2019年3月11日 (月)

3・11そして3・12 ニューヨークでお会いしましょう!!

今週よりいよいよ国連女性の地位委員会CSWが開幕いたします。

これに併せて、私もニューヨークに入ります!!
ヒューマンライツ・ナウでは、3月11日夕刻に以下のイベントを開催いたします。

「#WeTooとオリンピック:
スポーツ界の差別と性暴力に対して声をあげよう」
http://hrn.or.jp/news/15393/

急なご案内ではございますが、アフターファイブのイベントですので、

是非、お時間のあう方はご参加いただけますと幸いです。

CSW期間中にニューヨークにいらっしゃる皆様も心よりお待ち申し上げています。

また、併せて、ニューヨーク日系人会(JAA)ビジネスウーマンの会主催で、

3月11日夜に「ニューヨークで働く女性たち」シリーズ企画・第3弾日本を騒がせる人権問題総ざらいーーーここがおかしい!ハラスメントの実態と解決への道

http://jwb-ny.org/meetings/

を開催いたします。こちらも是非ご参加いただけると嬉しいです。

ニューヨークで多くの方々にお目にかかれますことを心より楽しみにしております。

「#WeTooとオリンピック:
スポーツ界の差別と性暴力に対して声をあげよう」

来る3月12日、NY市内でヒューマンライツ・ナウ主催の女性の権利に関するトークイベントが行われます。(原題:#WeToo & Olympics: Collective Voice Against Discrimination and Sexual Violence in Sport)


女性の地位委員会(Commission on the Status of Women, CSW)と平行して開催されるNGO CSWでは、女性の権利や地位向上のために活動する世界中の市民団体が、様々なテーマのパラレル・イベントを行います。

今年もヒューマンライツ・ナウは、以下のゲスト・スピーカー2名と伊藤和子事務局長による女性や少女の権利についての討論を予定しています。Eメールによる参加申し込み受付中です。

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日程:2019年3月12日(火)
時間:6:15pm-7:45pm
入場開始:6:00pm
場所:The Armenian Convention Center (Vartan Hall)
住所:630 2nd Ave New York, NY 10016
入場:一般公開&無料(寄付歓迎)
使用言語:英語
参加申し込み:hrnnyinfo@gmail.com

ゲスト・スピーカー

• ナンシー・ホグスヘッド・マカー氏(Ms. Nancy Hogshead Makar)
オリンピック水泳金メダリスト。公民権弁護士。スポーツ界の少女・女性に法的アドボカシーを施す非営利団体ChampionWomenの取締役。共著に、性別による差別を禁止する連邦法と社会変革を書いたEqual Play, Title IX and Social Changeがある。

• ジェニファー・セイ氏(Ms. Jennifer Sey)
アメリカのオリンピック・ナショナル体操チームメンバーに7回選抜される。1986年のナショナル・チャンピオン。リーバイス(Levi Strauss & Co.)のシニア副会長&チーフ・マーケティング・オフィサー。エリート体操選手としての体験を基にした著書Chalked Upは、ニューヨーク・タイムズEブックのベストセラーにもなっている。

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2020年の東京オリンピック開催まで残りあと1年半足らずとなりました。オリンピックは世界中の注目を浴びる国際イベントです。主催国内ならびに国際社会で、少女や女性に対する差別や性的暴力、さらには人権一般に対する意識を高める絶好の機会でもあります。

今回のイベントでは、アメリカのスポーツ界における差別や性的暴力の実態、それらが許されてしまう社会的あるいは文化的背景、被害をなくすための取り組みなどを紹介するとともに、スポーツ界、そして社会一般における女性に対する差別や暴力をなくす必要性を討論します。また、声を上げた被害者を大勢でサポートすることによって社会変革を可能にする#MeTooや#WeTooの重要性と可能性についても討論します。

下記からイベント案内ページがご覧になれます。

http://hrn.or.jp/news/15393/

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JAAビジネスウーマンの会

2019年3月講演会&交流会:NYで働く女性たちシリーズ第3弾、伊藤和子 日本を騒がせる人権問題総ざらい「ここがおかしい!ハラスメントの実態と解決への道」
講師:伊藤 和子さん(弁護士、国際人権NGO・Human Rights Now事務局長、ミモザの森法律事務所代表)
モデレーター:津山 恵子(国際ジャーナリスト) 

♦ 日時:3月11日(月) 受付開始 6:30pm /開演 7:00pm

♦ 場所: 日系人会ホール  49 West 45th Street 11階

♦ 参加費(軽食付) ゲスト $30/JAAメンバー $25 /学生 $20(現金 or チェック=宛先 JAA)

♦ お申し込み・ご質問  event.jwb@gmail.com (自動返信応答あり)

· 講演会後は、軽食と共に、参加された皆さんとの交流会となります。

· 参加費は、食事等の経費を差し引いた全額は、日系人会への寄付となります。

· 当会主催の講演会は、すべてボランティアで運営 しています。

講演会の内容:

女性であることで理不尽に差別されずに、やりがいのある仕事を求めて弁護士になった伊藤和子さん。弁護士活動と共に、国際人権団体・Human Rights Nowの事務局長として精力的に世界の人権侵害に取り組む活動を続けておられます。3月の国連本部での国連女性の地位向上委員会イベントに参加のためにニューヨーク入りされるのに合わせて、昨年3月に続いてお話いただきます。

今回は、その後も日本を騒がせている人権問題や女性を取り巻く事件や問題などについてその実態や本質的問題の解説や解決策について、時間の許す限りお話を伺いたいと思います。

昨今、日本でニュースとなった話題を挙げてみますとーー
<女子学生の医学部不当受験問題><ヤレる女子大生><NGT48山口さん><技能実習生・外国人労働者問題><熊本県子連れ議員><慶応のレイプ犯不起訴><就活中のセクハラ被害

2019年2月26日 (火)

