2016年12月 6日 (火)

民族大虐殺の瀬戸際に立つ南スーダン。国連安保理の武器禁輸措置決議に日本が消極姿勢なのはなぜなのか。

■ 南スーダンで今何が起きているのか

自衛隊の派遣をめぐって、様々な問題が日本国内でも議論されている南スーダン。

しかし、これは国内政治の問題ではなく、現地の人々の命が今この瞬間も奪われている事態であり、そして何より今そこにある危機である。

1990年代に起きたルワンダの大虐殺、民族浄化、多数の住民が殺され、女性はレイプされるなど、壮絶な悲劇は未だに記憶されている。

南スーダンでの現在の状況は残念ながら、それに近いのではないか、集団虐殺(ジェノサイド)、民族浄化の危険が待ち構えているのではないか、と国連関係者は警告している。

日本の報道としては詳しいこちらを引用させていただく。


南スーダンの人権問題を調査する国連の委員会は1日、声明で「飢えや集団強姦、村の焼き打ちといった形で、国内各地で既に民族浄化が進んでいる」と警告し、「国際社会には(大虐殺に発展することを)防ぐ義務がある」と訴えた。

ジュバでは7月に政府軍と反政府勢力の戦闘が発生。最大民族ディンカが他の民族に対する迫害を強めているとされる。

委員会は声明で「多くの村人が奪われた土地を取り戻すために血を流す覚悟があると証言した」として緊張の高まりを指摘。1994年にルワンダで起きたような大虐殺が繰り返される懸念を示した。

国際社会は今後予定されるPKOの増派だけでなく、経済制裁などを強化する必要性があると強調した。委員会は南スーダンでの現地調査を終え、来年3月に国連人権理事会で調査結果を報告する。(共同)


出典:産経新聞 2016.12.02 「南スーダンで民族浄化」、国連委、大虐殺を警告


これは、2016年3月に、国連人権理事会が設置した、南スーダンの人権に関する委員会(Commission on Human Rights in South Sudan )が、最近10日間の現地調査ミッションを実施した結果を12月1日に発表したものである。

既に11月17日開催の国連安保理では、国連ジェノサイド防止に関する国連特別代表が、

‘all the warning signs’ conflict could spiral into genocide"(紛争がジェノサイドへのスパイラルに発展しかねないすべての兆候)を強調していた。

12月1日の国連専門家の発表では、「国連ジェノサイド防止に関する国連特別代表が述べている通り、ジェノサイドにいたるたくさんの兆候がすでにそこにある、いまそこにある紛争、バラバラな民族的アイデンティティへの帰依、否認の文化、民族の追放、組織的な人権侵害とその計画の兆候・・しかし、重要なのはまだこれを防止できる時間があるということだ」

と訴える。国際社会には今、民族浄化を防ぐ行動が期待されている。

南スーダンは12月から乾季を迎える。雨季では十分な戦闘が難しいため、乾季は戦闘シーズンと言われている。時間は限られている。そして、1月になればトランプ政権となり、国連外交の先は全く読めなくなる。。。危険な情勢である。

■ 国連安保理で争点となっている武器禁輸、紛争指導者の資産凍結等

こうしたなか、焦点となっているのが、南スーダンへの武器禁輸、紛争指導者(政府高官、反政府リーダー双方)の資産凍結等の措置である。

率直に言って、国際社会はもっと早く、こうした措置を講じるべきだった。

なぜいつも民族浄化を止められないのか、世界のリーダーが手をこまねいて何らリーダーシップを発揮できないまま人々が殺されていく過去の教訓にいつになったら真摯に向き合い、早期に適切な行動をとることになるのか、と感じざるを得ない。

しかし、それでも今からでも武器禁輸措置を講ずることは命を救うことになると、現地ジュバの市民社会は声をあげている。「このままではジェノサイドになる可能性がある」と。

こうしたなか、11月30日、アメリカ政府(サマンサ・パワー大使)はニューヨーク国連本部で開催されている安全保障理事会に、武器禁輸等に関する国連安保理決議を提出しようとしたが、断念を余儀なくされた。

