日本の民法は時代遅れ?
最近のパル・システムのニュースレターPOCO21に私のインタビューが掲載されています。 パル・システムに参加されている方、よろしかったら読んでみてください。
テーマは「日本の戸籍は女の自由を束縛してきた」。
ばりばりフェミっぽいタイトルですけれど、実はそうでもなく、地に足をつけて、実際に女性たちが直面している不都合をいろいろと取材されています。
「離婚後300日問題」を解決するために、私は民法改正の動きを応援しています。
離婚後300日に限らず、民法は時代遅れになっていて、女性が自分らしい生き方を選択するために改正すべきところがいろいろあります。
ところが、民法が時代遅れなら、社会はその先を行っているかというとそうではない、そんな現状も変わるといいな、と思っています。
たとえば、夫婦別姓。働いている女性の場合、ある程度信用を確立した自分の名前を変えるのはものすごい不利です。
で、私の場合、結婚しても姓を変えたくなかったので、婚姻届を出していない事実婚なんですけれど、それが気に入らず、結婚パーティーに来なかった夫の知り合いもいましたね。実に驚きましたが(^^;)
その後、夫婦共有名義で家を購入しようとしたら「籍が入っていないので、共有名義では銀行の決済がおりません。不動産購入を機に籍を入れたらどうです」とか不動産屋に言われ、頭にきたので、自分の単独所有で購入してしまったことも(@@;)
女性たちのこうした不便・不満を声にあげて、風通しのよい生き方のできるような法律に変えるよう、今後の政治に期待したいですね。(弁護士会は90年代から民法改正を求めています)。
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