場違いで居心地の悪い感じを生きていく。

東南アジア、タイとカンボジアへの出張に出ています。

今はバンコク、とても好きな場所です。私がアジアと出会ったのは1991~1993年。
1993年5月の連休に行ったバンコクは本当に忘れられなくて、
すごく変わってしまったけれど、今も昔と変わらないところがとても好きです。
今回一人で出張なので、夜はふらふら。今日はカオサン通りに久し振りにいきましたよ。
一人でカオサン通り!
1993年に行った時には、「ああ自分にはちょっと似つかわしくないところだわ」と
おそるおそる覗いて帰ってきましたが、それから月日は流れ、
私よりずーっと若い若者たちが我が物顔でのし歩いています。
以前は「私には大人すぎる、ディープすぎる」だった場所が、
「私にはこの場所、若すぎる」にいつのまにか変わってしまい、
ちょうどぴったりという時期がなかったなあ、と苦笑してしまいます。
そこで私は、今回も場違いなところに来てしまった、という居心地の悪さを感じながら、
それでも一人でカオサン・スパの真正面の名物バーの2階で一人で飲んでいるのです。
上を見上げてみんなが写真を撮っているというのに、周りは欧米からきた若いカップルだらけなのに、そこで悠々と飲んでいるのです。
もちろん場違いなところにいるなあ、と思いながら、私はあまり阻害されたりせず、少しは肩身の狭い思いをしていますけれど、それでも楽しんでいるのです。
思えばずーっとそういうことの繰り返しみたいな気がします。背伸びして、場違いでも素敵だなと思ったら、好奇心でどんどん行ってしまう。
それは内気な少女時代、保育園は中途で入り、小学校も保育園と違う地域で誰一人知る人がいないなかで体験したり、という時から場違い感があって、
その後も、中学三年生で表参道に行き初めて、制服のままでマイケルジャクソンが流れるラフォーレ原宿をうろうろしていたときも
初めて東南アジアの旅をしたときも
ニューヨークに留学してクラスメートとの初めての懇親会で英語がさっぱりわからなかったときも
初めて国際人権NGOをつくって海外のいろんな関係者に面談して、驚かれたり怪訝そうにされたときも
国連の会議でロビーを始めた時も(特にフランス人の皆さんから冷たくされたのを覚えてますね。。)
そんな感じだったと思います。
結構周囲の人から軽く軽蔑されたり馬鹿にされてるんじゃないかな、と思ったりしますが、場違いと感じながらもそこに飛び込まないではいられない。
そして場違いながらも楽しんでしまう。まあどう思われるかなんてどうでもいいっていう感じになるんですね。
そんな感じで、地図にない道に無手勝流で切り開いてきた感じがします。
旅行に行っても、以下に場違いでも派手なところに行くのが好きで、「あの場所」と思ったらそこで過ごしてしまう。
だいたい家族も一緒のことが多いのでその時は場違いとはあまり思いませんが、それに飽き足らず、一人で行ってしまう。
おそらく、場違いな感じがない時って、なんだか万能感でブイブイやっているときって、
それはそれで楽しいし充実しているんでしょうけれど、
刺激がないし発展性がない。だから場違いな人間関係や場違いな場所を求めていくのかなと思います。
場違いなところに迷い込んだだ私の存在に戸惑ったり驚いたりしている人、興味津々でいろいろ聞いてくる人を観察して楽しんだりもしています。
そして、そういう場違いな人もおおらかに包み込んでしまう、多国籍で猥雑な空間が好きです。たとえばバンコクやニューヨークの街角。
日本はそういう意味で多様な物、場違いな人を受け入れる包容力をもっともってほしいなあ、と思います。
日本で場違いな居心地の悪さを感じている方、生きづらさ、と言ってもいい状況かと思いますが、場違いでも周囲を気にせず、楽しんでしまうという方法もありますよ、と申し上げたいです。

2019年2月 9日 (土)

虐待死とDVの悪循環の悲しさ。私たちに何ができるだろう。野田市の事件に思うこと

千葉県野田市で、小学校四年生の女の子が自宅浴室で死亡した事件。女の子は学校で取られたアンケートに

「お父さんにぼう力を受けています」「先生、どうにかできませんか」

とSOSを送ったのに、公的機関は適切な対応ができず、教育委員会に至ってはアンケートのコピーを父親に見せる等したことが明らかになっています。

 

さらに衝撃を与えたのは、逮捕された母親も、父親からのDVを訴えていたと報じられていたことです。

 

夫の暴力とその恐怖によって家庭が支配され、夫婦間の暴力と子どもへの虐待がコインの両面のような関係になり、最も弱い子どもが犠牲になる。

 

何度いたたまれない、悲しいことでしょうか。

 

しかし、これは決して極端な話ではありません。私が手掛けてきたDV事件も一歩間違えたらこうなっていただろう、と思い、背筋が凍る思いがしました。

 

こうした悲劇の萌芽は実は多くの家庭が抱えている。だからこそ、この事件が突き付けた課題は重いと言えます。

  

 

 DV、その被害は日本では深刻です。

 内閣府の調査によれば、配偶者から「身体的暴行」「心理的攻撃」「経済的圧迫」「性的強要」のいずれかの被害にあった女性は30%を越え、そのうち身体的暴行を受けた女性は約20%とされています。男性が配偶者からの暴力にあうケースも無視できません。

 「なぜDVから逃げ出さないの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

  しかしDVが始まると多くの女性は驚きや恐怖から身動きが取れなくなりがちです。人格を否定する暴言を浴びて、自分を価値のない人間だと思いこまされ、この人といるしか道がない、絶対に離婚はできないと信じ込まされます。

  DVにも波があり、嵐が収まれば優しい時も多いので、翻弄され、

 「共依存」

 という関係に陥ることがしばしばです。

  やがて、被害者自身が、暴力を周囲にもひた隠しにして、人間関係の殻に閉じこもり、益々支配されるようになります。

  私が手掛けるDV事件のなかには半年間足らずで完全に洗脳されてしまった女性もいるほど、DVの猛威は深刻です。

  そしてDV=力で家庭を支配する者が暴力の矛先を子どもに向けることは自然なことであり、被害者である女性は共犯者になってしまうのです。DVのストレスから母親が虐待を止められなくなるケースもあります。

  そして、 「虐待の連鎖」

  というように、暴力を間近に見て育った子どもは自分の家族に暴力をふるうようになる。その影響の大きさを考えると、家庭内のDVは決して放置できない深刻な問題です。

 DVや虐待の悲劇をどうしたら防げるか、国は明確な対策に乗り出すべきです。

まず、周囲が手遅れにならないうちに介入し、DVをする配偶者から引き離すことが大切です。

DVはなかなか治りませんし「我慢しろ」と言うのは最悪の結果を生みます。

特に、最初の子が生まれる前後でDVは深刻化しますので、周囲がよく注意して話を聞いてほしいと願います。

DVは離婚の原因として認められ、最近は「保護命令」という制度で被害者が守られます。

一日も早く暴力に支配される家庭から「逃げる」ことを促してほしいです。

 逃げるは恥だが役に立つ、といいますが、恥ですらありません。

困難を乗り越えようとする我慢強い女性、「彼を幸せにしたい」と思い優しい女性に限って深入りして、逃げられなくなりますので、本当に注意してあげてほしいです。

若い人たちの教育も大切です。

DVの危険な性質を理解して、交際相手による暴力や暴言を決して許さないし見過ごさない、DVの兆候があれば交際しない、早めに別れるべきだとしっかり教える必要があります。