なぜかといえば決議採択に必要な国連安保理のなかの9票を得られる見通しが立たなかったからだという。

現在の安保理メンバーは、

米、英、仏、露、中の常任理事国に加え、 


アンゴラ、エジプト、日本、マレーシア、ニュージーランド、

セネガル、スペイン、ウクライナ、ウルグアイ、ベネズエラ

である。

なぜ、米国が断念したか、ニューヨークのNGO関係者に聞いてみたところ、ロシア、中国、ベネズエラやアフリカ諸国が乗り気でないだけでなく、日本やマレーシアのような国からも賛成を得られなかったからだという。

フォーリン・ポリシーのコラムに詳しく記載されているが、そこでは、「自衛隊を派遣している日本は南スーダン政府と対立したくない」と分析されている。

私が交流のあるニューヨークの安保理界隈の人々の間では、「自衛隊を派遣している日本にとって、『ジェノサイドの危険性があるなどの深刻な治安状況を確認する決議は避けたいのではないか?』」「自衛隊派遣に対して否定的な影響を避けたいのではないか」「しかし、武器禁輸をしないほうが、自衛隊は危険にさらされるではないか? 」などの憶測と疑問が流れている(日本政府の意図はわからない)。

■ 日本は今こそ、安保理で紛争解決のための強い姿勢に協力すべき

今そこにあるジェノサイドの危機、という国際認識が日本国内には十分に伝わっていない。そして、日本は、危機の拡大・深刻化を防ぐという点で果たして正しい態度をとっているのか。

ひとたび、PKOが派遣されると、自国部隊は人質のようになる。紛争当事国政府を刺激するような外交上の投票行動は取りにくくなる。

しかし、その結果として、紛争を防止・拡大しないための国際社会の行動を無駄にしてしまう役割を果たすこととなったら、結局本末転倒ではないだろうか。

NGOでもよく議論になるのは、プロジェクトの成功を優先するのか、ミッションの達成を優先するのか、ということである。

プロジェクトの成功(たとえば自衛隊派遣の成功)はミッション(南スーダンの和平と安全の回復)の実現のためにこそあるのであり、短期的なプロジェクトの成功に固執して、大目標であるミッションにマイナスとなる行動をすべきでないというのは鉄則である。

日本のNGO団体の多くはそもそも新任務での南スーダンへの派遣に反対してきた。国内的な憲法上の議論もあり、日本のNGOを駆けつけ警護等で危険にさらすリスクがあるうえ、果たして南スーダンの平和に対する貢献としてふさわしいのか、そして紛争が激化したら果たしてどうするのか、という疑問があるからである。

しかし、部隊を派遣しているがゆえに、強力な安保理の措置を求めることを躊躇し、虐殺防止への重要な役割が果たせないこととなければ、それこそ本末転倒である。結局のところ、南スーダンの平和でなく、自己満足のための派遣だと批判されることになるのではないか。

日本政府は、自国内の政治的アジェンダや国内政治に固執することなく、ジェノサイド回避のために国際社会・安保理において、キーとなる役割を適切に果たすべきである。そして、紛争がジュバから周辺にまで拡大している今、もし部隊において危険が及ぶリスクがあるなら撤退も検討すべきである。

国連安保理が今行うべきなのは、

1)第一に武器の禁輸のための実効性ある措置を安保理で決議することである。

2)第二に、紛争のリーダーに対する資金凍結などのターゲット・サンクションを決議することである。

ハリウッドスターのジョージ・クルーニーらが創設した監視団体The Sentryは今年9月に記者会見を開いて、”War crimes shouldn’t pay"という調査報告書を公表し、紛争の背景に、政府側、反政府側の経済的利益拡大があることを国際社会に訴えた。

内戦を拡大するものは経済的にダメージを与え、紛争のインセンティブを奪う必要がある。そのために、紛争のリーダーの資産凍結等のターゲット・サンクションは安保理決議にぜひ盛り込まれるべきである。

「来週、再来週において日本が安保理でどのような行動をするかは南スーダン情勢に直結する」

ニューヨークのとあるロビイストは私に訴えた。

安保理のパワーバランスのなかで、日本が果たす役割が重く問われることがあるが、安保理の現在の構成を見れば、この問題において日本の果たすべき役割が大きいことはうなづけるだろう。

遅きに失したとはいえ南スーダンの虐殺を止め、紛争拡大を止めるための役割を果たすことができるのか、戦闘シーズンが到来しつつある今、日本政府の外交姿勢が問われている。

参考・

※ Exclusive

U.S. Push to Halt Genocide in South Sudan Unravels at United Nations

The Security Council is balking at an arms embargo that is too little, too late for the world’s youngest nation.

