 ビルマ・ピースロー・アカデミーの再開校が決まりました!
みなさまに「みらいの法律家基金」としてご協力・ご支援をお願いしていた、タイ・ビルマ国境の法律学校「ピースロー・アカデミー」。ビルマの少数民族や
難民の青年に法律・人権を教える学校として、2年間運営され、その後資金不足により閉鎖されていました。このたび、この「ピースロー・アカデミー」が来
年早々に再開されることになりました。皆様のご支援に心より感謝いたします。そして、今後のご支援を引き続きよろしくお願いいたします。
【2】 当団体が提言してきた難民の第三国定住について、パイロット・プロジェクトが開始します!  当団体では、迫害、人権侵害などをのがれた難民と
なった方々の第三国定住を日本政府が受け入れる仕組みをつくるよう提言・働きかけてまいりましたが、このたび、12月16日に、日本への第三国定住のパ
イロット・プロジェクトが閣議了解されました。パイロット・ケースは、当団体が今年2月の調査で訪れた、タイ・ビルマ国境の「メラ」難民キャンプです。
閣議了解 「第三国定住による難民の受入れに関するパイロットケースの実施について」 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/nanmin/081216ryoukai.html
●難民対策連絡調整会議決定
「第三国定住による難民の受入れに関するパイロットケース実施の具体的措置について」http://www.cas.go.jp/jp/
seisaku/nanmin/081219kettei.html

当団体としては、第三国定住が適切なかたちで実施され、今後、地域を限定せず、世界から多くの難民を受け入れる方向で発展するよう、引き続き提言を続け
ていく予定です。

【3】 シンポ「カンボジア法廷の挑戦」たくさんのご参加をありがとうございました。
12月19日、年末のお忙しい時期に開催いたしました標記シンポジウムには、定員100人のところ、入りきれない参加者の方々にお集りいただき、内容も
よく大きく成功いたしました。シンポ当日の様子については、今後HRNとして、公表を考えておりますが、ディスカッサントである長谷川祐弘法政大学教授
のゼミのホームページに概要がアップされておりますので、ご参照ください。http://www.shasegawa.com/archives/
1245
来年は、いよいよ、カンボジア特別法廷が本格的な審理をスタートさせますので、HRNとしても引き続きモニタリング・政策提言・情報発信に努めていく予
定です。
【4】 ビルマ・プロジェクト、新メンバー、講師などを大募集いたします。
表記のとおり、当団体ビルマ・プロジェクトは、ピースロー・アカデミーの再開や第三国定住の実現に伴い、活動が拡大するため、プロジェクト・メンバーの
増員を図りたいと考えています。また、タイ・ビルマ国境のピースロー・アカデミーで実際に教育・教育支援に携わっていただく研究者・実務家の方々を大募
集しております。ご関心のある方、プロジェクトについてもっと知りたいという方は、ぜひHRNまで、メールでご一報いただきますよう、お願いいたしま
す。info@ngo-hrn.org
【5】 会費・ご寄付をぜひよろしくお願いいたします
  いつも皆様には、HRNの活動を支えていただき誠にありがとうございます。HRNの活動は、みなさま方からの会費・カンパによって支えられていま
す。本年は、特定非営利活動法人になることができ、会員も500人を超えました。今年は、表記のようなビルマ・プロジェクトでの前進もあったほか、昨年
のフィリピン現地調査を受けて、フィリピンにおける人権活動家の殺害が劇的に減少し、現地から感謝の言葉をいただいています。また、カンボジアでは、
HRNが提言してきたカンボジア特別法廷への人権侵害被害者の参加が実現するという画期的な成果がありました。来年も、各地そして様々な分野からいただ
いている多くの期待に応えるべく、一層活動を前進させたいと考えております。
  皆様からの会費、そして年の瀬にあたり、寛大なご寄付をいただけると誠に幸いです。
なにとぞよろしくお願いいたします。

会費・寄付の振込先
郵便局 口座番号 00120-2-705859 (名義)ヒューマンライツ・ナウ
銀行 三菱東京UFJ銀行上野支店 普通預金口座5466424
(名義) トクヒ)ヒューマンライツ・ナウ


2009年、皆様にとって素晴らしき一年となりますよう。
新しい年も、何とぞよろしくお願いいたします。

2008年12月25日 (木)

難民の第三国定住政策に期待と不安

思えば、今年の冒頭は、タイ・ビルマ国境へビルマの人権の調査と、難民キャンプ訪問で始まったようなものだったけれど、今年の最後のほうになって、そのことに関連して嬉しいニュースが入った。

政府が難民の第三国定住、つまり、海外の難民キャンプにいて困難な生活をおくっている難民の人々を難民として日本に受け入れる、という制度をスタートさせ、そのパイロット・プロジェクトを開始する、ということが先々週に閣議決定されたのです。

欧米諸国はずっと、こうした制度を確立して、世界中の紛争や飢餓、抑圧に苦しむ人々を売れ入れてきた。日本はわざわざ日本にきて難民としての保護を求める人々さえ、十分に難民として受け入れてこなかったが、私は日本にもっと難民を受け入れる国になってほしい、特に、第三国定住制度を導入してほしい、と思ってきた。

特に、昨年9月のビルマでの武力弾圧後、タイに逃れる人々をみてきたのでその思いは強まった。今年2月にヒューマンライツ・ナウとして、国境・メラ難民キャンプに調査団を派遣し、国会議員とともに視察を行った後、報告書を発表して、日本政府に「第三国定住制度の導入」を提言してきた。

そんな思いを持つ人々が集まっていろんな調整の結果、第三国定住が実現し、私たちが訪れたメラ・キャンプから毎年ビルマの家族を受け入れることとなり、これは小さいけれど大きな一歩として歓迎したい。

これが、ゆくゆくは世界中の苦しむ人々をたくさん受け入れていく制度に育ってほしいと願う。

しかし、外国人排外・差別的なところは日本にまだまだ根強く、日本人も不景気になると真っ先に解雇・リストラの対象にされて大事にされない今日、外国人の人はいよいよ大変だときくと、「大丈夫かなあ」と心配にもなる。

私がニューヨーク留学中に親しくしていたビルマ人は難民で、かつ国連職員だったけれど、日本のビルマ・コミュニティでは、大学教授だったような人もホテルの清掃のような仕事についているのが実情で、才能をいかす道もない。