そして、親しい人~家族に決して暴力をふるってはならないという非暴力の教育を小学校から大学まで、徹底する。

児童虐待の悲劇をなくすためには、「今ここにある危機」への対応とともに、芽のうちから摘み取る努力が何よりも必要です。

 

2019年1月19日 (土)

2月12日バレンタインチャリティーパーティーのご案内

寒い毎日が続きますね。一月の新年ってとても輝かしいですけれど、急にインフルエンザとか風邪、寒いから急に体調悪くなったりしがち。いかがお過ごしでしょうか。

でも、もうすぐ2月になり春が近づきます。

私の最近の近況としては、あと1ヶ月後に迫った

2月12日のチャリティ・ディナーパーティー

ヒューマンライツ・ナウ
Love and Human Rights
バレンタイン・チャリティーディナーパーティー

Photo

の準備でいろんな方々にお誘いをしております(^^)

https://hrn.or.jp/charityparty_2019/

なんと、ヒューマンライツ・ナウが初めて開催するチャリティパーティーなんですね。

これまでもネットワーキングパーティーは時々開催させていただいていたのですが、

 正式なチャリティ・パーティーは初めてです。

これまでのイベントと違って少し高めの価格設定なのですが、、皆様にご協力いただいて、是非、成功させたいと思ってます。

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 これまでは「あまり高額のお支払をいただくパーティーって、ちょっと申し訳ないなあ」と思ってきました。

でも、今回開催することになったのは、より多くの方に支援をしていただきたい、理解をしていただきたい、そして、団体をもっと成長させたい、と思うからなのです。

日本の市民社会はどうしても資金力が足りなくて影響力が足りないと言われています。

特に人権団体にはお金が集まりにくいです。

でも、そんな中で人権団体があまり活動をできないと、人権意識も高まらなくてみんなが苦しんでしまう、、そんな負のサイクルを変えたいなあ、と思うんですね。

 例えば、お金を使うのでも、教育や貧困、途上国の現場の支援、そんなところにカンパを送られる方もいるかもしれません。でも人権侵害の構図の一番末端で起きてしまっていることを何とかするためにも、そうした問題を生み出している、構造そのものや仕組みを変える、そうした構造だったりカルチャーを許してしまっている、その部分を変える努力をしていく必要がある、と私は思うんです。

みなさんがちょっとお金の使い先に民間セクター、なかでも人権NGOへの寄付を考えていただけたら。。。それはきっと未来に人々が大切にされる社会をつくるための投資になると思います。

そしてそれを若い世代にバトンタッチしていきたい。ヒューマンライツ・ナウには、それこそ毎日毎日、すごいたくさんの人権の相談が来て、まるでオフィスは社会の縮図、「みんな私たちのことを公的な機関(Institution)と思っているかな」と思ったりします(^^)

 ご要望にお応えするために、毎日がんばっていますが、でも私も生身の人間だし、持続可能にやっていくためには個人の努力だけではだめで、団体が大きくなって、若い人たちを育てて、次世代にバトンタッチしたいなあ、と思います。

 チケット18, 000円(1月申し込みの場合)って、一日にすると50円なので、数ある支援先の中から一部だけ、ヒューマンライツ・ナウもお金の使い道に含めていただけたら、もっと大きな変化を作れるんじゃないかな、と思います。

 そして、パーティーですから、新しいつながりもできる。かけがえのない友達とか、新しい発想とか。

 バレンタインデーは愛の一日ですが、こんなパーティーに出て愛を感じる素敵なバレンタインデーを過ごすのもいいのではないかな、と思います。

 みなさんのご参加お待ちしてます!

#新しい出会い

#真っ当なNGOにお金を

#バレンタインの過ごし方

開催概要

 

日時   2019年2月12日(火) 19:00〜21:00
場所   シャルマンシーナ TOKYO
       東京都渋谷区神宮前4-5-6
シャルマンシーナ TOKYO
参加費
20,000円 (2月以降お申し込みの場合)
18,000円 (1月31日までにお申し込みの場合)

当日は愛の気持ちを表すために、赤いものを一点身に着けてご来場ください。
主催/連絡先
                        認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ
Tel:03-6228-1528
                        Mail:event@hrn.or.jp                     

呼びかけ人

久保利英明 濱田邦夫 菊間千乃 国広正 寺尾のぞみ 伊藤真 道あゆみ 大西基文 ほか

トークセッション

ひとりひとりの人を大切にし、
豊かな社会につなげる
〜企業が取り組む人権活動のご紹介〜

株式会社フジテレビジョン / 報道局員 阿部 知代 氏
株式会社マネーフォーワード / 取締役 瀧 俊雄 氏
株式会社メルカリ / ビジネスリーガルチームマネージャー  上村 篤 氏
LINE株式会社 / 公共政策室社会連携チーム 松根 未和 氏                

チャリティ・オークション

                

著名人の方にご協力を得て出品いたします。

参加申込

 

下記のボタンからお申し込みください。(外部サイトへ移動します)

https://2018hrn-charityvalentine.peatix.com/

Cover9gjc2kb0bhhycnu9iaufwjjfux6gax

上記方法が困難な方につきましては以下の方法でお願いいたします。

  •                         事務局へ連絡
    Mail:event@hrn.or.jpもしくはTel:03-6228-1528
    件名を「チャリティパーティ申し込み」として
    お名前とふりがなをご明記のうえご連絡ください。                     
  •                         参加費の振込み
    銀行名:三菱UFJ銀行 普通口座
    支店:上野支店(337)
    口座番号:5466424
    口座名:トクヒ)ヒユーマンライツナウ

 

2019年1月16日 (水)

強制結婚からの自由を求めたサウジの少女。なぜ国際政治が動き、カナダ政府に受け入れられたのか。

第三国の受け入れが決まり、安堵の表情を浮かべるクヌーンさんのツイッター投稿

新年あけましておめでとうございます。

 今年は早々から、女性の権利を巡ってひどいニュースが相次いでいますが、新年はちょっと明るいニュースからスタートしたく、海外の記事をご紹介します。

■ サウジアラビアの女性をタイで国連が保護

新年早々、タイの国際空港を舞台に以下のような出来事があり、世界中が大きな関心を寄せてきました。NHKが報じています。

サウジアラビアの女性が、親から強制的に結婚するよう迫られたとして、海外への逃走を図り、タイの空港で拘束されましたが、「送還されたら殺される」などと訴えて国連が保護する事態となっています。