(Foreign Policy)

http://foreignpolicy.com/2016/11/30/u-s-push-to-halt-genocide-in-south-sudan-unravels-at-united-nations/

※ NGO非戦ネット声明 

【声明】「南スーダンにおける自衛隊への新任務付与を見合わせ、 武力によらない平和貢献を求める」

http://ngo-nowar.net/2016/11/14/seimei_south_sudan/


2016年11月20日 (日)

ドンムアンのスタバにて

今日からミャンマー出張です。トランジットで久しぶりにドンムアン空港。
スタバでリラックスしています。
出張は仕事ですが、海外に来るとおおらかな気持ちになり、とてもリラックスするのはなんでしょうね。
特にタイをはじめ東南アジア。
日本で仕事やら懸案があっても、のんびりした気持ちになり、すべてまあ、なんとかなると思えるんですよね🎵
人生は素晴らしい贈り物と思います。
もちろん東京に自宅があり家族もいてそこが安住の地であるものの、東南アジアはまた別。
いろんな苦難や人権問題がここにはありますが、それでも。。。
20年以上前に魅せられて以来長いおつきあいで、いまもアジアに関わるお仕事をさせていただけることを、とても幸運に思っています。

11時19日世界子どもの日チャリティウォーク&ランのお礼

みなさまへ

昨日はヒューマンライツ・ナウ主催の世界子どもの日チャリティウォーク&ランに参加いただきありがとうございました😊
参加者の皆様、寒いなか多数ご参加いただき、とってもがんばっていただきました。
ウォークのスタート時は超厳しいお天気でしたが、
ランのスタート頃には雨もあがり、スタート
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そしてゴール後はみなさんこの表情(^。^)
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一人ひとりとても素敵な笑顔で完走&完歩いただきました☆本当にありがとうございました😊
応援にくるみんアロマさんも駆けつけてくれました。
支えてくださった多数のボランティアの皆様、協賛企業、法律事務所の皆様にも心より感謝申し上げます。
スポンサー、協賛の皆様はこちらです🎵
http://hrn.or.jp/run/

当日は中高生スピーチコンテスト優勝者の菅拓哉くんにも素晴らしいスピーチをいただき、また世界の子どもの実情を考える企画やフォトアクションを行い、みなさんに改めて世界の子どものことに思いを馳せていただきました。
http://hrn.or.jp/news/9278/
皆様には今後とも子どもたちの幸せのために様々な温かいご協力をいただければと願っています。
企画を通じて自分も何かしたい!と思っていただいた方、是非ヒューマンライツ・ナウにご入会いただきご一緒に活動できればと願っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
世界の子どもたちのために!

※当日来ていただいた方、お風邪などひかれませんでしたでしょうか?
また、寒くて断念された方もいて大変申し訳無く思っておりましてこればかりは天気のことなのですが、是非なんらか埋め合わせさせて下さい!
みなさまにとって素敵な1日を過ごせる大会運営を今後とも心がけていきたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

伊藤和子

2016年11月17日 (木)

池田信夫氏に対する訴訟・来週11月24日判決です。

【ご報告です】

  池田信夫氏に対して私が提訴した名誉棄損訴訟は、9月に結審し、あとは判決を待つばかりとなりました。
判決期日は、

2016年11月24日(木)午後1時15分~ 東京地方裁判所4階・411号法廷

 と指定されました。
 4月に提訴したばかりなのですが、本当に早いですね。
その原因としては、池田氏があまり争わなかったことがあると思います。
今回の訴訟では、
  
 国連特別報告者に対して私が「日本の女子高生の30%が援助交際をしている」と虚偽の報告をした

 という趣旨の池田氏の言動が事実に反することを問題にしたわけですが、池田氏は、この内容が事実であることを示す立証を一切しませんでした。   
  池田氏の反論書はわかりにくい内容なのですが、「実はそういう趣旨で発言したわけじゃないんだ」というような主張になっているのです。