日本人にも、受け入れた難民の人たちにも、そして移民にも、人に優しい国に日本がなれるか、ということが問われることになるだろう。

2008年12月23日 (火)

ブログ、ミクシーからの法律相談のご希望について

 おかげさまで、当プログをみたり、または、このプログにつないでいるMixiからメールで、法律のご相談をしたいというご連絡をしばしばいただき、ありがとうございます。

 しかしながら、Mixiは完全プライベート、プログも主にプロボノ活動に関連して情報発信をしておりますので、Mixi等を通したメールでのご相談には残念ながら応じることができません。

 法律問題の相談は、直接お話をさせていだたくかたちで、オリーブの樹法律事務所にて受け付けておりますので、よろしくお願いいたします。

 http://olivetreelawoffice.com/index.html

 ところで、事務所のドアを叩いていただいたとしても、私には原則としてお引受けできない事件がいくつかあります。たとえば、

1  DV事件の夫側の離婚・親権・面接交渉などの事案(DVを認めないケースについても原則として、お引受けしておりません)

2  レイプなど性暴力事件の刑事弁護(えん罪だと主張される事件についても、きわめて強い無罪の確信がない限り、お引受けしていません)

3  労働事件の会社側(これも労働側がきわめて非常識だったり、という場合があるかもしれませんが、労働者の生活を脅かす解雇事件については、会社側でお引受けすることは原則としてできません)。

 というようなことがあります。あとは推して知るべし、というところかと思います。

  1,2については事実無根のケースだってあるんだ、という主張もあると思いますし、十分な弁護活動を受ける権利があることはよく理解していますが、そうした事件を引き受けられる先生方は私以外にいらっしゃるわけであり、私としては女性に対する暴力事案では、被害者側に徹したいと思っています。

  これは私のポリシーに関わることなので、よろしくご理解いただきますよう。

  その種事件以外でしたら、できるだけお力になりたいと思っています。

2008年12月20日 (土)

カンボジア法廷シンポのお礼

昨日は、このプログでもお伝えしていました、ヒューマンライツ・ナウ&東京大学人間の安全保障プログラム主催、カンボジア市民フォーラム後援によるシンポジウム

「平和構築と人権-カンボジア特別法廷の挑戦」を東京大学で開催しました。

年末の忘年会シーズン、しかも、不況のただなかに、はたして皆様にご参加いただけるのかと心配していましたが、100名の会場に座りきれない皆様にご参加いただき、心より感謝いたします。

メディアの方々にもずいぶんご参加いただきましたが、来年より本格的に開始される法廷の行方に注目が集まっているのがわかりました。

野口判事、長谷川先生、佐藤安信先生、熊岡路也さん、東澤弁護士らのお話が、さすが平和構築の第一線で活動されてきた経験に基づくもので、素晴らしく大変勉強させられ、また、当団体山本弁護士の報告を通して、ヒューマンライツ・ナウのカンボジア法廷における活動の一端をご紹介させていただきました。

来年もカンボジア法廷の適正な運営のモニタリング等を通じ、平和構築に貢献し、その経過を国内でも発信してていきたいと考えておりますので、是非ご注目いただきますよう。

なにとぞよろしくお願いいたします。

その後の野口判事を囲んだ懇親会も大変楽しく、さらに、東大の佐藤安信先生と大先輩の弁護士である吉峯康博弁護士と、早稲田界隈のラーメン屋さんで三次会をさせていただき、夜はふけていきました。

「なぜ無実の人が」シンポ、報道していただいています。

おかげさまで、先週末の「なぜ無実の人が自白するのか」シンポは成功に終わり、そのあと、京都、大阪でもシンポをやったんですけれど、大変好評をいただきました。

この関係で、いろいろ報道いただいたので、ご紹介します。

東京新聞さんが詳しく大きく報道してくれて、いろいろ反応があるみたいで、とてもよかったです。JANJANは東京でのシンポの実況中継みたいに取り上げていただき、参加できなかった方にも見ていただけるといいな、と思います。

15日に出版した同名の著書「なぜ無実の人が自白するのか」も各地の講演会場でソールドアウトになっているようで反響をいただいてますが、ぜひみなさまご購読くださいませ。

http://www.junkudo.co.jp/view2.jsp?VIEW=author&ARGS=%83X%83e%83B%81%5B%83%94%83%93%81%40%82%60%81D%83h%83%8A%83Y%83B%83%93

東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2008121802000135.html

【核心】

裁判員裁判 防げ誤判・冤罪 米ノースウエスタン大ロースクール教授 スティーブン・ドリズィン氏に聞く

2008年12月18日

 自分がやっていない犯罪を取り調べ段階で自供してしまう「虚偽自白」。その研究で知られる米ノースウエスタン大学ロースクール教授、スティーブン・ドリズィン氏(47)は「虐待や脅しがなくても、無実の人が短時間で偽りの自白をする可能性がある」と警鐘を鳴らす。来春からの裁判員裁判を前に、自白証拠に頼った米国の誤判の教訓をどう生かすべきか。 (聞き手=社会部・佐藤直子)

インターネット新聞 JANJAN

http://www.news.janjan.jp/living/0812/0812173677/1.php

講演「なぜ、無実の人が自白するのか?-アメリカの虚偽自白125事例が語る真実-」に参加して

ひらのゆきこ

2008年12月18日 (木)

黙ってられない、派遣切り捨て

派遣切りがとっても深刻になっている。

東京弁護士会で私が委員長をしている「両性の平等委員会」では今年、派遣をテーマに活動をして、11月21にシンポジウムを開催したりしたけれど、あのときは、「切られる」前の悲惨な実態告発だった。そのあと、私は個人的に女性誌の「非正規法律相談」の回答をしたりして、ちらほら「派遣切りにどう対処したらよい?」という女性たちの質問に答えたりしていた。

それから一か月もたたないのに、今や雪崩を打ったような派遣切り。どんどん事態が深刻化していて驚くばかりである。事件の依頼どころか、友人からも「解雇通告を受けた」と電話がくる今日この頃。

私のデジカメはキャノンだが、キャノンのカメラを実際につくって下さっている製造現場の人たちを切るなんて、なんと人を大切にしないやり方であろうか。などと怒っているとほかにも名の知れた大企業もひどいやりようである。