サウジアラビア出身の女性、ラハフ・クヌーンさん(18)は6日、家族と隣国クウェートに旅行中に1人で抜けだし、タイの首都バンコクに向かいました。

タイの当局は、家族からの通報を受けたサウジアラビア大使館の要請を受け、空港でクヌーンさんのパスポートを没収したうえで、空港内にあるホテルで拘束しました。

クヌーンさんは、ツイッターで「送還されたら殺される」などと訴え、タイの当局が事情を聞いたところ、親に強制的に結婚するよう迫られたため逃走を図ったと説明したということです。

この問題については、欧米メディアなどが大きく取り上げ、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所が対応に乗り出し、クヌーンさんを保護する事態となりました。

出典:NHKニュース

 サウジアラビアをはじめ、中東の一部地域では、少女が親によって強制的に結婚させられるしきたりがいまだに根強くあります。

 そしてそうした一家のしきたりに従わなかった場合、そのような不名誉な女性が家族にいることは「一家の恥」として、家族の名誉のために、家族が女性を殺害していまうこともしばしば発生します。これを「名誉の殺人」と言います。

 そして、いったん結婚してしまえば、女性は様々な自由を奪われてしまい、厳格なシャリア法のもと、女性からの離婚は制限され、不貞を疑われれば、むち打ちの刑等を処せられます。

 そのため、結婚を拒絶して、逃げおおせるには、海外逃亡しかない、とこの女性は考えたのでしょう。そして、名誉殺人の習慣を考えれば、「送還されたら殺される」という訴えはまさにリアルなのです。

 彼女の訴えは、少女のわがままでもなんでもなく、自由と生き死にに関わることだったのです。

 ちなみに、サウジアラビアといえば昨年、女性に自動車運転が解禁される、という前向きなニュースが流れましたが、女性の人権のために活動していた人たちが拘束されたり、10月には著名なジャーナリストが殺害されるなど、人権問題については非常に闇が深い国です。

■ クヌーンさんがTwitterでSOS。世界に支援が広まる。

 クヌーンさんは、普通の18歳の少女。

 マララさんのような国際的に著名な人ではありませんでしたが、今年1月はじめに彼女がタイで拘束されて以降、急速に国際的な支持が広まり、彼女の状況が世界の主要メディアで報道され、国際関心事となりました。

 先ほどのNHKニュースに

タイの当局は、家族からの通報を受けたサウジアラビア大使館の要請を受け、空港でクヌーンさんのパスポートを没収したうえで、空港内にあるホテルで拘束しました。

 とありますが、ホテルに拘束された後に彼女のとった行動が世界中に知られることになったのです。

 彼女はTwitterで発信を始めたのです。

 彼女のツイートは1月5日に始まります。最初はアラビア語で書いていましたが、次第に英語で発信し始めます。

 訳すると、「私はクエートからタイに逃げてきた少女です。私は大変な危機的状況にあります。サウジの大使館が私を強制的にサウジアラビアに帰国させようとしているから。私は空港で乗継便を待っています。」というものです。このツイートがリツイートされ始めました。

 次に、彼女は自分の顔写真を自撮りしてツイッターにアップ、Rahaf Mohammed Mutlaq Alqununという名前も明らかにします。

 彼女は「失うものは何もないから、私のすべての情報を明らかにする」と宣言して、こうした情報を公開し、国際社会に助けを求めます。

 するとこのツイートはまたたくまに世界中でシェアされ、現地人権団体や国際的な報道機関が彼女と接触、国際的な応援の声がツイッター上で広がりました。

 1月6日には彼女を強制帰国させるクエート行きの航空便が手配されているなか、彼女は公式に自ら、国連の介入を求めました。

 さらに、タイ警察に対し、ノン・ルフールマン原則に従い、タイで難民申請手続きを開始してほしい、と訴えました。

 「ノン・ルフールマン原則」とは、生命や自由が脅かされかねない人々(特に難民)が、入国を拒まれたり、強制送還されることを禁止する国際法上の原則です。18歳の少女がこうした手続について話せる、というのはすごいと思います。

 こうした彼女の訴えを受けて、1月6日にはさっそく、署名サイトChange.orgで、彼女を助けようという署名が立ち上がりました。この署名サイトは数日間で9万人以上が署名し、国際問題になったのです。

 勇敢な少女のツイッターでの発信と、それに答えたインターネット上の国境を越えた支援の広がりによって、彼女の実情は世界中の主要メディアによって報道されるようになり、国際的な関心事となります。

 この日、彼女自身のツイッターアカウントの発信はきわめて活発で、ツイッターを駆使して世界中に事態を訴え、サポートを求めました。別の国に暮らす彼女の友人もアカウントを一緒に管理して、彼女の情報発信を助けました。

■ 国連が保護し、カナダが受け入れるまで

 1月6~7日の間に既に彼女はタイの弁護士にコンタクトを取り、弁護士が彼女に対する強制送還を差し止めるための仮処分申請をしましたが、残念なことにタイの裁判所はこれを認めませんでした。

 彼女の乗るクエート行きの飛行機が手配され、彼女は強制送還されてしまったのだろうか、と多くの人が心配していましたが、彼女の友人が彼女に代わってTwitterを更新。彼女はまだタイにいて、助けを求めている、と訴えるビデオメッセージを発信しました。

 ここから国際政治と国連が動き出します。

 1月8日に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、スイス・ジュネーブで会見。

「クヌーンさんは現在、タイの安全な場所で国連の保護下にあり、国連が難民として認める手続きを進めている」としたうえで、「国連は人々が危険にさらされると感じる場所に返還することはしない」と強調

出典:NHKニュース

 したと報じられています。

 実は、タイは難民条約を批准していません。ではタイで助けを求めた人は難民になれないか、といえば、そうでもないのです。

 UNHCRが難民と認めた人(マンデート難民といいます)にはUNHCRとして事態に介入して、保護を進めていく、ということになるのです。

その後、国際社会の支援が一気に進み、クヌーンさんはカナダへの受け入れが決まりました。その経緯は、以下のとおり報じられています。  

UNHCRは詳しく話を聞いた結果、クヌーンさんを難民に認定しました。

  これを受けて、カナダとオーストラリアが受け入れを検討する考えを示していましたが、タイの当局は11日夜、会見を開き、クヌーンさんがカナダを選び、タイを出発したことを明らかにしました。クヌーンさんは今後、カナダ政府とIOM=国際移住機関の保護を受けることになるということです。

出典:NHK

 

