女性のための法律相談
女性に優しく頼りになる、法律相談窓口がなかなかない、、、東京はそうだし、もっとひどい地域もたくさんあるようです。
私は東京弁護士会の「両性の平等に関する委員会」~女性の権利とか平等に関する委員会~の委員長をしているのですが、その関係でいろいろな人、女性を支援しているグループなどにあうと、そんなクレームをよく聞きます。
まず、法律相談に行った先で相談に応じる弁護士には、女性の立場に共感してくれない弁護士が多い、というクレーム。次に、頼りにならない、自分の利益を守ってくれるための戦略がない、という不満。とくに離婚をしよう、という女性たちやDVの被害者の方々は「弁護士さんがわかってくれない」と傷ついているケースが少なくありません。
ときどき、電話や面談の相談を受けていて「そんなひどい弁護士が!」「そんなに法律を知らない弁護士が!」と驚くこともしばしばで、申し訳ない気がします。
そこで、一年前くらいから温め始めたアイディアが。
弁護士会に新しく、女性の権利のための法律相談を開設しよう、と考えています。東京弁護士会には子どもの相談窓口、犯罪被害者の相談窓口、外国人の相談窓口などがあるのに、女性専用相談窓口がない、これは遅れているわけで、本当は当然あるべきもので、遅れていたわけです。
そこで、女性の利益と権利を力強く守ってくれる弁護士たちを集めて、できるだけ早く開設するべく、働きかけを本格的にはじめました。離婚に限らず、労働問題も、差別も、セクハラも。女性にとって弁護士も裁判もまだまだ遠い。そんな遠さを解消したいと思います。
来年には、開設しました! というご報告がしたいと思います。
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