   しかし、そのような発言をしたことは多くの方が確認されていますよね。
   なぜ根拠がないのにこのようなことを断定したのか。何の根拠もないのにどうして事実に反する噂を流して、人を貶めたのか、私としては本当に許しがたい思いを抱えています。
   しかし、池田氏の証人尋問もなく、どうしてこのようなことを言ったのか、わからないまま結審となりました。

   また、Twitter上で池田氏は、私が「スラップ訴訟をしている」などと非難していましたが、そのような権利濫用等の主張は一切ありませんでした。
 

   私と同様に社会的な発言したことを理由に、事実無根の攻撃や嫌がらせを受けている女性たち(本当にたくさんいらっしゃいます)のためにも、ぜひ勝訴したいと思っています。
   裁判所にはぜひ公正な裁判をお願いしたいと思っています。

  判決は私も聞きに行こうと考えていて、来週のミャンマーへの出張から帰国することにしました。
  メディアの方にはぜひ来ていただければと思います。また関心のある方の傍聴も歓迎です。
  
  みなさまに良いご報告ができるといいなと思っています。どうぞみなさまのご支援、応援をよろしくお願いいたします。

2016年10月31日 (月)

今年も開催・11月19日世界子どもの日チャリティウォーク&ラン

みなさん、お元気ですか。
ちょっと寒いけど、スポーツの秋ですね♪
さて、11月20日は、国連が定めた世界子どもの日、国連子どもの権利条約が誕生した日でもあります。
ヒューマンライツ・ナウでは、この「世界子どもの日」を記念して、
11月19日(土)に恒例の「 世界 子どもの日 チャリティ ウォーク&ラン2016 」を今年も開催いたします。

今年で7年目となる「 世界 子どもの日 チャリティ ウォーク&ラン 」。
世界には、教育を受けられずに、貧困に苦しんでいたり、兵士として戦争に行ったり、
労働させられたりしている子ども達がたくさんいます。
また、身近な暮らしの中でも、いじめや差別に苦しんでいる子どもがいます。
こうした問題の解決に「イベントに参加すること」「歩き走ること」「知ること」
を通じて是非貢献していただくのが今回のイベントです。

会場では、世界の子どもたちの状況やヒューマンライツ・ナウの取り組みの展示、
子どもの人権を守るためのフォトアクション・コーナーも設置しています。
閉会式では、HRNが主宰する中高生による映像スピーチコンテスト優勝者による
子どもの権利に関するスピーチも予定されています。

当大会の収益は、ヒューマンライツ・ナウが関わる、子どもの人権をはじめとした
人権侵害をなくすためのプロジェクトの活動資金として大切に使わせて頂きます。

お友達と、ご家族で(親子・カップル参加を歓迎しています)、職場のご同僚と、
もちろんおひとりでも楽しめますので、ぜひご参加ください。


エントリーの締切は11月6日(日)です。
詳しい内容は下記、および「世界 子どもの日 チャリティ ウォーク&ラン 特設サイト」をご覧ください。
< http://hrn.or.jp/run/ >
申し込みは、https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/66551
または、http://runnet.jp/entry/runtes/user/pc/competitionDetailAction.do?raceId=133915&div=1
に直接していただくことができます。

私も当日参加していますので、スタッフともども、心よりお待ちしています。

併せて、同じく世界子どもの日を記念して、中高生の映像スピーチコンテストを実施中です。
世界と日本、子どもの人権について子どもたちにスピーチを応募していただくこの企画、
日本にもたくさんいるマララさんのような勇気のある子どもたちを応援する企画で、
濱田邦夫さん、堀潤さん、安田菜津紀さんら審査委員が応募をお待ちしています。
こちらも11月6日締切ですので、是非周囲におすすめいただけると嬉しいです。
http://hrn.or.jp/speech/

どうぞ、よろしくお願いいたします。

ヒューマンライツ・ナウ事務局長  伊藤和子


~・~・~ 今年は「子どもの権利条約」が発効されて26周年 ~・~・~

「子どもの権利条約」は、1959年に国連で宣言され、1989年に採択、翌1990年に
国際条約として発効された、世界中の全ての子どもたちが持つ権利についてまとめ
られたものです。条約が採択された11月20日が「世界子どもの日」と定められました。


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◆ 11/19(土)「世界 子どもの日」チャリティ ウォーク&ラン2016 ◆
        会場:日比谷公園~皇居周縁