 こうしてクヌーンさんは、無事にカナダで受け入れが決まり、12日には無事、カナダに到着しました。

 ピンチに屈することなく、知力と気力を尽くして本当によくがんばり、国境を越えた素晴らしいキャンペーンに支えられ、自由を得ることができたのです。

 

画像

(クヌーンさんの命綱となったツイッター。今やフォロワーは17万人を超える。)

■ 考えたいポイント

この件は、何よりも若いクヌーンさんのSNSを活用した、最後まであきらめない勇敢な行動が国際的な支援を呼び、最終的に国連が動いて彼女の自由をサポートした、という点が現代的でとても新しい難民保護の事例といえるでしょう。クヌーンさんには本当に大きな祝福を送りたいと思います。

そのうえで、今回の経過を振り返って、私たちが考えてみたいポイントがいくつかあります。

(1) まず、国連がクヌーンさんを難民として認定したことについてです。

これまで難民といえば、政治的な迫害を受けた人々、と考えられてきました。しかし、近年では、女性やLGBT等、ジェンダーやセクシュアリティに基づく迫害・差別によってクヌーンさんのように強制結婚や名誉殺人の危険にさらされたり、LGBTであることを理由に処刑の危険にさらされる人たちがいることがクローズアップされるようになりました。

 そこで、近年では、UNHCRや欧米諸国もこうしたジェンダーやセクシュアリティに基づく迫害を受けた場合も難民として認めよう、という認識が共通になりつつあります。

 クヌーンさんがすぐに難民と認められたのはこうした経緯によるものです。

 日本も是非これを見習ってほしいものです。

(2)   もうひとつのポイントは、タイが難民として引き受けない場合であっても、第三国が引き受ける事例があるということです。

 この場合、カナダとオーストラリアは早々と、自分たちがクヌーンさんを受け入れます、という意思表明をしました。

 これは日本語では「第三国定住」、英語ではResettlementという制度です。

 難民受け入れ先進国は、自国に直接訪れて庇護を求めてきた難民を受け入れるだけでなく、人道目的から積極的に、他国にいて苦しんでいる人を難民として受け入れる国際貢献をしてきました。

 特にカナダはこうした難民の受け入れに積極的です。

 この二国の受け入れ表明を受けて、クヌーンさんが選択権を認められ、カナダに行くことを選んだのです。

 日本は全く蚊帳の外で、NHKはしばしばこのニュースを伝えていましたが、日本が受け入れる、ということは全く考えていなかったようです。そもそも日本は「第三国定住」はきわめて限定されており、今はミャンマー難民受け入れ等のプログラムが試験的に実施されているだけで、広く世界中で困っている人を積極的に第三国定住で受け入れるシステムがないのです。

 そのため、こういう時にあまり役に立たないのです。

(3)  そして、仮にクヌーンさんが訪れたのがタイでなくて日本だったらどうなっていたでしょうか。

  日本の難民認定率はきわめて低く、2017年で、たったの20人にとどまっています

 たったの20人! です。

 しかも、いま世界で大問題になっているロヒンギャの人たちも難民として認めない姿勢を貫くなど、クヌーンさんが訴えていたノンルフールマンの原則に関する理解も十分でないのが現状です。

 難民認定の要件が著しく厳しい日本では、クヌーンさんが難民として受け入れられたか、しかもこんなに迅速な対応がされたか、といえば、そうはならなかったでしょう。強制送還されていたかもしれません。

 しかも、難民申請者への収容方針がとても厳しいですので、携帯電話も取り上げられて収容され、Twitterのキャンペーンなどすらできなかったかもしれません。

 そして、仮に国連が介入したとしても、タイのように国連と緊密に協議のうえ、カナダに引き渡す、というような柔軟な采配を取っただろうか、といえばそれもクエスチョンマークです。日本は難民の受け入れについて国際的なスタンダードから大きくかけ離れているのです。

(4)  ここからは全くの仮定の話ですが、仮に、万が一、日本が受け入れを表明したとして、日本は選んでもらえたでしょうか。

 このように難民の受け入れが少ない国、そして、ジェンダー平等も進んでいない国に来たいと思ったでしょうか。

 ちなみに、2018年のジェンダーギャップ指数でカナダは16位、日本は110位、サウジアラビアは141位です。

 カナダのトルドー首相は自らをフェミニストであると言い続け、昨年発生したサウジアラビアの人権活動家の拘束に対しても、毅然と声をあげ、サウジアラビアと関係悪化をしても姿勢を貫いてきました。

 こうした事情を聡明なクヌーンさんも知っていたのかもしれません。自分が命を懸けて逃げ出し、たどり着く国が、女性の権利を大切にする国なのか、女性の権利に関して一本筋を通している政府かどうか、を若い女性は見極めるのではないでしょうか。

 こう考えると日本の現状が大変悲しくなりますが、日本が海外で迫害され、困っている人たちを受け入れる、そして選ばれる人道大国であってほしい、と私は願います。

■ サウジアラビアや中東で生きる女性や少女たちの未来のために

 

 今も世界で続く強制結婚や名誉殺人などにより、多くの女性たちがとても不自由なおびえた生活を強いられ、場合によっては暴力にさらされ、殺されています。そうした女性を難民で受け入れるということは本当に国際貢献の第一歩というべきでしょう。

 日本もこうした貢献のできる国に早くなってほしいと心から願います。

 今回の事件では、クヌーンさんの勇気と知性、行動力は驚くべきもので、伝統的なサウジアラビアの女性像を大きく覆し、世界が称賛しました。彼女のように知性と勇気を兼ね備えた女性たちがサウジには確実に育っている、そのことはとても頼もしい、勇気づけられることです。他方でそうした女性たちに強制結婚などの旧来のしきたりを押し付けようとする伝統社会の理不尽さが一層浮き彫りになりました。

 今後も、若い世代と伝統社会の対立は深刻になっていくことでしょう。

 日本からも私たちにできる、中東の少女や女性たちの未来を応援できるサポートを是非考えていければと思っています。

参考: ヒューマンライツ・ナウが2018年に公表した報告書(英語)

  http://hrn.or.jp/news/14306/ サウジアラビアは88頁から。

                                        (了)

 

 

2018年12月31日 (月)