この寒空に寮から追い出して住居まで奪うなんて本当に非人道的である。

以前は非正規が少なかったのでここまでひどい大リストラはできなかったのに、いまでは簡単に生首を飛ばす。非正規雇用の増大が切り捨て簡単な安価な労働者の創出であることがハッキリした。

ご承知の方も多いと思うけれど、厚生労働省は以下のような通達を出している。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/12/h1210-3.html

派遣切りに法律を武器に対抗して、労働組合も入って、ぜひぜひ生存と生活を守ってください、と思っています。

(通達・抜粋)

派遣会社の事業所の皆様へ
~派遣契約の中途解除に伴い派遣労働者を安易に解雇しないでください~

1 労働者派遣契約が中途解除された場合には
○ 派遣契約と労働契約は別であり、派遣契約が解除されたからといって、即座
に派遣労働者を解雇できるものではありません。
○ 派遣会社は、派遣先と連携して、派遣先の関連会社での就業のあっせんを受
けるなど、派遣労働者の新たな就業機会を確保するようにしてください。

2 賃金又は休業手当の支払いが必要です

○ 派遣契約が中途解除されても、派遣労働者と派遣会社とは雇用期間満了まで
労働契約は継続しており、派遣会社は賃金を支払う必要があります。
○ 仮に、次の派遣先がなく、派遣労働者を休業させる場合は、休業期間中につ
いて、労働基準法に基づき、平均賃金の6割以上を休業手当として支払わなけ
ればなりません。
厚生労働省・都道府県労働局
(別添1)
【参考】派遣先の講ずべき措置について
○ 派遣先が派遣契約の中途解除を行う場合について、「派遣先が講ずべき措置
に関する指針」に、派遣先が行うべき措置が次のとおり規定されています。
① 派遣会社の合意を得るとともに、予め相当の猶予をもって申し入れること
② 派遣先の関連会社での就業をあっせんする等派遣労働者の新たな就業機会
を確保すること
③ ②ができないときは、遅くとも30日前に予告し、予告しない場合は、派
遣会社に派遣労働者の賃金相当分の損害賠償を行うこと

2008年12月17日 (水)

シンポジウム 平和構築と人権「カンボジア特別法廷の挑戦」のご案内

来年より本格的に始動するカンボジア特別法廷に関して

今週金曜日に、以下のシンポジウムを開催いたします。

こちらはNPO法人ヒューマンライツ・ナウが東京大学と一緒に行う

企画です。

同法廷の野口 元郎判事をはじめ、平和構築・国際刑事司法の第一線で活躍されてきた方々をお招きしてのシンポジウムとなりますので、

ぜひご参加いただければ幸いです。

申し込み不要ですが、資料準備の関係もあり、できましたら、

info@ngo-hrn.org

あて、メールでお申し込みいただけると幸いです。

また興味のありそうな方への転送もぜひよろしくお願い致します。

***********************************************

シンポジウム
平和構築と人権「カンボジア特別法廷の挑戦」のお知らせ

***********************************************

クメール・ルージュが支配していた1970年代、カンボジアでは、国民に対する強
制移住・強制労働をはじめ拷問、大量殺戮に至る様々な重大人権侵害行為が行われま
した。今、カンボジアでは、これらの重大人権侵害行為の指導者を処罰するための裁
判(カンボジア特別法廷、ECCC)が行われており、クメール・ルージュの幹部数
名を身柄拘束する段階に至っています。
なぜ、重大人権侵害行為から30年近く経った今まで裁判が行われなかったのでしょ
うか。そして、30年近く経った今、裁判を行うことでカンボジアの未来の平和のた
めに何ができるのでしょうか。
カンボジア特別法廷(ECCC)の存在、現状、意義を踏まえ、過去の重大人権侵害
行為の処罰と未来に向けた平和構築にいかに取り組むべきか。これまでカンボジアや
平和構築に携わってこられた専門家をお招きして議論を深めたいと思います。

●日時/12月19日(金)18:30~20:30(開場18:00)

●基調報告/「カンボジア特別法廷の経過と現状」18:40~
野口 元郎 氏<カンボジア特別裁判所上級審判事>

●シンポジウム/「過去の処罰」と「未来の平和」19:15~
パネリスト 熊岡 路矢 氏<カンボジア市民フォーラム/東京大学客員教授>
野口 元郎 氏<カンボジア特別裁判所上級審判事>
山本 晋平 氏<弁護士/ヒューマンライツ・ナウ>

ディスカッサント 長谷川 祐弘 氏<法政大学教授>
コーディネーター 東澤 靖 氏<弁護士/ヒューマンライツ・ナウ理事>

●司会(開閉会挨拶) 佐藤 安信 氏<東京大学教授>

●会場/東京大学駒場キャンパス7号館3階742教室
(東京都目黒区駒場3-8-1)
●交通/京王井の頭線「駒場東大前駅」下車すぐ

●参加方法/参加無料・事前申込不要(直接会場へお越し下さい。)

主 催:ヒューマンライツ・ナウ/東京大学「人間の安全保障」プログラム
後 援:カンボジア市民フォーラム
お問い合わせ/ヒューマンライツ・ナウ
〒110―0015 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル3階
TEL 03-3835-2110 FAX 03-3834-2406
E-Mail info@ngo-hrn.org

●クメール・ルージュとは?
クメール・ルージュ(ポル・ポト派)とは、1967年頃、カンボジアで、ポル・ポトや
キュー・サムファンらが組織した、原始共産主義を標榜した政党です。クメール・
ルージュが1975年に全土を制圧した後、カンボジアでは、国民に対する強制移住・強
制労働・拷問・大量殺戮等様々な重大人権侵害行為が行われました。これにより、カ
ンボジアでは、100万人以上の人々の命が奪われたと言われています。

●カンボジア特別法廷とは?
カンボジア特別法廷は、クメール・ルージュ政権期の重大人権侵害行為を裁くため、
国連の協力を得てカンボジア国内裁判所に設置された特別法廷です。2004年に特
別法廷設置法が改正されて以後、2006年7月に訴追手続が開始され、現在は、イ
エン・サリ等クメール・ルージュの幹部数名を身柄拘束する段階に至っています。日
本は、カンボジア特別法廷の国連負担分予算の約半分を拠出する最大のドナー国で
す。
特定非営利活動法人 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)
HRNは、法律家、研究者、ジャーナリスト、NGO関係者などが主体となって世界で
確立された人権水準を国内外で実現するために2006年7月に設立された人権NGO
です。HRNは、主にアジアで地域での人権分野の国際協力・国際貢献活動、国連など
国際社会のおける人権活動、そして国内での国際人権基準の啓発・国際人権基準の実
現のための活動を行っています。