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開催日: 2016年11月19日(土)
場 所: 皇居周縁
集合場所: 日比谷公園 健康広場

《5kmウォーク》
開会式: 9:00 スタート 9:40

《5kmラン、10kmラン》
開会式: 9:40 スタート 10:30~
閉会式:12:00~

◆参加費用
《ウォーク、ラン》
大人:5,000円
学生:2,500円
小学生:1,000円(保護者同伴)
未就学児:無料

《リレー》 (4人1組)
大人4名:16,000円
学生4名:8,000円


◆参加申込方法
エントリーは【「世界子どもの日」チャリティ ウォーク&ラン】
特設ホームページよりお願い致します。< http://hrn.or.jp/run/ >
スポーツエントリー
https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/66551
または、ランネット
http://runnet.jp/entry/runtes/user/pc/competitionDetailAction.do?raceId=133915&div=1
に直接申し込んでいただくことができます。

<主催・お問い合わせ>
国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ 
info@hrn.or.jp 担当/宍倉


2016年10月30日 (日)

いつも最高の季節を生きていきたいな。

ニューヨークから帰国して、日本は秋が深まり寒い。。
ニューヨーク滞在中も突然寒くなり、私はすっかり風邪をひいて、今週も引きずっていました。
ちょっと前までまだ暑くて、そしてきんもくせいがいい香りがして。。
日々あっという間ですね。

今年は11月にジュネーブとミャンマーに行く予定でしたが、さすがにジュネーブは断念し、出張は一度に。
HRNの重要なイベントもありますし、そろそろ年末にむけて仕事も頑張らないといけないですね。

でも昨日改めて思ったのですが、人生は一度きり。
毎年くる季節。ひとつひとつの季節を大切に、これまでの人生のなかで最高に素敵な季節にしたいと思います。

仕事の合間に、紅葉をあちこちで満喫したり、お酒を楽しんだり、
ハロウィンやサンクスギビングなどのイベントを楽しんだり、
おいしいものを食べたり、ガーデニングやヨガを楽しんだり、
ジャズやいろんなコンサートに出かけたり、
芸術&アートに触れたり、友人とのひとときを大切にしたり
新しい人との出会いをたくさんつくったり。

したいなあと思うのです。ただし、なるべくお金をかけずにね☆☆

いつも今が最高といえる日々を過ごしたい。これまでよりもっと先にいき、プラスアルファを生きたい。
そんなことを心がけてすごしたいです。


2016年10月19日 (水)

ニューヨークにて かなえたい夢がある。

今週はニューヨーク出張です。
ニューヨークは国連総会のシーズン、総会というと、9月に世界の首脳がスピーチして終わりでは?と思う方が多いと思いますが、あれはプレナリーというオープニングにすぎず、そのあと12月まで実は続いているのです。総会の結論は決議という形で12月頃に採択されます。
各委員会に分かれて議論が本格的に進むのが今の時期。そこでNGOもなんとか議論に影響力を与えたいと、先週末くらいから世界各国からやってきたロビーに余念がありません。

今は、武器の不正取引をなくす課題、ドローン兵器の使用制限、核軍縮などの課題が第一委員会で討議されていますね。紛争下での人権侵害をなくすために大切なことです。ばりばり頑張っているNGOが神々しいです。
人権を扱う第三委員会の討議はまさにこれから佳境になります。

私たちヒューマンライツ・ナウの国連総会での影響力は、まだまだ限られていて、なんとかしたい!と思っています。
ヒューマンライツ・ナウのニューヨーク事務所はインターン、ボランティアに支えられていますが、なんとか有給スタッフを採用したい、と強く思います。
優秀なロビイスト・コーディネーター兼ファンドレイザーをニューヨークにて常駐させているだけなのにすごい影響力のある国際NGOがあるのをみたりすると、とても刺激を受けます。

それには資金が必要ですが、なんとか早く実現したい!と思います。

ジュネーブとニューヨークに一人ずつ、優秀なロビイストを採用して、世界を変えるお手伝いをもっと効果的に進めること、それが私の、かなえたい目下の一番の夢です。

紛争下で罪のない人が殺され続けるそんな世界
女性や子どもが暴力や人身売買の被害にあい続けるそんな世界
人権活動家が迫害される世界
グローバルビジネスが人々を過酷労働に駆り立てて搾取している世界