交際相手・結婚相手には、はっきり言いましょう。最初が肝心。

若いころの恋愛の失敗から得た教訓についてお話します。

若いころにつきあっていた人に対する不信感が募り、別れる頃には「大嫌いな人」になっていました。なぜそんなことになったのか。その頃私は恋愛というものがわかっていませんでした。
「おかしい」と思ったことをその場で言わずに飲み込んだこと
それが原因です。
彼氏の発言の中で「これはおかしい」と思うことがありますよね。
しかし、まあいいかと思い、言わずに飲み込んでしまう。そうすると、それは「同意」と受け取られてしまいます。
例えば「女の子は甘いものが好きだからね」というびっくり発言。
別に甘いものが好きじゃないし、女の子でひとくくりにされることに違和感がありました。
でも、「うん」と言ってニコニコしている。
はっきり言う女の子は嫌われる、とか、わがままと思われたくない、とか
その人は年上だったので、意見すべきじゃない
伝統的な考えを持っているけど、別に悪気があるわけじゃない、
男の人はわかってないから仕方ない
などのないまぜな気持ちがありました。
しかしこれは「おかしいな」と思ったら早いうちに修正しないといけません。
その後、機嫌をとるために何度か甘味屋に連れていかれました(^^) なんか馬鹿にされてる気がしますね。これは笑い話ですむレベルですが。。。
最初はちょっとしたずれが、どんどん拡大します。
気が付いたら、同じ新宿駅から出発していても、埼京線(例えば戸田駅)と中央線(国立駅)くらい遠い彼方に離れてしまい、共通点もなく、会話も成立しなくなっていくのです。
これにはびっくりしました。
最初は「まあ、別に目くじら立てる必要ないよね」くらいで飲みこんだことが、
三か月くらいたつと「この人こういう人だから」となり、「これはいけない」と是正を試みようとするけれども修復の余地もなくなり、だんだん憎しみのように黒くて固いものが心の中に出来てしまうのです。
そして、「おかしいな」「違和感がある」と思ったことを心の中で反芻し、くよくよし、かみしめ、どんどん不信感を募らせてしまいます。特に結婚前は、単なる交際でも「この人と一生パートナーとしてやっていけるか」と悩む時期ですので、余計ですね。
最後のほうは、会話が成立せず、苦笑いをするしかない、すべての反応が疎ましく見えて、怒りを感じる、という感じになっていたのです。
別にデートDVやモラハラがあったわけではありませんが、好きだった人が一年もしない間に大嫌いになったのです。
このような絵にかいたような経験をした私は、大きな教訓を得ました。
これは別にその人が悪かったわけではなく、はっきり言わなかった自分が悪いのです。
相手の偏見や嫌なことに対して、NOと言えなかったために、関係性のなかでそれを助長してしまったのです。
そこで私はその後は、嫌なことがあれば最初に言って解決することにしました。
ちょっとしたことでも最初から言って、解決するようにしました。
嫌なこと、許せないこと、気に障ることは、その都度、どうしてそれが嫌なのかはっきり説明しました。
あなたが好きだから、ずっと仲良くいたいから、知っておいてほしい、と真剣に話すと、ちゃんと聞いてくれます。聞いてくれない人はそこでおしまいにしたほうがいい。
最初のうちにそうしておくと後々問題は起きなくなります。
これはとっても大事なことです。
されて嫌なことを、飲みこんでしまうことから、我慢してしまうことから、
DVやモラハラもうまれてしまいます。
我慢することで女性は損をしてしまうのです。
交際したばかりの小さなことから、地獄の芽は生まれます。
是非皆さんにお伝えしたいと思いました。

2018年12月30日 (日)

大事なこと・女性はリハビリテーションセンターではない。

Photo

ジュリアロバーツの言葉。とても大事なので、ご紹介します。

明日少女隊さんが訳されています。

女性は、悪く育った男性のリハビリセンターになってはいけません。
男性を正したり、変えたり、子供のように手を焼いたり、育てたりするのはあなたの仕事ではありません。
あなたはパートナーが欲しいのであって、プロジェクトが欲しいわけではありません。
#ジュリアロバーツ 
#結婚 #恋愛

これって本当に大事なことです!!!
私が担当してきた離婚事件で痛感するのは、母性本能でトゲトゲした男性と結婚してしまい、結局傷つけられてしまう女性たちです。

DV被害に遭う女性の多くが、男性を自分の力で変えようとします。
優しくないところや暴力的なところもつつみこもう、のみこもうとします。

でも、結局うまくいかないケースをたーくさん見てきました。

女性まで不幸になり、子どもも不幸になってしまうのです。
若くて自信のある女性ほど自分を過信して「私の力で変えてみせる」「私が彼を幸せにする」と誤った判断をしてしまうけれど、パートナーの性格まで変えることはとても難しいです。

1日1回くらい肝に銘じたい格言です。

あなたを犠牲にして尽くす必要はないんです。

あなたには自分が幸せになる必要があるし、あなたと一緒に笑ってあなたをケアして、

あなたに優しくしてくれるパートナーと一緒にに過ごす権利があるんです。

そのためには屈折していない、「何を考えているかよくわからない」というようなことのない、

朗らかな、優しい男性を選ぶことを、私はお勧めします。

2018年12月29日 (土)

広河隆一氏に対する告発について

広河隆一氏に対する告発について

 1226日発売の週刊文春で、広河隆一氏から性被害にあった方々の告発記事が掲載されました国際的な人権にかかわるフォトジャーナリストとして著名な広河氏への告発は極めてショッキングな内容でした報道内容については、本人も一部をオフィシャルサイトで認めています。

高い志を持って広河氏を尊敬しフォトジャーナリストを目指してきた女性たちを性的に踏みにじる性暴力行為があったことを知った時には、ただ、ただ愕然としました。

私自身、人権に対する活動で広河氏と一緒に行動する機会のあった者として、その陰で行われていた人権侵害に今まで全く気づくことができなかったことを、被害者の方々に心からお詫び申し上げたいと思います。

私が広河氏に最初に会ったのは2010年頃でした。以後会う機会は年に1度か2度でした。Days Japanに訪問したのは2016年頃の一度だけでしたが、私は人権を守る観点に立ってフォトジャーナリストとして活躍する広河氏に対する尊敬の気持ちを抱いており、そのことを公にしてきました。そのことで、被害にあった方々が私に相談することを躊躇してしまっていた可能性もあるのではないかと思うと心から悔やまれます。

 当事者のご承諾をいただきましたので、私がこのことを知るに至った経緯をご説明します。

 記事掲載の直前に、被害者のお一人から、被害にあったこと、他にも被害に遭った方々がいること、信頼のおける方の取材に応じる形で告発する予定であることについて話を聞きました。

 話をお伺いする中で苦しかったのは、被害者の方々にとって、国際的な人権に関わる活動をしているという広河氏の社会的な立場が圧力となり、「自分が間違っているのではないか」、「告発することで、社会的に良い活動を潰してしまうのではないか」と考えてしまい、事態を明るみにするのが難しかったということでした。私自身、そうした圧力の一部であったのではないかと自責の念に駆られました。

