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2008年11月13日 (木)

DV夫たち

仕事柄、DV(ドメスティック・バイオレンス)事件をよく扱いますが、なんと世の中にはDV夫が増えていることか、と驚いてしまいます。これも社会の病理でしょうか。

私は常に女性側のご相談にのっていますが、みなさん長い間耐えて耐えて、やっと逃げ出して離婚の交渉、という方々。

私のクライアントの女性の皆さんは、本当に聡明で素敵な女性ばかりなのに、彼女たちが受けている暴力は実に理不尽なもので、こちらまで腹立たしくなります。

みんな、優しい妻で、身勝手な夫にそれでも思いやりをもち、結婚生活を維持しようと耐えてきたのに、それでも夫が手のつけられない状態になってしまい、離婚となります。ずいぶん、忍耐づよい、優しい妻ばかりなので、たぶん夫はその優しさに溺れて甘えているのでしょう、それが妻の人権や人格を攻撃しているとも、妻が限界ぎりぎりで耐えているとも知らずに。

ところが、ついに出ていく、となったとき、夫は本当にあわてて、妻にどうしても戻ってきてほしくなる。しかし、女性は一回決心したら、たいていは戻らないものです。妻が言うことを聞いてくれないことがわかると、夫は混乱しますが、やがて、「かわいさあまって憎さ百倍」になってしまいます。すごく屈折した愛の裏返しだなあ、とか、これは未練だ、と感じることがありますが、もはや遅い。

いつまでも妻が耐えていると「どんな暴力・暴言やっても妻は自分のために献身的に尽くしてくれる」という根拠のない自信と思いあがりを持つものなのでしょうか。

どうして捨てられる前に心を改めることができなかったのでしょうか。

捨てられた夫は、とてもみじめな状況になります。多くは妻に精神的に過度に依存し、暴力をふるってきたのが、依存の対象もストレスの吐け口もすべて失うわけです。だから最後の生きがいのように異常に離婚訴訟にこだわる人もいますが、すべて決着したらみなさん、、、。自業自徳ですし、相手方のことながら、少し行く末が気になります。

暴力をふるう手前で踏みとどまり、仮に過ちを犯してしまっても深く反省して謝罪し、心を入れ替えたなら、あんなふうにすべてをなくすこともないのに。

男性の皆様、後悔さきに立たず、ということをよくわかっておいたほうがよいですね。暴力に至るまえの、黄色信号くらいのところで、早めにカウンセリングにいくことをお勧めします。

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