東京大学大学院 総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム
「人間の安全保障(human security)」をテーマとする新しい大学院教育課程(修士
課程・博士後期課程)が、2004年4月に駒場に発足しました。これは、東京大学大学
院総合文化研究科の長年にわたる研究・教育の成果をまったく新しい形態で発展させ
る画期的な研究・教育のプログラムです。

カンボジア市民フォーラム
カンボジア市民フォーラムは、1980年以来カンボジアに関わってきたNGO、法律家、
研究者、市民が集まって、1993年に創設したネットワーク型団体です。発足のきっか
けは、自衛隊のPKO/UNTACへの参加是非の論議などをふくめ、"自衛隊では
なく、普通の人・市民レベルの協力を"という標語をモットーに、①当時知られてい
なかったカンボジアの現実を日本社会に知らせること、②カンボジアの復興・開発に
関する市民提言を政府、国際社会に向けることでした。その後も、カンボジアの
人々・NGOなどと協力して、貧困問題の解決、人権・民主化の問題に取り組んでき
ました。教育、保健・医療、女性とこども、農業・環境、対人地雷廃絶、などの分科
会をもち、総選挙モニターを一つの軸に、カンボジアNGO支援を行ってきていま
す。

シンポ「なぜ無実の人が自白するのか」満員に感謝

12月13日、日弁連主催シンポジウム「なぜ無実の人が自白するのか」には会場規模を上回る300名もの方にお集まりいただきまして、本当にありがとうございました。

多くの方には、立ち見や通路の座るなどのご不便をおかけしてしまい、あまりフォローができず、申し訳ありませんでした。

メディアの方々にも多数お集まりいただき、ありがとうございました。NHKなどではその日のうちにビビットに報道をしていただいておりますが、今後特集記事、特集番組などのかたちで次々に取り上げていただくこと、そして、今後の裁判員制度にかかわる報道でいかされることを心から期待しております。(NHKでは、参加者として木谷明元判事(元最高裁調査官)の後ろ姿がクローズアップされていましたが、あれは素敵な偶然でしょうか?)

また、前日の国会での院内集会にもお忙しいなか、7人の国会議員と1人の秘書代理参加の方に参加いただき、大変感謝しています。

シンポで報告された、米国の虚偽自白125例の研究--

人は、極刑にあたるような犯罪であればあるほど、嘘の自白をしてしまうものである

それは、捜査にあたる取調官への社会的圧力が強く、それが被疑者への圧力に反射されるからである。

そうしたうその自白のリスクとなるひとつに取調時間があるが、6時間を超えるとストレスにより虚偽の自白をする人が増加する。

少年や知的障がい者は特に自白をしやすいが、普通の人でも神経の限界点があり、自白をする。

自白をするのに特段の強制・拷問はいらない。被疑者の心理を操り、合理的な思考プロセスをゆがめ、すべての証拠は被疑者に不利で、抜け出せない状況にあり、うそでも自白をするのが最善の道だ、と思い込ませるようにプレッシャーを与え、説得をすれば、取調時間が長引くほど、人はたやすく落ちる。

被疑者は、裁判になれば真実がわかるはずと期待するが、陪審裁判に移行した事件で、陪審員は80%という高い確率で、虚偽の自白を真実だと判断し、無実の人を「自白したがゆえに」有罪と認定している。その結果、死刑を宣告された人も、獄中死した人もいる。

自白部分だけを録画しても、真実はわからない。アメリカでもビデオの前で自白をしていて、それに基づいて陪審が有罪と評決をした事件であとで冤罪とわかった事件が相次いでいる。

という報告は、参加者の方々にも衝撃をもって受け止めていただいたようです。

その後のパネルディスカッションなども大変充実したものとなりました。

シンポと同名の本「なぜ無実の人が自白するのか」も80冊がたちまち売り切れとなりました!教授はその後、京都、大阪に移動され、講演をされています。

このシンポで得られた成果を、参加された方々や書籍を読まれた方の間で話題にしていだたき、メディアでも取り上げ、留意していただくことにより、誤判救済や刑事司法改革につながると嬉しいです。

まずは裁判所にこそ、肝に銘じてほしいものです。

また、自白をどう評価するか、はこれから裁判員になる市民の方々が果たす役割が大きいと思いますので、自白証拠、そして一部だけ録画された自白ビデオの危険性をみなさんが留意していただくことは、人の生き死ににも関わることだ、ということをぜひ心にとめていただけると、私としては嬉しいのです。

2008年12月13日 (土)

世界人権宣言60周年記念 350名がパレード!

10日の人権デーのご報告です。

以下にご紹介した報道以外に、NHKとAP通信でも報道いただいたそうです。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!!

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【ご報告】

世界人権宣言60周年記念 自由と人権の尊重を訴え、350名がパレード!
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12月10日、世界人権宣言の採択から60年を記念し、
パレードを行いました。

19団体2個人にご賛同いただき、NGO関係者、日本人の支援者、
そしてビルマやアフリカからの難民など約350名が人権と自由を訴え
国連大学前や表参道を歩きました。

パレードのスタートに先立ち、主催者の他、ビルマ、フィリピン、
韓国、イラク、パレスチナ、イラン、コンゴ、そして日本など、
賛同団体や参加者の方々から各国における人権侵害の状況について
アピールがあり、皆で「人権」や「自由」の尊重を訴える必要性を
改めて強く感じ、パレードをスタートしました。

参加した多くのビルマ人は、アウンサンスーチーさんの写真を掲げ
「ビルマに自由を!」と軍政による人権侵害の停止と民主化の実現を
求めて声を上げていました。

ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました。
以下、主催者の共同声明と関連報道をご紹介いたします。


2008年12月12日


呼びかけ団体
 在日ビルマ人共同行動実行委員会
 ビルマ市民フォーラム
 ヒューマンライツ・ナウ
 (社)アムネスティ・インターナショナル日本

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【メディア報道】

▼asahi.com (2008年12月11日)
世界人権宣言60年記念でデモ行進
http://www.asahi.com/national/update/1211/TKY200812100340.html


▼読売新聞(2008年12月11日)
軍政抗議パレード 渋谷で在日ミャンマー人ら
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20081211-OYT8T00132.htm?from=navr


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【呼びかけ団体・共同声明】

12月10日 世界人権宣言60周年記念 世界人権デー マーチング@渋谷
世界中のすべての人々に“人権”と“自由”を!
--Human Rights and Freedom for All ?