 私は告発する女性たちの立場に立つことを明確にお伝えし、彼女の意思を尊重してきました。被害者の皆さんはそのとき既に、取材を通じて告発することを決められていました。

 私は、被害者に対するバッシングや、個人を特定されるなどといった二次被害が、報道直後に発生することのないように、できる限りのことをしながら、今日まで推移を見守ってまいりました。

 今もご相談を下さった方とはお話しており、ご本人の意思を大切にし、彼女たちを守れることは今後も、何でもしたいと思っております。

 今回の件ではいろいろな思いがめぐります。二度とこのような被害を出さないために、私自身考えなくてはいけないことが山ほどあります。被害に遭われた方々のことを思うと、広河氏と連携した活動に関与してきたことを通じて、加害者を助長させてしまっていたかもしれないことへの責任を痛感しております。

 そして、性被害をなくすことを一つの目的に掲げて活動しながら、未だ非力であることについても申し訳ない思いでいます。

 2019年、そして将来、夢をもつ女性たちが同様の性被害に苦しめられることを少しでもなくせるように、自分ができることを淡々と続けていくしかないと思います。ひとつひとつ、目の前のできることに丁寧に取り組んでいけたらと思っております。

まずは被害に遭われた方々が、少しでも安心し、その傷を癒すことができるよう、出来る限り寄り添った活動を続けていきたいと思っております。

 

20181229

伊藤和子

2018年12月16日 (日)

「辺野古土砂投入、闘いは止まらない」玉城知事、演説全文

12月14日の辺野古に土砂入れ強行する政府。本当に憤りしかありません。

どうしてここまで沖縄の民意を否定し、沖縄の想いを否定し、植民地への侵略者のような態度をとり続けるのか。人間のできること、同胞のできることではありません。

沖縄の人たちの主張のどこも過激ではないでしょう。全土の74パーセントの基地負担を押し付けられ、さらに美しい海まで奪われてしまう。無力な存在として無視される。

立ち上がるのは当然です。

こんな時に、玉城知事の演説、素晴らしいですね。人間性を否定する者たちとの戦いのなかで、人間性の素晴らしさが際立っています。

是非、私たちも応援しましょう。

日本が聞かないなら、米国に訴える。ホワイトハウスへの嘆願署名が始まっています。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/358617

https://mainichi.jp/articles/20181215/k00/00m/010/206000c

玉城デニー沖縄県知事が就任後初めて、政府による米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設工事が進められている米軍キャンプ・シュワブのゲート前で続く抗議活動の現場を訪れた際の激励の演説の全文は、以下の通り。

     2018年12月15日午前11時

     はいさい、ぐすーよ、ちゅーうがなびら(こんにちは、皆さん、ごきげんいかがですか)。ここに立つと勇気がもらえるような気がします。

     本当に昨日、土砂が投入されるという、本当に耐え難い日を迎えねばならなくなった。私たち沖縄県も取れるべき手段はしっかり頑張っていこうと、職員一丸となって日々取り組んでいます。昨日も情報を収集しながら現場にいる職員からの状況報告をみんなで共有しながら、我々が打つ手立ては必ずあるということを県庁内でも確認しながら、現場にいる皆さんの闘いを、必死に一生懸命受け止めて見守っておりました。我々の闘いは止まりません。

     私のツイッターにもフェイスブックにも、「現場に行けない。だけど皆さんと気持ちは一つだということをできれば伝えてほしい」というメッセージをたくさんいただいています。ですから、私たちのこの気持ち、国がやっている暴挙に対して、本当の民主主義を求めるという私たちの正しい道のり、正しい思いは全国の皆さんとも共感しています。ぜひ、そのことも今日、確かめて頑張っていきましょう。

     昨日は亡くなられた翁長雄志(前)知事の奥さまが「いてもたってもいられず来ました」ということで言葉を発していたと思います。「デニーさんが頑張っているから、私が行ったら迷惑になるんじゃないか」という気持ちも持っていらっしゃったと思います。

     しかし、私たちはみんなつながっている。誰であっても、子どもであっても、おじいちゃん、おばあちゃんであっても。駄目なものは駄目だ、許せないものは許せない。そのために行動しよう、声を上げよう、みんなに伝えよう。その気持ちはみんな同じです。ですから、今日も皆さんとこうやって気持ちをしっかりと確かめ合いながら、我々ができることは必ず全力で闘っていく、取り組んでいきます。

     対話は大切です。ツイッターにも書きましたが、対話の気持ちはこれからも継続していく。しかし、対抗すべき時には対抗する。私たちは決してひるんだり、恐れたり、くじけたりしない。勝つことは難しいかもしれない。しかし、我々は絶対にあきらめない。勝つことはあきらめないことです。みんなでその気持ちを一つにして頑張っていきましょう。

     うちなーのぐすーよ、負けてーないびらんどー(沖縄の皆さん、負けてはいけません)。まじゅん、ちばてぃいかなやーさい(一緒に頑張っていきましょうね)。

     よろしくお願いします。ありがとうございました。

2018年12月 8日 (土)

本日はMXテレビに出演します。

みなさま、年末お忙しくお過ごしのことと思います。

本日はこちらの番組に出演いたします。

https://twitter.com/search?f=tweets&q=%E4%BC%8A%E8%97%A4%E5%92%8C%E5%AD%90&src=typd

トピックは岡口裁判官の問題、性犯罪被害の問題。改めて、岡口裁判官に対する最高裁決定がひどいので、声明をはり付けておきます。

今一度、この問題についてしっかり考えたいと思います。

 

2018年10月24日

 

 

 

声  明

 

 

 

岡口分限裁判弁護団

 

 

 

はじめに

 

2018年10月17日、最高裁大法廷は、東京高裁判事の岡口基一氏(以下「岡口氏」という)に対する分限裁判につき、「被申立人を戒告する。」との決定を出した。この分限裁判は、最高裁が第一審であると同時に終局審であるから、本決定に対する上訴はできないものとされている。

 

 にもかかわらず、本決定は、最高裁の判断を示した部分がわずか2頁半しかなく、岡口氏や当弁護団の主張書面、及び証拠として提出した憲法学者等の意見書において提示した、表現の自由を含む重要な論点にはほとんど触れられていないのみならず、本件ツイートが「品位を辱める行状」に該当するかどうかの具体的な判断基準すら示していない。また、後に述べるとおり、事実認定の手法も通常の裁判実務とはかけ離れた乱暴極まりないものである。

 

  最高裁判所がこのような決定を出したことは、裁判官全体の表現の自由や裁判官の独立をおびやかすだけでなく、裁判そのものの公正さにすら不安を抱かせるものである。

 