グローバルな市民社会とのネットワークを強化してこうした問題を解決する一翼を担いたい

そう思い続けています。そして、NYにくると改めて思いが強くなります。

世界が近いところにある、国際政治の舞台であるニューヨークにいると、世界をこうやって変えたいといういくつもの課題への思いと、それを達成するための壁やハードルの高さを同じ瞬間に味わうことになります。
自分の力不足を痛感しながら、それでも前に進みたい。

そんな私を、以前の留学先でもあるニューヨークは温かく迎え、包んでくれます。
ブライアントパーク、セントラルパーク、チューダーシティ、アッパーウエスト、そして客員研究員として過ごしたNYUのあるグリニッチヴィレッジ、友人の皆さん。
感謝です。

さて、千里の道も一歩から。
ロビイストをはじめは、月額30万円でニューヨーク兼ジュネーブで一人採用し、
行き来してもらうとして、そのコストは、年間480万円。
+ジュネーブ滞在旅費がとても高いので、+100万円でしょうか。

世界に向けたファンドレイジング活動を進めてみたいと思います。そして、支援者や私たちのスタッフとなってくださる方との、素敵な出会いがありますように。

https://funds.gofundme.com/dashboard/create

やはり夢は言葉にしていうことから始まりますね。
ということで、心に思っているだけでなく、ブログで公開いたします。


2016年9月19日 (月)

シカクいアタマをマルくする 日能研に「人権は国境を越えて」

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今年9月は、あの日能研さんの電車広告で私の「人権は国境を越えて」の文書を使っていただいています。
あの有名な、シカクいアタマをマルくする
の出題ですね。
とても光栄です。

http://www.nichinoken.co.jp/shikakumaru/201609_ko/

100字以内にまとめなさい、と言われてしまうと、筆者の私も

どき

としてしまいますが、一生懸命考えてこたえを書いてくださる受験生の姿を思うと、胸が熱くなりますね。

3.11から5年半。改めて仮設住宅で不便な生活を送っている方々のことを考え、自分に何ができるかを、学生さん、若い方々そして大人の皆さんが考えてくださると嬉しいです。

私もこうして取り上げていただくことを励みとも、叱咤激励とも受け取って、日々自分のできることを行っていきたいと考えています。


日能研による解答と解説

解答例

仮設住宅で暮らすお年寄りたちを取材して、何に困っているか、どのような助けが必要かを知る。そして、そのことを周囲の人に伝えながら、一緒に動いてくれる仲間を募り、仲間と考えた改善策を国に提案する。

解説

文章中には、仮設住宅に住むお年寄りという、声をあげにくい人が劣悪な環境で暮らしている問題が指摘されていました。具体的には、「冬になると道路が凍ってしまうというのに、食糧支援も無く、移動を手伝ってくれる人も、医療巡回もない、水道は凍結してしまう」といった、劣悪な状況です。

孤立無援で援助が得にくい状況に置かれたお年寄りたちは、「見捨てられた気持ちになり、自尊心を失い、声をあげられなくなっていく」と文章中では述べられています。

こうした「実情」をふまえると、どのような解決・改善策が考えられるでしょうか。文章の前半に書かれていた、筆者がこれまでに行った活動内容も参考になるでしょう。具体的には「避難所等に行って人権状況を調査し、報告書をまとめ、政策提言をする」という活動です。つまり、「問題を共有し、支援の改善を政府に求め」たのです。

ほかに、自分自身がこれまで見聞きした情報や経験などをもとにして解決・改善案を考えることもできます。声をあげにくい人の立場になること、そして、問題を広く共有することが、この問題に取り組む上でポイントになるでしょう。

日能研がこの問題を選んだ理由
この問題では、東日本大震災の被災者を、人権保護という視点から守ることを話題にした文章をもとに、現在環境のよくない仮設住宅に住む「お年寄り」から見た問題点は何かをとらえ、その問題の原因をさぐりながら、どのようにして解決や改善を目指すのかという方法を自分なりに考えることが求められます。