1948年12月10日、「すべての人間は、生れながらにして
自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」と謳った
「世界人権宣言」が生まれました。それから60年、悲しいことに
毎年12月10日の「世界人権デー」は、人権や自由が保障された
世界を祝う日ではなく、地球上に頻発する人権や自由の侵害に抗議し、
その根絶を願う日となっています。

たとえばビルマ(ミャンマー)では、軍事政権の支配によって、
表現の自由、政治活動の自由が抑圧され、軍による強制労働や
女性に対する暴力などが頻発しています。フィリピンなどのアセ
アン諸国においても、人権活動家が殺され、不当に拘束されています。

またイラク、アフガニスタン、パレスティナなど世界の各地に
おいて、「テロに対する戦い」の名の下、子どもを含む罪もない
人々が「国家による暴力」の犠牲となり、人権を無視した逮捕・
拘留・拷問・監視が多くの国々で行われています。スーダンなど
アフリカ諸国では、内戦等により、多くの民間人が虐殺される事態が
続いています。

言うまでもなく、私たちの周りでも人権は守られていません。
先進国、とりわけ私たちの住む日本においては、仕事を失い、
まともな労働条件を享受できず、貧困のなかに暮らす人々が増え
続けています。世界人権宣言が保障する最低限の衣食住の権利さえ
奪われている状況、これは紛れもない人権問題です。

こうした状況を、嘆き悲しむだけでは何の解決にもなりません。

まず、思いをはせてください。
今、この瞬間も人権を奪われている人々の実情を。
そして、想像してみてください。
世界中の人々が本当の自由と人権を享受し、心安らかに暮ら
せる世の中を。
より強い者の暴力や弾圧におびえることなく、自分の意見や主張、
信仰を自由に語りあえる世の中を。
人種、民族、出自、信仰など自分とは異質のすべての人々と
なんの隔てもなく接する事のできる世の中を。
そして、過度の競争社会ではなく、誰でも穏やかに生活し、
働き続けることのできる世の中を。

私たち一人一人がこうした世の中の到来を心から願い、そのために
少しでも行動を起こすならば、いつか必ず、それは実現するでしょう。
私たちはそう信じて、今日ここに集いました。

私たちは、世界各国の政府に、世界人権宣言が保障する権利を
速やかに実現することを求めます。自由を抑圧し、人々を虐殺する
すべての人権侵害行為の停止を求めます。

各国政府に、こうした人権侵害者を黙認せずに声をあげること、
人権侵害者に対する資金提供を断ち切ること、そして自由を
奪われ迫害された人々を広く難民として受け入れることを
求めます。対テロ戦争の名を借りた 人権侵害をただちにやめ、
被害者に補償することを求めます。

日本と世界のすべての人に衣食住、医療、労働、社会保障、
十分な生活水準を保持する権利、「健康で文化的な最低限度の
生活を営む権利」を実現するよう求めます。


2008年12月10日
在日ビルマ人共同行動実行委員会
ビルマ市民フォーラム
ヒューマンライツ・ナウ
(社)アムネスティ・インターナショナル日本

2008年12月12日 (金)

スティーブン・A・ドリズィン教授の来日にあたって

米国の冤罪・自白の専門家で、次期アメリカ大統領バラク・オバマ氏とともに、イリノイ州の刑事司法改革に取り組んできた、スティーブン・A・ドリズィン氏が来日しました。

私がアテンドを担当しており、以下のとおり、諸行事が予定されていますので、

メディア、市民、法曹関係者の方々にぜひご参加いただきたく、よろしくお願いいたします。プレスへのご案内を貼り付けます。

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1213に、日本弁護士連合会主催で、米国の取調べと虚偽自白に関する専門家・スティーブン・ドリズィン教授を招聘して、「なぜ、無実の人が自白するのか」と題して下記シンポジウムを開催いたします。

同教授の来日にあわせた記者レク、院内集会も含めた日程が最終確定しましたので、ご連絡させていただきます。是非裁判員制度、取調べの可視化などの議論のある今、議論を深めたいと思いますので、事前の報道(シンポに関して)、取材、報道をお願いいたします。

● 院内集会 なぜ、無実の人が自白するのか?

  1212日 11:30-12:30  参議院議員会館第4会議

 スティーブン・ドリズィン教授(ノースウェスタン大学ロースクール教授)

  国会議員との質疑応答

主催 名張事件弁護団  問い合わせ先  弁護士 伊藤和子(表記)

   スティーブン・ドリズィン教授による来日記者レク(懇談会)

1212日 14:30から15:30分 日弁連会館1401会議室

 問い合わせ先・日本弁護士連合会 人権部人権第一課 Tel 03-3580-9500

   日弁連主催シンポジウム なぜ、無実の人が自白するのか?

- アメリカの虚偽自白 125事例が語る真実 -(要旨 別紙)

 日 時   平成20年12月13日(土)午後1時から5時まで

場 所   発明会館 (住所:東京都港区虎ノ門2-9-14)

   日弁連主催シンポジウム なぜ、無実の人が自白するのか?