  以下、本決定の主な問題点につき、幾つかの項目ごとに述べる。

 

1 不適正な手続(申立ての理由に含まれていない懲戒理由による不意打ち)

 

本決定は、「本件ツイートは、一般の閲覧者の普通の注意と閲覧の仕方とを基準とすれば、そのような訴訟を上記飼い主が提起すること自体が不当であると被申立人が考えていることを示すものと受け止めざるを得ないものである。」、「私人である当該訴訟の原告が訴えを提起したことが不当であるとする一方的な評価を不特定多数の閲覧者に公然と伝えたものといえる。」などと決めつけた上で、「このような行為は、裁判官が、その職務を行うについて、表面的かつ一方的な情報や理解のみに基づき予断をもって判断をするのではないかという疑念を国民に与えるとともに」、「当該原告の感情を傷つけるものであり、裁判官に対する国民の信頼を損ね、また裁判の公正を疑わせるものでもある」という理由で、本件ツイートを「品位を辱める行状」に当たると結論づけている。

 

  しかしながら、東京高等裁判所長官による懲戒申立書の「申立ての理由」では、本件ツイートを投稿して元の飼い主の感情を傷つけたことのみが懲戒事由にあたるとされていたに過ぎず、本決定における上記理由は明らかに申立ての理由とは異なる懲戒事由の認定である。このような認定はいわば不意打ちであって、かかる意味において、本決定は被申立人に対する手続保障に掛けた、極めて不公正なものである。

 

2 証拠に基づかない事実認定(当事者の感情の憶測)

 

本決定では、「上記原告が訴訟を提起したことを揶揄するものともとれるその表現振りとあいまって、裁判を受ける権利を保障された私人である上記原告の訴訟提起行為を一方的に不当とする認識ないし評価を示すことで、当該原告の感情を傷つけるものであり」と認定する。しかし、これ自体が証拠に基づかない一方的な決めつけにほかならない。本件ツイートには全くそのような記載はなく読み取ることも困難であるし、東京高等裁判所長官からの懲戒申立書に添付された同高裁事務局長報告書においても、本件ツイートの対象となった事件の原告本人が、自分が訴訟を提起したこと自体が不当だと言われたと感じたと訴えたなどという事実はどこにも記載されていない。

 

おそらくは、懲戒申立書にある原告の「感情を傷つけた」ということだけでは、猿払事件最高裁判決の基準をクリアできないと考えてこのような補足をしたのであろうが、このように理由づけなしに一方的な決めつけをすること自体が、判例拘束性をもつ最高裁大法廷の決定としては極めて異常なものであると言うほかない。

 

3 過去の厳重注意の不当評価

 

本決定では、岡口氏が過去に東京高等裁判所長官から2度にわたる厳重注意を受け、とりわけ2度目の厳重注意は本件と類似するツイート行為に対するものであったのに、その後わずか2か月で本件ツイートに及んだことをも戒告処分の理由に挙げており、「厳重注意」という単語が14回も使用されている。

 

  しかしながら、過去2回にわたる厳重注意は適正手続の保障がないままなされたものである上、これを戒告処分の理由にすることは一事不再理の原則にも反しており、極めて不当である。

 

のみならず、過去のツイート行為が、本件ツイートとは性質を異にするものであることは、弁護団の主張書面において指摘していたにもかからず、本決定は、何らの理由づけもないままに両者が類似すると決めつけている。また、もし、両者のツイート内容の違いは問わずに、「訴訟関係者の感情を傷つける投稿を再び行った」ことのみを問題視したのだとすれば、前記2で述べたことと併せて、あまりにも一方的かつ乱暴な認定であると言わざるを得ない。

 

4 あまりにも不明確な判断基準

 

  本決定は、「品位を辱める行状」とは、職務上の行為であると、純然たる私的行為であるとを問わず、およそ裁判官に対する国民の信頼を損ね、または裁判の公正を疑わせるような言動を指すものとしている。

 

  しかしながら、これだけでは懲戒処分権者の裁量でいかようにも解釈、適用できるものであり、不利益処分である懲戒事由該当性に関する判断基準の体をおよそなしていない。

 

  本来であれば、裁判官の職務に関する行為と、純然たる私的行為とを峻別した上で、純然たる私的行為については、原則として表現の自由が最大限に尊重されることを前提としつつ、例外的にそれが制限される場合を明確にするような客観的判断基準が明示されるべきである。諸外国においても、こうした配慮の下で判断基準が示されている例が少なからず存在するのであるが、最高裁判所が本決定に当たってそのような諸外国の例を調査した形跡は、本決定からは全く見受けられない。

 

5 補足意見について~憲法の番人としての役割はどこへ?

 

本決定には、山本庸幸、林景一、宮崎裕子という3名の最高裁判所判事による補足意見が付されているが、そこでは「2度目の厳重注意を受けた投稿は、(中略)私たちは、これは本件ツイートよりも悪質であって、裁判官として全くもって不適切であり(中略)それ自体で懲戒に値するものではなかったかとも考えるものである。」などと、過去の厳重注意処分の対象となった行為そのものを蒸し返して断罪している。そればかりか、「もはや宥恕の余地はない」とか「本件ツイートは、いわば『the last straw』ともいうべきもの」などと口を極めて非難することに終始している。このような補足意見は、寺西判事補の分限裁判における最高裁大法廷決定(平成10年12月1日)における反対意見と比べるまでもなく、あまりにも感情的な、品位に欠ける意見というほかない。

 

また、弁護団が表現の自由をはじめとする重要な憲法上の論点等を提示してきたにもかかわらず、14名の裁判官が全員一致で、しかも上記の補足意見程度のものしか付されていないというのは、最高裁判所は「憲法の番人」の役割を放棄してしまったと評せざるを得ない。弁護団としては、このような考え方の最高裁判所のもとで、「人を傷つけた」ことから「品位を辱める行状」に当たるという理由での懲戒処分を恐れる余り、個々の裁判官がその表現行為を徒に自己抑制するという、ゆゆしき事態を招来してしまうのではないかと強く危惧するものである。

 

おわりに

  以上の点を含め、本決定は多くの問題点を抱える、極めて不当なものである。

 

われわれは、裁判官がつぶやく自由は、憲法が保障する基本的人権としての「表現の自由」として、「当事者の感情」や「裁判官の品位」といった主観的なもので制限されるいわれはないものと考えているが、本決定を契機として、裁判官の表現の自由、なかんずく私的領域におけるツイッターをはじめとするSNSでの発信についての議論が深まっていくことを期待するものである。

 

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