文章中には問題を考える上で手がかりとなる、被災者が置かれているひどい状況や、それに伴う心情が描かれていました。

しかし、そこから何を問題点として取り上げるかや、それを解決していくための手段や方法は、一つに決まるものでも、保証されている「正解」もありません。また、一時的には解決したとしても、そこから新たな問題が起きる可能性もあります。そういう意味で、テスト紙面上だけで完結する問題ではなく、今後も向き合い続ける必要のある問題だと言えるでしょう。

まさに、この問題を通して、今後生きていくうえで「問題発見力・問題解決力」が大切だということを子ども達が実感でき、「問題発見力・問題解決力」を育成する必要性についても理解が深まるという点に魅力を感じました。

このような理由から、日能研ではこの問題を□○シリーズに選ばせていただきました。

2016年9月18日 (日)

セプテンバー

9月になりましたね。
9月は夏の終わりを引きずって移ろいゆく季節。
夏の疲れを回復し、盛り上がった夏のいろいろなことをあきらめたりとちょっとさみしかったりもする季節ですね。
そろそろパンジーを買ったりして、秋支度をしたり、秋の音楽を聴きはじめたり、体調を整えたり。
世代がばれますが、この時期は、原由子さんの「恋は、ご多忙申し上げます」が好きですね。
あとはジャズ。竹内まりやさん。

最近は、9月というと私は、国連総会と国連人権理事会が重なってありますので、NGOのお仕事としては、もう勘弁してくださいというくらい大変な時期だったりします。
ジュネーブやニューヨークに出張したりしてましたが、最近それぞれ代わりに活動してくださる方々や体制も確立してきました。でも、時々は自分で行って国際政治の現場感覚を確かめたり、実際にロビー活動や会合出席したりすることも大切なんですね。

9月の想い出というと、1995年、9月に結婚したことがもちろん一番人生では節目。
そして、結婚を祝う会の前に訪れた、国連・北京女性会議が人生の転機になったことも。
なんか人生が光り輝いていましたよね。
今年結婚21周年になりますので、いろいろ感謝に堪えません。

ちょっとさかのぼる1992年の9月も。。司法研修所の前期修習を終えて、夏休みは北海道に旅行に行き、初めて刑事裁判修習で東京地裁刑事1部に配属されました。係属していたのは、三浦和義氏の保険金殺害事件、隣の部では、宮崎勤事件など、当時の重大事件ばかりで、右も左もわからない当時、配属先の裁判官から大変親切にご指導いただき、忘れられない思い出ですね。

もう一つは2004年、ニューヨーク留学ですね。9月からロースクールがスタートし、私はインテレクチュアルの洪水を浴びて、本当に世界に目を開くきっかけとなりました。

もうひとつ忘れられないのは、1979年でしょうか。
バスケット部の先輩に初恋をしたころで、何しろ初恋が始まった季節ですので、鮮烈にその時の感情とか覚えていますね。
なぜか、学校中を巻き込む大騒ぎになってしまい、とんだハプニングも起きました。
尾木ママがいた中学校で、当時私は中学一年生でしたが、尾木ママのクラスではなかったので(もちろん尾木先生の素晴らしい評判は知らない者はおらず、轟いていましたが)、尾木ママの素晴らしい教育活動と関係なく、勝手に羽を伸ばして過ごしていました。
あのころはスカート長くして生意気で、先輩たちから目をつけられていましたね。
好きだったのは、世良正則さん(いまもコンサート、いってます)、亡くなった桑名正博さん、8月にはロックフェスに一人で行ってたりした、いろいろ開眼した時期ですね。
竹内まりやさんの「セプテンバー」もこの時期の曲で、とてもなつかしいです。
先日、その憧れの先輩をFacebookで見かけたら、今も素敵に活躍されていて、嬉しかったですね。

さて、今年はというと、9月早々、ヒューマンライツ・ナウとして、児童ポルノに関する調査報告書を出したり、沖縄・高江に行ったりして忙しく過ごしていました。
体力的には高江で圧倒的な現実を見つつ、炎天下での行動に立ち会って、かなり疲弊してしまいました。。
毎日現場にいる方にはこんなふがいないことで申し訳ないですが、あの抵抗運動を毎日毎日続けていらっしゃる方々に心から尊敬の念を抱くとともに、高江へのサポートが本当に必要だと痛感しました。
私のツイッターとFacebookに高江の様子、写真や動画付きでアップしていますので、ぜひ見てください。
21日には報告会も開催します。http://hrn.or.jp/news/8555/
みなさん、ちょっとでも時間があったら高江に行って応援してほしいです。

他方、児童ポルノ調査報告書は多くのメディアにも取り上げていただき、いろんな反響がありますが、業界団体等では改善が進みつつあり、表には出ないいろんな動きも進んでいますね。
まだこれからの課題ではありますが、手応えを実感しています。

そんなわけで、ちょっと体調を整えて本格的な秋に向けて、ギアチェンジをしないといけないですね。
また黙々と仕事をし、努力をします。

さて、昨日始まったエレファントカシマシの日比谷野音、初日に行ってきました!