- アメリカの虚偽自白 125事例が語る真実

 プログラム

第1部      講演「アメリカの虚偽自白125事例が語る真実」

講師:スティーブン・ドリズィン教授

第2部      特別報告「免田事件の自白経過」 報告者:免田栄氏

第3部      報告「日本におけるDNA鑑定-再鑑定の保障の必要性」 

報告者:佐藤博史氏

   第4部 パネル・ディスカッション

         コーディネーター:高野隆氏

         パネリスト   :スティーブン・ドリズィン教授

                  桜井昌司氏

                  小坂井久氏

 主催:日本弁護士連合会

   共済: 東京弁護士会/第一東京弁護士会/第二東京弁護士会/関東弁護士会連合会 

   問い合わせ先・日本弁護士連合会 人権部人権第一課 TEL:03-3580-9500

米国では、死刑囚120人以上が無実と判明して死刑台から生還するなど、誤判が相次いで発覚し、その大きな原因の一つは身体拘束下での取調べに基づく虚偽の自白であると判明しています。今回招聘するドリズィン教授は米国における虚偽自白の専門家であり、完全無罪が証明された125人の虚偽自白の分析(全米史上最大規模)を行い、「無実の人が拷問を受けたわけでもないのに、短時間で重大犯罪について自白する」という傾向について分析を発表し、誤判を防ぐ方法として取調べの全面可視化を提唱し、注目されています。同教授は、この研究成果を踏まえ、日本では、最高裁に係属中の名張毒ぶどう酒事件第七次再審請求事件の奥西勝氏の自白に関する法廷意見書を最高裁に提出しました。

近年、志布志・氷見事件などで虚偽の自白が引き出される事案が相次ぎ、取調べの全面可視化が議論されています。また来年開始される裁判員制度下でも自白をどう裁判員が評価するか、は極めて重要な課題となります。

この機会にぜひ国内の議論を深めたいと考えますので、是非取材、報道をよろしくお願いいたします。

なお、個別取材は既にかなり込み合ってしまい、ご要望に添えない可能性もあるかもしれませんが、ご希望がある社の方は、お早めに当職宛てご連絡いただければ幸いです。なにとぞよろしくお願いいたします。

2008年12月11日 (木)

裁判員運用見直しへ有識者懇 最高裁

私はかねて裁判員制度の運用見直しを求めてきたのですが、最高裁に有識者懇談会ができるようです。はたしてなにか期待できるのだろうか、というのは若干懐疑的なのですけれど、とにかく、物を言っていくべき対象のひとつが明らかになったわけですので、WATCHしていきましょう。

裁判員運用見直しへ有識者懇  最高裁

http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008121001000645.html

 最高裁は10日、来年5月に始まる裁判員制度について、問題点を議論し、運用改善に向けた助言をする有識者懇談会の設置を発表した。

 刑法や心理学の学者、弁護士、検察官ら8人で構成。「どんな場合に辞退を認めるのか」など裁判員の選任手続きや、実際の審理や評議の進め方などをテーマに、各裁判所から集めたデータや裁判員へのアンケートなどを基に議論し、助言や意見が示されれば随時、運用見直しの参考とする。

 第1回は来年1月15日で、2カ月に1回程度開催する。

 主なメンバーは、酒巻匡京都大教授(刑法)、内田伸子お茶の水女子大副学長(心理学)、日弁連裁判員制度実施本部長代行の小野正典弁護士、藤田昇三最高検裁判員公判部長ら。任期は2年。

 懇談会については、最高裁の大谷剛彦事務総長が9月、「裁判員制度の開始後、第三者を含めた検証機関で改善を続ける」と表明していた。

新刊を発表しました!

このたび、新刊、「なぜ無実の人が自白するのか  DNA鑑定は告発する 」

を発表しました。私は訳で、著者は米国のスティーブン・ドリズィン、リチャード・レオです。

http://www.nippyo.co.jp/book/4117.html

出版社である日本評論社からできたばかりの本を送ってもらいましたが、青い装丁がとても素敵で、我ながら感動しました。

このブログでも何度か書いていますが、アメリカでは陪審制度のもとで冤罪が相次いでいて、その原因のひとつに捜査段階で無実の人が自白をしてしまったことについて、陪審がそれを嘘と見抜けずに有罪を評決してしまった、ということがあります。この本はそのことに関するもの。

なぜ陪審は判断を誤ったのか。その理由は「無実の人は簡単にはやってもいない罪について自白しない」という自白神話があるわけです。しかし、本書はその自白神話が間違っている、ということを、実際に重大な犯罪について短時間のうちに自白をしてしまい、人生を半ば奪われてしまった125人の人々に焦点をあてて、論証するものです。

日本は、先日、国連規約人権委員会が再び「日本の自白偏重による有罪判決に憂慮する。その有罪判決のなかに死刑判決が含まれていることを知るとき、その憂慮はさらに深まる。日本の裁判所は自白でなく科学的証拠に依拠して判断すべきである」と勧告を出している通り、自白偏重では米国よりも問題を抱えています。

裁判員制度が導入されるにあたって、市民の方々にも知っていただきたいと思い、翻訳をしました。

本日、著者のひとり、スティーブン・ドリズィン教授が来日され、13日午後には、日弁連主催のシンポジウムが東京・虎ノ門の発明会館で行われます。ぜひ多くの市民の方にご参加いただけると嬉しいです。

昨日は、人権デーでなにかと忙しく、出張法律相談、事務所で起案、ブログでもご紹介した人権デーパレード、参議院議員の今野東先生の難民寄席、打ち合わせを経て、その後、

パークハイヤットのニューヨーク・バー(ジャズの生演奏が素晴らしかった)で、ちょっとだけ出版のお祝いをしました。

2008年12月 8日 (月)

オバマは公約を忘れようとしている?

あれほど熱狂的なMovementをおこしたオバマ次期大統領だが、

新政権の閣僚を見て、がっかりしている人も少なくないはずである。

実際、まったく楽観できそうにない。国防長官は、ブッシュ政権の留任、

そして、国務長官はヒラリー・クリントン。これでどんな変化がもたらせる

のか、私は懐疑的である。

ヒラリーはイラク戦争に賛成してきたし、そのことに対する反省を彼女の口から一度も聞いたことはない。「自由と民主主義」を掲げて世界への介入(武力を含む)を辞さない点で根底においてブッシュと変わらないと私は思う。ニューヨークにいた当時、「ヒラリーに裏切られた」「ヒラリーは信用できない」と述べ、彼女の偽善を告発する州民をたくさんみてきた。

それで、コード・ピンクという、アメリカの女性の反戦グループは、オバマは、彼の最大の支持勢力である平和運動のリーダーたちにあって、きちんと彼らの声、国民の声と願いを聞くべきだ、と呼び掛けている。

本当に、そのとおりです。ちょっとコスメティックをほどこしただけのブッシュークリントン政権にならぬよう。

December 5, 2008

Dear Friend,

When America voted for Barack Obama, America voted for change. As we watch the President Elect pull together his cabinet, full of members of the Clinton and Bush administrations, we want to remind him of the promises he's made to the American people. We want to remind him to keep the door open to voices that belong to the future, not just the past--to listen to the people who were right about the war in Iraq, right about the bail out, right about the many tragic failures of the Bush years.

Two weeks ago, we asked you to urge Obama to meet with leaders of the peace movement to talk about bringing our troops home. Thousands of you have added your voices to the petition; if you haven't signed yet, please do so now -- this petition is linked to change.gov and will be submitted directly to the Obama transition team

2008年12月 6日 (土)

イラク戦争シンポジウム

私のオフィスのビルでご一緒している、ご近所さんの、NGO・日本国際ボランティアセンターの代表の谷山さんから、以下のご案内をもらいました。よかったらぜひのぞいてみてください。

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      JVC中東フォーラム・シンポジウム 127日(日)

         「イラク戦争は何をもたらしたのか」                  
           ~自衛隊の撤退を機に考える~
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

 日本政府は今年12月末までに航空自衛隊のイラクでの活動を終了することを表
明しました。国際貢献の名のもとに派遣された自衛隊は陸自、空自ともにイラク
でのすべての活動を終えることになります。
 「大量破壊兵器の保有」や「フセインとアルカイダとの協力」を理由に始まっ
た戦争とその後の混乱は、15万人以上のイラクの人々の命を奪い、暮らしそのも
のを破壊しつくしました。いったいこの戦争と混乱はイラクの人々に何をもたら
したのか、自衛隊はイラクでどのような「貢献」をしたのか、その検証がいま求
められています。

 イラクでの支援活動と日本の市民運動をつなぎ、イラクの「終らない戦争」に
向き合うシンポジウムを開催します。


第1部───
【報告】イラク戦争とその・u梃繧フ混乱は、イラクの人々に何をもたらしたのか
 ■原 文次郎(JVCイラク事業ヨルダン駐在員)+イラク人からのメッセージ
               ・・・ネット中継または電話
■吉岡 一 氏 朝日新聞 外報部 元中東アフリカ総局(カイロ)特派員
      『イラク崩壊―米軍占領下、15万人の命はなぜ奪われたのか』著者
 ■佐藤 真紀氏 日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)事務局長

第2部───
【報告】私たちは自衛隊イラク派兵にどう向き合ってきたか
 ■佐藤 博文氏 自衛隊イラク派兵差止訴訟全国弁護団連絡会事務局長、弁護士
 ■谷山 博史 日本国際ボランティアセンター(JVC) 代表理事

第3部───
【パネルディスカッション】イラクの人々と共に私たちは何ができるのか
吉岡 一 氏、佐藤 博文氏、佐藤 真紀氏、谷山 博史・

【日時】2008年12月7日(日) 13:30~16:30

【会場】明治大学 リバティタワー 1093教室

【住所】千代田区神田駿河台1-1(御茶ノ水駅から徒歩3分)
【地図】http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
【参加費】1000円(JVC会員、明大生・明大教職員は無料)
【主催】日本国際ボランティアセンター(JVC)
    現代史研究会
【協力】自衛隊イラク派兵差止訴訟全国弁護団連絡会
    日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET

【お申込み】日本国際ボランティアセンター(JVC)
TEL 03-3834-2388
 info@ngo-jvc.net(担当:広瀬
http://www.ngo-jvc.net
 
※事前にお申し込みください。
───────────────────────────────────

●「JVC中東フォーラム」は、「テロ戦争」と中東の問題を、JVCが活動
している現場を通して考える場です。様々な立場の方々を招いて、私たちにでき
ることを探ります。

2008年12月 5日 (金)

名張事件 「自白は虚偽」弁護団が意見書

今日は京都にいる私ですが、昨日は、担当している名張毒ぶどう酒事件で、最高裁に2通の意見書を提出し、記者会見を東京・名古屋で同時に行いました。以下で報道もされています。

この事件では科学的証拠が被告人と事件の結びつきを否定していて、物証はほとんどない事件なのですが、裁判のやり直しがされないポイントは、被告人が捜査段階で自白した、ということだけなんです。

 しかも、その自白も過去に二度(一審の無罪判決と、2005年の再審開始決定)で、「信用性が全く認められない!」と裁判所が明確に判断されています。

 ところが、2006年に、自白はあくまで信用できる、として、自白に全面的に依存して有罪判決を維持しようという不当な判断が出されたわけです(名古屋高裁・再審開始取り消し決定)。その決定文をよくみると大変ひどい内容で、「この裁判所は、日本の過去の冤罪事件からひとつも学んでない。まるで、昭和30年代くらいに逆戻りしたような前近代的な判断だ」と唖然とします。

 今から15年くらい前、優秀な裁判官たちが集まって、「自白の信用性」という本を出したんですが、そこでは、それまでに裁判所が自白があるからということで有罪にしてしまい、あとで救済した冤罪事件の反省に立って、自白が本当かを判断するために、こういうことを注意しなくちゃいけない、ああいうことも気をつけるべき、安易に自白を信じちゃいけない、ということを全面的に明らかにした本を出して、みんなで徹底しようとしていました。

 しかし、すっかり忘れちゃったのか、ここで注意される以前の、きわめてアバウトなやり方で、自白の信用性にOKを出してしまう判断が最近相次いでいて、それが露骨にハッキリとしているのが、名張事件の再審取り消し決定なのです。「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」じゃないけれど、本当に反省しない、懲りないんだなあ、と驚いてしまいます。

 実はこういう、安易に自白に依拠して有罪判決を出す日本の裁判のあり方は、国際的にも異常だと言われているんですね。10月には、国連から「日本の有罪率が高すぎて、その多くが自白に依拠していることを憂慮する。そうした有罪判決に死刑事件が含まれているから、私たちの懸念は一層深まる。裁判所は、自白ではなく科学的証拠に依拠した判断をすべきである」と勧告されているのです。

 というわけで、自白に依拠して死刑判決を維持するのがこの事件においていかに不当か、ということを、意見書に記載しています。

  いくらなんでもひどいので、最高裁で正されることを期待しています。これで、最高裁でも正されなかったら、日本の裁判は、たとえ裁判員制度にしてみても、なかなか救いようがない、真っ暗だ、と私は思いますので、目下、がんばっています。

 ご支援よろしくお願いします!!