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こちらのバンドの宮本様はじめみなさまは、同学年なので、一方的に応援していますが、いつも大変刺激をいただき、ご活躍には本当に励まされています。
宮本様は変わった方と言われますが、丙午年で大切に育てられた世代、「あれはあるよね」ととても理解できます。
しかし、常に他を引き寄せない音楽性で今も独走中で、ひたすらすごいというしかありません。
昨日も「俺個人の努力で30年」と言ってましたが、本当にそれはそのとおりですね。偉大です。

昨日のライブ、とにかく圧巻でした。
比類なきサウンド、宮本様の声も驚異的に美しく。
益々進化中という感じで、尊敬します。
名曲「ズレてるほうがいい」「悲しみの果て」「四月の風」「今宵の月のように」・・・・・

「今宵の月のように」の時には月が出ていませんでしたが、最後のほうに月がきれいに。
月を見上げ、また明日から自分もがんばろうといつも思わせてくれる。

心から感謝。

あるある 芸能人スカウト?からAV出演強要 くるみんアロマさんと対談しました。

AV出演強要の事件に取り組む中で、芸能人、モデルのスカウトはとっても危険な落とし穴があることがわかってきました。

「元グラドルが語る AV出演強要に至るまでの流れ」
http://news.livedoor.com/article/detail/11745523/

この記事はとてもリアルですね。グラドルやタレントとしてスカウトされたとき、全部ブラックというわけでないとしても、かなりの場合危険があるということ。
それでも、スカウトされて芸能界で活躍している人も多いのですから、まともな事務所だったり、大きなチャンスだったりするかもしれない。
どうしてもやってみたいという時に、どうしたらいいの?

スカウト時の注意事項、意に反することをさせられないための注意事項など、とてもためになります。
みんな賢くならないと! ですね。是非多くの若い女性に読んでほしい。

ユーチューバーのくるみんアロマさんが、過去に出演強要されたことを勇気あるカミングアウトしてくれました。

Photo


彼女から聞いた手口、私が相談を受けた女性たちとよく似た手口で本当にびっくりしました。

本当に夢がかなう、有名になれるかのような話を巧妙にしてだまし、「それなら、、、」と次第に追い込まれていく、
洗脳の手口です。
いかにも芸能界の大物につながっているかのような話をして、ブレークさせるためのトレンドを知り尽くしているような話をして、AV出演に追い込んでいくのです。
全部ウソ。若くて芸能界の事情を知らない女性をだますのは、悪い奴らにとっては赤子の手をひねるようなものでしょう。

若い女性たちの夢を搾取して、手玉にとって、食い尽くす大人たちには本当に要注意。

是非見てくださいね。

AV出演強要、ユーチューバーの過去「音楽デビュー信じた自分」

第一話
https://www.youtube.com/watch?v=a4ZCgdALkN8


第二話
https://www.youtube.com/watch?v=Oeop60MmzIo

第三話
https://www.youtube.com/watch?v=raFSSgiQFGU

第四話
https://www.youtube.com/watch?v=jqp_P0eNgxw

第五話
https://www.youtube.com/watch?v=xf9IU6b2FjE

第六話
https://www.youtube.com/watch?v=dZB21o7DmyE

続きは、ヒューマンライツ・ナウのイベント
10/11(火)国際ガールズデー 「私がスカウトされた時 そして、今。」

に、くるみんさんにゲストにきていただいてお話しします。是非会場に足を運んでくださいね。
http://hrn.or.jp/news/8477/
https://www.youtube.com/watch?v=vyoFEg7VtCU

«児童ポルノをめぐる実情について調査報告書を公表。子どもたちを守るために何が求められているのか。

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