■「自白は虚偽」弁護団が意見書 名張毒ブドウ酒事件(2008/12/4 朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1204/NGY200812040001.html

 三重県名張市で61年、ブドウ酒に入れられた農薬で女性5人が死亡した名張毒
ブドウ酒事件で、再審を求めている奥西勝死刑囚(82)の弁護団は3日、最高裁
に自白に関する意見書2通を新たに提出した。

 意見書は、名古屋高裁が06年に自白の任意性や信用性を認めて、再審開始決定
を取り消したことに対し、弁護団が「自白は虚偽」と反論する内容。国内外の虚偽
自白による冤罪事件を例示したうえで「高裁の決定は、経験則に照らしても評価・
判断に誤りがある」と指摘している。

 また、奥西死刑囚が任意捜査の段階で自白していることから、任意性に焦点を絞
って主張。長時間の取り調べや、帰宅後も警察に監視されていたことなどから、「
取り調べは事実上の身体拘束状態だったうえ、心理的な圧力と強制の下でなされた
もので、自白は自発的なものではない」と主張している。


■名張弁護団が補充書提出 毒ぶどう酒事件(日経ネット)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081203AT1G0302W03122008.html

 三重県名張市で1961年に女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」で、再審
開始決定の取り消しを不服として特別抗告した奥西勝元被告(82)の弁護団は3日
、「捜査段階の自白は信用できる」と判断した名古屋高裁決定は誤りとする申立補
充書2通を最高裁に提出した。〔共同〕(01:16)

2008年12月 4日 (木)

冬の京都に行ってきます。

紅葉がきれいな季節、ベスト・シーズンの冬の京都に行ってきます。

今日は、京都弁護士会で講演

京都弁護士会館午後5時から7時「取調べ・一部録画の危険性- セントラル・パーク・ジョガー事件を参考にして」

明日は、ヒューマンライツ・ナウ関西の発足講演会

【日 時】 12月5日(金) 18:30-20:30
【場 所】 大阪市立いきいきエイジングセンター 研修室1
大阪市北区菅原町10番25号 Tel.06-6311-3255 最寄り駅は南森町
【参加費】 500円
【主 催】 特定非営利活動法人 ヒューマンライツ・ナウ
 ● 記念講演「国際人権とNGOの役割」村上正直(大阪大学 法学部国際公共政策学科 教授)
 ● 国連規約人権委員会(ジュネーブ)報告 下迫田浩司(弁護士)
 ● ヒューマンライツ・ナウ「女性に対す暴力」プロジェクトinインドの報告
   (雪田樹理、清末愛砂、森本志磨子、福嶋由里子、佐々木貴弘、伊藤和子)。

土曜と日曜は、私も理事をつとめさせていただいています、ジェンダー法学会の学術大会です。私は土曜日のDV法に関連するシンポのコーディネーターをします。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/genderlaw/

 しかし、せっかく冬の京都にいくので(実は来週も!)どこかで、京都を楽しむ時間がほしいなあ。。。と思っています。

2008年12月 3日 (水)

世界人権デー・渋谷パレードお知らせ

12月10日は世界人権デー。

そして、1948年の12月10日、国連総会が世界人権宣言を採択した日から

60回目のアニバーサリー。世界のあちこちで、人権侵害が横行している今日、

日本でも、生存権すら脅かされ、日本人の人権も大切にされていません。

そこで、「世界と日本の人権回復を求めてパレードをしよう!」という

アイディアが生まれ、ここ何日かで、多くのNGO団体の賛同をいただきました。

ぜひ、皆様も参加されませんか? お待ちしています。

(このパレードは「人権」の趣旨に基づき、非暴力で、ピースフルに

行いますので、よろしくお願いします)。

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1210日 世界人権宣言60周年記念 世界人権デー マーチング@渋谷

世界中のすべての人々に“人権”と“自由”を!

--Human Rights and Freedom for All --

想像してみてください。

世界の人々の、かけがえのない人権の『いま』

1948年の1210日、パリで、「すべての人は、生れながらにして自由であり、かつ、

尊厳と権利とについて平等である」で始まる「世界人権宣言」が採択されました。

この日を記念して、1210日は世界人権デー( Human Rights Day) です。

あれから60年、いま、世界では、かけがえのない人権と自由がすべての人に保障され

ているでしょうか? 

私たちは、深刻な人権侵害が続くビルマ(ミャンマー)など、日本で暮らすアジア地

域の友人たち、国内のNGOの方々とともに、アジア地域、そして世界中の人権の回復

を求めるパレードを企画しました。

人権と自由の回復を求めていているのは世界の人々も同じです。世界人権デーにあ

たって、同じ民主主義、人権、自由を求める世界の人々と連帯し、共に声をあげたい

と思います。

パレードには、民主化を求めるビルマからたくさんの方が参加されますし、ほかのア

ジアの国々からも、子どももふくめてたくさんの参加が予想されています。

渋谷の街を、一緒に、人権を訴えてパレードをしましょう!ぜひみなさま、ご参加く

ださい!

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●日時: 2008年12月10日 (水)

●集合場所:渋谷・宮下公園 (渋谷駅から徒歩5分)

●スケジュール

14:30 宮下公園 集合(スピーチなど)

15:30 パレードスタート

17:00 UN大学前、原宿駅を通って、宮下公園に戻り解散(※通常徒歩90分の行

進ルートです。)

●呼びかけ団体

ビルマ民主化共同行動実行委員会(JAC)―在日ビルマ人の民主化活動家のみなさんで

す。

ビルマ市民フォーラム、ヒューマンライツ・ナウ、(社)アムネスティ・インターナ

ショナル日本

●賛同団体・個人(12317時現在15団体・個人2名/当日まで賛同受付中)

日本ビルマ救援センター、牛久入管収容所問題を考える会、インドネシア民主化支援

ネットワーク、アーユス仏教国際協力ネットワーク、ピースボート、日本イラク医療

支援ネットワーク、ビルマ情報ネットワーク、パレスチナ子どものキャンペーン、ミ

グランテ・ジャパン、反差別国際運動(IMADR)、(特活)メコン・ウォッチ、(特

活)アフリカ・日本協議会、(特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパン、監獄人権

センター、ASPnetwork (アスプネットワーク)、湯浅 誠(反貧困ネットワーク事

務局長/NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長)、谷山 博史(日

本国際ボランティアセンター(JVC)代表理事)

●問合せ先

ビルマ市民フォーラム事務局  

ヒューマンライツ・ナウ事務局

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新著「人権は国境を越えて」

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